春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

メニュエル病

2013-04-02 14:07:45 | 耳の病気

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昨晩から福岡は雨が降っています。

この雨で、桜はほとんど散ってしまうでしょう。残念ですね。

 

 

昨日、お隣の店舗の奥さん(61歳)が、めまいがすると相談に来られました。

内科、外科、眼科などで、血圧や心臓、脈拍、眼圧を、さらに整骨院で背骨など診てもらったそうですが、特に原因とみられるものがなかった様子。

ここ2か月ほど睡眠不足とめまいに悩まされているようで、いつも宙にフワフワと浮いているような状態だそうです。

 

 

私は、医者ではないので断定的なことを言うことはできませんが、耳鼻科に行くよう勧めました。

症状が、メニュエル病ではないかと思ったからです。

 

 

メニュエル病というと非常にやっかいな病気です。

特に直接的な原因がわからないようで、よくストレスからくると言われています。

症状としては、めまい・吐き気・冷や汗・顔面蒼白、そして難聴や耳鳴りが発症します。

 

 

ものの本によると、内耳の蝸牛(かぎゅう)で内リンパ水腫という、リンパ液が過剰になった状態になるようです。

この状態がどういう原因で起こるかは不明のようです。

 

 

先進国に生活する人に多くみられ、途上国の人には少ないことから、ストレスによるものではないかと言われています。

性格的には、几帳面な方や神経質な方に多く、ハードな仕事をしている働き盛りの30~50歳くらいの人や産後の女性も発症するようです。

 

 

難聴や耳鳴りを発症した際は、いきなり補聴器を検討せず、先ずは耳鼻科の先生の治療に専念する方がよいでしょう。

症状が軽いうちは、治療で完治すると思われますが、慢性的になると難聴が状態化するかもしれません。

 

 

初期の症状であれば、めまいや吐き気動悸など自律神経症状を抑えるために抗ヒスタミン剤や安定剤が使用されます。

慢性症状であれば、内リンパ水腫を軽減するために利尿剤が用いられ、体の余分な水分を体外に出します。

 

 

症状が重い場合は外科的な手術という方法もあるようですが、ほとんどの場合は薬で治療するようです。

メニュエル病の治療を施しても、難聴の症状が改善しない場合は、先生の指示に従って補聴器の適用となるかもしれません。

 

 

補聴器適用となっても、メニュエル病の状態できこえの具合が変化しますので、常時、補聴器が必要となるかはわかりません。

いずれにしても、先生の指示に従った方がよいでしょう。

 

 

 

 

本日は以上です。

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