春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日もいい天気です。
この週末が桜のピークでしょうから、店の前の春日公園がたくさんの人で賑わうことでしょう。
桜を楽しむのはいいのですが、店舗の共同駐車場に無断駐車して公園に行く人もいるので、ちょっと困りものです。
共同店舗の中にはデイケアサービスもあり、足の不自由なお年寄りを車で送迎されているので、駐車場がいっぱいだとデイケアのスタッフさんも困っておられます。
マナーを守って、桜を楽しんでほしいですね。
さて、今日はいろいろな動物の聴覚について取り上げましょう。
人間の聴覚は、低い周波数から高い周波数までどのくらい聞こえているかご存知でしょうか?
聞き取れる帯域のことを『可聴域』といいます。
人間の可聴域は、20Hz~20,000Hzと言われています。
但し、お年を召してくると高い周波数が聞こえにくくなってくるので、子音の聞き違いが出てきます。
身近な動物で、犬や猫はどうかというと
犬:15Hz~60,000Hz
猫:45Hz~64,000Hz
人間よりはるかに高い音域を聞き取ることができます。
人間には聞き取ることができない『犬笛』で犬が反応できるのはご存知の方も多いでしょう。
人間に聞き取ることができない低音域を「超低周波音」、逆に聞き取ることができない高音を「超音波」といいます。
超音波を発し、その反響を感知して物体を識別することで有名な動物は、イルカやコウモリです。
ちなみに可聴域は、
イルカ:20Hz~150,000Hz
コウモリ:1,200Hz~400,000Hz
コウモリはすごいですね。暗闇で目が見えなくても飛び回れる訳ですね。(驚)
ところで、高い音と低い音ではどちらが遠くの距離まで届くかご存知でしょうか?
お祭りを連想していただくとわかるとおもいますが、遠くから聞こえてくるのはまず、太鼓の音、そこからさらに近づくと笛や鈴の音が聞こえてきます。
つまり、低い音の方がより遠くまで届くということです。
低い音を聞き取れる動物としては象がいます。
5Hz前後の音を100dB以上の音圧で発して、数km離れた仲間と交信しあうそうです。
2004年に起こったスマトラ沖地震では、地震前に起こる低周波をいち早く聞き取って、本能的に高台へ逃げたみたいです。
ここで、補聴器に話を変えますが、補聴器で出せる音は、125Hz~8,000Hzです。
言葉の成分がこの範囲に含まれるため、この範囲以外の音をあえて出さないように設計されていると思われます。
しかし、環境音や音楽にはこれ以上の音も含まれており、最近のデジタル補聴器の中には、12,000Hzまで出せる機種もあります。
会話をスムーズにするための補聴器ですが、音楽が好きな方には、こうした高い音色を出せる補聴器の方がより音楽を楽しめるかもしれませんね。
本日は以上です。
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