春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
今日は、久しぶりに
当店の副店長が出勤しています。
ご自慢の歩行器で
店の中を細かく見て回り
「いつまで同じポスターなんだ!」と
力づくで張替えを指示してきます。(笑)
さて、今月頭に
2015年第2四半期(4月~6月)の
補聴器国内出荷台数の実績が
日本補聴器工業会より発表されました。
台数:139,171台、前年比109.7%
金額:8,334(百万円)、前年比109.4%
第1四半期(1月~3月)が
4~5%の前年アップだったので、
この3か月間は
さらに補聴器需要が伸びたように見えます。
器種別には…
【ポケット型】
デジタル式…112.8%
アナログ式…76.3%
※ポケット型全体では、100.7%
ほぼ、前年通り。
デジタル化は進んでいますが、
当店でも、ここ1年半くらい
ポケット型補聴器を購入されたお客様はいないので
自立支援(福祉)や
敬老の日のプレゼントとして以外では
ほとんど求める方は
いないのではないでしょうか?
【耳かけ型】
10A使用BTE(RICタイプ含む) …123.2%
312仕様BTE(RICタイプ含む) …125.5%
13仕様RIC …179.4%
13仕様BTE …97.5%
※耳かけ型全体では、111.5%
13電池仕様のタイプが
急激にRICタイプにシフトしています。
おそらく、
10Aタイプや312タイプのRICが
実績があるものの
電池寿命を求める傾向が出てきているのかもしれません。
【メガネ型】
メガネ型(デジタル) …142.7%
これはもともと出荷されている台数が微量なので
補聴器全体に影響するような伸びとは言えません。
【耳あな型】
CICタイプ …102.1%
カナルタイプ …99.1%
フルサイズ …130.6%
注目は、フルサイズの増加です。
原因はわかりませんが、
たまたま買換えサイクルにあたったのか、
もしくは、
両耳化が増えたのかもしれません。
【既成耳あな型】
デジタル型 …108.3%
アナログ型 …3,275.6%
明らかにありえない増加です。
大手メーカーさんが、
在庫の押し込みを行っています。
しかも
アナログタイプの既成耳あな型で…
第1四半期では、
やってなかったようですが
半年ぶりに
やっちゃいましたね~。
6月は、「補聴器の日」がありましたし、
東京では、
『JAPAN補聴器フォーラム2015』という
補聴器啓蒙イベントもありました。
相乗効果を期待したのでしょうか?
しかし、この異常な在庫導入の数字を差し引いても
6~7%くらいは伸びているので
補聴器業界は
回復基調なのだと思われます。
第3四半期は
猛暑との戦いですが
9月は「敬老の日」があります。
補聴器屋さん、メガネ店さんで
様々な企画を立てて
業界を盛り上げていくことが必要ですね。
本日は、以上です。
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