春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
連日いい天気が続いています。
すっかり夏の様相で、
店内では早くも
昨年大活躍した除湿機が
登場しました!
今年はエルニーニョ現象の影響で
「冷夏」になるとかならないとか言ってますが、
お構いなしの暑い夏が来そうです。
本日は、「補聴器を両耳購入する場合の注意点(その3)」です。
前回は、補聴器の両耳購入する際の具体例として
① 「購入店舗が異なる」場合の注意
をお伝えしました。
今回は続きです。
② 「メーカーが異なる」場合の注意
現在、市場で販売される補聴器の約95%がデジタル補聴器です。
デジタル補聴器は、
調整する際、パソコンに補聴器を接続し、
メーカーさんのフィッティングソフトで
補聴器の音質調整を行います。
もし、左右の補聴器が異なるメーカーの物であった場合、
2メーカーのフィッティングソフトを同時に調整することはできません。
最近のデジタル補聴器は、
精度や機能が飛躍的に進歩しているので、
ものによっては、
左右の補聴器が通信し合って
環境パラメーターが
その時々で最適な状態になるよう
動作しています。
補聴器の環境パラメーターは、
周囲の環境音や会話音声などを
瞬時に認識して
もっとも会話がスムーズに
補聴器がキャッチできるよう
騒音抑制機能や
指向性マイクロフォン、
自動ボリュームが働き出します。
これが、左右で異なったメーカーや機種の場合、
当然、最適な状態を
作り出すことは期待できません。
追加で両耳化する場合は、
必ず同一メーカーの補聴器を
購入するように注意してください。
最も注意すべきは、
メガネ兼業店さんで
「メーカー技術者による補聴器相談会」が
開催される場合です。
既に持っている補聴器のメーカーさんであれば
グッドタイミングの催しですが、
異なる場合は気を付けねばなりません。
メガネ店の担当者もメーカーの相談員も
イベント期間中に
補聴器販売の実績を作りたいあまり、
既に持っている補聴器メーカーの機種を考慮せず
販売提案されることがあります。
その場で試聴するとは思いますが、
短時間で両耳効果を実感できない可能性もあるので
決して衝動的に購入を焦ってはいけません。
メーカーの相談員はその日しかいません。
後日のフィッティングは
店舗の担当者さんになります。
試聴した際の状態や
補聴器の設定などが
きちんと伝わっていないこともあるので、
「この前は、良さそうに感じたが…」
と納品以降に違和感を覚えるかもしれません。
片耳で使っている期間が長いほど
追加での両耳化は難しいものです。
まして、左右の補聴器が
全く異なれば、
アンバランスを
自ら作ってしまうことになってしまいます。
何のために「両耳化」するのか
よく考えて購入するようにしてください。
本日は、以上です。
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