春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

GN Resound社のBluetooth(ブルートゥース)補聴器

2014-02-26 12:47:15 | 補聴器

春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ

 

 

駐車場によって来るスズメに餌を与えているのですが、

毎朝、車で到着すると

餌をもらえるのがわかっているのでしょうか?

店の前に20匹ほど群がって、

待ってくれてます。

しかし、スズメちゃんたちから

恩を感じられることはなく

車の上に、「糞(ふん)」のお返しが…。

「こんにゃろ!」と思う毎日です。(笑)

 

 

さて、本日はGN Resound社のBluetooth補聴器について取り上げます。

 

 

GN Resound(デンマーク本社)社の情報は、

このブログで何度か取り上げていますが、

おおもとの親会社は、

通信事業が母体の企業で、

特にBluetoothヘッドセッドの世界シェアはNo.1。

Apple社とコラボした補聴器が登場します。

 

Resound LiNX

 

スマートフォンには、100%Bluetoothシステムが搭載しています。

従来の補聴器で、Bluetoothを活用する場合、

別売りの高性能リモコンを購入しなくてはなりません。

価格は、各社3万円~4.2万円。

付属で付けるには、気軽な金額ではありません。

しかも、リモコンの持ち方によっては、

リモコン⇒補聴器への電波が途切れることもあり、

電話や音楽を聴いていて

プツプツ切れてしまいます。

何より、補聴器とは別に、スマホ+リモコンを

携帯しなくてはなりません。(困)

 

 

今回、画期的なことは、

i-Phoneに無料のアプリをダウンロードすることで

i-Phoneが補聴器のリモコンになったり、

電話が直接、通話できたり、

音楽が聞けたりします。

Youtubeで使用状態が見れます。こちら

 

 

アプリもアップルストアから無料でダウンロードでき、

使い方も感覚的にわかるので簡単そうです。

 

 

何より、わずらわしいリモコンを携帯しなくてよいのが良いですね。

 

 

アンドロイド系のスマホで使えるようになるかは不明ですが、

日本は、Appleファンが多いことでも有名。

世界一のi-Phone王国、

実にスマホユーザーの70%が

i-Phoneを使っています。

 

 

日本市場での登場は、もう暫くかかりそうですが、

日本は世界で4番目の補聴器マーケットなので、

必ず登場してきます。

 

 

GN Resound社傘下のBeltone社でも

同型の補聴器の登場が期待できるので、

いろんな補聴器屋さんで

取り扱われるでしょう。

 

 

ちょっと若い補聴器ユーザーには

楽しみな補聴器ですね。

 

 

 

 

 

本日は、以上です。

 

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他店購入の補聴器調整

2014-02-20 14:49:23 | ブログ

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今朝は、ソチオリンピックのフィギュアスケートを見ていて寝不足です。

オリンピックも終盤に差し掛かり、

メダルを期待してしまいますが、

浅田真央ちゃんのSPは、残念な結果でした。

今日の晩も、フリーを見てしまうので、

明日も寝不足でしょう。(笑)

 

 

さて、本日は、『他店購入の補聴器調整』について取り上げます。

 

 

よく、補聴器を購入する際、

「自宅近くで、良い補聴器屋さんを見付けるように…」

と言われますが、

これがなかなか難しいことです。

 

 

たまたま立ち寄っためがね屋さんで、

補聴器を取り扱っていたので購入した。

百貨店に行けば、『良い補聴器があるかも…』

と思って購入した…などなど。

 

 

正直なところ、

補聴器専門店でも、メガネ店でも、デパートでも、

取り扱っている補聴器に大きな差はありません。

それこそ、同じ補聴器メーカーの取扱いであれば、

置いてあるカタログも同じです。

店頭のパソコンに入っているメーカーの調整ソフトも同じ。

つまり、どこで購入しても商品自体の出所(メーカー)は、

全く同じということです。

 

 

中には、補聴器はA店で購入したが、

なかなか調整がうまくいかないので、

B店に行って調整してもらう…

ということもしばしば耳にします。

 

 

できれば、補聴器の調整は購入したお店で行ってもらうことをお奨めします。

理由は、

・お客様が補聴器を購入しようとした目的

・購入するまでの経緯

・補聴器購入時の聴力データ

・なぜ、その補聴器をお薦めしたか?

・購入した補聴器の調整の履歴

などを一番把握しているからです。

 

 

「A店からB店に乗り換える」というのは、

言わば、病院を代えることと同じとも言えます。

病院を移ると、

その患者さんの病状を正確に判断するために、

お医者さんは、いきなり治療に取り掛からず、

一から検査や診察を行われます。

 

 

また、補聴器屋さん(専門店)では、

他店購入の補聴器調整を

『無料』で行ってくれるとは限りません。

補聴器の調整というのは、

あくまでも、補聴器を購入したお客様に対する『アフターサービス』。

購入していないお客様に、

『無料』で技術を駆使してくれないかもしれません。

かくいう当店では、調整料金を設定しています。⇒こちら

 

 

補聴器専門店では、以前にも触れましたが、

認定補聴器技能者が在籍しています。

日本国内では、やっと3,000人を超えたくらいですが、

まだまだ、補聴器フィッティングのプロは、数が少ないです。

 

 

補聴器はどこでも購入できますが、

認定補聴器技能者が在籍している店であれば、

補聴器を合わせる技術が期待できます。

お持ちの補聴器が、なかなか合わない…。

と思われている方は、

『有料』、『無料』にかかわらず、

せっかく購入した補聴器が役に立つように、

再調整してもらった方が良いでしょう。

 

 

ご自宅近くに、認定補聴器技能者がいる補聴器屋さんがあるといいですね。

 

 

 

 

 

本日は、以上です。

 

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シーメンスの新製品

2014-02-09 14:02:15 | 新製品

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全国的には大雪だったようですが、

福岡では全く雪が降りませんでした。

TVやフェイスブックでは雪の話題で持ちきり!

カマクラを作っていたり、

雪だるまや雪合戦。

子どもたちにとっては楽しくても、

雪に慣れない地域では大混乱です。

週明けには天候も回復するでしょう。

 

 

さて、本日は、「シーメンスの新製品」を取り上げます。

 

 

2月1日発表されたシーメンス社の新製品は、

micon(マイコン)シリーズの普及版モデルが追加されました。

ベーシックモデルのOrion(オリオン)シリーズ

 

バリューモデルのSirion(シリオン)シリーズ

 

 

特に驚きなのは、チャンネル数の多さ。

Orion(オリオン)シリーズ・・・16ch

Sirion(シリオン)シリーズ・・・12ch

2~3年前まで、30~40万円の最上位モデルが16chだったので、

普及版モデルですが、

当時のハイエンドクラスの性能を持ち合わせているといっても

言い過ぎではありません!(驚)

 

 

チャンネル数だけが補聴器の性能とは言い切れませんが、

性能を表す一つの指標にはなります。

 

 

Orion(オリオン)シリーズの耳かけ型は、

RICタイプからSP(スパーパワー)タイプまで、

Sirion(シリオン)シリーズでは、

小型耳かけ型タイプからパワータイプまでのラインナップ。

耳あな型に関しては、両シリーズともフルラインナップです!

 

 

片耳15万円クラスのモデル(Orionシリーズ)で、

両耳通信機能(両耳仕様の補聴器を同期する機能)が

搭載されているのは、非常に画期的と言えます。

 

 

今回の新製品登場で、

シーメンス社の最新miconチップを搭載したファミリーが

すべて出そろいました。

 

 

シーメンス社は、新商品の開発サイクルが短(早い)く、

1~2年で、カタログ内の商品が一新されます。

補聴器ユーザーに評判が良い『名機』が、

永く残らないのというのは一長一短はありますが、

言い換えると、

世界中の難聴者のため、

常に新しい技術を市場に投入していると言えます。

 

 

2014年最初に登場した新製品に期待大です!

 

 

 

広告塔、荒川静香さん表紙の新カタログ

 

 

 

 

本日は、以上です。

 

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医療機器としての補聴器(その2)

2014-02-01 16:16:44 | 補聴器

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今週は、雨が降ったり晴れたりと不安定な天気でしたが、全般的に暖かく春が近い感じです。

お店のポスト下にあるシクラメンの鉢に花が咲き始めました。

 

 

昨年の猛暑の時、あまりの暑さに枯れかかっていたのですが、見事に復活しており、植物の生命力はすごいですね!

このあと「寒の戻り」が予想されます。

インフルエンザも流行っているようですので、注意しましょう!

 

 

 

 

本日は、前回に引き続き「医療機器としての補聴器(その2)」について取り上げます。

 

 

補聴器と集音器を比較したとき、最大の違いは、

「補聴器」は、「医療機器」ということです。

先ず、「医療機器」は、薬事法の認可のもと取り扱われます。

メーカーでは、新製品を発売する際、また補聴器を修理する際、認可を取得しなければなりません。

 

 

よくニュースなどで取り上げられる「脱法ハーブ」。

薬事法認可が下りていないものを業者が不法に取扱って摘発されています。

 

 

医療機器には、そのレベルに応じてクラス分けされます。

 ・クラスⅣ高度管理医療機器

  副作用や機能障害を生じた場合に人の生命や健康に

  重大な影響を与えるおそれがある

  例)ペースメーカー、人工心臓弁など

 ・クラスⅢ高度管理医療機器

  例)透析器、人工骨、カテーテルなど

 ・クラスⅡ管理医療機器

  副作用や機能障害を生じた場合に人の生命や健康に

  影響を与えるおそれがある

  例)MRI、電子式血圧計など

 ・クラスⅠ一般医療機器

  副作用や機能障害を生じた場合に人の生命や健康に

  影響を与えるおそれがほとんどない

  例)メス、ピンセット、X線フィルムなど

 

 

ここで補聴器は、クラスⅡの分類に属する医療機器となります。

きちんと難聴者のきこえにフィッティングされていないと、きこえに対して悪い影響を与えてしまうかもしれません。

 

 

また、補聴器屋さんには『管理者』を設置(常駐)しなくてはなりません。

薬局屋さんで『薬剤師』さんが必要であることと同様です。

この『管理者』になるためには、指定の講習会で医療機器の取扱いや管理について学ふ必要があります。

講習会を受けるにも必要資格があり、補聴器の販売(取扱い)に1年以上従事した経験が必須。

更に、補聴器を販売するには、店舗所在都道府県の『保健所』に、『販売届』の提出が義務付けられています。

つまり、補聴器メーカーも補聴器屋さんも国や役所に管理された中で、補聴器の販売・供給が行われているのです。

 

 

補聴器を購入した際、取扱説明書のほかにA4サイズの用紙が入っています。

 

 

メーカーさんが発行したその補聴器に関する仕様書で、薬事登録した認証番号が明記されています。

 

 

こうした部分を踏まえると、補聴器と集音器が性能面で異なる以上に

医療機器として厳重な管理下に置かれた機械だとわかります。

高額であることも納得できるかもしれません。

 

 

また、日本の製品には国が定めた『規格』というものがあります。

日本で工業製品を販売する上で定められた規格で、いわゆる『JIS規格(日本工業規格)』です。

 

 

補聴器を日本で販売するには、JISで定められた規格に適合していないと販売することができません。

海外メーカーの補聴器をそのまま輸入しても、JIS規格に適合していなければ販売することができないのです。

あるメーカーさんの補聴器(耳かけ型)に充電タイプのものがありますが、充電端子の位置が日本のJIS規格に適合しないため、わざわざ日本仕様に作って充電機能を外しているものもあります。

 

 

よくニュースや国会の議論で、『規制緩和』という言葉を聞きます。

しかし、補聴器や医療機器に関しては厳格な規制の下に流通してもらわないと困りますよね。

 

 

 

 

 

本日は、以上です。

 

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