重力波、世界で初観測！

昨日、重力波が世界で初めて観測されたとのニュースが世界を駆け巡りました。
残念ながら日本チームではなく、米・欧のチームだったと思います。
日本チームの観測装置・カグラの完成に期待していただけに、正直、「先を越されたか！」と思いました。
しかし、重力波が実際に観測されるなんて、新たな世界が広がるんだな、と素人天文ファンの一人として、興奮しています。

重力波はアインシュタインの一般相対性理論から予言された現象です。
質量は空間を歪めているんですが、巨大な質量があるだけでは重力波は出ません。
空間が振動するような天体現象が起きる必要があるんです。
一番可能性が高いのが、巨大質量の天体がお互いを高速で回転して、合体するときの空間の歪みの波紋と考えられています。
場合によっては人の耳でま聞こえるのでは、というほどの大きな重力波が発生すると考えられています。

重力波は空間の波紋ですから、多分、距離の2乗に反比例して減衰するとすると思います。
そんな天体現象は１つの銀河でしょっちゅう起こらないので広い範囲観測する必要がありますが、今言ったように「波紋」なので、遠くは観測が難しいんです。

カグラの観測が始まったら、どんなダイナミックな宇宙が姿を現すのか、今からワクワクしています。