からすの巣・別館

日々の身の回り雑記

彼岸花、怖くないですよ!

2008-09-20 06:02:44 | 植物の記録
昨日彼岸花の記事を載せたら、ブログ仲間のでんぼさんから、彼岸花の言い伝えが怖いというコメントが寄せられました。

たしかに彼岸花にはいろいろな言い伝えがあります。
その多くは、庭に植えるなとか、花を切るなとか、彼岸花を触ることに対する「禁止」の話です。

言い伝えにはたいてい根拠があります。
そのうちに、その言い伝えだけが独り歩きして、根拠となった話が忘れられてしまうことも多いです。

彼岸花もその1つだと考えられています。

彼岸花はよく、田んぼの畦道に植えられています。
なぜでしょう?

彼岸花の球根には強烈な毒があり、畦に植えることでネズミの侵入を防ぐことができます。ネズミよけに田んぼのあぜ道に植えられているんですね。
ですから、子供が彼岸花を切ったり掘り返したりすることにたいして、
「家が火事になる」とか、「人が死ぬ」とか怖がることを言ってやめさせたんでしょうね。

この毒はものすごくて、エキスはゴキブリなんかイチコロでした。
(これは日テレの「所さんの目がテン」でやっていたものです。)

また、同番組中では、毒のある彼岸花の球根からデンプンを取り出し食べるということも行っていました。水溶性の毒なので、細かく砕いた後、何度か洗えば食べられるそうです。
昔、飢餓や飢饉が起きた際は最後の手段として彼岸花の球根をたべたんだそうです。


つまり、ネズミよけにもなる、最後の食糧にもなる彼岸花を保護するために、さまざまな言い伝えができたと思われます。

彼岸花、今は茎と花しかなくて気持ち悪い気もしますが、冬になると濃い緑色の葉が出て、普通の植物に見えますし、怖くないですよ。
それを言ったら、桜だって、咲くときは花しかないですしね。

これで、彼岸花に対する偏見、なくなりましたか?
普通に、「きれいだなぁ」って見れますかね?

ちなみに写真の奥はカブトムシとコクワガタを何度か捕ったミズナラかなんかの木です。今も樹液だらだらです。

そっとしてね。

2008-09-20 05:38:35 | 昆虫
台風接近中の関東。
昨日は雨が降ったりやんだりの一日でした。

会社の窓のない棟(知らない人が見たら某宗教団体のサティアンみたいです)の入口の壁にキリギリス系のバッタが付いて今いました。

ちょっと調べた感じでは、クダマキモドキと言うらしいです。
先月自宅にいたものと同じではないでしょうか。

ここだけ上に屋根があるので雨宿りですかね。

そっとしておきましたよ。

このバッタは、私がよく参考にする「昆虫エクスプローラー」によると、もうしばらく見られそうです。
たくさん卵産んでね!!