una buona osteria.

美味しいこと、楽しいこと、好きなこと、いろいろ書きます♪

おいしい珈琲 経由 茶道具と円山さんへ

2012年12月28日 | 美術館のこと
今年もあと10数日となったある平日、朝から御茶ノ水の歯医者さんへ。
この日は会社をお休みする事に決めていたから、まずは珈琲豆を買いに神保町までお散歩です。
途中、次回の卓球の会の後のご飯食べるところをリサーチしたりして。あ、ここ、前回の卓球の会の後に来たカギロイさん、向かいはハワイアンカフェ、あ、イカセンター、あ、ベルギービールやさんのビル、で、この辺を行くとビストロアリゴさんって。
あー珈琲買うのに、行き過ぎちゃった。ちょっと戻って、神田伯剌西爾さんへ。
珈琲豆をお願いしている間に、ケーキセットを戴いちゃおうっと。
ケーキは、コニャックポンム

コニャックポンム


コーヒーは、マンデリンがなくなっちゃったってことでペルーチャンチャマイヨ

ペルーチャンチャマイヨ


寒空に、温かくって濃いぃ~コーヒーと、やさしい甘さと爽やかなりんごのコンポートのケーキ、おいしぃ~っ。

次は、かっさがオススメしてくれてた三井記念美術館のゆくとしくるとし-茶道具と円山派の絵画-へ。
あれー電車で神保町からどう行くんだろーって思ったら、半蔵門線で二つ目だった!

茶道具と円山派の絵画展


テーマが、ゆくとしくるとしなのは、年内中は円山応挙筆の「雲龍図」を掛けて行く年をおしみ、新年には恒例の円山応挙筆の国宝「雪松図屏風」が掛けられるから。
三井さんの茶道具コレクションにはお気に入りのものがいろいろ。いつだったかもお会いしましたよねーって話しかけながら、最初にお会いした時よりも少しは何かで成長しているかもしれない自分が、本物の良いものとふたたび向き合った時に、どのように感じるのか、そういう自分の変化を感じるのも楽しみの1つでもあります。
やっぱりいいなぁ~。光悦さんの黒楽茶碗「雨雲」、道入さんの赤楽、志野茶碗「卯花墻」、長次郎さんの黒楽茶碗「俊寛」、有楽の竹の茶杓、そして、八代中村宗哲の「芽張柳蒔絵棗」。
それから円山応挙の絵をみながら、金曜日のはないけ教室の構図を考えてみたりして。
一番最初に展示されていた「稲麻綿図」の麻の葉の流れる感じ、お花で真似したいなー。
それから、亀岡規礼筆の「酒呑童子絵巻」は、大江山の酒呑童子を討ちに来た源頼光と四天王の一行が、山を越え谷を越えて酒呑童子を訪ねて、一緒に酒盛りをして、酔った隙を狙って退治する一連のお話が絵巻になっているんだけれど、酒呑童子が首を切られちゃったり、鬼が身体を縦に切られてちゃったりして血しぶきがいっぱいとグロテスクなところもあるんだけれど、それよりも、酒盛り中の床の間には花を生けた青磁の壺があったり、お庭は風流で青い楓、紅い楓、鬼さんたちの色、血しぶきの色が彩り豊かで見応えありですっ。
さらに、夜咄しの茶事の趣向でのお道具の取り合わせも興味津々で拝見させて戴きました。
じっくり見すぎてさすがに疲れたー。夜咄の茶事のお部屋では、真ん中のソファーに座って一休み。
平日の昼間ということもあってか、せわしない年末から、別世界にタイムトリップしたみたい。
来年は、ぜひ、夜咄しの茶事を体験してみたいって思いました。


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