キノシネマ立川の平日21:10スタートの回は結構な人出でした。
スイスの低予算インディーズ作品、希少です。スイスの山岳地帯の綺麗な景色でも見られるか、と多少の期待を抱きましたが、そこは低予算作。ジオラマを背景に人が動く体の状態。
R18+指定の内容は、98%がバイオレンス(グロいやつ)、残り2%がほのぼのエロの要素だった。
全体はコメディ調ながら、バイオレンス場面は目を覆いたくなる極端さ。
おとなハイジの復讐劇であるが、武器のひとつは真紅の糸巻き柄の日本刀、
日本の侍(忍者寄り)へのリスペクトが大いに感じられる。
一方宿敵のチーズ製造会社社長兼スイス大統領と取り巻きの様子は、日本の隣りの北の国を思わせる。
配役はかなり突き抜けており、ヤギ飼いペーターは有色人種だし、気弱なクララは日系女優のアルマル・G・佐藤が演じている。
吹替版で観たせいもあるが、作品全体はブレない下品さでよくまとまっています。
ハイジ&クララの次回作があるみたい。