定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

らくだ

2021年07月05日 21時46分00秒 | 日記
笑福亭鶴瓶を17年間にわたって追い続けたドキュメンタリー。

鶴瓶のことはアフロヘアーの頃から、テレビの中で見てきたが、バラエティ番組のMCや、西川美和監督『ディアドクター』など
役者の一面しか見て来なかった。

50歳で落語に取り組み19年、ドキュメンタリーは演目『らくだ』を軸として組み立てられている。師匠・笑福亭松鶴が十八番としていた噺。ある意味、死者を玩ぶことを主題にしている人間ドラマ。

過去13年間封印していた『らくだ』を、コロナ元年の昨年、再演し始める落語家の人間味と、益々膨らむ人間力を余すところなく見せてくれる作品。

むろん聖人君子的な人格者ではない。高校時代の同級生談で、局部露出は高校時からの鶴瓶の持ちネタだったこと、さすがであると感心した。