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定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

戦いの中で紅茶を飲む

2020年03月17日 21時20分00秒 | 日記
2019年英/米合作映画『1917-命をかけた伝令』は映画館で既に観た。第一次大戦でドイツ軍の占領地に分け入る英国兵の伝令2人を全編ワンカットの長回しで撮った作品。

土曜日に息子からLINEがあり、セットで観るべきは、ドキュメンタリー『They shall not grow old-彼らは生きていた』とのことで。

イギリスの公文書館?で眠っていた第一次大戦のフィルムをデジタル処理、実際に召集された兵たちの証言を重ねた作品。
生き生きとした兵たちの日常が蘇る。『1917』の中では、比較的ニートに描かれていた敵前の塹壕は、より狭かった。
戦いの合間に、塹壕の中で頻繁に紅茶を飲む姿は、英国人であるゆえんである。
後半は死屍累々の生映像が現れた始めるが、最後半にはそれに目を覆う
感覚が薄れて来るのが怖い。

第一次大戦の5年間で100万の英国人が戦死している。驚くのは、15歳程度の少年たちが、年齢を年上にサバを読んで志願もしている。

もっとも印象に残る証言
「死を前にしても、19歳では振り返るべき人生もない」
戦争を全面否定する。
(息子に薦められ、インターネット配信で鑑賞)