鹿能リコのおしらせ

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追記

2016年03月22日 10時50分19秒 | Weblog

浄化の気がわからんという人に対して、不親切だったと思ったので追記。

 

お金はかかるけど、わかりやすい方法。やったことないけど、たぶん、いける。はず。

現物で蓋のできる小箱を用意する。→自分の出した悪意や害意、邪気が入って行くことをイメージする(そういうことにしてしまう。「いっぱいなったら止まる」とも、先に決めておく)。→実際にオルゴナイトを入れてしまう。→蓋をする。→適当に邪気が浄化されるのを待つ。

うん、現物最強! 水晶のクラスターでもいいと思うけど……よほど浄化能力の高いのじゃないと難しいかも……。また、水晶はサイズもあるし、質や所持者との相性もあるので、個別で見ないとわからない。とはいえ、500g以上の物なら、たいていは大丈夫だと思います。でも、500g以上って、かなり大きいですよ!

 

手間がかかる方法。しかし、確実。

カラマーゾフの兄弟とか、西原理恵子先生の泣ける漫画(私は、すごく慈悲と慈愛を感じる物がある)とか、そういうのを読んで、胸がじわっとして涙が出て来た時の感覚を覚え込む。

その体験を、いつでも再体験・再起できるようにする(ここ重要! 臨場感は気功でぶしゃーーーーーっと気を出すコツなんです)。

そして、想像の中でその壺を抱き締めて、光の中に溶けてゆくイメージを持つ。かなぁ。まあ私がさっさと慈悲とか慈愛を感じられるような小説を書ければいいんだよね。………………。

 

慈悲・慈愛な観音系のエネルギーは、一昨年の池袋のミネラルフェアでデビッド・ガイガーさんにその場でヒーリングして貰った時のエネルギーに大変近いです。ガイガーさんのより、ちょっとねちょっとしてるので「仏教系だな」と判断しました。

違うかもしれないんだけどねー。とりあえず、寛容にはなります。まるで、別人格が降りてきたかのように。

 

イメージは重要ですけど、私は視覚イメージは貧弱なので、見えているのか、という意味ではうすらぼんやりです。自然エネルギーの場合は、「自分が今、まさにそこにいる」という感覚=臨場感を呼び起こして、気を出すと、そうなるのよ。

だもんで、私は旅行行っても写真撮らないの。そのかわり、匂いとか風とか、光の感じとか気配とかを、一瞬でいいので心に刻み込むようにしています。

私は視覚での再現力が弱いので写真を撮りませんが、視覚発達型の人で、写真を見るとその時のことがくっきり思い出せるなら、その方法はとても良いと思います。人による。

 

なんかこんなかんじ、くらいが、なぜかヒーリング系では効果が一番高いです。でも、その辺は、個人差があるんだろうなぁ。

とりあえず、最大効果があるかどうかはおいておいて、「こんなかんじ?」くらいでも、できてるっていえばできているようです。イメージ大事ですけど、精密じゃなきゃできていないってわけでもないらしいです。

あんまり難しく感じないで、気楽にやるのが一番だと思うの。

 

 

プロットは、没だろうなと思いつつ完成させたのは、そうしないと脳が「はい、次!」ってなんないのよ。

不器用なところてん方式ですので、完成させて提出しないと、次が来ない。不便です。

編集さんからの次のお題は、寿たらこ先生の「セックス・ピストルズ」みたいな設定が人気だからそれで、と言われました(正確には、半獣の人間があたりまえにいる近未来パラレルと言われた。「セックス・ピストルズ」っていうのは、私が「つまり、それってこうよね」と判断した部分)。

個人的には、後追いより、自分でそういう人気設定をニューで作っちゃう方が、いいんじゃないかなーと思います。

 

たぶん、設定を作れないだろうから、また別のお題になるかなぁ。

どうでもいい話ですけど、「セックス・ピストルズ」を最初に読んだ時(うちにある「セックス・ピストルズ」の単行本1巻は初版だぜ! イエーイ!!)、「これはアメリカやアフリカのトーテム・精霊文化=アニマル・スピリッツだな」と思いました。

そして、今、そういうのが流行ってるっていうのは、グローバリズムのゆきづまりを感じる人が多いからだろうか、と推察。

価値観を、世界一元から、国家、部族や家系、個人といった小さい枠組みがそれぞれ独自に持っている方に戻そうという動きですね。

この辺は、人間の歴史を見るに、呼吸をするようにどっちかが大きくなると、どっちかが小さくなって、そして臨界点に達すると逆転して……ってなる、一種、中国の太極みたいなものだと思います。

で、そっちに反転するよ、したよ、というサインなんだと思います。

または、グローバリズムに魂が悲鳴をあげているか。

 

アニマルスピリッツっていうのは、ユングの元型みたいな物で、ぬきさしがたくある、個人のエネルギーの、ある種の具現化だと思う。うーんと、仏教の大日如来はシステムで、不動明王がその具現化みたいな……。

まず、形のないソレがあって、ソレが具体的に人型とか獣型を取って、その上に人間の意識があるっていう……。どういう形になるのかは、その人の脳の発達過程でどの部位=DNA において優位か、というレベルの話かもしれないんですけど、そういう風になっている。

そこは、無意識の最深部の、ちょっと手前ですね。その奥は、光で「はい、みんな一緒だよ~。他者(哲学用語の方)は自分よ~」な世界。他人様の無意識の書き換えは、アニマルスピリッツレベルのちょい手前部分までもぐって行う作業ですが、前提として他者=世界と自分はわかちがたくひとつじゃないと、そもそもできない話だよなぁと、今、言語化した。うんまあ、こういう感じで、魂の根源が知っていることは、遅れて認識・言語化・具象化するよってことです。

悪意を削減すると、こういうことばっかり考えてしまいます。分析するより、プロットしろ、と自分に突っ込んでおく。

 

そして、ここまで書いてわかった。

グローバリズムっていうのは、表面の一元化で、無意識レベルでは他者と自分を断絶させる文化。

その逆転は、表面はバラバラだけど(個性が強く価値観が多様だから)、無意識レベルではみんなが(人も動物も)手を繋いだ状態の文化。

ですね。

BLの今の流行の面白いところは、グローバリズム的価値観を土台にして、無意識レベルでも手をつなぐ、というおいしいとこどりを欲望しているところですか。

そりゃいいわ。私も、そんな世界に住んでみたい(うっかり間違えると、無意識レベルからの一元化支配になって、一番怖い世界になるんだけどね。私がスピリチャルを警戒するのは、そういう人が、そっと潜り込んでる可能性が高いからです。ある種の最悪な共産化を目指している。……こわいこわい)。

 

……そういう視点で考えて、なんか、おニューな設定=世界観、が、生まれるといいなぁとうすらぼんやり思いつつ、仕事します。