『現代政治を読む原点』倉山満 AJER2012.9.7(1)
三木武夫の解説をしたシリーズの最終回で、「なぜ小泉元首相は強かったのか」という総論編だったので、興味のある方はドゾー。
小泉元首相は選挙に勝つために
・負けても一歩も引かない
・妥協する時は一瞬で決断する
・肝心の時には決断する
・メディアを味方につける。ただし、力強さを演出
・選挙ではすべての選挙区に自分を支持する候補を送り込む
をやったから強かったんだ、と言ってます。
また、長期政権を成功させるために
・親米反中(親米以上に反中であること)
・総裁選と総選挙に勝つこと
・参議院を押さえる
・財務省を味方につける(確かに、小泉元首相の経済政策は「……?」だった)
・最大派閥を分断する
をしたんだそうです。
今後、各党・各個人の政策や発言をチェックする時の、いいものさしになるなぁと思いました。
私、維新が国政選挙に出た時に気になっていたのは、「比例でおそらく余るであろう議席をどこに譲るか」だったんですよ。
(小泉郵政選挙の時、そういう事態が起こった)
何議席かは、必ず出ると思うんですよね。
その部分を狙って安倍元首相とか維新に近づいてるのかなぁ、と。もちろん、妄想ですよ!
そういう意味では、大連立、あるとしたら自公・維新(おまけでみん党?)かなぁ、と予想してます。
キャスティングボートを押さえるのが、一番効率がいいんですよね。
橋下氏が今の段階で狙うなら、そこだろうな、と。
どうしてかっていうと、この記事から。
「安倍総理」求め28人が緊急声明 評論家の三宅久之氏ら 山口新聞
三宅久之氏は、ナベツネの舎弟なので、まあナベツネの意向を受けて動いてるよなーと。
安倍元首相はねー、個人的には石原・石破の両氏よりはマシってくらいかなぁ。
私内自民党総裁にいいんじゃないかランキングは
谷垣>町村>安倍>石破>石原 です。
町村氏は、09年の総選挙で小選挙区で落選してたんで、あの時点で総裁選に出馬できる立場じゃなかったからで、
政策的にはわからないけど、あの段階で逃げた人(石破・石原)よりはいいかな、と。その程度なので暫定です。林氏は、とりあえず参院から衆院に鞍替えしないといけないんで、除いた。
安倍さんは……嫁が元電通社員で、ちょっと鳩山幸的な人なんで、その辺が不安要素……(私のおなかまっていうか。微妙に違うけどスピリチャル系。んで、そっち系は特アとプロ市民と相性がいいっていうか……多いんですよ! 統一教会系のお店が風水グッズ売りながら「天使が……」とかゆーてたりな!! だから私はスピリチャルというより伝統宗教系なのねん。まあ、ひっそり寺社に参拝してほうほうとうなずいているだけですが)。
なんだろう。肝心な時にななめ上の決断をした人、なんですよね。平時の宰相であって非常時の宰相じゃないな、と思ってます。選挙も弱いし(ここは大きい)。誠実だけど、マスコミがきりばりマッドを作りやすい話の仕方をするのが原因なんですけどね。
あと、経済政策に関して定見がない(というか弱い)のが、つらい。麻生元首相が財務大臣になってくれれば……ありだけど、絶対そうはならないだろうしなぁ。
次の次の総裁なら、安倍元首相でもいいと思います。教育改革とスパイ防止法をガンガン推進してほしい。
日本の「お手本」ドイツで太陽光発電大きく後退 家庭用中心に電気料金高騰、供給に対する不安も J-CASTニュース
去年の段階で知ってたんで、私的には今更なんですが、残念ながら私が読んだソースが英語だったもので、日記で紹介するのはさぼってました。
あと、アメリカでもグリーン政策だっけ? オバマ大統領がぶちあげた景気浮揚政策としての、太陽光パネル推進政策ですが、国からの補助金がなくなったら、さくさく会社が倒産してます。
結局、中国産の太陽光パネルにお値段で負けてしまいました、というオチです。
(国内の産業を活性化させるための↑ですので、そういう意味では政策失敗ですね)
とりあえずそんなかんじでー。
尖閣は国が三島購入でいいのかな? その辺もぶつぶつ書こうと思いましたがとりあえず
民主党が尖閣を中国と共同領有(資源の共同開発)とか言い出さないことを祈ります。
……まあ、これ言ったら、民主党、永遠に日の目を見なくなると思うけどね。