2010年11月3日(水・祝)は大変な一日だった。
神宮球場では、大学野球50年ぶりの早慶優勝決定戦。
秩父宮ラグビー場では、大学ラグビーの熱き戦い、早稲田対帝京。
そして西東京市では、『第2回 民具展示』が開かれた。
西東京市下保谷にある屋敷林を持つ民家の入り口にこんな看板が。
にぎやかな声に誘われて進んでいくと・・・
西東京市に、かつてあった
「民族学博物館」(現在の国立民族学博物館の前身)。
それをつくりあげた渋沢敬三と高橋文太郎の夢を継ごうという企画で、
「屋敷林の会」、元「高橋文太郎の軌跡を学ぶ会」など
地元有志の方々の協力のもと、
「おかしら」さんのおうちをおかりして、社会教育課が主催している。
昨年は「高橋文太郎の軌跡を学ぶ会」と社会教育課が共催で
『民族学博物館と渋沢敬三・高橋文太郎』と銘打ち、
講演会・写真展示・民具展示を行った。
また「高橋文太郎の軌跡を学ぶ会」により、
「民族学博物館」跡地にその存在を示す銘板が建てられた。
除幕式には、国立民族学博物館の館長始め、多くの関係者が参列した。
今回はその志を継ぐ第2回。
「民族学博物館」の目指した大きなものは2つ。
一つは、普通に生活する普通の庶民の生活の道具や風習を残すこと。
もう一つは、「野外展示」。
道具を、使われたと同じような場所で、同じように 見ることができること。
なかなかそこまでは到達しないけれど、
せめて、昔の景観の残る屋敷林で・・・。
そして、できることなら、使ったり、触ったり体験ができること。
かつて保谷でも栽培していた藍で「藍染」
「竹けんだま」や「どんぐりごま」・・・
そして、在野の研究家、地元保谷出身の高橋文太郎の名著
『武蔵保谷村郷土資料』に写真掲載された民具をできるだけ展示するため
一部は地元の方の手により、複製も作製。
スライドでは、展示解説や屋敷林の四季を紹介。
西東京市の民俗に関する文献も。
そろっています。
さてさて、こんな楽しそうな屋敷林の秋の一日。
今回は「さわり」だけ・・・。
詳しい様子は、また次回のお楽しみ。
かめしーたのお気に入りのブログ、yashikirin さんのブログには、
もっと大きくてきれいな写真が載っています。
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*今回のブログには、西東京市在住のTさんの写真も使わせていただきました。
Tさんがとった写真も展示されている写真展、
『写真で見る西東京の今と昔』が西東京市郷土資料室で開催中。
こちらにもぜひ足を運んでみてください。
詳しくは西東京市HPを!
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