したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

昔語り開催します!

2017年11月05日 12時40分16秒 | 郷土資料室の日々
本日開催!
「わがまちの昔語り〜まちの祈りと誇り〜」

13時 開会
13時10分 〜 資料室見学
13時30分〜 休憩
13時40分〜 雅楽のしらべ
14時10分〜 昔語りの舞台・紹介
14時20分〜 わがまちの昔語り
14時35分〜 紙芝居・朗読
14時55分〜 閉会挨拶
15時 閉会

笙や琴を使った雅楽の演奏、田無の昔ばなしの紙芝居もあります!
子供から大人まで楽しめる企画!

西東京市郷土資料室
(西東京市西原町4ー5ー6)(042-467-1183)で開催!

入場無料!途中入退場可。
ぜひおいでください!





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揺らぎと間。今年も伊勢型紙教室開催しました!

2013年12月08日 08時30分58秒 | 郷土資料室の日々

おはようございます。

12月もあっという間に1週間が過ぎてしましました。

ほんとうに、師走・・・。

「忙」しさに「心亡」くさないように・・・。

                                                       

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さて、そんな時には心落ち着く手仕事を!

今年も、伊勢型紙教室の開催です。

                                                       

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本来は、小紋などの柄を染めるための型紙である「伊勢型紙」。

伊勢地方などに職人が多くいたのでこう呼ばれています。

和紙に柿渋を塗った紙を、鋭い小刀で彫っていきます。

小さな〇や花弁等が連続する精緻な模様が彫りだされます。

                                                       

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西東京市郷土資料室では、その技を応用して、

ここ数年、年賀状の型紙づくりの教室を行っています。

                                                                  

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今年は午年。

先生が彫ってきてくださった、デザインの型紙。

ちょっと薄い色の紙は、工場で作られた柿渋紙代わりの製品。

最近は、こちらの方が多く出回っていますが、

先生のご厚意で、教室では、昔ながらの柿渋紙を使わせていただきました。

                                                                

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講師は、西東京市内在住の、南部俊彦さん。

今では本当に数少ない型紙彫り職人さんのお一人です。

型紙を補修したり、細かな模様を補正したりするのに必要な、

漆で紗と言われる絹糸を貼り込む技もお持ちです。

そういった技をもつ職人さんは、

今では本場伊勢でも1、2人しかいらっしゃらないとか。

                                                             

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お持ちいただいた小刀の数々。

彫り込む模様によって様々手作りしたもの。

                                                        

P1180957kogatana

                                                                  

刃先に挟んだ小さな小さな柿渋紙。

この厚さで、彫り込む線の幅を微妙に調整しています。

「道具を作れなければ、刃を砥ぎ治せなければ、職人はできません」

でも、今では、そういった技もなくなってしまいそうだとか・・・。

                                                                

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素人の私たちは、デザインカッターで、

好きな絵柄を先生に墨で写してもらって彫りぬきます。

細かな仕事に集中すると、頭も心もまっさらになるよう。

慌ただしすぎる日常から、ちょっと離れるこの時間。

必要なのかもしれません。

                                                                

もちろん、仕事として型紙を彫る職人さんたちは、

そんなのんびりしたものではありません。

1日10時間以上も、小さな机の前に座り、

ひたすら細かな作業を続けることもざらだったそう。

しかし今では、パソコンなどで型紙が切りだされ、安価にできるため、

仕事は本当に少なく、

また、後継者もいないそう。

「仕事をしていく中で技を覚え、技も磨かれるもの。その仕事がないのでは・・」

保存会などが伝統の保持に努めていますが、

それでは、本来の技の継承にはならないのかも・・・。

                                                              

コンピューターが切りぬく線はどこまでもまっすぐで揺るぎない

人が彫る線は、どんなに精緻でも、どこかに揺るぎや間ができる。

そんな揺るぎや間のない日常に、私たちはどこか疲れてしまって、

本当はそんな揺るぎや間をもとめているのではないでしょうか。

けれど・・・。

                                                             

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さて、完成した型紙に水彩絵の具で色つけすれば、

ほら!

こんな素敵な年賀状の完成です。

左は、小学生の女の子の作品。かわいいでしょ?

                                                             

柿渋紙は、本来染物の型紙。

水洗いすれば何度でも使えます。

一枚の型紙で、いろいろな色のバリエーションも楽しめます

                                                             

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教室が終わって外に出れば、

田無タワーに三日月・金星のランデブー。

伝統技術の継承の難しさを考えさえられながらも、

心がちょっと安らいだ素敵な1日でした。

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今日は布づくりスペシャルデー!!

2012年08月24日 06時35分16秒 | 郷土資料室の日々

おはようございます。

今日も夏!ですね。

                                                               

さて、夏休みも終わりに近づいてきましたよ。

宿題は終わったかな?

自由研究が~~~!!!

という、昔のかめしーたのような君!

西東京市郷土資料室では、「自由研究応援ウィーク」開催中!

優しいお兄さん?が相談にのってくれるよ。

                                                             

さらに!

今日はスペシャルデー!

縄文時代の布づくりが体験できます。

                                                        

Photo

                                                             

こんなコースターを完成させて、

縄文時代の布づくりについてのレポートを添えれば、

自由研究もあっという間に完成だ!

                                                              

本日8月24日午後1時半~4時まで。

西東京市郷土資料室にて開催中!

申し込みは不要、無料ですので、どしどしご参加あれ!!

大人の方だけの参加も大歓迎!!

郷土資料室はこちら!

http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sisetu/itiran/other/kyodo.html

                                                               

さて、今日のスペシャルデーにむけて、

市内の縄文時代のことを楽しみながら勉強しているサークル

「縄文サークル・したのや」のIさんからこんなお届けものが!

                                                      

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縄文時代の布の作り方「編布」を応用したタペストリー。

                                                         

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ねっすてきでしょ?

今日はこういったものまでは作れないけれど、

技術を覚えて帰ればこんなた作品も自由自在。

もちろん、今日の教室は大人の方の参加も大歓迎!

ぜひいらしてね。

                                                             

現在、郷土資料室では、博物館実習の大学生2名も活躍中。

準備万端整えてお待ちしています!

                                                          

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「伊勢型紙で年賀状作り」 心のこもった年賀状が届きます

2011年12月18日 00時42分33秒 | 郷土資料室の日々

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西東京市郷土資料室の借景は、北側にある「西原自然公園」の木々。

これは1週間前の風景。

今はもう少し葉が落ちて冬模様です。

                                                             

サテ、こんな1週間前の日曜日、

昨年に引き続き、大人気企画となった「伊勢型紙で年賀状をつくろう!」を開催。

                                                             

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小学校3年生から大人の方々まで20名(定員)が参加しました。

                                                           

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講師は、昨年に引き続き、西東京市在住の南部俊彦さん

今では数少なくなってしまった、伊勢型紙の生粋の職人さんです。

                                                                

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伊勢型紙とは、江戸小紋を染めるための型紙で、

柿渋を塗った和紙を小刀で彫り作ります。

1㎜にも満たない穴や1寸(3.3㎝)に40本以上のこともある縞を彫り上げる技は圧巻!

                                                                   

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職人さんの小刀は全て手作り。

                                                              

P1010705a  左下:砥石・左上:鋼(はがね)

                                                    

鋼(はがね)を加工し、砥石で砥いで作ります。

                                                              

P1010708a 技を披露しながらの説明に釘づけ

                                                              

長年にわたり刀を持ち続けてきた南部さんの爪は変形している。

力が入るため、反った右手の親指は、

職人の証、誇りです。

                                                                        

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さて、今回は去年に引き続き、この伊勢型紙を年賀状に活用。

南部さんが用意してくれた柄から気に入ったものをを墨で柿渋を塗った和紙にもらい、

デザインカッター(1枚の紙を切るのに適した細い刃のカッター)を使って、

色をつけたい部分(墨の黒い部分)を彫ります。

                                                           

P1010723a  悩んで悩んで決めた柄をうつしてもらう。

                                                               

P1010727a  上手く彫れるかな・・・。

                                                                     

彫りあがったら染付け。

実際小紋を作るときには、作業は分業。

彫り師の南部さんは染めはやらない。

                                                           

今回は水彩絵の具を使った。

柿渋を塗った紙は水にも強く、伸び縮みがないので、何度も洗って使える。

水をほとんどつけず、ステンシルなどで使う筆でポンポンたたくようにするのがこつ。

                                                                      

まずは、去年も参加してくれた4年生のAちゃんにお手本の染めをしてもらう。

彼女の使う色は明るくかわいい!

                                                         

P1010742a  A先生!Y君も真剣に見入る。

                                                               

P1010734a  3年生のSくん、Rくんは

                                 さっそく本番の年賀状にポンポン。

P1010744a   完成!

                                                               

これは4年生のYくんの作品。

上手!

                                                           

参加者全員が素敵な年賀状を作ることができました。

こんな心のこもった年賀状をもらったら、

とっても良い1年が過ごせると思いませんか?

                                                            

そこで、今年も、かめしーたも、型紙を作成!

どんな年賀状になったかは、新年があけてからのお楽しみに!

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ジオラマお披露目ギャラリートークは大成功!

2011年06月25日 07時09分36秒 | 郷土資料室の日々

ごぶさたしてます。

公私ともにドタバタな日々、背中・首の痛みは肘まで進展・・・。

ちょっとさぼってましたが、どうしたの?の声に押され、またがんばります。

                                                                

ちょうど1週間たってしまいましたが、先週日曜日19日は、

「ジオラマ修復完成記念 ギャラリートーク」が郷土資料室で開催されました。

                                                             

21名の参加者を得、楽しい時間を過ごすことができました。

作成者の中村さん・石橋さん・安藤さんお疲れさまでした。

安藤さんが急な体調不良で当日ご欠席になってしまったのは、残念でしたが、

昨日、お元気なお声を電話でいただきました。

そうそう、素敵な企画を準備してくれた、郷土資料室のなべさんも本当にお疲れさまでした!

                                                            

では、写真でつづる、ギャラリートークお楽しみください。

                                                           

Imgp0011a  渡辺さんの細やかな準備は万端!

                                                                 

Imgp0010  パネルには、西東京の歴史を護る会

                               (写真班)の方々撮影のジオラマ写真

                                                                      

Imgp0007a  修復されたジオラマ(右)と・・・

                                                               

                                                               

Imgp0058a  左は修復過程がわかるミニチュア。

                                  この日のために中村さんが作成。

                                                             

Imgp0016a  最初はちょっと緊張気味だったお二人も・・

                                                           

                                                            

Imgp0033a  始まれば、笑顔でトークも滑らか!

                                                           

                                                             

Imgp0036a  制作秘話に引き込まれます。 

                                                             

                                

                                                             

Imgp0019a  参加者のみなさんもとても熱心。

                                                                

                                                                          

Imgp0042a  実際に修復されたジオラマを見学

                              感嘆の声が!

                                                                           

Imgp0044a  中世、古道(横山道)の風景。

                             修復では、かめしーたの好きな春の花

                             タンポポとおおいぬのふぐりも咲いて! 

                                                                          

          

                                                                  

Imgp0046a  残念ながら欠席された安藤さん。

                             おっとこんなところにいらっしゃいました!

                             ご本人作成「安藤ガラス」!                                            

参加者のみなさんからは、

素晴らしい!の声とともに、

こんなに素晴らしいもの作っていただいたことに対し

市はきちんと感謝と責任をもって、保管、継承をしてほしい、

との厳しいご意見もいただきました。

                                                           

本当にその通りです。

修復完成に満足するだけでなく、

今後は大切に保管し、また、このジオラマをより発展させることができるよう、

頑張りたいですね。

                                                              

まずは、秋に、写真班の皆さんの協力も得て、

このジオラマを活用した写真展を企画中。

お楽しみに!

さらに、中村さんの作ってくださった制作過程のミニチュアをみて

ちょっと思いついてしまったのは、

継承はジオラマ、そのものだけでなく、人もということ。

子供たち向けの企画ができないかなということで、・・・。

「歴史ジオラマ作成教室」!なんてどうかな?

こちらもいつかできたら実現したいな。

                                                             

制作者の中村さん、安藤さん、石橋さん

去年10月からずっと・・・ほとんんど毎日どなたかが作業をしてくださいました。

そしてそれをサポートしてくれたなべさん。

本当に、お疲れさまでした。

企画を立案しただけで、おまかせのかめしーたは、

途中、とても大変でご苦労なことをお願いしたのではと悩んだこともありましたが・・

完成したジオラマの素晴らしさはもちろん、

3人のこの笑顔が宝ものになりました!

                                                            

Imgp0012aa  当日配布資料から

                                                             

嫌なこともたくさんある毎日ですが、

時々でも、どこかでこんな笑顔に出会えたら、やっぽり幸せですね。

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