藍の花が咲きました。
子供の頃、おままごとに使ったりしたあの赤いプチプチした花「タデ」に似た。
それもそのはず、藍はタデ科の植物です。
西東京市域では、かつて藍の栽培が盛んでした。
藍の葉を発酵させて、搗いて(ついて)丸めた、
藍染の原料になる「藍玉」をつくり、商っていました。
相場を見計らい商う商才のある人は、大きな財をなしました。
保谷に日本初の野外博物館である「民族学博物館」(今、大阪にある国立民族学博物館「みんぱく」の前身)を建設することに
渋沢敬三とともに尽力した、高橋文太郎の生家もそういった家でした。
今では、そういった農家はなくなってしまいましたが、
地域にとっては大切な歴史・文化です。
というわけで、
毎年恒例になった、屋敷林で下保谷の文化や自然を展示、体験する企画は、
昨年から「藍」にフィーチャーしています。
名付けて『保谷のアイ』。
今年はpart2、『アイが育つ下保谷の自然と文化」です。
藍の栽培記録作成と、藍染体験のため、
みんなで藍を育てているわけです。
11月3日、文化の日開催!
この日は、西武池袋線保谷駅北口の屋敷林まで
ぜひおいでください!
アイ咲く保谷の、のどやかで、楽しい秋の一日をお約束します。