新年に歌いましょう。
幸せな1年をいのって!
昨日は冬至。
今日から昼が長くなります。
北の国の人々はこの日を本当に待ち焦がれているのです。
そんな昨日、冬至の日は朝から波乱万丈。
通勤に使っている電車が次々と運転見合わせに・・・。
昨日は2件の打ち合わせがあったのに、予定が完全に狂ってしまいました・・・。
がっくり落ち込むかめしーた。
しかし、実は、おかげで・・・。
早稲田の「穴八幡」。
早稲田から馬場まで振り替え輸送のバスから撮った写真です。
そう、冬至の昨日から節分の日まで、新たな年の「一陽来復」のお札が授けられます。
昨日は、観光バスもきて大賑わい。
かめしーたは、早稲田に入学して以来、毎年年明けにお参りし,お守りをもらいます。
「一陽来復」
今年ほどこの言葉に祈りをささげる年はないのではないでしょうか・・・。
昨日の報道ステーションでは、
石巻の高く積まれる瓦礫の山といまだ解体すらできない家々が映し出されていました。
再興を信じる穴八幡に、冬至の日に来れた(バスから手を合わせただけですが)ことは、
良かったかも。電車の遅延のおかげ?
郷土資料室での打ち合わせは、朝の足止めのおかげで随分ずれ込み、
お昼をぐんと過ぎてしまいました。
あわてて、青梅街道を自転車で突っ走っていると、
おっ!!
総持寺の山門の前に看板が・・・。
そうだ、今日は冬至、「星まつり」の日だ!
本殿の前にも「星まつり大護摩供修行」の看板が。
時計を見ると、開始まであとわずか。
一度記録を取りたかったので、寄っていくことにしました。
護摩がたかれる「妙見堂」に向かうと、
文審のT辻先生や指定文化財になっている旧下田家名主役宅のご当主の姿も。
2時になると、本堂で始まりを告げる鐘がならされました。
「妙見堂」に住職らが入場します。
中にはすでに、信者たちが集まり、ご詠歌がうたわれています。
読経に続き、護摩がたかれ、おふだなどにもその炎がかざされます。
星曼荼羅が飾られた堂内では、読経とご詠歌、厳粛で暖かな時が流れます。
田無山総持寺は、真言宗智山派のお寺です。
もともとは、谷戸の人々の鎮守尉殿神社の別当寺でもあった西光寺が、
青梅街道の開設に伴い、移住してきた人々ともに遷座したもので、
その後いくつかのお寺を合わせ、総持寺となりました。
月日がたち痛みがひどくなった西光寺を、江戸の天保年間に大修復をした中心は、
当時の名主、下田半兵衛富永、富宅親子でした。
「妙見堂」には、市の指定文化財にもなっている「下田半兵衛富宅の木像」も安置されています。
「妙見堂」とは、「妙見菩薩」を祀った堂です。
妙見菩薩とは、中国の星宿思想にある、優れた視力で真理を見通す菩薩で、
北極星を表します。
そのため「星まつり」なのでしょう。
星まつりというと年も変わり目、節分に行われることが多いですが、
春に向かう始まりの、夜の一番長い日に行うのも、同じ感覚でしょう。
電車の遅延のおかげで、良い記録がとれました。
人間万事塞翁が馬だなあ!
と気分を良くしたかめしーた。
もう一つの打ち合わせも無事終え、さあ、素敵なクリスマス連休へ!
でも、その前にもう一景。
こちら、したのやムラのはずれにある銭湯
したのやムラの上に中島飛行機武蔵製作所の工員寮があった時には、
工員さんたちも愛用した銭湯
かめしーたも夏の現場帰りなどに愛用。
さてなぜ銭湯?
そうですね。
冬至ですもん!ゆず湯でしょう!
でも、さすがに帰路長いかめしーたは、湯冷めしそうなので・・・。
かめままから「ゆず湯です」メールをもらい、
今日は結局ラッキーな一日だった!と、わくわく実家へ向かおうとしたところ・・・
がーん…自転車がパンクしていました・・・・。
ああ、本当に人間万事塞翁が馬・・・。
いいこともわるいことも半々か?
だからこそ信じるは「一陽来復」。
総持寺のお御籤には「寒さも終わり春を迎える…」の文字。
帰りに買った年末ジャンボは大吉?
お御籤には「欲深ければ損あり」の文字もありました…。
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