したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

今年もありがとう。来年もがんばろう!

2013年12月31日 23時08分31秒 | かめしーたのひとりごと

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今日、久しぶりにアパートに戻ったところ、

ほったらかしのかめガーデンのプランターで

この春さし芽したヒマラヤユキノシタが蕾をつけていました。

これから本格的な寒さがやってきますが、

暦は冬至を過ぎ、たしかに春に向かっているんですね。

新しい春に向けてチューリップを植えました。

                                                         

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今年は、本当にかめしーたにとって

いろいろな意味で大きな年でした。

いつも以上にたくさんの方に支えていただきました。

本当にありがとうございました。

その恩返しができるように来年も、精一杯がんばります!

またまたまたまた、よろしくお願いいたします。

                                                             

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これは、数年前、

下野谷遺跡を保存し、下野谷遺跡公園をつくる運動をおこしてくださった

郷土史家の方のお部屋から、ご遺族にお願いしていただいてきた

ご自筆の色紙です。

                                                              

さあ、また来年も、もうひとつ峰を越えてみよう。

                                                             

みなさん、希望の星またたく新年を!

Cheers!!

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かめぱぱ逝く

2013年12月29日 05時37分09秒 | かめしーたのひとりごと

Img_0010  1歳のかめしーたとかめぱぱ。

                                                                 

12月17日、午後10時17分

「かめぱぱ」こと亀田實が旅立っていきました。

自宅で家族に見守られ、静かに静かに息が間遠になっていき、

すーっと眠るように逝きました。

笑顔を浮かべ寝ているような最期でした。

生前、本人、ならびに私ども家族にいただいたご厚情に心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

                                                             

あと4カ月で、仕事も終え、悠々自適の生活に入ろうかという

65歳で脳梗塞の病魔に倒れ、

99%生存は無理と言われながら、

その後15年間、

半身不随の不自由な体で頑張ってくれました。

2年前に体調を崩し、入院生活にはいる前までは、

自宅を護り、家族とともに食事もし、

母との車いすでの散歩とともに、

自分の足で歩くためにとつらいリハビリを日々の日課にしていました。

                                                                

6か月前に、容体が急変し、もう長くはないと主治医から宣言され、

せめて最期は自宅で家族とともにと在宅療養に切り替えました。

私たち家族のなれない看護で、本人は決して楽ではなかったと思いますが、

不平不満を漏らすことなく、

淡々と日々を私たちとともに過ごしてくれました。

出勤時には「きをつけて」

帰宅時には「おかえり」と・・・。

夕方にはいつも母と、元気になってカラオケに行くときのためにと

「川の流れのように」を一緒にうたっていました。

それでも、最後のころはかなりつらかったのでしょう。

みけんには、看護婦さんたちが「にっぱち」と呼んだしわが

しょっちゅう刻まれていました。

                                                             

そのしわも、最後の息をはいたあとは消え、本当におだやかな顔になりました。

もう、十分。

がんばってくれなくてもいいよ。ありがとう。

それが、家族みんなの想いです。

そして、父を含め私たち家族を支えてくださったみなさん、

本当にありがとうございました。

                                                              

そんなこんなで、ブログもとんとご無沙汰してしまいましたが、

これからは、もう少しまめに続けていきたいと思います。

                                                           

また、時期的に、年賀の欠礼状をだしそびれてしまいました。

申し訳ありません。

新年のご挨拶は、失礼させていただきます。

松も取れ、落ち着きました頃に、きちんとご挨拶ができたらと思っています。

                                                             

それでは、今後ともどうぞ、よろしくお願いします。

ぐんぐん寒さが増してきました。

風邪などひかず、がんばっていきましょう!

                                                       

P1190053a  かめぱぱ思い出の品の一部。

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揺らぎと間。今年も伊勢型紙教室開催しました!

2013年12月08日 08時30分58秒 | 郷土資料室の日々

おはようございます。

12月もあっという間に1週間が過ぎてしましました。

ほんとうに、師走・・・。

「忙」しさに「心亡」くさないように・・・。

                                                       

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さて、そんな時には心落ち着く手仕事を!

今年も、伊勢型紙教室の開催です。

                                                       

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本来は、小紋などの柄を染めるための型紙である「伊勢型紙」。

伊勢地方などに職人が多くいたのでこう呼ばれています。

和紙に柿渋を塗った紙を、鋭い小刀で彫っていきます。

小さな〇や花弁等が連続する精緻な模様が彫りだされます。

                                                       

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西東京市郷土資料室では、その技を応用して、

ここ数年、年賀状の型紙づくりの教室を行っています。

                                                                  

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今年は午年。

先生が彫ってきてくださった、デザインの型紙。

ちょっと薄い色の紙は、工場で作られた柿渋紙代わりの製品。

最近は、こちらの方が多く出回っていますが、

先生のご厚意で、教室では、昔ながらの柿渋紙を使わせていただきました。

                                                                

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講師は、西東京市内在住の、南部俊彦さん。

今では本当に数少ない型紙彫り職人さんのお一人です。

型紙を補修したり、細かな模様を補正したりするのに必要な、

漆で紗と言われる絹糸を貼り込む技もお持ちです。

そういった技をもつ職人さんは、

今では本場伊勢でも1、2人しかいらっしゃらないとか。

                                                             

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お持ちいただいた小刀の数々。

彫り込む模様によって様々手作りしたもの。

                                                        

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刃先に挟んだ小さな小さな柿渋紙。

この厚さで、彫り込む線の幅を微妙に調整しています。

「道具を作れなければ、刃を砥ぎ治せなければ、職人はできません」

でも、今では、そういった技もなくなってしまいそうだとか・・・。

                                                                

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素人の私たちは、デザインカッターで、

好きな絵柄を先生に墨で写してもらって彫りぬきます。

細かな仕事に集中すると、頭も心もまっさらになるよう。

慌ただしすぎる日常から、ちょっと離れるこの時間。

必要なのかもしれません。

                                                                

もちろん、仕事として型紙を彫る職人さんたちは、

そんなのんびりしたものではありません。

1日10時間以上も、小さな机の前に座り、

ひたすら細かな作業を続けることもざらだったそう。

しかし今では、パソコンなどで型紙が切りだされ、安価にできるため、

仕事は本当に少なく、

また、後継者もいないそう。

「仕事をしていく中で技を覚え、技も磨かれるもの。その仕事がないのでは・・」

保存会などが伝統の保持に努めていますが、

それでは、本来の技の継承にはならないのかも・・・。

                                                              

コンピューターが切りぬく線はどこまでもまっすぐで揺るぎない

人が彫る線は、どんなに精緻でも、どこかに揺るぎや間ができる。

そんな揺るぎや間のない日常に、私たちはどこか疲れてしまって、

本当はそんな揺るぎや間をもとめているのではないでしょうか。

けれど・・・。

                                                             

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さて、完成した型紙に水彩絵の具で色つけすれば、

ほら!

こんな素敵な年賀状の完成です。

左は、小学生の女の子の作品。かわいいでしょ?

                                                             

柿渋紙は、本来染物の型紙。

水洗いすれば何度でも使えます。

一枚の型紙で、いろいろな色のバリエーションも楽しめます

                                                             

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教室が終わって外に出れば、

田無タワーに三日月・金星のランデブー。

伝統技術の継承の難しさを考えさえられながらも、

心がちょっと安らいだ素敵な1日でした。

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カラムシ刈りました。また来年!

2013年12月07日 09時21分01秒 | したのや情景

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おはようございます。

先週はとてもよい天気が続きましたね。

                                                     

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火曜日12月3日の縄文の森の朝。

木々が鮮やかでした。

                                                     

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そんな中、

季節外れのカラムシが、淋しい・・・。

                                                      

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また、来年、きちんと新しい芽を出してもらえるよう、刈り取りましょう。

本当は、野焼きをすると、芽の出る時期も揃いよいのですが、

下野谷遺跡公園は、街中の公園。

そんなわけにもいきませんので、

コツコツ、根きりばさみで根元から刈り取りました。

                                                               

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手前のエゴマの畑の草も抜いて、

ほら、すっきり。

また来年よろしくね。

                                                       

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ケヤキ

                                                      

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ミズナラ

                                                        

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コナラ

                                                        

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アカシデ(ソロ)

                                                     

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低木のニシキギも

真っ赤に染まっていました。

                                                         

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終わったころには陽も傾いて、

秋の午後は影が長い。

                                                       

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昨日は、ネルソン・マンデラ氏の死が報じられ、

特定秘密保護法案が、強引な形で成立。

しっかり、自分たちの未来を見つめていかなければいけない。

しーたとのーやたちのもっとずっと前からつづく青空を消さないように。

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