ご無沙汰しました。
お元気ですか?
今日6月30日は、暦の上では「夏」の終わり。
そこで、全国のいろいろな神社さんでは「夏越大祓(なごしのおおはらい)」
または、「水無月大祓」が行われます。
これは、私たちが日常生活でおかしてしまっている罪穢れを祓い、
禍いを祓う神事です。
形代といわれる紙でできた人形に名前や生年月日を記し、息を吹きかけ穢れを移し、
ご神火で焼き浄化していただくのです。
境内には「茅の輪(ちのわ)」という茅でつくった大きな輪が掲げられ、
そこをくぐることによっても罪穢れをお祓いします。
和菓子の「水無月」をご存知ですか?
ういろうの上に小豆ののった三角形の和菓子です。
これも、古来から小豆の赤が穢れを祓ういみがあることで、
この神事にあわせ食べたものなんですよ。
日本には、わたしたちの住むまちには、
こんなにすてきな風習が古くから続き、今も息づいています。
今日は、神社にお参りするもよし、和菓子をいただくのもよし。
でも、本当は、これまでの半年を振り返り、罪穢れ、禍いを吐き出し
新しい半年にたくさんの良いことが吹きこまれてくるように、
そっと手をあわせることが一番良いのだと思います。
茅の輪が準備されていました。