絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年6月9日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2019-06-20 17:46:46 | 絵本研究科
6月9日絵本レベルアップは、 松田素子さんの授業です。
今日の授業は絵本の講評を中心に進めていきました。



まずは生徒さんが作ってきました、絵本のダミーを講評。
絵本は基本的に大人が考えて創っていきますが、NGな文章(ことば)は、大人の言葉でついつい書いてしまうことです。
例外もありますが、基本的に大人が使う言葉はなるべく使わないほうがいいですね。

大人の言葉とは何でしょうか!
一度考えてみましょう。



それと絵を描くうえで非常に参考になる書籍も紹介していただきました。
どんな本なのか。授業でお会いしたときに……!

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2019年5月12日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2019-05-23 17:59:52 | 絵本研究科
5月12日は高畠純先生の授業でした。

絵本では絵はもちろんのこと、言葉も大事な要素のひとつです。

『ワニぼうのこいのぼり』
文・内田 麟太郎  絵・高畠 純
この絵本は、のん気なワニ親子の絵本で、センスのある文章が秀逸です。
本日はカルタの授業。先ずは先生の作ったカルタで遊びます。カルタの文章は、短い言葉で表現しているので絵本作りの参考になります。
それではカルタになりそうな言葉を考えて、時間があれば絵にしましょう。





ポイントは抽象的な言葉や、絵が思い浮かばないものより、絵にしたら面白い言葉を考える。

「雨の日の雨傘」…当たり前すぎて面白くない
「一生懸命な犬」…絵にしづらい

たいつをはいた たぬき
ふとんの ふらだんす
ちくちくする ちくわ
など。
授業の最後にとびっきりセンスのある絵本を紹介していただきました。続きは授業で……。

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2019年4月14日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2019-04-25 18:08:00 | 絵本研究科
今日の授業は松田素子さんです。
4月7日NHKの「日曜美術館」で放送されたスズキコージさんのお話から。
松田さんはそのなかでコージさんが語った印象的な言葉を紹介されました。
●ぼくを発見したのは、子ども。
●子どもは皆ピカソ、負けられないな!
●ボクの机は飛行場、たくさんの絵が離発着する。

次に生徒さんが持ってきました、絵本のダミーの講評会です。



皆さんのダミーを見ての主な感想は。
●上手(テクニック)な絵は要らない。
 絵本には良い絵が必要。
●自分の体験や経験をそのまま絵本にしない。
 ちゃんと「経験」「体験」を料理すること。
●絵本のなかで白場があるページは必ず意味がある。
 デザイン的に白場を作っているのではない。





また何か不明な点がありましたら、村上までお願いしますね。

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2019年3月31日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2019-04-04 18:20:11 | 絵本研究科
本日3月31日の絵本レベルアップの授業は、高畠純先生です。
今日は消しゴムハンコを使って絵を作ります。



消しゴムは、「はんけしくん」という専用の物を使い、カッターナイフなどを使って掘っていきます。



同じ形でも、角度や色を変えて紙に押していくと、ひとつの形ですが色々な表現ができます。後で着彩してもOKです。
色を付けるところにスティックのりを薄く付けて、乾いてから水彩絵の具を使って色をつけます。
注意することは、のりが完全に乾いてから色を付けるようにしてください。文字などを掘る場合は反転して彫ってください。

高畠純先生の作品


生徒さんの作品
 

次の高畠純先生の授業は5月12日(日)です。
課題は11または15見開きの絵本のダミーを作ってきてください。

また「講談社絵本新人賞」にできるだけ応募してください。
受賞すれば講談社から絵本が出版されて、絵本作家への切符を手に入れることができます。

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2019年2月17日(日)絵本レべルアップコース・松田素子さんの授業内容

2019-03-26 18:01:11 | 絵本研究科
2月17日の絵本レベルアップの授業は松田素子さんでした。

この日は生徒さんのダミーの発表が中心で、
その中で話されたことは、
絵本のなかに「虹」「星」などの要素を入れる場合は、
薄っぺらい、表面的なお話になりやすいので、要注意です。



科学絵本のダミーを作ってきた生徒さんがいましたが、
科学絵本は誰が見てもわかるように、伝えたいことを絵と文章で的確に表すことが一番大事です。



絵本は説明的な文章はよくなくて、作者の都合でお話を強引に進めないことですね。
それと、大人の言葉はなるべく使わない。
例えば、
「お腹が痛い」の表現は

大人…キリキリ、ギリギリ、キュート痛いなどの言葉を使いますが、
   これらの言葉は子どもにはなかなか分からない。

絵本でお腹が痛いと表現する場合は、
「お腹の中にこびとさんが居て釘を使って家を建てているように痛い」と
表現すれば子どもにも理解しやすくて、絵本的な言葉になります。

●才能は色々な物を取捨選択して選び取る「力」

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