N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

深層心理のサイコメトリー

2014-05-17 14:26:46 | 日記
ある日、母親と一緒に車に乗っていた時のことだった
目の前の車が突然止まったので母親は助手席から出て様子を見に行った
その時、突然地割れが起きて丁度道路の下にある用水路が顔を出した
母親は刹那の悲鳴と共に用水路に吸い込まれていった

その用水路は前日に大雨が降った時のように激流になっていた
母親は恐らく落ちた時の衝撃で頭を打ったのだろう、水面に顔を出すこともなくそのまま流されていった
俺は全速力で追いかけた、これでも足の速さには自信があるのだが
その激流はあまりにも早く、あまりにも無情に母親と俺の距離を離していった

水の深さは腰程もなく、上からでもどこにいるかは見える
しかし、ある地点で急に視界から消えた
数秒あとにその場所に到達すると、その水路がT字の分岐になっていた
T字の垂直方向への水路は道路のしたに隠れていて上からでは全く確認できない
しかし、ある体の一部分だけが見えていた
それは足だった
足がちょうど水路の角に引っかかっていてそこで止まっていたのだ
俺は必死に足を引っ張った
しかし、その激流の中では数十cmほどしか手前に体を引っ張れなかった
気絶している人間はただでさえ重いのに、この激流の中ではどうしようもないことを悟った

俺は救急車を呼ぶ気力すら失せ、一番親しい人に電話をかけた
とにかく今のこの絶望的な気持ちをどこかに吐かねば自分が壊れてしまうと思った


朝の4時半
体中にじんわりと汗を感じながら俺は目覚めた
胸がモヤモヤする、そりゃそうだあんな夢を見たあとでは
今は自分の家には居ないので母親の安否は確認できない
安否を確認するなど、日常ではありえないことだったのだが
あんな夢を見たあとでは確認しなければ俺の気がすまない

まだ寝ているだろうなと若干罪悪感を感じながら電話をした
意外とすぐに出た、そしてその声は寝起きの声ではなかった
でも良かった、生きてたのか・・・・
俺は夢で母親が死ぬのはこれで2度目だ
1度目はすごく高い場所で俺の目の前で落ちた夢だった


余談だがこのあと母親は今度は俺が出てきた夢を見たらしい
俺が30代(あと3年だけどw)か40代になってて、自信に満ちた表情をしていたというのだ
それがどういう意味を持っているのかは今の俺には分からないが
なにか不思議な力を貰った気がする、それだけは確かだった