怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ハスムカイ男

2005年05月16日 | Weblog
男から電話があったのは日曜の午後のこと。時計を見る。13:18だ。
男:『パチンコ屋のはす向かい、美味そぉ~な店があるぞ。たまにはどうだい?』
怪人クン:「いいですねぇ」。
おや、待てよ。このセリフのやりとり、どこかで聞いたような気がするなぁ…。待ち合わせ時間より少し早く着いたというその男から催促の電話がある。『着いたぞ。早く来てくれぇ』。男はすでに怪人クン事務所の前にいた。二人して“美味そぉ~な店”に向かう。
“ハスムカイ男”。これが電話の主の名前である。彼がこの先、歳を重ねたら何となくだが、ベテラン俳優・小林桂樹さんのような感じになるんじゃないか、と思い怪人クンが名付けたのだ。小林さんといえば、『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日)での刑事役が多いが、最近では“簡単じゃないか”がキャッチコピーの年配者向けTu-Kaの通話専用ケータイのTVCMでもお馴染みである。老夫婦を演じている。その時のセリフがこれなのだ。
『郵便局のはす向かい、美味そぉ~な店ができとるぞ。たまにはどうだ、外で?』と妻に語りかけるもの。そして妻が言う。『いいですねぇ』。
街中に最近できたばかりの中華専門店。13時を過ぎたといってもランチタイムには変わりない。きょうは日曜日である。家族連れ、カップルなどで混んでいる。数組が待ちの状態だ。受付のところに名前を書く欄があった。本名を書くのもアレだなぁ…。よし、ここは誰かの名前を借りるとするか。うたさんにしようか?しょっぱいMC?…。いくつかの名前が頭をよぎる。結局しょっぱいMCの本名(姓)を拝借。しばらくしてその偽名が呼ばれた。「2名でお待ちの●●様、こちらへどうぞ」。奥の喫煙席に通された。個室のように仕切られたスペース。怪人クンの向かい側に“ハスムカイ男”が座った。注文したのは揃って辛口麻婆豆腐とライスのセット。辛い。でもこれはいける。会話とともに食事を楽しむ。
“ハスムカイ男”も怪人クンブログのファンである。毎日チェックしているようだ。そんな彼が面白いことを言った。怪人クンの一語一句に反応する“イモ”たちについて、“ハスムカイ男”流の理論を展開した。開口一番、まずはいつもの口癖が炸裂。
「簡単じゃないか!“イモ”たちにとって怪人クン言語は花粉のようなものなんだよ。怪人クンには“3人の師匠”が源流にある。彼らにはそのDNAがない。そもそもそこに大きな距離がある。これは仕方ないよ。それがあるからいい、ないから悪いということじゃないよ。怪人クンが普通に放った言葉でも彼らにとっては異質のものなんだよ。そんな彼らに“怪人クンという花粉”が撒き散らされてごらんよ、過敏に反応してしまうわけさ。どうだい?簡単だろ?」。
なるほど、そういうことか。実に分かりやすい例え方で“ハスムカイ男”は説明してくれた。しかし、怪人クンが彼らを惑わす花粉とは上手いこと言うなぁ(笑)。“イモ”たちが怪人クンと接する時は今後、マスクか何か“怪人装備”が必要なのかもしれないねぇ(笑)。最近の花粉はタチが悪く、春に限らず1年中彷徨うものもあるというからかかりやすい人は要注意だな。
それにしても、ブログ上に突如現れたこの“ハスムカイ男”とは一体何者なんだ!?
こうして『恋遊記』はまた一つの“謎”を残した…。

※ハッスル鉄人さん、5・14猪木不在リポートありがとうございます。
※食事中、この通話専用ケータイについて、様々な疑問が沸いて来ました。二人で語り合ってしまいました。「確かに簡単だけど不便だよねぇ。ディスプレイがないから誰からかかってきたかわかんないしさぁ。着信あった時に出れなかったらかけ直すこともできないよねぇ。簡単だけど不便だねぇ」(怪人クン)。「年配者は話せるだけで十分なんだろうね。要は黒電話が持ち歩けるようになった感覚なんじゃないの?家庭電話がそのまま外で使えるみたいな…」(“ハスムカイ男”)。
※“ハスムカイ男”の源流、俳優・小林桂樹さんの写真が見つからず断念。ご存じない方はTVCMで確かめてみてください。
※ということで…今回の1枚は、内容とはまったく関係ないとある場所(写真)。写真選びは「大変じゃないか!」(笑)。