怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

2つの謎が解けた

2008年04月30日 | Weblog
<4月29日(火・祝)>

〝ベストセラー〟とは何を基準にいうのか? あるいは、何万部からをそう呼ぶのか?
怪人クンも知りたかったんだよね、コレ。
「昭和の日」ということで祝日となった29日、毎日新聞をコンビニで買ってみたらそんな質問コーナーを目にした。おっ、ようやくスッキリするぞ。
「たとえば何百万部突破と騒がれる本があるでしょ? あれは発行部数のことだよ」と書いてあった。解説によれば、「その中には返品された数も含まれるので、実売数は正直のところ謎なんです」と書かれていた。へぇ、また1つ勉強になったよ。でも、その作品がヒットしたことだけは間違いわけだ。
ついでにこれも。今回、怪人クンが出版して初めてわかったんだけど。
ページの最後に〝何月何日発行〟というのを目にするよね? 『キャバなやつら!』(文芸社)を例にとってみると、5月15日発行となっている。
この話がスタートしたとき、発売日(地域によりズレあり)は5月1日といわれてきた。それならば、なぜ1日と明記されていないのか? これは「5月15日までには提携書店などへ置かれますよ」ということなんだそうだ。つまり、遅くともその期間までには流通が完了する、ということ。
なるほど。こうして2つの謎が解けた。

よく晴れた昼下がり、怪人クンは街にいた。
「お茶でもどうだい?」
人々で賑わうカフェの前から〝オヨヨ〟の署長に電話を入れた。
『残念ながら会社だ、オヨヨ』
あしたまでに必要な会議の資料を、ひとりコツコツ作成しているところだと言った。それは大変だ。ということで、またにしよう。
夜はひたすら読書に費やす。唯一見た番組は堺正章主演、『無理な恋愛』(フジテレビ)。60近い中年オヤジが歳の離れた女性、といっても30代に恋をする物語。
年齢差は関係ないよ。
あ、怪人クンの周りにもムフフ…、そんな人がいるなぁ。


※恋を楽しめ! かまわず突っ走れ! ナバカーより撮影(写真)。

※『キャバなやつら!』配本リスト
【青森】…1店舗
弘前市…紀伊国屋書店弘前店
【岩手】…1店舗
北上市…ブックスアメリカン北上店
【宮城】…5店舗
仙台市…紀伊国屋書店仙台店、八丈寺屋書店、リブロ仙台泉店
気仙沼市…宮脇書店気仙沼店
大崎市…ブックガーデン古川店


いつか勝てたらいいね

2008年04月29日 | Weblog
<4月28日(月)>

ジャンクボさん、ムフフ…。〝ネオン街のホームレス〟はやっぱり行ったよ!
『キャバなやつら!』(文芸社)のチラシを持ってキャバクラ突入!
日中は気温が20度を超えたせいか、夜になっても風が暖かい。22時になるところだった。
「あ、どうもいらっしゃいませ」
「あのさ」
入口で社長にも宣伝する。チャコールグレイのスーツに身を包んだ彼が、笑顔で紙に目を落とす。
「店頭発売は5月1日ですか。わかりました。ぜひ読ませてもらいます」
よろしくお願いします。
あしたは祭日。でも、やはり平日。とあるキャバは60パーセントくらいの入りだった。女のコの出勤率もそう多くはなさそう。30分ほど待ちになる。
風貌はオダギリジョー。髪を後ろに束ねたボーイと少しばかり会話する。この彼、元ホストというだけあって、なかなかのイケメンだ。話術もさすが、テンポがいい。ノリもいいから、怪人クンもついついあれこれしゃべってしまう。要するに、聞き上手。語らせ上手なんだな。
「僕も読ませてもらいますね」
「どうも!」
お客の視点から夜の世界を描いたことを伝えた。
「勉強させてもらいます」とオダギリ。
「とんでもない」
照れる怪人クン。

タイムアップを迎えるまで、フリーで3人のコが付いた。花柄ドレスの金髪巻き髪オネェ系。ハスキーボイスのコギャル系。落ち着きのあるお嬢さま系。見事にタイプが分かれた。
彼女たちそれぞれに、この仕事をしていちばん大変だった思い出を訊いてみた。
2番目のコは、以前在籍していた店でお客の誘いを受けて食事に行ったところ、同伴のつもりが単なるデートにされてしまったことがトラウマになり、それ以来いっさいケータイもメールも教えないことにしていると言っていた。
「一度プライベートに成功したもんだから、そのお客ったらしょっちゅう電話してきて、『今度いつ会える?』とか、『朝ごはん何食べた?』とか、『夕飯いっしょにどう?』とか。24時間ずっと監視されてる気分になっちゃって、それからはどうしても…」
反対にいいお客とも出会えた。
「同じ頃とてもいいお客さんとめぐり逢ったんだけど、そういう経験があったから結局連絡先の交換するのやめちゃって…。今考えると、もったいなかったなぁ」
男と女、嬢とお客。彼女が指名客を取るのはこの先、難しいかもなぁ。
いつか勝てたらいいね。トラウマに。


※『キャバなやつら!』の紹介が、文芸社HPに載るのは5月からと思われます。
※名前を忘れましたが、花(写真)。

※『キャバなやつら!』配本リスト
【北海道】…10店舗
札幌市…紀伊国屋書店札幌本店
札幌市…コーチャンフォー美しヶ丘店
帯広市…ザ・本屋さんWOW店
釧路市…ブックシティナウ星が浦店
札幌市…紀伊国屋書店札幌LOFT店
札幌市…紀伊国屋書店オーロラタウン店
札幌市…丸善ら・がぁーる新札幌DUO店
札幌市…蔦屋札幌インター店
札幌市…紀伊国屋書店厚別店
札幌市…ゲオ上野幌店

※東京、静岡「配本リスト」に追加がありましたので書いておきました。



迷わず行くよ!

2008年04月28日 | Weblog
<4月27日(日)>

前日とはうって変わって、よく晴れた日曜日。街は買い物客でごった返していた。
間もなく16時という頃、「丸井」でチノパンを1本買う。その足ですぐそばの「ABCマート」にも入り靴を見た。残念ながらコレというものがなく、改めることにした。続いて本屋へ。
26日放送の『王様のブランチ』(TBS)。毎回、冒頭には筑摩書房の松田哲夫さんが登場するBOOKコーナーがある。総合ランキングや話題の作家なども取り上げてくれるので参考になる。このとき、〝ブックナビ〟で紹介された1冊が気になって探しに行ってみた。
西加奈子さんの作品。『こうふく みどりの』と『こうふく あかの』というタイトル。それぞれ別の本なんだけど、この2つ、何かで結ばれているそうだ。怪人クンが買ったのは後者。理由はコレ。読んでいくうちに、話がアントニオ猪木へとつながっていくというのだから楽しみだ。まだ開いてないので内容はわからない。赤い表紙が目印。1200円(税別)。出版社は小学館。興味のある方はぜひ!

夜を迎えた。ジャンクボさんからレスがあったのは21時すぎのこと。午後、今回のお礼メールを出していたからだ。
(一気に読んだよ)
『キャバなやつら!』(文芸社)の感想を、彼も(よかった)と書いてくれていた。ありがとう。それにしても、みんな読むのが早いなぁ。
メッセージの最後を、ジャンクボさんはこう締めくくっていた。
(ネオンは卒業する必要ないよ!)
うん、そうだね。休むことはあっても、怪人クンがキャバクラを去るなんてありえないさ。誰に縛られるわけでもない。気が向けば、いつでも闘いを挑むよ。猪木さんの言葉じゃないけど、「人は歩を止めたときに…」なんとやら、だからね。シングルでもタッグでも迷わず行くよ! ムフフ…。


※「上海飯店」の外にテーブルを置いて食べました(写真)。
※さぁみなさん、毎日新聞をチェックしてみてください。5月4日までの期間(うち1回)文芸社の広告が載ることになってますから。その中に怪人クンの作品も。本日(28日)は見当たりませんでしたので、あしたから注目してみてくださいね。

※『キャバなやつら!』配本リスト
【東京】…57店舗
練馬区…リプロ大泉ノボ店、リプロ大泉店、リプロ光が丘店
豊島区…リプロ東池袋店、東京旭屋書店池袋店、リプロ池袋本店、リプロ池袋パルコ店
新宿区…三省堂書店新宿西口店
目黒区…芳林堂書店祐天寺店
墨田区…リプロ錦糸町店
世田谷区…リプロ三軒茶屋店、紀伊国屋書店玉川高島屋店、三省堂書店成城店
台東区…リプロ浅草店、渓川書店
品川区…リプロ大森店、明屋書店五反田店、芳林堂書店大井町店、小山ブックセンター
西東京市…リプロ田無店
千代田区…東京旭屋書店水道橋店、三省堂書店神保町本店、丸善御茶ノ水店、紀伊国屋書店大手町ビル店、東京堂書店、三省堂書店有楽町店、丸善丸の内本店、書泉ブックタワー
中野区…明屋書店東京本社
武蔵野市…リプロ吉祥寺店
杉並区…ブックセンター荻窪
中央区…丸善日本橋店、小野書店、雄峰堂書店兜町店
渋谷区…紀伊国屋書店新宿南店、リプロ渋谷店、紀伊国屋書店渋谷店
新宿区…紀伊国屋書店新宿本店、芳林堂書店高田馬場店
北区…ブックス王子
江戸川区…パピルス江戸川、銀河書房
小平市…雄峰堂書店小平店
大田区…羽田書店
小金井市…大洋堂書店
国分寺市…ブックセンター恋ヶ窪、紀伊国屋書店国分寺店
葛飾区…稲田書店、太洋堂書店、高砂書房
町田市…リプロ町田店
足立区…良文堂アヤセ店
調布市…リプロ調布店
港区…リプロ青山店
福生市…リプロ福生店
清瀬市…BOOKSいいだクレア店
板橋区…日販WEBセンター

※訂正…リブロでした。君男氏、ありがとうございます。



ターザンワールド大集合!

2008年04月27日 | Weblog
<4月26日(土)>

東京に向かう新幹線は16:36発のひかり。禁煙車両、4号車に立ち客はいない。
横一列に3つの座席。一番奥の窓側に怪人クンは座っていた。熱海か新横浜を通過する頃、ガラスを叩く音が聴こえた。雨か、嫌だなぁ。そう思っていたら、東京駅に着いたときには天気も回復。雲の切れ間からは、茜色の空が高層ビルを見下ろしていた。
カタカタ、コトコト、駅構内でいくつもの靴音が重なり合う。直進する人、曲がる人。怪人クンはJR山手線、3&4番ホーム上野池袋方面へ向かう。神田の隣り、秋葉原から総武線に乗り換え水道橋で下車をした。
時計を見るとジャスト18時。ジャンクボさんに電話を入れる。
「着いたよ、迎えに来て」
『おぉ、怪人クン。ニューヨーカーズカフェにいるからすぐ行くよ』
この男、カラオケを歌わせたら実は上手いんじゃないか? そんな幻想を抱かせる声がケータイ越しに届いてきた。30秒もしないうちにマンモス獣は現れた。いつ見てもデカイ。
「山本さんが待ってるよ」
店内奥の丸テーブルに噂のカノジョと向かい合って座っていたターザンさん。白いハットが一際目立つ。
「二度目まして」
夢香さんとも挨拶を交わした。すぐ横のテーブルには幹事のタニケン君と、また別のテーブルにジャンクボさんのカノジョ、もうフィアンセと呼んだほうがいいかな? 彼らは7月に結婚するからだ。
「静岡のときはありがとう。2日目は行けなくてごめんね」
あの日、怪人クンは熱を出してしまったんだよね。ジャンクボさんはホント、いい女性(ひと)とめぐり逢ったね。おめでとう。
「追悼本には怪人クンにも出てほしかったね」とターザンさん。
『生前追悼 ターザン山本!』(エンターブレイン)には、タレント、プロレスマスコミ関係者から夢香さんまで、さまざまな方たちが今なお生存するターザンさんを偲んでコメントを寄せている。
このひと言には怪人クンも調子こいて。
「そうですよねぇ。でも、怪人クンには『kamipuro』からインタビューのオファーが来ませんでしたよ。くれば受けたのに」
ワッハッハ。20分ほど雑談をする。ターザンさんと夢香さんを残し、怪人クンもジャンクボさんたちと一足先に会場へ。

19時開始。「上海飯店」には35名が顔をそろえた。ターザンワールド大集合! 懐かしいメンバーがズラリ。
「ターザンカフェ」を運営するIBJ社長O氏、ぱくぱく星人ウチパクさん、ロマン俳優タッキーもいた。女座長? このほど劇団を旗揚げしたヒロリン。名前が思い出せないけど、彼女以外に女性陣もチラホラ。
彼女たちから、改めて「出版おめでとうございます」なんて言われるとどこか照れくさい。Y永君なんか「作家先生」とからかう。
目の前には四川料理が次々と運ばれてくる。ビールに焼酎、アルコールも体にしみてくる。
「怪人クン、こっち来て」
途中、ターザンさんに呼ばれてみんなの前で挨拶をした。
誕生日会に持っていったのはたったの4冊。というのも、この日までに怪人クンの手元に残った『キャバなやつら!』(文芸社)12冊のうち8冊はすでに買い手が決まっていて、それしか用意することができなかった。
「1冊ちょうだい」
そう言ってくれたのは彼らだ。ジャンクボさん、博多のボンソワール夫妻、Y永君、タニケン君ありがとう。おかげさまで、今宵のぶんは完売です。
20時を回ったところでプレゼントタイムへ突入。参加者が順にターザンさんへ手渡していた。怪人クンもあるモノを贈った。

パーティーはまだまだ続いていたけど、20時半に店を出た。怪人クンは日帰りだ。このとき再び雨がぱらついていた。水道橋駅まではY永君が送ってくれた。
また東京へ遊びに行く。次回はムフフ…、ある友だちと約束しててね。今から楽しみにしてるよ!


※結婚発表をしたジャンクボさんとフィアンセのYさん(写真)。
※26日(土)に配本リストが文芸社から届きました。他県についてもこのブログで随時発表していきます。第1弾は地元静岡の情報から。以下の書店に置かれるそうです。
なお、基本は全国300書店に1冊ずつですが、もちろん人気が出れば増刷にもなって、もっと並ぶようになるでしょう。まぁ、いつだって夢は大きく! ということで。
◎印が付いた店には5冊以上置かれるとのことです。

【静岡】…12店舗
浜松市…谷島屋連尺本店◎、谷島屋さなる店◎、谷島屋本沢合店◎
静岡市…宮脇書店静岡店◎、丸善新静岡センター店◎、吉見書店竜南店◎、谷島屋呉服町本店◎、谷島屋新流通店、戸田書店呉服町店◎
袋井市…江崎書店袋井店◎
焼津市…焼津谷島屋登呂田店
島田市…サンライズ初倉店


レジェンド~土下座の乱~

2008年04月26日 | Weblog
<4月25日(金)>

な、なんじゃこりゃあ~~~!? 故・松田優作さんばりに叫んでしまいそうだった。
それもそのはず。16時過ぎ、何気に開いた新聞サイトの見出しに「長野一揆塾」という文字があるじゃないか! ところがだ。よぉーく見ればそんなはずもなく、「長野一触即発」というものだった。頭3文字の勘違い。紛らわしいなぁ、もう。
ちなみに「長野一揆塾」とは、このブログにも忘れた頃に登場する〝腐ったTUBE〟さんプロデュースのイベント。ターザン山本!さんのトークライブのことをいう。
かつては「静岡一揆塾」も対抗馬として存在していたんだけど、見事に崩壊した。スタッフというか、メンバーが離散家族と化してしまったらどうしようもない。全3回でTHE END。ワン、ツー、スリーのフォール負け。
けれどもそこから〝伝説〟が生まれた。ネット掲示板やプロレス雑誌でも大々的に取り上げられ、ファンの間でも語り草となった出来事。2004年3月の「和民店長土下座事件」はあまりにも有名だ。先ごろ発売された『生前追悼 ターザン山本!』(エンターブレイン)でも当時のインタビューが再録されている。食事会の席上、あることが発端となり、ターザンさんが〝パフォーマンス〟で大炎上。これこそが〝土下座の乱〟である。
なにを隠そうムフフ…、行き先をチョイスしたのが怪人クンだったんだけどね。今にして思えば、完全な手抜き接待だったよなぁ。地元・静岡の味を紹介せず、「ライブ会場のそばだから」と、東京にもある居酒屋を先導したのはまずかったね。けど、それがあったからこそレジェンドが生まれたわけで。災い転じて福となす。ピンチのあとにチャンスあり。何がどう転ぶか人生、わかんないよね。

雲があちこちに散らばっている。けど雨の心配はない。あしたもこの調子でいてほしい。なんたって、夕方から東京だからね。ターザンさん62歳のバースデーを祝う会に怪人クンも参加する。場所は水道橋の「上海飯店」という中華料理店。
例年は多少前後した。開催日が微妙にズレた。怪人クンが呼ばれるようになってから、誕生日当日に開くのは初めてじゃないかな?
昼にジャンクボさんから電話があった。彼も『キャバなやつら!』(文芸社)を買うよと言ってくれた。さらにもうひとり。
(ネットで注文したよ!)とメールをくれた女性がいた。彼女とはぜひ一度、ゆっくり語り合いたいと思っている。恋バナは最高に盛り上がるだろうなぁ。夏にはそれを実現させる。待っててね。
ジャンクボさんも彼女も、2人ともありがとう!
ザー、ザー、ザー。うわっ。天気予報に暗雲だ。夜、スコールのような雨が降った。ニュースによれば、翌日の関東地方も一時的に雷雨があるかもだと? それだけは勘弁してほしいよなぁ。
土曜日のアップは午前か? それとも午後か? 25日(金)の日記を書き終えたら出かける準備だ。滞在時間は短いけど、久々のターザンワールド集結。みんなに会うのが楽しみだ!


※〝伝説〟が読めます。2004年3月13日、ターザンカフェの日記はコチラ。
※〝おでん横丁〟(写真)の近くがトークライブの会場でした。


本当に小説なのか?

2008年04月25日 | Weblog
<4月24日(木)>

たとえばあの大ベストセラー、リリー・フランキーさんの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社)もそう。作者自身の体験や日常を描いた物語は「私小説」というジャンルでくくられる。
ところで、怪人クン著『キャバなやつら!』(文芸社)は本当に小説なのか? もう一度考えてみよう。主人公・怪人クンの実体験、歪(いびつ)な恋愛を基に書かれているから前述のものに組み込まれても不思議じゃない。
あ、この歪という言葉で表現したのには怪人クンなりの理由があってね。ハートマークを頭に思い浮かべてほしいんだけど、片想いだからまともな形じゃない。きれいにまとまってない。整ってない。いちばんわかりやすいのは、やっぱり割れた状態だ。でも、半分がかけたものとも微妙に違ってて。
ここでハッキリ申し上げておきます。『キャバなやつら!』はブログ的かつ小説的な作品です。早い話、どちらの要素も含まれている、ということ。あとはムフフ…、感じたままに読者のみなさんが決めてくれれば、と思います。

またしても雨。けれども夜には止んでいた。
ありがたいことに、怪人クンの手元にあった本もほぼ完売。この日もナバと女性が1冊買ってくれた。ありがとう。
いよいよ店頭発売まで1週間。日本全国、世間に触れる瞬間が刻一刻と近づいている。
来週の木曜日、5月1日が運命のゴング。怪人クンの幕が開く!


※来月より、文芸社のサイトでも「書籍案内」のコーナーで宣伝されると思います。そこから注文画面にもアクセスできます。こまめに同社HPをチェックしてみてくださいね。
※花のように咲け!(写真)


メッセージありがとう!

2008年04月24日 | Weblog
<4月23日(水)>

事務所にいるときは、そのほとんどをパソコンの前で過ごす。腰を痛める原因はここにあるといっていい。長時間、同じ姿勢でいることがよくないというのはテレビをはじめ、いろんなところで指摘されている。
怪人クンも慢性化してしまった。だからといって、キーを叩くことをやめるわけにもいかない。仕事やブログ。日々繰り返される作業に終わりはない。これからも腐れ縁と思って付き合っていくしかないんだよね、ムフフ…。
19時を回っていた。さぁ行くぞ。今夜の教室には、前々から『キャバなやつら!』(文芸社)を「買うよ」と言ってくれていた仲間が何人か来る。紙袋に人数分を入れた。窓の外から音が聞こえる。マジかよ。出かける頃になって雨が降り出した。それもかなりの強さでアスファルトを叩いていた。左手に傘、右手に紙袋。歩いて真ん中の体育館へ向かう。
昼間からの痛みが消えない。雨天腰痛ということで練習は見学。他者の動きをじっくり見せてもらった。実際にやることが一番だけど、見ることもまた必要だ。これが実にいい勉強になる。
解散後怪人クンの本を買ってくれたみなさん、ありがとう。お礼を言います。書店発売は5月1日。地域によって多少のズレが生じるとのこと。ネット販売も同月からスタートします。

さてさて。早くもその感想を会った人、あるいはメールでいくつかもらった。
「おもしろかったよ」という方もいれば、その逆もある。怪人クンがどんなものを書いたのか? そっちには関心を寄せても、キャバクラという世界に興味を抱いていない人は後者のようだ。当然といえば当然か?
どんな声が上がったか? それらを具体的に紹介したいんだけど、ストーリーについても触れているので載せることができない。そこは生命線。ネタバレは御免だからね(笑)。ただし読み手が素直に感じたことについては、たとえそれが怪人クンとこの作品にとって厳しいものであっても載せる。ありがたく受け止める。
この先もたくさんのメッセージをいただくでしょう。4月23日更新のブログ(22日の日記)にロボコンからの言葉をアップ。彼の答えはこうでした。ありがとう!


※イチゴ狩り(写真)。


強い味方KINOビジョン

2008年04月23日 | Weblog
<4月22日(火)>

アピールは新聞だけじゃないぞ。発信方法はほかにもある。
紀伊国屋書店の「KINOビジョン」で怪人クンの本、『キャバなやつら!』(文芸社)も流される。
これは、店内に設置されている100インチの大型モニターまたは40~50インチのプラズマディスプレイで新刊や話題作を映像紹介するものだ。ジャケットとタイトル、簡単な内容説明が静止画で表示される。ナレーションはなし。数秒後、別の作品に移行。しばらくして、また怪人クンの番が来る。それがリピートされていく…。
昨年の11月、新宿店へ足を運んでビジョンを見た。そのとき、ふと思った。電車に乗ると目にする光景。無声広告が繰り返し放送されたりするけど、あの感覚に似ていた。
読書好きの人は、あらゆるところに目を向ける。読んでもらうためには、何より知ってもらわないと始まらない。そういった意味で、こちらも強い味方といえる。
期間は4月26日~5月16日。全国22箇所の紀伊国屋書店(下記参照)で上映される予定だ。

【北海道地区】:札幌本店、
【東北・関東地区】:仙台店、宇都宮店、さいたま新都心店、新宿本店、新宿南店、渋谷店、玉川高島屋店、大手町ビル店、国分寺店、横浜店
【関西地区】:梅田本店、本町店、京橋店、神戸店
【中国・四国地区】:クレド岡山店、徳島店、松山店、広島店
【九州地区】:福岡本店、長崎店、鹿児島店

書籍も陳列されるとか。お近くに寄った際は、ぜひチェックしてみてね!
以上、きょうの日記はお知らせまで。


※イチゴ(写真)。


〝ネオン街のホームレス〟とは何か?

2008年04月22日 | Weblog
<4月21日(月)>

すでに予約してくれた方がいたら、この場を借りてお礼を言います。
ネットで『キャバなやつら!』(文芸社)を検索してみるとアマゾン、楽天、その他いくつかの注文サイトにヒットする。著者経歴は見れるものの、現時点では肝心の内容紹介が表示されていない。この日の午前中、関係者に電話で問い合わせたところ、『それは発売開始の5月までに入ります』というのでもう少しお待ちを。

初めての訪問者がいらっしゃるかもしれない。怪人クンのキャッチコピー、〝ネオン街のホームレス〟とは何か? 意味を改めて説明しておく。
ちょっと違うけど、イメージは故・渥美清さんが演じたあの寅さん。いろんな土地を旅しては、そのつど誰かに恋をする。けれども最後はお決まりの…。
怪人クンも行く先々、夜のキャバクラでときめく出会いを繰り返した。なんか似てないか? それで、自身にこの名前を付けたというわけ。
でも実は、大きな違いがあったんだよな。怪人クンと寅さんじゃ。3年くらい前だったかな? これを指摘したのがDr.トドーでさ。
「寅さんには少なくとも相手の女性が好意を抱くんだよ。ストーリーのどこかで、『ひょっとすると?』ってなるじゃん。けど怪人クンはどう? いつも一方通行じゃん。寅さんとは似ても似つかないんだよ!」
うん、確かに言われてみれば…。
コイツじゃないとダメなんだぁぁぁ! 絶対的な存在、揺るがない宿。それが2006年の夏に現れたお蝶だった。彼女の出現が怪人クンを〝ネオン街のホームレス〟じゃなくしてしまった。夜とは限らない。ハートの中はお蝶、お蝶、お蝶。雨の日も風の日も燦燦と輝く太陽の日だって、24時間、四六時中、彼女が咲き乱れた。ココロの置き場所は、お蝶という宿だった―――。

今回の作品では、彼女との9ヵ月を描ききった。当時のブログには書いてなかったことも綴った。それに加えて、ムフフ…。
これ以上はしゃべりません。『キャバなやつら!』を読んでください!
PCからアクセスしてくれた方は、プロフィールの部分がリニューアルしたことを気づいてくれましたか? 怪人クンが、この本をひと言で表現するならこうですね。

またひとつ、愛のカタチがここにある!


※自ら描いた怪人クンのイラスト(写真)。


世界最強のヒーロー

2008年04月21日 | Weblog
<4月20日(日)>

泊まりなし。わずかな時間ではあるけど、今週末東京へ行く。ターザン山本!さんの誕生日会へ顔を出す。62歳か。でも、この人に年齢は関係ないよなぁ。
当日は雨にならないことを祈る。週間予報を見る限り、その心配はなさそうだ。
街には人が出ていた。午後から丸井へ。プレゼントを見るためだ。店内は給料日前というのにそこそこの入り。
何がいいんだろうなぁ。簡単には決まらない。身につけるもの? それとも文房具類? A館、B館をぐるぐると回る。30分が経った頃、ふと足を止めた。よしこれでいくぞ!
ということは26日、ついに噂のカノジョ夢香さんとも対面するわけだ。怪人クンはターザンさんが書く日記の中の彼女しか知らない。そのイメージがすべてだ。
でも実は、昨年9月に一度だけ会っている。あれは「ひとこと塾」へ遊びに行ったときのこと。まだ2人が恋人関係になる以前の話。銀座のとある沖縄料理店。講義のあとの食事会の途中、彼女と向かい合って座るターザンさんのところへ移動し5分ほど会話をした。テーブル越し、真横に座った状態にはなったけど直接は言葉を交わさなかった。
今回はせっかくなので、「元気ですかぁ~っ!?」くらい言おうかな、ムフフ…。

19時前、本屋へ寄る。格闘技系の雑誌が置かれていた場所で発見。タイトルは忘れてしまったけど、宝島社が出したもの。ターザンさんの特集が組まれている。写真入り。彼女もいっしょに取材を受けていた。
今度は、その横にあった雑誌が視界に入った。スペシャル企画として「アントニオ猪木は本当に強かったか?」なんてモノを組んである。あ、これかぁ例のやつは。ぺらぺらぺら、ちょっと覗いてすぐ閉じる。怪人クンは心の中で呟いた。
強えよ! 当たり前じゃねぇか、と。
それに、怪人クンにとって猪木は過去形じゃない。もちろんこの本のテーマは別のところにある。でも、「強さ」とは、相手を倒すといった格闘家として技術ばかりじゃなく「引力」のこと。すなわち、浮気させない。飽きさせない。いつまでも惹きつけて離さない力のことをいう。
魅せられて30年以上になる。今なお怪人クンにとっては、アントニオ猪木こそ世界最強のヒーローでありファイターだ!


※汐の香りが漂っていた漁港(写真)。