怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

今宵、静かに…

2006年09月30日 | Weblog
<9月29日(金)>

こんなに夜が長いと感じたのは、一体いつ以来だろう?金曜日というのにまったく出ることをしなかった。おとなしくウチにいた。
22時。部屋のカーテンは開いている。窓の外、漆黒の空が見える。近くのビルやマンションの明かりがポツリ、ポツリ漏れてくる。テレビからはニュースが流れる。それをただぼんやりと眺めながら、何をするでもない。座椅子に腰を下ろしたまま動かない。カチ、カチ、カチ、小型時計の針が動く音まで耳に入ってくる。退屈な時間だけがスローモーションのようにゆっくりと流れていった。

そういえば夕方の17:20、うたさんから1通のメールが送られてきた。画像が添付されている。開けてみた。牛だった。なんだこりゃ?どんな意味があるというのだ?すぐさま返信して訊いてみた。わずか3分。カップラーメンが出来上がったようなタイミングでうたさんはこう言ってきた。
(あなたの気持ちがウッシッシってことだよ!)
どういうことだ?恋する牛?〝うし〟というキーワードをたぐっていけばいいのか?

うしろゆび。
うしろがみ。

う~ん、別に怪人クンはやましいことはしてないしなぁ?もう少し拾い集めてみるか?

うしみつどき。
あやうし。

あやうし?恋の終わりか?そんなバカな?あ、わかったぞ!わかったよ、うたさん!
彼の言葉をもう一度リピートしてみた。
(ウッシッシってこと!)
怪人クンが大橋巨泉というんだな?違うか?
大橋巨泉と言えば、その昔『クイズダービー』(TBS)という番組を持っていた人。ダービーと言えば馬。馬と言えばレース。レースと言えば勝利。勝利と言えば恋。恋と言えば落馬。そしてジ・エンド。ほら、繋がった!えっ?
勝手に終わらすな。オイッ!

あしたの土曜日、〝ネオン街のホームレス〟は未知への領域へ挑戦してみる。それはまったくの初体験。なんと意外なことだろう?これだけ飲み歩いた男が一度たりとも経験がないなんて。
その相手がほかならぬお蝶なら、こんなハッピーなことはない。あとはタイミングと運あるのみ!果たして?
今宵は静かにそれに備える。ただぼんやりと何もせず…。


※うたさん提供の1枚。うっしっしぃ~の牛(写真)。

オヨ目においで!

2006年09月29日 | Weblog
<9月28日(木)>

心に引っかかっていたつっかえ棒が取れた。まずは一安心だ。
外は青空。時刻は昼前。11:40頃のこと。仕事で外を歩いていた瞬間だった。怪人クンにあるひらめきが!冴え渡るゲノム。乗っている証拠だな。やがてそれはどんどん膨らんで、巨大化していった。もう止まらない。止められない。一体何が?
ここは一丁、水面下で動こう。黙っていようとも思ったが、どうもそれは無理のようだ。一度しゃべりたくなると抑えることができなくなる。悪い癖だなぁ。
いい?ここだけの話だよ。どうしても怪人クンが考えたタイトルで、ある男にブログデビューをしてもらいたい!という思いが浮上。その男とは…。
またまた登場。おなじみ〝オヨヨ〟の署長である。

読者の中で彼を実際に見た者は数えるほどしかいない。文中には「オヨヨ、オヨヨ」を連発してしつこいほどに出てくるが、コメント欄にはこの2年でたった一度しか登場したことのない幻的存在。彼は〝人間魔送球〟みたいな男なのだ。
ご存じない方のために説明する。〝魔送球〟とは、名作『巨人の星』の星一徹があみ出した刺し球(脅し球)。巨人軍現役時代、幻の名三塁手と言われていた一徹。彼はあることから上手く送球ができなくなり、独自の脅かしボールをあみ出してランナーを刺すことに成功した。そういうマジックボール。幻の球。
署長をなぜそう例えたかというのは、コメント欄では幻の男だからだ。決して彼が脅かしの存在という意味じゃない。署長は怪人クンブログのスパイス。隠し味。最高の名バイプレイヤーだ。ここまで気兼ねなく、好き勝手にいじれる人物はほかにいない。
もういい加減、そんな彼を表舞台に引っ張ってみたくなったというわけ。
説明がやたら長くなってしまった。やれやれである。

気になる署長の外見はどんな感じか?こういう時は芸能人で例えるに限る。
これまでにも何度と書いてきたと思う。みなさんには俳優・江守徹さんの顔を思い浮かべてもらいたい。ミスター・ドモホルンリンクルだ。
本来は〝署長〟だから『踊る大捜査線』のスリーアミーゴス、北村総一郎さんでもいいのだが、ここは江守さんで話を進める。よくわからない人のために、下の※印に江守さんが出演する「ヤマサ昆布つゆ・白だし」のサイトをリンクしておくので参考にしてほしい。それと、署長のもうひとつの顔は〝昆布つゆ男〟なのだ。たまにはこのキャラも眠りから覚めてほしいよなぁ。いつかまた登場してもらいたい。

さてと、江守さんの顔は浮かんだかな?そうしたら、目元の周を四角く切ってみて。妄想力でね。長方形に両目と眉が入ってる感じ。テレビ画面で言うなら、眉から目元のアップが映ってる絵。できたかな?それをブログタイトルの写真とする。江守さんを署長だと思ってくれればいい。どう?なんとかわかるでしょ?
いよいよ問題のタイトルがそこに入るのだが…。なんだと思う?
それでは発表しよう。ズバリ、タイトルは…

『オヨ目においで!』

いいと思わない?もちろん〝オヨ〟は〝オヨヨ〟を意味する。絵を想像すると、眉間に少ししわを寄せ交互に跳ね上がった眉と、メガネの下からのぞく細いまなざし。江守徹(署長の代役)の目(視線)が「さぁみなさん、このブログにいらっしゃい!おいでよ!」と語りかけている構図。この絵とタイトルは、そういう意図から考えたものなのだ。どうだい署長?使えるだろ?
ただし、ここでさらなる大問題が!肝心のコンテンツ。中身の文章が読者に届かないという非常事態。読解不能であるからして…。
それはもちろん、あれですよ。さぁ、ご一緒に大きな声で言ってみましょう。
始まりから最後まで、せぇ~の~、「オヨヨ、オヨヨ」(※一同大合唱)。
これじゃあねぇ~、読めないよねぇ~。あ~~~。

以上、企画倒れのお話でした。〝オヨヨ〟の署長は終わりなき幻なのか?


※怪人クンといえば、十八番(オハコ)はやっぱキャバネタですよねぇ。読者のみなさん温かいコメント、ありがとうございます。
※予想図。ブログタイトル部分。こんな感じの絵を頭に浮かべていただけましたか?(写真)。実写版〝オヨヨ〟の署長役は、今回江守徹さんにお願いしました(ノー・オファー)。
※江守徹さんはコチラを参照。


〝だんじり娘〟方言まつり、入場!

2006年09月28日 | Weblog
<9月27日(水)>

まずは余韻さめやらない火曜日の、お蝶の店での出来事から。今回はその一部始終をお届けする。

怪人クンは毒舌だった。20:50。お蝶が登場するまでの間、ヘルプで横に付いた女性相手におしゃべり。初顔。一言、その口調を聞いただけで〝ピン!〟ときた。おしとやかな女性とは違うな?顔立ちは〝S字カーブのaiko〟とでも言おうか?こういうタイプは多少のことを言っても、「やだよぉ、まったくぅ~」(ポン!)とこちらを叩き返してくることが多い。するとどうだ?どんぴしゃり!思ったとおりのリアクションを彼女は返してきた。そうとわかれば…。「GO!」(※郷ひろみ口調)。ブルルルル~ン。心の中でアクセルをふかした。
「あなた、お祭りとか好きじゃない?」
「うん、大好きだよぉ~」。
「あ、そうだ。名前はなんて言うの?」
彼女は、本名の一部を縮めたものをそのまま使うことにしたと言ってきた。
「見方によってはaikoに似てるよねぇ?」
「ホント?そんなこと言われたの、初めてだよぉ~」。
「まぁ、見方によるけどね(笑)」。
「やだよぉ~」(バシッ!)
彼女が怪人クンの膝あたりを叩く。
数分後、お蝶が現れた。怪人クンのもとに来るのかな?と思ったら違った。どうやらほかの指名客が来店しているようだ。彼女は別の席に付いた。

ということで、異色娘との語らいはまだまだ終わることはなかった。通りすぎたお蝶を見ながらポツリと彼女が言う。
「綺麗な人だよねぇ?見たことあるよ、あの人」。
「うん。綺麗だね」。
とぼけ口調の怪人クン。
「ところでお客さん、誰か指名してる女のコいるの?」
「ムフフフ…」。
「誰?誰?いいじゃあ~ん。教えてよぉ!」
「イヤだ。教えなぁ~い」。
「いいじゃん!」
怪人クンがお蝶を指名していることは、あえて口には出さなかった。言わなくったって、あとでわかることだから。
お酒を作り直しながら彼女は言った。
「あのさぁ、わたしさぁ、こういう高級感溢れる店で働くのって初めてだよぉ~。だから今、すごく緊張してるだけんね。これでもね。やっていけるだかしぃ~。フフフ」。

ポーズボタン、ON。
話の途中だが、ここで「おや?」っと思われた読者の方、お目が高い!静岡弁の特徴を少しだけお話しておこう。ちなみに彼女は焼津、藤枝、浜松などの西方面のコ。
彼女の言葉に〝ん〟が抜けてることに気づいただろうか?たとえばこの2箇所。
×〝今、すごく緊張してるだけんね〟→〝今、すごく緊張してるんだけどね〟○
×〝やっていけるだかしぃ~〟→〝やっていけるんだろうか?〟○
これは西方面によく見られる。でもあれだねぇ。〝ん〟がないだけでずいぶんと間抜けだなぁ、静岡の方言って…。

たったそれだけ言いたかったのだ。日記に戻ろう。どこまで話したっけ?彼女が「緊張してる」ってところか。ポーズボタン、ポチッとな。

「へぇ、そうなの?以前はどのへんでやってたの?」
「海のほうだよぉ~」。
「海?海のほうにキャバクラなんてあるの?」
「あるよ」。
「それって、〝海の家〟のことじゃなくて?もしかしてあなた、海猿?」
「違うlよぉ!」(バシッ!バシッ!バシッ!)
股のあたりを3連発で叩かれた。怪人クンもテンションが上がり、さらに毒舌を増した。
「あなたの名前だけどさぁ、本名じゃなくて変えたほうがいいと思うなぁ」。
「そうかしぃ~?じゃあ、どんなのがいいと思う?」
「なんかノリがお祭り系だから、そのまんま〝祭〟なんかいいんじゃない?平仮名で〝まつり〟でもいいし」。
「じゃあ、お客さん…お名前なんて呼んだらいいの?」
「怪人クン」。
「じゃあ、怪人クンだけ〝まつり〟って呼んでいいよぉ」。
その時だ。彼女が2度目のお酒を注ごうとした瞬間、ガシャン!とい音がこだまする。怪人クンのボトルと、ウーロン茶の入った大きな瓶(※名前忘れた)が接触して、瓶のほうが割れてしまったのだ。
「ほら、やっぱ祭りだよあなたは。〝ひとりだんじり祭り〟だね。ダハハ」。
「ごめんなさい」(しょぼん)。
ボーイが瓶を新しいものに素早く交換した。

仕切り直しだ。
「あなた、演歌の匂いがするねぇ?」
「演歌得意だけんね、わたし!」
「デビュー曲は〝だんじり音頭〟?」
「ハハハハハ」(バシッ!バシッ!バシッ!)。
うわっ!
「なんかその衣装地味だから電飾つけたほうがいいよ」。
「わたしは小林幸子じゃないだよぉぉぉ!!!」(バシッ!バシッ!バシッ!)
だから、叩くなって!
「あなたの入場テーマ曲は北島三郎の『祭り』でいいんじゃない?お客さんの席に付く時、店内でかけてもらえばいいじゃん?『♪まぁ~つりだ まつりだ (中略) これが日本のぉ~ まつりだぁよぉ~!』って。どう?」
「ハハハハハ」(バシッ!バシッ!バシッ!)。
だから痛いってば!
「あとさぁ、あなた方言きついからそれを苗字にしたら?源氏名を〝方言まつり〟にしたら?いいと思うよ。店長そこにいるじゃん。言ってあげようか?」
「ハハハハハ。いいかもしんないねぇ」(バシッ!バシッ!バシッ!)。
殴るな、オイッ!

そんな彼女がしんみりと言った。
「方言とか直したほうがいいだかしぃ~?」
「そのままでいいんじゃない?直さなくても。それをあなたのキャラクターにすれば。っていうか、売りにするのさ。個性なんだし。この空間では誰にもない武器なんだから。ここはあなたが勤めてきた海の店とは違うかもしれないけど、彼女たち(お蝶やほかの女のコ)になる必要はないじゃん。同じ路線で勝負したって面白くないじゃん」。
「そうだねぇ。がんばるよ!なんか、緊張ほぐれたやぁ~」。
「よかったじゃん」。
「わたしのこと応援してね」。
「ムフフフフ…」。言葉はなく微笑む怪人クン。
指名することはできないけど、こういうつかの間の時間、再び会うことがあったらしゃべりましょう。彼女のようなお祭り型ファイターにはこちらもお祭りモードで応戦する。それが怪人クンの流儀である。

「ごめんねぇ、お待たせぇ」。
20分ほど経った頃、白いドレスのお蝶がきた。♪ホワン ホワン ホワンワンワンワンワン…。さきほどまでの、毒舌・怪人クンはどこへやら?一瞬で〝骨抜きクン〟と化していた。

でもこの〝だよぉ~〟はなんか親近感が湧くんだよなぁ。あ、そうか!ウチパクさんの〝ぱく、ぱく、ぱくぅ~〟と同じリズムだ。彼のあれも実は、〝ぱくぱくランド〟という異次元の国の伝統芸能。方言っていうやつなんだろうなぁ、きっと…。

げっ、しまった!お蝶との会話まで書いたらとんでもない長さになる。仕方ない。それは書かないでおこう。
火曜の日記が長すぎて、肝心の水曜の話ができなくなった。まぁいい。大したものはなかったのだ。
午前中は雨、午後からそれは止んで、18:30頃からあるところへ行って…。夜になって合気道教室を30分、見学したくらいだし。その後はひとりで外食へ。そんなところだ。

とにかく、方言まつり嬢はこの空間では異質な〝だんじり娘〟だった。
きょうのブログの結論はそれである。〝オヨヨ〟の署長なんか彼女を気に入りそうだなぁ…。


※夕方ウチへ帰ると、またまたターザン山本!さんからポストカードが!ちょっと今回の絵は載せられないです。グロテスクで(笑)。え?同伴ネタは書かないほうがいい?それは無理です(キッパリ)。
※何回か前にターザンさんからいただいたポストカード(写真)。「この絵は同伴だけを楽しみに待つ男の顔にソックリ」とターザンさんは言うのですが。そんなに似てますかねぇ、同伴男に?ムフフフ…。

突然お蝶

2006年09月27日 | Weblog
<9月26日(火)>

雨の火曜日。洗濯物は部屋干し。午後になっても止む気配はない。仕事。銀行などの用事で外を歩く。ズボンの裾に水しぶきがかかって冷たい。
9・26、日本が動いた!いよいよ安倍内閣の誕生だ。第90代の総理大臣に彼は指名された。52歳?若いよなぁ。〝安倍丸〟の船出。一体どうなる?

そんな歴史的な日に、突然のサプライズが怪人クンを待っていた!
都合で17時には事務所を出る。天気は一向に回復しない。時折小雨になるが、相変わらず降り続いている。左手で傘を差し、とある場所へと向かった。
18時すぎのことだった。怪人クンほか数名の部屋にケータイのメール音が鳴り響く。この音は?大好きなお蝶からのものだった。彼女専用のメロディーが数秒間、あたりの静けさをかき消した。
「電話だよ。出なくていいの?」
「うん。いいの、いいの。メールだから」。
話し相手と言葉を交わす。その場で内容をチェックする。おっ、学校ちゃんと行ったんだ?実は彼女、大学生なのだ。きのうで長い夏休みが終わり、この日から新学期がスタート。怪人クンは大学生やったことないからわかんないけど、大学も〝新学期〟って言うんだよねぇ?
メールの文面。
(怪人クン、今夜もご飯は外食?ひとりで食べるの?)
(そうだよ)。
(もし、怪人クンの都合がいいなら今夜一緒に食べたいなぁ、と思ったんだけど…?軽くラーメンでも?)
この時18:49。誰が断りますかって言うんだ?もちろんOKだョぉ~~~!!!

待ち合わせは1時間後。一度ウチに戻って着替える。
さぁ、行こうか!雨は止んでいたが、傘は持って行った。20時、約束の場所で彼女を待つ。平日なのに街は人が出ていた。
「突然誘ってごめんね」。小走りにお蝶が現れた。ちょっぴりいつもと髪の感じが違う。微妙にセットを変えたようだ。それがまたなんとも言えない色気を発していた。怪人クンは横顔の彼女にドキッ!っとなった。
すぐ近くにある、彼女行きつけのラーメン屋へ入る。店の女のコたちと出勤前、あるいは仕事帰りに寄ったりするという。こういう店は夜遅くのほうが混むのかも?まばらな店内のテーブル席に、ふたり向かい合って座る。お蝶は味噌ラーメン。怪人クンは塩ラーメンを注文。キムチがサービスで出てきた。
「仕事前に食べたら匂っちゃうねぇ?(笑)」とお蝶。
「気にしない、気にしない」怪人クンが笑い返す。いいなぁ、こういうラーメン屋のデートも…。
「たまにはアタシがご馳走するね。誘っちゃったし…」。
そう言って勘定はお蝶が払ってくれた。じゃあ、ご馳走になります。ありがとう。
たった30分の短いひとときでも、こうして彼女に会うことができる怪人クンは幸せ者だよなぁ。しかも、お蝶から誘ってもらえる男になったんだよなぁ。すごいことだよなぁ?
怪人クンが怪人クンとして生まれたことを、お蝶という女性に出会えたことを誇りに思うよ。これから先も、今よりもっとお蝶のことを、彼女との時間を大事にしたい。大切にしたい。何度も言ってきたが、改めてそう思った。
怪人クンはお蝶のことが…です!

20:45、店に入った。ゆったりとした店内。数組の客がソファーで会話を楽しんでいた。お蝶が着替えてくる間、ヘルプが付く。彼女はこの日がデビューだと言った。接客2人目。〝第2戦〟が怪人クンとはかわいそうに…。好きなようにいじられるよ、あなた(笑)。
顔立ちは、そうだなぁ?ミュージシャンのaikoがSカーブした感じかな?(笑)性格はメチャ明るい。ノリも抜群だ。以前は海の近くのキャバクラにいたという。海猿か?お気取りはゼロ。
このコ、言葉の途中が「~~だけんね」※標準語は(~~だけど)。語尾が全部「~~だよぉ~」という具合に、静岡の方言が速射砲となって飛び出してくるのだ。
源氏名は本名を使うことにしたと言っていたが、彼女のしゃべり口調やその人なつっこさから怪人クンがある名前を提案。さすがに店にはOKされないだろうが、この日記でなら使える。あしたのブログにそれは書く。

とにもかくにも真逆の女。ゴージャス感漂う、上品で落ち着きのある空間に鳴り響く祭囃子。しゃべる和太鼓。そんな異色娘がお蝶の店にやってきた!
つづきはあした!


※きのう、ターザン山本!さんからいただいたポストカードを見てある曲が浮かんできました。かつて、ドリフターズのコントにこんなのがありましたが知ってる方いますか?
「♪ぼっ、ぼっ、ぼくらは少年探偵団。ひとりだけ老人」。
〝竜宮軍団〟(キャバクラ探偵団)とターザンさんの関係が、まさしくこれに当てはまる気がしてならないのですが…(失礼!ペコリ)。だって、ターザンさんは数ヵ月前まで〝いかりや長介〟でしたからねぇ。
※ジャンクボさんと行った「安倍藁」の〝アマゴの骨酒〟(写真)。


恋する妄想詩人

2006年09月26日 | Weblog
<9月25日(月)>

人は恋をするとポエマーになるというが、どうやらそれは本当らしい。
怪人クンは今、詩人である。燃えるポエマーだ。目覚めの時も、仕事の時も、日が落ちてからの時間もその状況を詩にしたくなる。
かなり涼しい。19:20頃だったか?JR静岡駅へと続く地下街の「大戸屋」という食堂でひとり夕食をとる。ご飯時。テーブル席もカウンター席もお客でいっぱいだ。怪人クンは中央の大きなカウンター席に座った。いわゆる相席だ。お茶を運んできた女性店員に告げる。
「秋刀魚(さんま)の炭火焼定食でお願いします」。
「秋刀魚の炭火焼定食をおひとつですね?ご飯の量は普通でよろしいですか?ご注文は以上で?」
「ハイ」。
訓練された笑顔と、お決まりのセリフに一言で返した。
しばらくして料理が運ばれてきた。目の前に置かれた大きな秋刀魚。香ばしい香り。ご飯に味噌汁におしんこ。みな美味そうだ。怪人クンは詩を詠むように問いかけた。

―――君、秋刀魚クン?ボク、怪人クン。焦げてるねぇ、君も?怪人クンも焦げてるよ。熱く、熱くハートがね。真っ黒焦げに燃えてるよ―――。

秋刀魚相手に〝恋する吟遊詩人〟の想いを〝心の便箋〟にそっとしたためた。
そうだ!思い出したぞ。ポエムと言えば…。
あれは先週。土曜日の話。19時すぎ。お蝶と行った「横丁のバー」でこんな一幕もあったのだ。〝嘆きの店主〟に訊いてみた。
「怪人クンのポエムをこの店に貼ってくれない?」
「いい!貼らなくていい!」
大きくかぶりを振って彼は即答拒否をした。それもお蝶の目の前で…。山崎まさよし顔のくせしてシャイな男だなぁ。続けて〝嘆きの店主〟はこうも言った。
「怪人クン、吟遊詩人の意味知ってるの?辞書で引いてあげようか?」
彼はホントに辞書を取り出して読み始めたのだ。
「いい、よく聞いててよ」。
〝嘆きの店主〟の高音声が4坪弱の店内に響き渡る。
「【吟遊詩人】…<中世、フランスで>各地を旅行して、自作の詩を朗読(吟誦=ぎんしょう)した人」。
なるほどなぁ、書いたものをなおかつ声を張り上げて読むところがミソなのか?
「わかった?怪人クン。あなたはすぐ近くのネオン街をうろついてるだけでしょ?フランスじゃないじゃない。吟遊詩人じゃないよ、全然」。
イタリアなら行ったんだけどね(笑)。そういうことでもないらしい。

でもあれだねぇ。恋っていいよねぇ。ムフフフ…。
怪人クンはもしかすると、自分自身を大きく誤解してるかも?「大戸屋」で声は張り上げなかったし。だとしたらなんなんだ?吟遊詩人じゃなくて、〝恋する妄想詩人〟なのかも…?そんな気がしてきた。詩人というのも怪しいかなぁ?(笑)



※22時からの『報道ステーション』(テレビ朝日)で俳優・丹波哲郎さん死去のニュースを知りました。丹波さんと言えばやっぱり『Gメン‘75』(TBS)の黒木警視正ですね。黒ハットにコート。勇壮なおなじみのテーマ曲が流れる中、オープニングのタイトルバックで刑事数人が滑走路を横一列に歩き、その真ん中に位置した丹波さん。出演者がひとりずつアップになり、紹介される。あのシーンはカッコよかったですよねぇ?忘れません。享年84歳。ご冥福をお祈りします。
※ウチへ帰るとターザン山本!さんからポストカードが届いていました。表はこれです(写真)。なぜかそこには老人の集団が。あ、わかった!浦島太郎だ、これは。ターザンさんは怪人クンにこうメッセージしてきたんじゃないでしょうか?
『同じキャバクラばかり行ってると、浦島太郎になっちゃうよ!』と?
いいですよ。相手がお蝶なら、とことん浦島太郎になりますよぉ!ずぅ~っとお蝶に行きますよ!(キッパリ)


もう、チャパハゲなんて言わせない!

2006年09月25日 | Weblog
<9月24日(日)>

空を見る。あんまりいい天気とはいえないなぁ。そんな中、13時からなじみの美容院「あだむすファミリー」で髪を切った。襟足あたりが伸びていたのでそろそろ行かないと、と思っていたのだ。
怪人クンの担当は若旦那。オーナーの息子さんだ。彼もオシャレ。この日はドクロマークの黒いニット帽でキメていた。顔は〝DA PAMP〟のISSA系。なかなかのイケメンである。まず最初に女性スタッフのユミちゃんがシャンプーをしてくれた。実を言うと、彼女はこのブログに写真で登場したことがある。いつ頃だったか、若旦那と怪人クンと女性スタッフ2人の計4人で居酒屋「安倍藁」へ飲みに行ったことがあった。その時の1枚が過去記事を辿れば見つかるはず。2005年だったかも?興味のある方は探してみて。
滑らかな動き。やさしく指先で頭皮を刺激してくれる。う~ん、キモチイねぇ。
「かゆいとこないですか?」
「ありませ~ん」。
こういう場合、嘘でもいいから「このへんとそのへんがかゆいです」とか言ったほうがいいのかなぁ?いまだかつて一度もないのだ。洗ってもらった時、たまにその箇所が摩擦でかゆくなることはある。まぁ、それはすぐにおさまるからいいんだけど。

さぁ、カットだ。若旦那が訊いてきた。
「今回はどうします?」
「そうだなぁ、玉木宏でいこうか?それとも泉谷しげる。どっちがいいと思う?」
「泉谷しげる、カッコイイですねぇ」。
なぁ~んだ、意外性で「玉木宏、お任せください!」とか言ってもらいたかったなぁ。量は足りなくても、気分だけならイケメン俳優にだってなれるんだから。
さらに怪人クンは彼にこう伝えた。
「しばらく黒髪にするからカラーリングはしなくていいよ」。
「わかりました」。
怪人クン、チャパハゲ卒業?すべてはお蝶の一言だった。最近だ。店で彼女に訊いてみると、こんな答えが返ってきた。
「黒髪もいいと思うよ。夏はアタシも明るい色だけど、秋や冬になると落ち着いた感じにするもん」。じゃあ怪人クンもそうしようぉ!そんなノリで決めたのだ。やっぱ単純な男だ。ムフフフ…。

おっと、ここで突然この男の登場だ。〝オヨヨ〟の署長参上!
別に、この夜彼と会ったわけじゃない。彼がこの話を聞いたなら、おそらくこう突っ込んでくるに違いないと思っての想像で書く。映画やドラマには〝特別出演〟とか〝友情出演〟なんていうのがあるが、これって〝妄想出演〟とでも言うんだろうなぁ。
「オヨヨ、オヨヨ。怪人クン、お蝶にぞっこんだねぇ?髪の色まで彼女の言葉が影響しちゃうんだねぇ。すごいことだねぇ。じゃあさぁ、花田光司君(貴乃花親方の幼少時代)で質問に答えてみてよ。オヨヨ」。

―――怪人クン、怪人クン、お蝶のどういうところが好きなの?オヨヨ、オヨヨ。
「あのねぇ~、綺麗でねぇ~、カワいくってねぇ~、やさしいしねぇ~、笑顔がよくってねぇ~、嘘言わないしねぇ~、とにかくねぇ~もうねぇ~…あ~~~」。
―――ダメだこりゃ、オヨヨ。

カットとセットは1時間以内に終わった。あっという間に完成だ。差し出された鏡を見る。
「うん、いいんじゃない」。納得する。
とにもかくにも、3年ぶり。風に黒髪なびかせて、怪人クンが帰って来たぞ!
さらば茶髪。お帰り黒髪―――。もう、チャパハゲ(茶髪のハゲ)なんて言わせない!


※怪人クン御用達、美容院「あだむすファミリー」の愛犬たち(写真)。カワイイので再使用です。


嘆かされる店主?

2006年09月24日 | Weblog
<9月23日(祝・土)>

夕暮れ時の街。時刻は17:30を少し回った頃。
「ごめんね。ちょっと遅れちゃって」。
大き目のサングラスをかけ、大人っぽいファッションのお蝶が小走りにやってきた。
考えてみると、先々週と先週と今週。3週連続お蝶と同伴デートということになる。こんなこは〝ネオン街のホームレス〟史上初の快挙と言ってもいいくらい、まずありえないことだった。うれしいなぁ。幸せだなぁ。だって相手がお蝶だよ?弾んじゃうよ。そういう言葉が自然と出ちゃうよ。ニコニコしちゃうよ。もう!あ~~~。
今回のデートは突然決まった。前日の、お蝶のこの一言がキッカケとなったのだ。
「〝嘆きの店主〟に会ってみたいなぁ。行きたいな、その横丁に」。
「マジで?プップップ~。あのニセ山崎まさよしに?ウホホホホ」。
「うん。ぜひ連れてってぇ!」
「来週から何かと忙しくなるから、あした行こうか?」
「うん!行こうぉ~」
子供がはしゃぐような声を出し、彼女は微笑んだ。

こうして迎えた土曜日。まずはいつもの「飯や飯」(めしやはん)で食事だ。隣にある韓国料理店の前で怪人クンたちは足を止めた。紐につながれた犬がワンワンほえていたからだ。「カワイイ」。お蝶がしゃがんで犬と戯れる。彼女のやさしい笑顔がなんとも印象的だ。怪人クンの顔もほころぶ。
「毎度ぉ~!」
坊主頭がトレードマーク。店長の元気な声に迎えられた。カウンターの真ん中あたりに座る。この時間はまだまだ早いのか?誰もお客はいなかった。しばらくすると賑やかくなった。
彼女のお気に入りはアボガドの天ぷら。特製の塩を少し付けていただくのだが、これがなんとも絶品である。お刺身盛り合わせや、握り寿司も注文。〝飯や飯名物〟店長直筆お品書き(日替わり)の中から数品を頼んだ。よく食べたなぁ。先週の怪人クンとはまるで別人だ。
「よかったぁ。怪人クンの食欲が戻って」。
くぅ~。なんてやさしいんだろう?お蝶って(ぽっ)。♪ホワン ホワン ホワンワンワンワン…。これで〝帝王〟T氏から受けた心の傷などいっぺんに完治した。きのうまで怪人クンの心はつぎはぎだらけだったが、もうへっちゃらだ!
19時になったところで勘定を済ませ、次なる場所へ移動した。

いよいよお待ちかね、お蝶を〝嘆きの店主〟に会わせる時が来た。店までの道を並んで歩く。怪人クンがあるリクエストをした。お蝶もそれに応えてくれた。温かいなぁ…。ほんのつかの間、そのぬくもりを感じていた。路地に入る。
「へぇ~、こんなところにあったんだ?」
時計に目をやる。19:10。さぁ、お蝶のリアクションに注目だ。
そこは横丁のバー。青い暖簾をくぐると、L字型のカウンター。わずか7席。4坪弱のスペース。肌色の小さな豆電球が店内を程よく照らす。カウンターの頭上から逆さにグラスが並び、天井から下がるちょうちん型のスピーカーからは、聴いたことがないフュージョン・サウンドが流れてきた。座った場所の目線より高い位置には、〝嘆きの店主〟お手製料理が数品置かれ、その横に長いセロリ。これがまた一際目立つ。にょきぃ~っと顔をのぞかせているのだ。
左手奥にお蝶が座った。初対面の2人。〝嘆きの店主〟がお蝶に挨拶する。
「いつも怪人クンに〝嘆かされてる店主〟です。はじめまして」。
ムムッ、〝されてる〟の部分を強調しやがって!(笑)。
怪人クンは白ワインを、お蝶はカシスウーロン。カチ~ン。乾杯の音が響く。いい音色だ。

さてさて、お蝶のジャッジメントはいかに?
「似てるぅ~。横顔がとくにそっくり」。彼女にも〝嘆きの店主〟が山崎まさよしと認定された瞬間である。あんまり持ち上げないほうがいいと思うんだけどなぁ…。この男もほぼ坊主頭なのだが、自身のことを市川海老蔵とか言い出したのだ。あのなぁ!
「いつもねぇ、この男は嘆いてるんだよ」。怪人クンがお蝶に説明する。
「だからさっきも言ったでしょ!〝嘆かされてる店主〟だって。ウソ言っちゃ困るなぁ。●●●さん」。
ちょっ、ちょっ、ちょっ。いきなりそれは反則だろうが!
「本名で言うな!本名で!」と怪人クン。しかもこの男、フルネームで呼んだのだ。シューターだなぁ。
「そう言われてもねぇ。じゃあなんて言えばいいの?」
「ムフフフ…」。
「あはははは」。
怪人クンと〝嘆きの店主〟の漫才(?)にお蝶が笑う。

〝嘆きの店主〟の毒舌はとどまるところを知らない。
「でもなんで、こんな男と一緒にいるんですか?」
コラッ、〝嘆きの店主〟!おぬし、なぁ~んてこと言うんだよ?
「食事に行ってきたんですよ2人で」。
「よりにもよってこんな男とですか?」
〝よりにもよって〟ってなんだよぉ!?余計なんだよ、一言が!
「………(笑)」(お蝶)。
怪人クンの顔を見ながら彼女が言葉を続けた。
「毒舌だよねぇ。ひどいよねぇ」。
子どもを慰めるような、カワイイ口調で言う。
「でもそれだけ仲がいいんですねぇ、二人は」。
するとどうだ?ためらいもなく〝嘆きの店主〟は…?
「いえいえ、友だちじゃありませんから。この人と僕は」(キッパリ)。
「オヨヨ」。あれ?怪人クンは署長じゃないぞ?
〝嘆きの店主〟、まったく口の減らない男である。そのあとも3人で大笑いだ。
彼に頼んで、怪人クンとお蝶とのツーショットを撮ってもらった。
「いやらしいオヤジだなぁ」。
やかましい!

〝嘆きの店主〟が1冊のぶ厚い本をお蝶に差し出した。百科事典級の厚さだ。『誕生日大全』というもの。366日分の日付が載っていて、自分の誕生日のページを見ては何月のどの日の人と愛称が合うか?みたいな形で書かれているのだ。ちなみに、お蝶は7月5日。怪人クンは2月12日(本名の誕生日)。すると〝嘆きの店主〟がうれしそうに「怪人クンの誕生日と1日違いの日が彼女と愛称いいみたい。残念でしたぁ!」
く、く、くやしぃぃぃ!!!もう、撤収!
20時、「横丁のバー」を後にしてお蝶の店へ。1セットプラス30分。計90分、楽しんだ。
17:30から始まって21:30まで。4時間お蝶と至福の時を過ごした。早いよなぁ。いつもそう感じるが、今宵もあっという間だった。
彼女には笑顔が似合う。もっと、もっと笑ってもらいたい。何度でも怪人クンワールドを楽しませてあげたい。
でもホント、不思議なんだよなぁ。お蝶の前だと怪人クンは心から素直になれる。そんな女性、ほかにはいないよ!

そう言えば、〝嘆きの店主〟が帰り際に言ってたなぁ。
「僕のことはブログに書かなくていいからね。余計なこと書くんじゃないよ!」
ごめん〝嘆きの店主〟。全部書いちゃった(笑)。


※〝嘆きの店主〟の店にあるちょうちん型スピーカー(写真)。再使用。


怪人クン、真っ二つ

2006年09月23日 | Weblog
<9月22日(金)>

理屈じゃない。とにかくお蝶に会いたくて、22:20には彼女のもとへ飛んでいた。
風が強い夜だった。いつもは比較的早い時間に顔を出す怪人クン。今宵はこれでも遅い方だ。
さすがは金曜日。ソファーはお客たちでいっぱいだ。店内にあちこちの話し声が重なる。それぞれが思い思いの時間(とき)を楽しんでいるようだ。それは、怪人クンだっておんなじ。お蝶がそこにいるだけで、もうなんとも言えない気持ちになる。心の底から感じる安らぎと程よいドキドキ感が織り交ざって、たまらないのだ。言葉で表現することが難しい。
怪人クンの左横にお蝶。
「ヘアスタイルをちょっぴりシンプルにしてみたの」。
「うん。すごくいい感じだよ」。
「ホントにぃ~?」
「うん、怪人クンは気に入ったよ」
このニュースタイル。なんて表現したらいいんだろう?これまでのお蝶は、キャバ嬢たちに多く見られる巻き髪とトップをフワァ~ッとさせている大きな形だったのが、エレガントなものに変わっていた。難しいなぁ、表現が。文章的に上手く伝わらないかもしれないなぁ。怪人クンは単純だ。そんなお蝶に瞬時で胸キュンしてしまった。お蝶指数はぐんぐんぐんぐん上がる一方。この想い、破裂寸前だ。

会話が弾んでいた時、ケータイが鳴った。うたさんだ。
「今ねぇ、お蝶と楽しんでるとこだから邪魔しないで(笑)」
『そうなんだ?ちょっとお蝶に代わってよ』。
電話を彼女に渡すと、ちょっとどころじゃなくここからがそれは長い長いトンネルだった。〝竜宮軍団〟にリレーしていったのだ。ターザン山本!さん、ジャンクボさんが彼女と話をしていた。怪人クンもターザンさんと会話した。
「え、そうなんですか?〝文イチの会〟が1周年なんですか?おめでとうございます」。
ターザンさんが主催する「実践文章講座」が始まってちょうど1年。この日は1期生たちが集っての飲み会だったらしい。ここまでは和やかなムード。殺伐感ゼロの世界。ところが…。
問題は次の男である。耳元になにやら戦慄が走った。ドスの効いた低音。この声は?
憶えているだろうか?あの〝帝王〟T氏のことを…。時々、ターザンさんたちを六本木へ招待する某会社の社長である。悪夢は再びやってきた。彼はいきなり、怪人クンにこう言い放ったのだ。
『怪人クン、ちんたらしてるとボクが(お蝶を)奪っちゃうよ。静岡行って獲っちゃうよ。いいの?』
背筋が凍る。彼の言葉が日本刀となって、怪人クンを真っ二つに切り裂いた。〝帝王〟の一太刀だ。けれども、狼狽はほんの一瞬だけ。怪人クンは〝心のアロンアルファー〟で素早く体をつなぎ蘇生した。そう簡単にやられてたまるか!

60分、ずっとお蝶が横にいた。
何かと今、怪人クンの周りはバタバタしている。短い時間でもいい。彼女に会いに来よう。元気をあげるはずの怪人クンが、逆にこうしてお蝶から元気をもった。たまにはいいよね、それも。


※先日のレースで、見事ぶっちぎりのどん尻劇を演じた〝カイジンクン〟。馬の説明を書いたもの(写真)。うたさん提供。


〝オヨヨ〟の署長はDEEPな男?

2006年09月22日 | Weblog
<9月21日(木)>

♪僕は君のシンデレラボーイ 恋する君の王子さまさぁ~ 僕は君のシンデレラボーイ 恋する君の王子さまさぁ~

最近、こんな歌をテレビCMで耳にする。キムタクと渡哲也が出演している缶コーヒー「ジョージア」のもの。ほぼ毎日、1回は出くわす。たった1時間くらいしか怪人クンはテレビを見ていないのだ。確率としたらかなりの割合になる。
それにしてもあの曲、すっかりこびりついてしまった。気がつくと鼻歌もこればかりを口ずさんでいる。「あの歌には深さが足りない」と言われているが、いやいやどうして。案外深いよ、この歌は(笑)。

きのうよりはいくぶん気温が下がったようだ。昼間は空にも雲が多く見られた。
21:47、部屋でくつろいでいたら電話が鳴る。ディスプレイには江守顔の男が映し出された。おなじみ〝オヨヨ〟の署長である。
『オヨヨ、オヨヨ』。懲りもせず、発する言葉はこればかり。これだけの珍語であっても、怪人クンなら彼の言葉がわかる。誰の助けもなく話せる。この時も、なんだかんだと会話が弾んだ。さすがは〝夜の同志〟だ。
「今度さぁ…」
怪人クンが誘う。近々彼を連れてお蝶の店に行くことにした。来月には実現するだろう。この顔合わせも実に興味深い。
ところがだ。ひとつ心配事も浮上する。今さら言うまでもないが、署長の口から飛び出す言葉は寝ても覚めても「オヨヨ、オヨヨ」のオン・パレード。これじゃあお蝶も困るだろう。彼女が気の毒というものだ。ましてや、〝パク語〟にも汚染されている彼だ。なおさらである。そんな彼女のためにも、ここは一丁怪人クンが通訳をやるしかないな。
よし、こうなったら今のうちからお蝶に〝オヨヨ対策〟を授けておこう。うん、それがいい。もちろん、彼がDEEPな男であることも説明しておくつもりである。
署長よ、安心しろ。決しておぬしのことを「深さが足りない」とは言わせないようにするからさ(笑)。


※クリオネ(写真)。名古屋の水族館で撮影。署長提供の1枚。


署長感染

2006年09月21日 | Weblog
<9月20日(水)>

このところ、落ち着いてテレビを見る時間がない。ニュースの情報源はそのほとんどがネットである。速さでは群を抜いている。
5年か。よく続いたなぁ。その小泉政権も、あと数日で幕となる。ついにこの時が来たか。
20日、安倍晋三官房長官が自民党の新総裁に選出された。麻生太郎外務大臣、谷垣禎財務担当大臣に大差をつけての勝利。でもまぁ、驚きはまったくない。最初からこうなることはわかりきっていたからだ。
盛り上がっているようで、全然盛り上がらなかった今回の戦い。26日には、安倍氏が第90代の内閣総理大臣に指名されるという。彼が指揮する日本はこの先どうなっていくのだろうか?良くなるのか?変わらないのか?はたまた、現在(いま)以上に悪くなってしまうのか?注目である。

お堅い話はこのくらいにするとして…。
昼前から用事で出かける。外は雲一つない青空。強い日差しだ。秋晴れだ。おかげで、額からも汗が吹き出た。
冷房が効いている事務所に戻ったのは15時ちょっと前のこと。パソコンのメールをチェックする。ブログ用に作ったフォルダがひと際黒く目立っていた。すぐ横には「1」とある。どうやら1通の新しいコメントが届いているようだ。さっそく覗いてみる。どれどれ?ムフ、ムフ、ムフフフ…。読んだあと「ブハァ~」と噴き出しそうになる。
ウチパクさんが面白いことを言ってきたからだ。「ぱくぱく星人、大暴れ!」のところに書かれていたものである。
何を言いたいかはすぐにわかった。たとえば、ハンマーで頭を殴られたとする。激痛が走る。あまりの衝撃に星が見えることがある。彼曰く、怪人クンの場合はそれが星じゃなくて、蝶々だというのだ。そいつはいいねぇ。実に美しい絵じゃないの。頭の周りをたくさんの蝶々がひらひら舞い踊ってるんだよね?キラキラもいいけど、ひらひらのほうが怪人クンは好きだなぁ(笑)。♪お星さぁ~ま ひらひらぁ~ 
ひらひら星、最高!

そんなウチパクさんから端を発した出来事。
これは一大事だよ!うつったのはキャバクラ嬢だけじゃなかった。ブログの読者にも、とうとう〝ぱくぱく病〟に感染した男がいるのだ。なんとも厄介な話である。しかも、その人物がほかならぬ〝オヨヨ〟の署長というのだがら驚きだ。
夜。窓を開けたままだと、かなり涼しい。閉めても部屋は暑くない。日付が21日に変わった直後の0:02、テレビをぼんやり見ていたら署長からメールが届いた。文章の冒頭こそおなじみの〝オヨヨ〟だったが、問題は末尾である。
(~~~~ぱく、ぱく、ぱくぅ~!)
え、これは違うんじゃないの?間違いじゃなかった。最近になって予兆は確かにあったものの、こうも染まってしまうとは。
考えてみたら2人は似たもの同士と言えなくもないのだ。共通点はメガネ。小太り。頭の毛はカールしている。さらに加えて、ちょっぴり怪しいニコニコ顔。どちらもある俳優に似ている。署長はもう知られているから書いても差し支えないだろう。江守徹と北村総一郎のミックス型。ウチパクさんは、まだ誰にも言ったことがないので怪人クンの胸にしまっておく。いつか話せたら話す。
これ以外に探せばまだあるかもしれないが、このくらいにする。

外見はさておき、最大のポイントはここかもしれない。片や〝オヨヨ〟。もう一方は〝ぱく、ぱく、ぱくぅ~〟。どちらも発声(音)こそ違うが、署長とウチパクさんはいわゆる〝呼吸法〟が同じなのだ。だからこうして対面もせず交わることができてしまう。他者には見えない、2人にしかわからない〝何か〟があるのだろう。
でもさぁ、ウチパクさん。〝パク語〟の魔力ってすごいんだね。ビックリだよ。驚き、桃の木、〝オヨヨ〟の木。ついでに六本木も付けとこうか(笑)。
そういえばその後、〝竜宮大王〟ジャンクボさんはどうしてるんだろう?聞けば静岡の次の日も、新宿の〝竜宮城〟へ出没したというじゃないか?ターザン山本!さんの世界では、今やあの空間を×××××(カタカナ5文字)とは言わずにそう呼んでいるみたいだ。詳しくは『煩悩菩薩日記』で。

それにしてもなぁ。まさか、署長が〝パク語〟に感染するなんて夢にも思わなかったよ。まったくもってオヨヨな話だ。


※14時頃うたさんから電話がありました。あるレースに〝カイジンクン〟という馬が登場。しかし結果は、見事1着。後ろから数えての話ですよ…。
※うたさんがケータイから送ってくれました。カイジンクンです(写真)。