怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ナバをたずねて三千里

2006年08月31日 | Weblog
<8月30日(水)>

朝から怪人クンの怒りは沸点に達していた。仕事の話なので詳しくは書かないが、あまりに理不尽な相手の対応に爆発寸前だったのだ。嘘つきは大嫌いである。
人間関係は、言葉や態度一つでいくらでも変化する。構築は難しいが、破壊は実に簡単だ。そうならないよう、互いを気遣う。約束を守る。人と人は信頼で成り立つもの。それはプライベートも仕事も同じ。
そんなさなか、うたさんから電話がある。13時のことだ。思わずキツイ口調で言ってしまう。
「ちょっと今、仕事でムカついてるから短めにして!」
このままだと、マジうたさんにも何かをぶつけてしまうかも?なるべく柔らかく会話した。5分ほどで切る。これ以上は危険だ。温厚を装う自信がない。

昼間は気温と怒りが混ざり合って、汗が吹き出そうになる。1日中暑かった。
結局、問題は解決しないまま夜を迎えた。おかげで合気道に顔を出したのは20:15。終了までわずか15分しかない。
2階の柔道場へ上がる前、体育館入口受付のところに置かれてある指導員名簿にスタンプを押した。咄嗟にナバの欄を見る。今宵、印は押されていなかった。ガクッ。彼が欠席とわかって、とても残念な気持ちになる。ところがだ。同時にうれしくもなった。ひょんなことから面白い発見をしたことで、以心伝心を感じたのだ。何が起こったかというと…。
今期の水曜教室は今回で4回目。8月9日から30日の怪人クンとナバのスタンプは呼吸を合わせたかのように、綺麗にソッポを向き合っていたのだ。○が出席、×が欠席。

ナバ………9日×。16日○。23日○。30日×。
怪人クン…9日○。16日×。23日×。30日○。

ご覧のとおり、ナバの出席簿は怪人クンが来れば来ない。来なければ来る、となっている。逆説的でありながらも、2人は見事なまでに心が通じ合っているのだ。うれしいじゃないか。とは言うものの…。一体、いつになったら○と○がピタリそろうのだろうか?
会いたい人に会えない。この状況、何かとダブらない?ムフフフ…。ふと、怪人クンと『母をたずねて三千里』の少年・マルコがオーバーラップしたのだ。叶わぬ願い。今期、合気道の旅は『ナバをたずねて三千里』というテーマで進んでいく!モチベーションは〝ナバとの再会〟。これである。次週、2人はついに!?

道場―――。見学する怪人クン。20人ちょっとか?みな、気持ちよさそうに体を動かしている。「ハッハッハッハ」。ちょんまげがこちらに気づいて笑い出す。おや?あっぴーとカンフーがいないぞ?珍しいなぁ。え、もう終わり?あっという間に20:30。挨拶をして解散。ここに足を運んだだけでも、ちょっぴりだが気分転換になった。
21時前、体育館を後にした。ひとり歩いて帰る。このまま飲みに行っちゃおうかなぁ?お蝶の顔が浮かぶもすぐさまかき消した。この問題が解決するまではお預けだ。ズルズル引っ張るつもりはない。そんなのは御免こうむりたい。よし、あした決着つけてやる!


※21時に届いたうたさんからのメールによると、この日〝カイジンクン〟という馬がレースに出て10着だったそうです。何頭で走ったかは訊いていません。彼のメールは漢数字の〝十〟と着順が書かれていたので、(数字の棒が1本余分だよ!)と返信。
※こんな画像が添付されてきました(写真)。


読者泣かせな男たち

2006年08月30日 | Weblog
<8月29日(火)>

日中の気温が30度を超える暑い1日となった。肌がベタつく。夕方になってもまだム~ッとする。
〝オヨヨ〟の署長から突然の呼び出しを受けた。たまたま怪人事務所の近くに来ているというので18時すぎ、緊急ドトールをすることに。
あ、そうだった!文章のほうは朝の時点でほとんど書き上がっていたものの、最終チェックをしていなかった日記を待ち合わせの10分前に完成させた。急いでアップしてドトールへと向かう。この時間、店内はそれほど混んでいなかった。
怪人クンより少し遅れて登場した署長。ニヤニヤしながら席へと近づいてくる。メガネの下から覗く眼差しがいつも以上にいやらしい。〝オヨヨ眼〟で見つめながら「怪人」と一言。お決まりのセリフのあと、口を突いて出る言葉は寝ても覚めても「オヨヨ、オヨヨ」の一点張り。
そんな光景が、別の男を思い出させた。東京のウチパクさんである。ご存知、こちらは「ぱく、ぱく、ぱくぅ~」が話し言葉。通称〝パク語〟。
最近になって、こんなことを考えるようになってしまった。
この2人がもし闘えば?のような感覚だが、オヨヨとぱくぱくぅ~…もし語らえば?怪人クンブログ・プレゼンツ、〝夢のオヨぱく対談〟が実現したらどうなるのだろう?とバカなことを考えては、ひとり喜ぶ怪人クンがいるのだ。署長とウチパクさんは、いまだかつて面識がない。このブログを通じて、互いの名前くらいは知っているかもしれないが。
いよいよ妄想モードに突入。眼を閉じると、グラスを傾けながら2人で談笑する絵が浮かんでくる。一体どんな会話を交わすのか?ブログ上で再現したらおそらくは…?

「オヨヨ、オヨヨ」
「ぱく、ぱく、ぱくぅ~」
「オヨヨ、オヨヨ」
「ぱく、ぱく、ぱくぅ~」
「オヨヨ、オヨヨ」
「ぱく、ぱく、ぱくぅ~」
「オヨヨ、オヨヨ」
「ぱく、ぱく、ぱくぅ~」
「オヨヨ、オヨヨ」
「ぱく、ぱく、ぱくぅ~」
(※以下リピート)。

解読不能な会話が、延々と続くわけである。あぁ、恐ろしい。どちらとも読者泣かせな男たちといえる。やれやれ…。
でも怪人クンは、そんな2人が大好きだ!いつかこの場に立会いたい。通訳として…(笑)。


※コメントをくださるみなさんにお願い。名無しではなく、できれば何か名前を名乗ってください。もう〝Unknown(ウンコノン)〟とは呼びたくないので…。
※彼らに送ります。うたさん作、RED CARD!(写真)。



うたまくら!あんぐり

2006年08月29日 | Weblog
<8月28日(月)>

昼にからかかってきたうたさんからの電話。
『ピ――――――――――ッ!』
オイ、オイ、いくらなんでもそんな妄想発言の連発はないだろう?どうしちゃったのさ?(笑)=(※下ネタではありません)。
♪バキュン!♪バキュン!♪バキュン!彼の言葉に、怪人クンは〝あんぐり〟するしかなかった。ぐでん男ならまだわかる。アルコールを飲んでない、ノーマル・エディションのうたさんが何を血迷ったか?いきなり〝クラッシャー・うたまくら!〟と化した瞬間である。この時ばかりは、遥かにぐでん男を超えていた。よくもまぁ、次から次へと…。ダメだこりゃあ~(苦笑)。助けて、長さん!さすがの怪人クンも、呆れてモノが言えなかった。
読者の方々には大変ご迷惑をおかけする。ここまで書いておきながら、詳細についてはお蔵入にせざるをえない。『怪人クン☆cafe』の〝放送コード〟に引っかかるものだからだ。耐えられたもんじゃないよぉ。そりぁもうムチャクチャだぁ!
うたさんのアングル(仕掛け)に今までは敬意を払い、〝うたまくら!アングル〟と言ってきたが、きょうからは〝うたまくら!あんぐり〟と呼ぶ。よほどのことがない限り、永久的にそれは続く。身から出た錆とはこのことである。
でもうたさんの表現はホント、笑えるものばかりだった。お見事!ブログ的にはNGだが、個人的には大爆笑だ。

話題を変えよう。
気になるなぁ、この映画。いつのことかは忘れたが、最近である。テレビで知った作品だ。『40歳の童貞男』。監督も、俳優もまったく知らない。ただ、タイトルがストレートでいい。スカパーではCMなんかも見たりするけど、果たして静岡でも上映するのかな?あまり映画館へは行かない怪人クンだけど、これなら足を運びそう。

なんだかコメント欄が騒がしいなぁ。またロリコン伯爵か?懲りない男だ。
おぬしも、まだまだ怪人クンをわかってないねぇ。まぁ、会う回数も少ないから〝いい加減、怪人クンを理解しろ!〟と言うほうが無理だけど。それはそうと。何を今さら?大いに結構じゃないか!
体を動かしたい。久々に合気道をやりたい。なら行けよ。それでいいのだ。稽古時間は短くとも、その間は熱心に練習する。生徒にも教える。怪人クンは、ふざけたことはしていない。それからもうひとつ。セミリタイアはしたものの、「引退」とは一言も言ってないのだ。勝手に消すな!
そんなに怪人クンを合気道から抹殺したいのかい?なら面白いことを教えてやろう。
本気で怪人クンを会から追放したいなら、ある男を動かしてみろ。合気道に関して、怪人クンにトドメを刺せる人間は一人しかいないよ。その男から〝三行半〟を突きつけられない限り、どんな形であろうと〝合気の怪人〟は生き残る。死にかけてもゾンビのように甦る。何度もリピートされる。滅ぶことはない。
だが一転。彼に見捨てられた時、潔く合気を辞める。それ以外、誰がなんと言おうとビクともしないよ。ムフフフ…。


※8月の東京行脚より。怪人クン(写真)。撮影:うたさん。


最強の鎧

2006年08月28日 | Weblog
<8月27日(日)>

相変わらずテレビは〝ハンカチ王子〟(早稲田実業・斎藤投手)を追っかけている。この日も朝8:30からの『サンデーモーニング』(TBS)ほか、夜の番組でも彼を取り上げていた。何度もその顔が映る。
今、斎藤君は大人気である。旬といってもいい。彼の扱いはあらゆるニュースの中でもトップクラスなのだ。ところがだ。ふと、怪人クンの頭にはこんな言葉がよぎる。
『斎藤君が危ない!』
どういうことかというと…。

すべてとは言わないが、多くのブームはメディアが作り世間が飛びつく形で広がっていく。渦を起こす。青いハンカチもそう。
斎藤フィィーバー、ハンカチフィィーバー。この〝お祭り騒ぎ〟を見て思うことは、テレビなどが彼をこれでもか!と使い回した挙句、ある時ポイッ!と捨てやしないか?本人不在の中、メディアのひとり歩きだけがどんどんエスカレートして、飽きられてしまうということがいくらでもあるからだ。これは自分(斎藤君)の意思に反して巻き起こる。うれしいこと。光栄なこと。けど、裏を返せばウイルスのようなもの。己ではどうにもならなくなる。ブームはゆえに怖いのだ。
その予兆が怪人クンに起こり始めているのも事実。だからと言って、斎藤君にはこれっぽっちも罪はない。全部メディアが悪い。少しばかりだが「またこの話題かよ!」と思ってしまうこともあるのだ。僻みじゃなく、〝そんな気分になることもある〟くらいの話だが…。
「頼むよ、テレビさん。あんな爽やかな笑顔を嫌いにさせないでくれ!」と言いたいよ。もう少し、そっとしといてやれよ。斎藤君自身がこの状況をどう感じているかなど、怪人クンにわかるはずもないのだが。
つまるところ、スターを生むのもメディアなら、滅ぼすのもまたそれなのだ…。

旬という言葉で思い出したことがある。先週の放送だったか?『情熱大陸』(TBS)で俳優・寺島進を特集していた時のこと。彼の嫌いな言葉がまさにこの「今が旬」というやつだという。あぁ、なるほどなぁ。
でも、言葉って面白いね。人によってとらえ方が全然違う。それを喜ぶ人もいれば、嫌がる人もいる。寺島さんの言わんとすることは何となくわかるなぁ。彼らのような人気商売にとってはもしかすると〝禁句〟なのかも?寺島さんはこう言いたいのだ。
「いつだってオレは旬だ!てめーら、バカなことを言うな!」
時にはハッタリをかまし、強がる。謙虚さだけではこの仕事はやってられない。飽きられてしまうことの恐怖。それと闘い続けるには、このハッタリと強がりこそが最強の鎧(よろい)なのだ!

怪人クンもああだ、こうだと言われがちだが、その鎧とやらをまとって生きてみようか?もっともっとガガママになぁ。
とは言ってみたけど…。我ながら度を超すのもどうかなぁ、と?
ウチパクさん、先日は夜遅く5000円もタクシー代遣って立石まで来てくれたのに、深夜3時をすぎたら勝手に帰っちゃってごめんねぇ!呼び出したのは怪人クンなのにねぇ(汗)。ご無礼しました。また懲りずに遊んでね。改めて言うよ。ホント、ありがとう!
え?もうイヤ?そんなこと言わないでさぁ。ぱく、ぱく、ぱくぅ~!


※考えてみたら最近〝イモ〟軍団に全然会ってないですねぇ。それもこれも怪人クンが合気道教室に姿を見せていない(ほとんどセミリタイア状態)というのもあるんですが、ご無沙汰です。ナバに至っては2ヵ月以上顔を見ていないんだよね。19年の付き合いで、初めてじゃないかなぁ?こんなに間が空いたのは。う~ん、これはいけないなぁ。9月から水曜教室はなるべく出るとしよっと!
※26日(土)、東京駅で手渡された〝券づまり〟の書類(写真)。これが新幹線のチケットの代わりとなりました。


笑ってくれればそれでいい

2006年08月27日 | Weblog
<8月26日(土)>

東京発11:06のひかり。この新幹線で静岡へ向かった怪人クン。ところがだ。直前、ハプニングが起こってしまう。3枚綴りのチケットを改札機に重ねて入れると〝ピンポ~ン〟の音。扉も閉まり、通せんぼ状態になる。慌てて女性係員が飛んでくる。
「ただいまチェックしますのでお待ちください」。
機械のふたを開けチケットを取り出した。うち1枚が見るも無残にちぎれている。
「すみません。これでは使えませんので再発行してまいります。お手数ですがしばらくお待ちください」。幸い、発車時刻まで20分近くあった。怪人クンにも不安はない。
ふと思ったのは、夕方からデートなのに縁起でもないなぁ。そのくらいである。10分ほどで男性社員が現れた。生き残った2枚のチケットと、「係員業務連絡書」という紙が1枚。「これがチケットの代わりになります。2枚と一緒にして静岡駅のほうに出してください」と言われた。12:08には無事、静岡に到着。改札の端っこに窓口がある。
「東京駅でこれを渡されました」。駅員に提出すると「ハイ、わかりました」。何を訊かれるわけでもなく、その場をクリア。

午後。シャワーも浴びて、着替えも済ませ準備完了。時刻は刻、一刻と近づいてくる。
東京のみやげを持ってウチを出る。18時にその場所でお蝶を待つ。彼女が来た。小走りだ。遠くからでもお蝶は目立つ。目の悪い怪人クンにもハッキリわかる。
何度味わっても飽きない。変わらない。この瞬間、出会いのシーンというのはいいよねぇ。程よい緊張感とトキメキのミックス。
いつも思う。オープニングというのは、最初に訪れるものでありなら、最高のクライマックスでもある。大好きな一幕だ。
ところで、怪人クンが今夜チョイスしたのは「飯や飯」(めしやはん)の系列店。とあるビルの地階にある「〝のみくいや〟でん」という店だ。
DEN(でん)。この名前は〝ほら穴〟を意味するらしい。薄暗い階段をらせん状に下りて行くと、怪人クンの背丈(170センチ)、胸元ほどの高さの扉がある。引き戸を開け、くぐるようにして中へ。
薄暗い照明の店内。男性店員が3人、女性が2人。「いらっしゃいませ」と迎えられた。横一列にカウンターが伸びている。そのところどころに、和風のスタンド照明が置かれてある。背を向けると団体席がひとつ。
「飯や飯」が大衆的なら、こちらは大人のムード漂う隠れ家的な感じ。居酒屋でありながら、バーの雰囲気も併せ持つ。地下という場所と、薄暗さがそういう気分をあおる。目立たないから、お忍びにはいいんじゃないかなぁ?
怪人クンたちが一番乗りだったようでほかに客はいなかったが、いつの間にかカウンターは埋まっていた。声と声が交差する。あちこちから言葉が重なる。みなそれぞれに盛り上がっているようだ。
手書きのお品書きには本日のおススメがズラリ書かれていた。肉もあるが、どちらかといえば魚類が多い。メニューが豊富なので、選ぶのに少し戸惑った。注文の時、怪人クンは「〝飯や飯〟にないものは何?」と訊ねた。お蝶にも食べたいものを選んでもらう。揚げ物や刺身などを頼む。締めに怪人クンは高菜ご飯を、お蝶はかき氷を食べた。2時間、あれこれ会話した。互いに笑顔がこぼれる。
食事は今回で3回目。お蝶もだいぶ、怪人クンに対して肩の力が抜けるようになったようだ。

怪人クンは改めて思った。〝お蝶が笑ってくれればそれでいい〟と。願うはただその一点だけ。二人の時間、彼女はずっと笑ってくれた。こんなにうれしいことはない。ほかに何を望むというのだ?それだけで十分だよ。ありがとう。
いやぁ~、他者(ひと)の喜んでくれる顔を見るのって、ホンといいもんだなぁ。これからもお蝶の笑顔を見続けたい。そのためにも…。
「あなたといると退屈なの」。
この言葉だけは絶対言わせない。退屈ほど苦痛なことはない。それだけはさせない!


※20時から60分、お蝶の店で飲んだあと事務所に寄りひとりバーへ。そこで懐かしい顔に再会。7月の中旬、〝ネコの足跡〟を閉めたネコママとバッタリ。元気ですかぁ~!?9月より清水の街で新店をオープンするそうです。がんばってね!
コロナビールと焼酎。2杯飲んでバーを出ると外は小雨。0時を少し回った頃、家路へ。このところ、寝不足なので早めに寝ました。
※DENの入口にあったちょうちん(写真)。


INOKI-BAKA

2006年08月26日 | Weblog
<8月25日(金)>

いつもより事務所を早く閉めて、17時にはJR静岡駅へと向かった。ところがだ。この時、外は土砂降り。デニムのパンツは裾のあたりがびしょびしょになる。こんな降りでも新幹線は無事動いているようで、17:11のひかりは予定時刻に発車して、なんのズレもなく東京駅に着いた。雨は降ってない。
水道橋の貸会議室で19:30から始まった「昭和プロレス学」のテーマは〝8・26夢のオールスター戦〟(1979=昭和54年)である。この裏話は興味深いものがあった。それにしても、新間寿さんは71歳というのに元気な人だ。
そんな新間さんに怪人クンはどうしても言いたいことがあったのだ。これは、いつか訊いてみたいと長年溜め込んでいたものである。これまたタイミングよく、ターザン山本!さんがトークショーあと「怪人クン、新間さんに質問ある?」と指名してくれた。席を立ち、ついにそれをぶつけてみた。
「新間さん、怪人クンはアントニオ猪木が他のプロレスラーの誰よりも強いと思っています。今でもマジにそう信じています。こんな怪人クンは馬鹿でしょうか?」
すると新間さんの表情が変わった。怪人クンに熱いまなざしを向け、力強く言い切った。
「そう!私も同じだよ。思ってるよ。猪木が一番強いよ。強かったよ。ホント、強かった。よく練習してたもん。うん。まぁ、今はね歳とっちゃったからあれだけど、アントニオ猪木は強かったよぉ」。
ターザンさんがアシストする。「新間さん!それでですねぇ、怪人クンは馬鹿ですか?」
「馬鹿じゃないよ!私も君(怪人クン)も〝猪木馬鹿〟だね(笑)」。
〝INOKI-BAKA〟か…。いやぁ、なんという愛ある言葉。新間さんに言われたら本望というか、こんなにうれしいことはない。猪木愛最強の人から、「君も(私と)一緒だよ」の言葉はこの上なく光栄なことである。うん、来てよかった!

21:30を少し回った頃、2次会に移動。近くの中華料理屋で食事会となった。3次会は立石へ。ターザンさん、うたさん、怪人クンにウチパクさんが合流。4人で盛り上がる。もっぱらキャバクラ談義だ。時間を忘れて飲む。語る。中華料理屋で散々食べたのに、ターザンさんがガンガン食べ物を注文するので、うたさんが思わず「もう勘弁してください(笑)」と白旗宣言する一幕も。こんな時、ジャンクボさんがいたら…?お構いなしにすべてのものを吸い込んでいたことだろう。
ターザンさんと別れてから3人でもう一軒。この時はうたさんが甦ったのか?勢いよく注文していた。
ウチパクさん、遅くまでよくぞガガママ男に付き合ってくれたね。ありがとう。うたさんも、いつもご愁傷様。時計の針は3時を回っていた。怪人クンはタクシーを拾い、隣町の青砥(あおと)へ。東京1泊はこうして終わった。
でもあれだねぇ。1泊くらいが怪人クンにはちょうどいいみたいだ。くしくも、「怪人クンよ、スタミナをつけろ!」とうたさんもウチパクさんも声をそろえて言っていたが、確かに怪人クンは持久力がないからねぇ。
ここでいうスタミナとは、体のことだけじゃない。筋力(金力)も含まれていると思うのだ。六本木しかりである。遊ぶにはやはりカネが必要。あぶく銭。再びこの言葉が頭をかすめた…。


※『昭和…』でのプレゼントコーナー。坂口憲二のサイン色紙などいろんなものが用意されていましたが、怪人クンは最後の最後、1冊の増刊号をGET。オールスター戦の速報号。『ゴング』の増刊です(写真)。

怪人東飛!同伴続行!

2006年08月25日 | Weblog
<8月24日(木)>

これぞ電撃!怪人クンが東飛する。言っておくが、頭皮ではない。8月25日(金)、東京は水道橋で行われる「昭和プロレス学~猪木論④~」への参戦が急遽決まったのだ。
今回のイベント。一時は不参加も噂されたが、ここに来て心は翻った。一体、怪人クンを突き動かしたものは何だったのか?
『オヨヨ・ジャーナル』取材班は24日、〝怪人心理学〟に詳しいG・ヌマ氏の化身、ダシ男を直撃した。朝の7時すぎ、某所にて収録。ダシ男はタバコをくゆらせながら、紫煙を吐く。時折ご機嫌な表情を浮かべる。いいことでもあったと見える。ホットコーヒーを一口だけすすると、すぐさま言葉を繋いだ。

「なんや知らんが、ワシに用事?」
――― ハイ。実は怪人クンのことでお話を伺いたくてですねぇ。
「さようか、さようか。ほなほな。まぁ、座りぃ。怪人クンのことならなぁ~んでも訊いてや。ダシダシ答えまんがな!でも兄ちゃん、なかなかのイケメンやね。もこもこに似てるんとちゃう?まぁ、どうでもええか。質問はなんですの?」
――― もこもこ、ですか?あ、もこみち。速水もこみちですね。いやいや(ぽりぽり)。
乗せられた担当記者は、促されるままソファーに腰を下ろすと早速本題に入った。
――― 今週の金曜日、行かないはずの怪人クンが「昭和プロレス学」に出るというのですが?
「あ、彼が突き動かされた理由でっか?そりゃ、あなた。やっぱりあれでっせ。時々、怪人クンには〝東京酸素〟が必要ちゅうことですよ。別に大げさな話とちゃうで。花に水やるようなもんや。それせな、怪人クンという男は枯れてしまうんや。彼にはお膝元の静岡と第2のふるさと東京の程よいブレンド感が心地いいというか、ちょうどいいんやね。人はそれを中途半端言うけども、中途半端こそ彼の真骨頂いうかね。怪人クンは心のバランスが崩れると、こうして東京へ行くんやな。あっちへ行って、ターザン山本!さんやうたまくら!さんにおうて再生を図るんやねぇ。いいこっちゃで。ダシダシ」。
――― なるほど。
「ところでアンタも読んどる?最近の怪人クンブログ。しょうもないことしか書いてないやろ?何かと言えばキャバ、キャバや。恋するのはええ。誰かてあるこっちゃ。ワシかてあるで。その昔、大巨人というキャバ嬢にのぅ…ウホホホホ」。
地鳴りのような音。中村玉緒笑いをするダシ男。己の思い出が甦ったのか?遠くを見つめるも、すぐさま気を取り直したようだ。
「そやかて、そればっか書いてたら世界が狭くなりすぎや。他者(ひと)のおのろけ話ほどつまらんもんはないでぇ。そやろ?まして、怪人クンのは片想いや。お先ハッピーな話聞かされるんとちゃうで?辛気臭くてかなわんわ。そんなもん、最悪やないかい!俳優・大滝秀治さんやないけどな、『お前の話はつまらん!』や。でもまぁ、ブログや。怪人クンが書きたいことを書けばええ。彼の人生なんやし。それでええんや。ワシらがゴチャゴチャ言うことやない」。

そうなると、気になるのはお蝶との同伴である。まさか、キャンセル?これについてもダシ男がズバッ!と答えた。みのもんたの如くである。
「アンタも野暮な質問しますなぁ。そんなもん、会うに決まっとるやないかい!同伴続行や。『昭和…』も出る。どっちもやる。パチ、パチ、パチ、万々歳や。アホなこと訊きなさんな!」
それまでのご機嫌が一変した。ご立腹のダシ男。このあとも、毒舌振りはエスカレートするばかり。とんだとばっちりが、ある男にも降りかかる。
「アンタ、ところでどこの人や?なんやて、『オヨヨ・ジャーナル』?しょっぱいなぁ、ホンマ。お宅の編集長なんか〝オヨヨ〟しか言わへんやないかい。ようあれでインタビュアーが務まるのう?でもまぁ、アンタらには巨乳美人のボインのねぇちゃんがおったなぁ。それだけが救いやな。なんちゅうたっけ?エロなんとか言うねぇちゃんやったと思うわ」。
――― エロ茶ですか?乳ハーフですけど。
「な、なんやて?オカマか?」
――― 冗談ですよぉ。
「心臓に悪いこと言わんといてや。兄ちゃんもキツいわ。もこみち顔しおってからに」。
――― すいません(ペコリ)。
「そやそや。エロ茶やエロ茶。あのぶるるんとした、プッチンプリンみたいなのがええねん。なんできょうは来とらんのあのコ?せっかくお宅らが取材に来たんなら、巨乳っこに会いたかったわぁ。気ぃ利かせんかい。ワシ、結構タイプやねんけどなぁ(ぽっ)。NEXTはあのねぇちゃんにしてや。同伴指名や。絶対やぞ。頼むでしかしぃ~」。
――― キャバ嬢とは違うんですけど…。
「楽しみやなぁ。ウホホホホ。ダシダシダシダシ。今度エロ茶の名刺もらわんといけんなぁ」。
――― ……………。
怪人クンは25日に1泊。翌26日、10時にホテルをチェックアウトしてそのまま静岡へ帰るという。午後からはお蝶に備える。

木曜22時。部屋で東京行きの準備をする。これでよし!と。
ちなみに、あしたの「昭和プロレス学」のテーマは、たった一度だけ実現した『8・26夢のオールスター戦』(1979=昭和54年、日本武道館)である。新日本、全日本、国際の3団体が集結。メインイベントは8年ぶりの〝B・I砲〟復活。ジャイアント馬場(全日)、アントニオ猪木(新日)VSアブドーラ・ザ・ブッチャー(当時・全日参戦中)、タイガー・ジェット・シン(当時・新日参戦中)の越境ドリーム・タッグマッチだった。
現代は簡単に団体交流が実現するようになったが、当時は馬場と猪木が同じリングに上がるなど考えられないことだったのだ。力道山亡きあと、それぞれに団体を興した二人がリング上で顔を合わせたのもこれ1回だけ…。
そんな〝真夏の夜の夢〟を新間寿(しんま・ひさし)さんとターザンさんが熱く語る!


※本日の日記は一部フィクション(妄想)と、真実(事実)の二重放送でお届けしています。
※前回7月下旬の「昭和プロレス学」より。炎上するターザン山本!さん(写真)。



魔法をください。

2006年08月24日 | Weblog
<8月23日(水)>

魔法をください。
好きにならない。
一目惚れしない。
ハマらない。
溺れない。
追っかけない。
惑わされない。
狂わされない。
舞い上がらない。
暴走しない。
我(が)を出さない。
できるなら、そんな魔法を怪人クンにかけてください。
でも、やっぱいりません。怪人クンが、怪人クンでなくなってしまうから。そんなのってつまんないから…。

蒸し暑かった水曜の夜。18:30。19時。19:30。20時。20:30…。時刻はどんどんすぎていく。雨でもないのに合気道教室にも行かず、一体何をしていたのか?隠密怪人、謎だらけ。


※ついでに写真をください(笑)。本日、なし!でいこうかとも思いましたが、怪人クン愛用ケータイを載せましょう(写真)。FOMAのN902iS。以前、このブログでゴールドとお伝えしましたが違いました。正解は「グリーンだよ!」でした。

六本木、声物語。

2006年08月23日 | Weblog
<8月22日(火)>

ゴォォォ!!!夕方、凄まじい音とともに突然の大雨。しばらくすると収まった。と思ったら、19時すぎまた降り出した。今度は雷も一緒だ。ピカッ!漆黒の闇に閃光が走る。
こんな天気じゃ、街へ出る気もうせるよ。あぁ、退屈だ。ダラダラと時間だけがすぎていく。少し読書をする。『東京タワー』(りりー・フランキー著)。怪人クンにもいろんな予定がつまっていたとはいえ、大ベストセラーといわれるこの本に、ここまで時間がかかるとは思ってもみなかった。あと約100ページで読み終わる。やっとここまで来たか。
活字ばかりを目で追い続けるのも、正直疲れる。気分転換だ。22時からの『報道ステーション』(テレビ朝日)にチャンネルを合わせる。青ハンカチのシンデレラボーイ、早稲田実業の斉藤投手にスポットが当てられていた。
「キャ~斉藤くぅ~ん!キャ~斉藤くぅ~~~ん!」声にならない声。ファンの女のコたちが群がる。ナインに混じって、彼女たちの前を通りすぎる斉藤投手の姿が映る。間違いなく、今彼は日本で一番モテる高校生だろう。アイドル顔負けだ。

ネタはあるのだが、これだ!といえるネタがない。平凡な1日を日記にする、という作業は一苦労だ。さて、どうまとめようか?きっとあしたは、パソコンの前で悩むだろうなぁ?
そんな時だった。1本の電話がすべてをふっ飛ばしてくれた。23:50、声の主はうたさんである。
『怪人クン?六本木だよ、六本木!』
彼は、ターザン山本!さん、ジャンクボさん、T氏とともにキャバクラでのひとときを楽しんでいたのだ。うたさんがリレーした。ターザンさん、ジャンクボさんとも話をする。これだけで終わらなかった。うたさんはビッグなサプライズをくれた。なんと、彼らのテーブルに付いていたキャバ嬢とも電話を替わってくれたのだ。

『はじめまして!〝怪しい人〟と書いて怪人クンって言うんですか?』
「ハイ、どうも!そうなんですよぉ。〝怪しい人〟と書いて怪人クンと言います」。
『噂の怪人クンなんですよねぇ?名前だけで、何だかいろいろ想像しちゃいますよ。ウフフ』。
「え、そうですかぁ?(デレデレ)」。
『怪人クンは静岡なんですか?』
「そぉ~なんです。静岡なんですよぉ」
『全然静岡弁とか出ませんね?ちょっと言ってみてくださいよ、静岡弁』。
「そんなもん、出ませんよ!怪人語ですから(笑)」。
『アハハハハ』。
「あなたの声からも、六本木の香りがしますね。オーラってやつかな?」
『アハハハハ』。

最初のターザンさん、ジャンクボさんも含めると10分ちょっとか?この間、3人の女のコとじゃべらせてもらったが、みな声から品のよさと人柄が伝わってくる。わずかな時間だったが、六本木気分が怪人クンを癒してくれた。
〝声から始まる出会いもある―――〟。
ホント言うと、ここの部分は〝声から始まる恋もある―――〟と書きたかっのだが、それはしないでおく(笑)。
案外、顔やスタイルがわからなくても楽しめるもんだねぇ。でもやっぱ、互いに瞳と瞳を見合わせて話すことにはかなわないけど。
いやぁ~、六本木に行きたくなった。それにしてもだ。彼女たちはさすがである。たったの数分で、怪人クンの心をぐっと引き付けてしまったのだから。
ありがとう、うたさん!大都会の夜を満喫させてもらったよ。今宵は怪人クンの「六本木、声物語」に乾杯だ!


※誘惑渦巻く六本木。お~っと、これはなんだぁ!?倖田來未が登場だ!うたさん提供。彼が写したスクリーン(写真)。


幸せの連鎖

2006年08月22日 | Weblog
<8月21日(月)>

陽が落ちてから数時間が経過。部屋の窓は開けているが無風。たまらず冷房のスイッチを入れる。それに伴い、窓も閉めた。
時計の針は何周か回って、月曜日も残すところ30分となった頃。テレビには女優・長澤まさみが映っている。日本テレビの『さしのみ』だ。テーブルにはオレンジジュースが置かれている。未成年が相手では、お酒というわけにもいかないのだろう。話を振るみのもんたの顔に、いつもの締りがない。デレデレしているのがわかる。カワイイ女のコが目の前にいるのだ。それも頷ける。最近の長澤まさみはまた一段と輝きを増した。そんな気がする。余談だが、彼女の父親は静岡の高校でサッカー部の監督をしているのだ。
数分後、ケータイが鳴る。会話の途中、その人は言った。
「他者をハッピー気分にできない者に、幸せは訪れないよ」。
自己中チュー、ガガママ男には耳が痛くなる言葉である。でも、そのとおりなのだ。
誰がなんと言おうと恋をすることは素晴らしい。しかしだ。自分だけが酔ってどうする?言うまでもないが、これは相手あってのことだからだ。己も幸せ、相手もハッピー。さらには、周りの人をも楽しい気分にしてしまう。渦に巻き込んでしまう。
「なんだかこっちまでワクワクするなぁ。アイツのこと、応援したいな…」。そう思われるような恋ができたら最高だと思う。ひとりよがりは最低だ。そんなもの、他者にはなんの面白味もない。勝手にせえ!の世界である。好きになるのは勝手だが、行動次第では肝心の相手にだって迷惑になりかねない。それじゃあまずいよなぁ。

よし、怪人クンは決めたぞ。染み付いたものを全部破壊して、真新しいものを移植することは簡単にできることじゃないけど、考え方をアレンジすることならできるはず。幸せが連鎖するような恋をするよ。そのためには、まず何をしたらいいのか?
これは怪人クンの場合だが、素直になることから始める。人の話を聞く。耳を傾ける。素直とは、ヒントをくれた人の言いなりになることでもなく、自分を殺すこととも違うのだ。己を持ちつつ、これは!というものがあったら盗む。〝怪人クンは怪人クンの道をいく!〟という我心は封印。あとからでもそれはできる。まずは聞く耳を持つことで視界を広げる。引き出しも増やす。素直な人間は、他者を思いやることができる。なにかにつけ反発する人間は、己を押し通そうとする。結果、間口も奥行きも狭めてしまう。怪人クンがそれだ。
思えば、我流はことごとく失敗を繰り返してきた。片想いにはそろそろ飽きた。今こそ変革の時。出直しだ。それができた時…。
怪人クンの幸せは、やがて人々への恩返しとなる。そう考えたら、なんだか素直な気持ちになれそうだよ。
幸せな人間は他者をハッピーにする力がある。なぜなら、心に余裕があるからだ。スマイルこそ、その象徴だ。こちらもつられて微笑む。笑いが笑いを呼ぶ。そこに幸せの連鎖が起こる。ブラボー!


※いつのことやら?どこかの風景(写真)。