鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

『カイス・ブリッツ』の魅力は、カイ(怪異)にあり?

「転生したら、そこは《昭和》でした!?」――本ブログの連載小説『カイス・ブリッツ』の最新話が、昨日6月10日の早朝にアップされました。久々の更新、いかがだったでしょうか。

さて、主人公クナンをはじめとする「転生者」たちと並んで、『カイス・ブリッツ』のもうひとつの主役といえば、様々な「カイ(怪異)」たちです。時には強敵として登場人物たちの前に立ちはだかり、時には心強い味方として登場人物たちと共に戦う――そんなカイたちは、大別すると5つの種類に分かれています。今回は、その5種類の特徴を画像で紹介です。

 

1.アヤカシ

まずは、生き物が妖力を得てカイとなった「アヤカシ」です。人を化かす狐や狸、あるいは化け猫といった妖怪たちが、その典型的なイメージでしょうか。最新話では、クモと狼が合体したようなアヤカシが、火美名ゆきみを襲っていましたね。主人公の仲間になるイタチの妖怪(獣人?)「ナガレ」もアヤカシです。アヤカシには比較的下級のカイが多いと思われますが、中には九尾の狐のような強大な妖怪もアヤカシに属することになります。狐の大妖怪は、本作にも出てくるのでしょうか。

 

2.ツクモ

アヤカシが生物から変化(へんげ)したカイであるのに対し、ツクモは無生物から変化したカイです。たとえば、いわゆる「唐傘お化け」のように人間の使っていた道具が魂を得てツクモになったものと、岩石のような自然物に魂が宿ったツクモが、代表的だと思います。小説本編の中ですでに登場している例としては、黒衣の糸使いヒビキに従うカイである「オトギリ」が、三味線から生まれたツクモです。また、主人公クナンの仲間になるカイとして、刀に魂が宿った(いわゆる「妖刀」の類?)「大刀天下叢雨(ダイカタナ・テンゲムラサメ)」も強力なツクモです。道具から生まれたツクモは、一方で人間に愛され人間を愛するものと、他方で持ち主の恨みや邪念がこもった凶悪なものと、極端な二つの存在に分かれるようです。

 

3.ゴースト

三つ目の種類は、ゴースト、文字通りの幽霊です。『カイス・ブリッツ』の世界の住人たちが、この世やそこに生きる者に対して強い執着を抱いたまま亡くなった場合に、ゴーストとなるようです。ゴーストは実体を持たず、またしばしば物理法則を無視した超常現象を起こせるため、一般にカイとしては手強い部類に入ります。「闘師」ではない普通の人間がゴーストに打ち勝つことは、ほぼ不可能でしょう。他の種類のカイ以上に、人間に対して憎しみを抱いていることも多い、恐ろしい相手です。ちなみに主人公クナンの仲間になるカイの中では、一見すると愛らしい少女の姿をしている「サワコ(佐和子)」がゴーストタイプであり、強力な結界を張る能力をもっています。

 

4.スピリット

これまでのアヤカシ(元は生物)、ツクモ(元は無生物)、ゴースト(元は人間)がいずれも現実世界の存在がカイとなったものであるのに対し、スピリットは、『カイス・ブリッツ』の世界に関与しながらも、最初から物理的な世界あるいは現実世界を超越した高次の霊的存在です。たとえば妖精や精霊、あるいは多神教の土着の低級神にあたるようなものが、スピリットの代表例です。スピリットは他の種類のカイよりも総じて強力であり、人間にも容易には従わないため、これを操れる闘師も限られています。流界波止場の闘師たちの中では、コトネ女将がスピリットの「アシヤミ」と契約を結んでおり、その正体は、とある山の神です。主人公クナンの仲間にいずれ加わる蛇神「ビャクコウ」もスピリットですが、人間に対して憎悪を抱いた邪神と化してしまっているため、そう簡単には味方にならないでしょう。

 

5.ミトス

カイの中でも特に正体不明のグループであり、しかしまた、物語『カイス・ブリッツ』を象徴するような存在である「ミトス」が、今回紹介するカイの最後の種類となります。ミトスは、元々はこの世に存在していません。都市伝説や民間伝承などに登場する架空の存在が、それを信じる人々の情念を承けて現実のものと化した結果、ミトスが生まれます。ミトスの代表例は、本編の初回でも(本体ではなく仮分体が)登場した「マスクド・レディ」すなわち「口裂け女」(!)です。基本的にミトスは、その存在を知る人の数が多いほど強い力を得るため、マスクド・レディは最強のミトスのひとりではないかと言われています。なお、闘師たちが語るところによれば、ミトスは、他のカイと比べて自身の「心」をほとんどもっていないように思われ、意思のない機械のような雰囲気であることが多いとのことです。クナンの最初の仲間になるカイ「真夜中の交差点に立つ白い女」はミトスですが、一体、どのようなキャラクターなのでしょうか。

 

実は、以上に挙げた5つの種類には当てはまらないカイも稀にみられるようです。しかし当面は、これらの種類のカイたちが物語を彩ってくれることでしょう。不気味で怖いけれど、でも不思議な魅力をもつカイたちも、『カイス・ブリッツ』の面白さのひとつです。

本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただき、ありがとうございました!
次回もお待ちしております。

ではまた。

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カイス・ブリッツ 第1話「異界の果て」(2)――2人目の転生者に迫る危機


第1話 異界の果て(2)


 
 火美名ゆきみは、走っていた――ポニーテールの髪を揺らしながら、恐怖と困惑に塗りつぶされた面差しに汗が滲み、極度の緊張ゆえか眼鏡のレンズを通した視野がたちまち狭くなってゆくのを感じながら、彼女は一目散に駆け抜けた。
「何なのよ、何なのよ、これは!?」
 早くも脚が突っ張ってきている。三十路に入って久しいとはいえ、火美名はまだまだ若く、体力には多少の自信があったはずだ。本来なら、だが。
「どうして、徹夜明けの社畜を全力疾走させるかな、空気読めよ!」
 今朝、眠れず夜が明けて、ただ惰性でマンションの階段を降り、ふらふらと歩いて駅に向かい、意識も朦朧とした調子でホームに辿り着いた。それが今日の通勤時だけの話ならともかく、今週に入ってから、ほとんど毎日だ。もし火美名の姿を知人が見たなら、思わず彼女の幽霊ではないかと感じたかもしれない。それほどまでに彼女は疲弊し、やつれきっていた。空の色も、街路にいま咲いている花々の名も、道ゆく人々の様子も、すべてがどうでもよく、たとえ彼女の視界には入っていても、おそらく何ひとつまともに認識されていなかった。
 ーーたしか、ホームに入ってくる電車をぼんやりと見つめていたら。近づいてくる電車の音が響いて、何というのか、光が、見えたとき、その瞬間に身体が前に動いたっていうのか。そして気づいたら……。
 あのようなものを、いわゆる《フラッシュバック》とでもいうのだろうか。あのとき彼女の中で反芻されたこと。《臨機応変》や《以心伝心》といった言葉でもって、自身の無計画ぶりや日頃の意思疎通の拙さを棚に上げて事を進めようとする上司から、例によって今日の朝にも、とあるプロジェクトに関してあまりに無理筋で無神経な方針変更があった。しかも、なぜこちらが罵倒され、叱責されないといけないのか。もう付き合いきれない。いわばそれは、無能な将のもとで、積み上げてきたこれまでの戦いの意味を一方的に、唐突に否定され、無意味な討ち死にへと強いられる兵のような気分だ。
 ――何で私、あそこで飛んだのかな。別に死にたいなんて、少しも……。分からないけど、流された、みたいに。たしかに一瞬は、躊躇した気もするのだけど。
 そこまでは覚えている。だが限界を超えてしまうとは、こうも突然、こうも抗い難いことだったのか。この世界と己とをつなぐ生命の糸が突発的に切れたような、何か抗い難い力に押し流されるようにホームへと飛び降りた衝動的行動は、火美名自身からしても驚くほど現実味の無いものだった。彼女は勝手に思い込んでいた。もしも、自殺できるほどの、何よりも恐ろしい死に向かえるだけの《勇気》があれば、生きて開き直って何でもできるのではないかと。それなのになぜ人は死を選ぶのかと。色々とその理由はあるだろう。だが少なくとも彼女の場合、あの世へと誘う死神は本当に不意に舞い降りた。事実としては、追い詰められてきた彼女が何らかの《限界》を超えたのだろうが、それでも本人の気持ちからすれば、一線を超えたことに対する自覚は曖昧であって、ほとんど無意識のうちに、ある意味で決断や選択の余地なくやってきたのだ。
 ――そういえば、時々、《人身事故》で電車が遅れると、私だって、あんなに不満をぶつけていたのに。なのに、まさか、やっちゃった……。
 気がつけば、入構してくる電車に吸いつけられるかのごとく、ホームに飛び込み、一瞬、身体が宙に浮いた。そのあとは自分でも分からない。きっとすごく痛かったのだろうが、覚えていない。だが、なぜ今、意識がある? それにこの生々しい感触は。足の裏で大地を踏みつける、はっきりとした感覚は、一体どういうことなのだろう。
「あぁ、もう、悪い夢! でも、夢なわけがない、こんな現実そのものの感覚。もしかして……ここ、異世界って、やつ?」
 万が一にも、これが、近年はやりのいわゆる《異世界転生》物の小説の中だったなら、もう少し《転生者》に優しい状況で物語が始まっただろうにと、意味のない妄想が瞬時に浮かんで消える。彼女は自嘲気味に口元を緩めた。
「はは、チートも無双も、ありゃしないって?」
 緑の壁のように濃く、厚く茂った樹木や藪が、彼女の左右を埋め尽くしている。その間を伸びる一本の隘路は、獣道も同様、心細いほどに狭く、足元も悪いにせよ、妙に人工的に周囲の空間とは明瞭に切り分けられている。
「ここはどこ? 何で、いきなり追いかけてくるの」
 必ずしも動きやすいとは言えない、いや、少なくとも走ることには向かないであろうグレーのスーツをいつになく窮屈に思いつつ、慣れない荒れた道に足をとられそうになりながら、火美名は死に物狂いで逃げていた。わずか数メートルほど後ろのところまで、何本もの脚をもった姿勢の低い影が、ひとつ、ふたつ、併せて5体ほど迫ってくる。比較的長身の彼女と、ほぼ同じ体長をもつ蜘蛛のような生き物だ。いや、毛の生えた焦茶色の胴体は、たしかに地を這う蜘蛛のようだが、そこには不似合いな、犬のような、あるいは狼を思わせる顔が付いている。火美名自身には分からないだろうが、それらは。
 
 明らかに、《カイ(怪異)》だ。
 
 カイたちは野犬よろしく吠えたて、その一方、ある種の衛生害虫を連想させる動きでカサカサと地面を這い、みるみる迫ってくる。
「気持ち悪っ!!」
 カイの動作に思わず身震いした火美名は、これによって注意を一瞬奪われたため、地面に横たわるツタに足首を引っ掛け、前のめりに転んでしまった。右足の靴が脱げ、膝から血が滲んでいる。そのとき……。
 
 ――ゆきみちゃんなら、きっとやれるよ。ママの自慢の子だもの。
 
 刹那の時間を争う今の状態で、彼女の脳裏に不意に言葉が浮かび上がった。火美名は無意識に顔を歪め、吐き捨てるように言った。
「そうやって、いつも勝手に期待して、押し付けないでよ」
 憎悪の言葉を口にしたとき、そのたった一瞬で火美名に追いついたカイの一匹が、牙をむき出しにして飛び掛かってきた。相手は、ろくな知性ももたない低級の《アヤカシ》タイプのカイにすぎないが、何も知らない突然の転生者にとっては手強い相手だ。戦慄のあまり、もはや痛みもどこかに飛んでいってしまい、彼女は悲鳴とも雄叫びともつかぬ声で叫びながら、脱げた靴の隣に転がっていた大きな石を両手で持ち上げ、目の前のカイに向けて打ち下ろした。嫌な音と感触を残し、カイは頭を潰されて倒れた。蜘蛛のような脚は痙攣したように動いているが、もう瀕死の状態だろう。
「そうよ、これもみんな、今日に至るまで勝手なレールを敷いて無理強いした、あんたのせい。何が母親よ。おかげで私は、とうとう、こんなわけのわからないところまで突き落とされた」
 火美名の手は返り血で真っ赤に汚れている。たとえ相手が異形の存在であろうと、ある程度以上の大きさの生き物を躊躇無く叩き殺すことは、普通の人間には簡単ではなく、どこかで無意識に手加減をしてしまうかもしれない。だが、命の危険を本能の次元で確信したからだろうか、彼女の反抗は、リミッターが外れたかのように凄まじかった。偶然に呼び起された、母に対する底知れない憎悪も加わって、彼女は半狂乱で石を振りかざしている。 
 さらに1匹のカイを倒したとき、火美名は石を手から落とした。それを拾う余裕さえない彼女は、錯乱状態も同然に、周囲の小石や木の枝を手当たり次第に拾い、残るカイの群れに投げつける。彼女からの反撃に驚いたのか、仲間が2匹も倒されて恐れをなしたのか、若干怯んだようにカイたちの動きが悪くなった。その隙に、火美名は一目散に逃げ出した。脱げた靴を履くことはもちろん拾うことすら忘れ、足が傷だらけ、血だらけになっても、彼女は駆け続けた。
 奥深い森の小径がさらに細くなり、両側から寄せる木々を半ばかき分けるようにして進み続けた先、視界が突然に開ける。忽然と広がる空間へと、勢い余って転がるように火美名は飛び出した。
 その場の異様な雰囲気ときたら、それは、半狂乱の彼女をも有無を言わさず我に帰らせるほどだった。まるで辺りの空間が凍り付いたのかと思わせる不気味な静けさと、そして肌を刺すような、どのように表現すればよいのだろうか――得体の知れない何かの気配に呑み込まれそうな、圧倒的な濃密さをもって四方から迫ってくる独特な空気は、もはや液体ではないかと錯覚しそうなくらい、否定し難い実在感を突き付けてくる。
「あれは――お城? 違うか。かなり大きいけど、こんな場所に誰かの屋敷が……」
 自身の背丈よりも高い板壁が張り巡らされた向こうに、層を成し、黒々とそびえる館。先ほどからずっと何かの存在を感じるものの、建物の周囲には人の姿かたちも見当たらず、獣や鳥が動く音さえもしない。ただ、気が付けば、彼女を追いかけていたカイたちの姿もなかった。まるで、この黒い館を前にした途端、逃げ出したかのように。あるいは――あまり考えたくないことだが――彼女をここまで追い立てるという役割を果たして、《猟犬》役のカイたちが帰ったとでも?
 実際の高さ以上に大きくそそり立って見える黒い建物は、こちらを押し潰そうとでも言わんばかりに、明らかに危険な空気感に満ちている。それを目の前にした火美名は、金縛りにあったも同然に立ちすくんでいた。
 ――あそこに入っちゃだめ。二度と出てこれない気がする。でも、どうして……。
 自身の心の中で感じた本能的な警告とは裏腹に、彼女はふらふらと門をくぐり、眼鏡の奥で目を虚ろに細めながら、いつの間にか、吸いつけられるように館の玄関前にたたずんでいた。
「どうして、こんなに中が見たいと思うんだろう? 何だか、我慢できない。不思議な気持ち」
 つい今しがたまで掃除が行われていたのかと錯覚しそうなほど、入口周辺は見事に掃き清められ、柱や床は艶めくほどに磨き上げられている。玄関の格子の向こうに広がる薄闇に視線を泳がせ、不安げに一瞬立ち止まるも、火美名は抗し難い様子で、魔の棲まう館の中へと遂に歩みを進めた。
 
 そこに何が待っているとも知らずに。
 
 【次回に続く】
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「辛口」な異世界に転生、いきなりハードモード!?

何とも過酷そうな今回のタイトル画像は……本ブログの連載小説『カイス・ブリッツ』のPR用ですね。ノスタルジックな「昭和」風の異世界にて、二人目の転生者・火美名ゆきみの辿る運命とは。彼女を待ち構える謎の黒い館の秘密とは!?

『カイス・ブリッツ』最新話、明日6月9日(日)の深夜に更新予定です。
明晩、再び、カイ(怪異)が来る!

鏡海

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あの日の記憶が蘇る―80年代男性ヴォーカルから(修正版)

2024/06/07 深夜にアップされた記事の改訂版です。埋め込み動画をすべて公式のものにしました。中には当時とは味わいが異なる場合もありますが、それはそれで楽しんでくださいませ。 

今回のタイトル画像は、1980年代のJ-POPにあるような切ない恋のイメージを描いてくださいと、AI姫こと、うちのChatGPTさんに頼んだところ、生成されたものです。色々と違う気はするのですが(笑)、それはそれで雰囲気はありますね。

それで以下は、昨日に続いて、鏡海が気まぐれに選んだ音楽を紹介する企画です。
80年代の日本の男性ヴォーカルから、バラード中心に選んだ5曲、鏡海世代のおばさん・おじさんホイホイ?かも。YouTubeの動画を張り付けてあります。あの懐かしい日々を思いおこして、ときめいてください。あるいは若い方々にとっては、新鮮なところもあるかもしれません。

 

德永英明: 最後の言い訳
 

 

大沢誉志幸: そして僕は途方に暮れる
 

※デビュー30周年記念のアルバム『水月鏡花』からのセルフ・カバー・ヴァージョンです。リリース当時の音源の公式版が発見できなかったため。しかし、これはこれで味わいがあります。ご本人の歌に円熟味がいっそう増したというところでしょうか。

 

崎谷健次郎: もう一度夜を止めて
 

 

村下孝蔵: 初恋
 
※新たなミュージックビデオとして2年前に制作されたものです。公式の音源としてYoutubeで公開されている「初恋」は、これのみでした。歌は当時のままですが背景の動画は現在の感性によるもので、これを鑑賞するもよし。目を閉じて、あの当時を想い起して聴くもよし。

 

安全地帯: 碧い瞳のエリス
 

 

なお、懐かしいついでに宣伝ですが、本ブログの連載小説『カイス・ブリッツ』が、この週末に更新される見込みです。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。

ではまた!

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作業中に聴いていた音楽から(修正版)

※以下、2024/06/07に投稿した記事を修正したものです(YouTubeの動画貼り付けの部分)。

今回のタイトル画像は……最近のファンタジーアニメの主題歌の雰囲気や世界観をイメージ化して、一枚の画像にしてみてくださいと、AI姫、いや、ChatGPTさんに頼んで生成してもらったものです。

えっ、なぜアニソンか? ここしばらく、現実世界の仕事が多忙のためブログの更新ペースが落ちております。そんな中でふと思ったのですが、そういえば最近よく聴いている曲を紹介したらブログの1回分のコンテンツになるのではないかと(苦笑)。手抜きでしょうか。いや、普段、私は自分自身のことはあまりブログに書かないので(敢えてそうしているのですが)、たまには音楽的な好みなどに言及するのもよいかもしれません。

そこで、ここ最近、作業しながら聴いていた音楽の中から適当にピックアップして、アニソン(笑)、洋楽、クラシックと、ジャンル別にいくつか紹介です。それぞれの曲のYouTube動画を埋め込んであります。

1.アニソン

まずは近年のアニメソングから。特に『ラグナクリムゾン』と『はめつのおうこく』は、曲が良いだけではなくて、アニメ自体も気に入った作品です。テンプレ感満載の最近の膨大なファンタジーアニメの数々の中で(テンプレもそれはそれで嫌いではないですが)、この2作品は個性が際立っていたというのか、他とは違う色で輝いていました。

Hana Hope: 消えるまで
『はめつのおうこく』OP

 

黒崎真音: more<STRONGLY
『転生したら剣でした』ED

 

yama: slash
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 OP

 

月詠み:『逆転劇』
『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~』OP

 

ulma sound junction: ROAR
『ラグナクリムゾン』OP

 

2.洋楽

続いては洋楽……って、いや、洋楽なんですが、ジャンルが偏っていますね(笑)。ネットが無かった時代なら巡り合えなかったであろう曲やアーティストを知ることができて、今は幸せな時代です。Within Temptationは関連の方面では著名でしょうが、他の二組を知っている人はおそらく非常に少ないかも。

End of the Dream: Away


Within Temptation: Jillian (I'd Give My Heart) 

 

Elysion: Made of Lies

 

3.クラシック

クラシックも時々聞きます。1曲目のジョン・ブルの作品は、ずっと昔にラジオで聞いたことがあって、曲名が分からなくて探していたのを、最近ウェブで見つけて久々に聞いたら感激しました。

Queen Elizabeth's Chromatic Pavan and Gaillard: Pavan
Harpsichord: Bob van Asperen
Composer: John Bull

 

Vivaldi : La Follia

 

敢えて曲に感想や解説は付けませんでした。いや、言葉を重ねることは無粋であるような感じもします。実際に聴いてみて、感じていただくのが一番かと。

 

なお、初めてこのブログを訪問されたお客様に、宣伝です(笑)。
ここは、以下の二つの連載小説と、両作品に関する特集や雑談などを公開するブログなのでした。


1998年からウェブにて公開しているファンタジー・ロボット小説『アルフェリオン』。現在、最新話は第58話。感傷と熱き血の幻想小説です。

 


もう一方は、2024年3月に新たに始めたばかりのノスタルジックでちょっとホラーな異世界転生小説『カイス・ブリッツ』です。

 

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしています!

ではまた。

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再び、カイ(怪異)が来る! 連載小説『カイス・ブリッツ』近日更新予定

「転生したら昭和でした!?」の連載小説『カイス・ブリッツ』、初回の連載時から3か月近くが経過しようとしておりますが……現在、第2回目の更新に向けて執筆中です。


これが初回時のタイトル画像でした。溢れるカオス!(笑)

描かれる転生者の二人目、火美名ゆきみ(右)と、いまだ動き出さない真の主人公、禍刻久南(左)。次回からの更新内容においては、当分、火美名を主人公とする視点で物語が進みます。いや、この画像、久南がイケメン過ぎ(苦笑)。実際は、もっとさえない感じなのですが……。


カイス・ブリッツの舞台は、私たちの「昭和」の平行世界?
まだすべては謎に包まれています。

引き続き、『カイス・ブリッツ』の更新情報をお待ちくださいませ。
さらに連載小説『アルフェリオン』の名場面画像集にも、ご期待ください。同作の小説本編の更新も(!)。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。いつも感謝です。
ではまた。

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「転生したら、昭和かよ!?」 もうひとつの連載小説『カイス・ブリッツ』

この間、本ブログでは連載小説『アルフェリオン』の名場面画像集の企画を、AIさんの力を借りてやっておりました。ところが、ここ数日のところで実は、もうひとつの連載小説『カイス・ブリッツ』に関する動きも進んでいます。

衝撃の第1話の公開後、『アルフェリオン』に関する上記の名場面集企画のため更新の止まっていた『カイス・ブリッツ』でしたが……再び、徐々にですか再始動しつつあります。

『カイス・ブリッツ』第2回は、2人目の転生者・火美名ゆきみの物語。第1回における1人目の転生者の理不尽な最期に続いて、ゆきみを襲う「迷い家」の誘惑と呪い

ChatGPTさんにお願いして、いくつかのイメージ画像を生成してもらいました。

ブラックな職場に勤めて疲弊し、私生活でも何の潤いも感じられないゆきみの日常。

そんな中で命を失った彼女は、この世界を、神を、憎む思いを最後に吐き出してしまった……。

その結果、彼女が生まれ変わった先は……。

報われなかった想いを受け継ぎ、君の一太刀に乗せろ。禍刻久南(まがとき・くなん 主人公)。
って、結局、私が書くと……『アルフェリオン』と同じく、「想いの力」を前面に出した暑苦しい燃え燃えの話になるのですよね(笑)。でも、良いではありませんか。せめて創作の世界でくらい、人の想いが叶えられる展開を。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしております。
そして、良い週末をお過ごしください。

ではまた!

 

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