歪んだ、血に塗れた切ないガラスの靴…。

すでにご存じの方もおられると思いますが、本家サイト「鏡海庵」にて、先週末に連載小説『アルフェリオン』の最新分（第42話・その４）を久々に更新しました。

ちなみに、このブログ「鏡海亭」では、本日の時点で第42話・その３の途中あたりまで『アルフェリオン』の再掲が進んでいます。この夏前から、再掲分が最新分にもうすぐ追いつきそうになっていました。そんな中、本家の方に新しいお話を追加しましたので、これでまた当分、ブログの方でも小説をアップ（再掲）できます（^^；）。

なお、第42話・その４では、カセリナがやっと再登場です。全国のお嬢様主義者（爆）の皆様、お待たせしました。しかも今回、カセリナがアルマ・ヴィオに乗って戦います。本来は（当初の設定上は）ヒロインのはずだったカセリナ姫ですが、いまではなぜか主人公のライバルポジションに収まってしまいそうな感がありますね。いや、少なくともカセリナにとって、ルキアンは宿敵か？

主人公ことルキアンは相変わらず空気モードです。いっそ出番がまったく無いのならともかく、なまじ登場したにもかかわらずセリフのない主人公って、一体…。たった１行で描写が終わってしまう主人公って…。むしろ、登場しないよりも悲惨です。

でも、ひたすら耐える地味展開や存在感ゼロの空気同然の展開を延々と続けてから、我慢の末に超展開から超覚醒！（笑）というのがルキアンのお約束パターンです。いましばらく彼を生暖かく見守りましょう。しかも今回のルキアンは、いずれ、とんでもないことをやらかしてくれます。

歪んだ、血に塗れた切ないガラスの靴…。それが、ルキアンにとってのアルフェリオン。大人向けのロボット戦記物の男性版シンデレラ物語、それが『アルフェリオン』なのでした（どんな物語だ）。

以上