鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

3・11から一年後、今、敢えて言いたいこと

昨年3月11日の東日本大震災から一年が経ちました。
私も自分の生い立ちからして、東北地方には心の故郷としての思い入れが人一倍あります。しかし、具体的には何もできない自分が恨めしい。

ただ、そこで私には、皆さんに対して勇気を出して言いたいことがあります。
いま一番素敵なのは、目の前の地道な仕事に専心しているあなただということを。

この一年間の未曾有の危機の中、たとえ特別なことができないとしても、それは本質的な問題じゃない。

そりゃ、状況が許せば、非力な自分でも現地に乗り込んでいって何か役に立ちたい。でも、日々の繁忙の中でそれができない…。

しかし、それでよいのだと思う。現地で活躍するNPOやボランティアの方々が精一杯活躍できるのは、日々、地道な業務でこの日本を支えているあなた方がいるからだということを、忘れないで。

いま目の前で必要とされる顧客や同僚の力になっている、あなたの日々の現場の仕事に誇りを持って。それで日本社会が曲がりなりにもきちんと回っているからこそ、被災地支援を支える方々の活動も実質的に成り立っているということを、忘れないで。

そうした一社会人としての日々の地道な努力が、一人ひとりの情熱が、この社会を、非常時にも支えていることを忘れないで。特別じゃないことは問題じゃない。それで、いいんだよ。あなたにしかできないことに確信を持って。
いや、それは私自身に対する言葉なのかも…。

無理に聞いてくれとはいいません。
まぁ、このブログを果たしてどれだけの方がご覧になっているのかも分かりません。しかし、そういった自分の「持ち場」、「現場」の信念を忘れたら、働く者として生きる存在意義がないのですよ。

特別じゃなくていい。でも、いま、目の前で日々起こっていることに責任を持って対処できるのはあなただけだということを、そういう地道な努力の総体が日本社会を曲がりなりにも支えているということに、誇りを持って。

ちょっと、くどいかな。
でも、こういうこと、あまり誰も言わないんで。
敢えて空気を読まない嫌われ者の優等生になってみた。それは上等。

かがみ
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