鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

「レンゲイルの壁」をめぐる戦い、始まる

連載小説『アルフェリオン』、長かった「ワールトーア編」も先日終了し、次回の第53話より新編に入ります。

新編に関し、新しいPRスライドを公開です。
初公開分のキャラ画像や背景、生成AIのHolaraさんに頼んで格好良く《導着》してもらいました。

すでに発表済みの第53話「光翠の谷を越えて」のPRスライドは、主人公のルキアン視点で構成されているものでした。しかし、彼が放浪している間に、作品世界では議会軍・ギルド 対 反乱軍の決戦が始まろうとしているのですね。今回のスライドは、その決戦に向けて物語を盛り上げるためにまとめました。

激戦の末にナッソス公爵に勝利したギルドは、「レンゲイルの壁」を攻囲する議会軍と合流して戦うことになります。いよいよギヨットとの戦い、敵方には「黒の貴公子」ことミシュアスや、正体バレバレの(苦笑)「紫のフロックの男」こと某氏も出てきます。ということは黒いアルフェリオンも・・・。
味方側も、レーイ、カリオス、クロワと豪華キャラが勢揃いして、これまた誰が主役だか分からなくなりそうですね(!)。
主人公ルキアン、光翠の谷なんて越えている場合ではないのでは!?


そう、今回はクロワ・ギャリオンの画像も公開です。

何なんだ、この「主人公」感は(笑)。
どことなく、ふた昔くらい前のスーパーロボット物の主役っぽい雰囲気も漂わせています。クロワさん、この見た目で、「なぜ同じオーリウム人同士が戦わなきゃいけないんだ!?」と言って、敵の反乱軍を不殺で圧倒していました。何そのヒーロー! Holara AIさんにお願いするときにも、分かりやすくヒーロー的なキャラになりそうなプロンプト特盛りでやってみました。Holaraさん、よく分かっているではないですか。

ちなみに本編でも出てきたように、クロワと、レーイ、カリオスは友達同士です。クロワだけがギルド所属ではなく(元・ギルドですが)議会軍。レンゲイルの壁攻略戦では、このクロワが大活躍します。ナッソス家との戦いでは、レーイが主役のようでしたが(対する本当の主人公ルキアンは、ナッソス戦の最後の方では主役というより、見境なく暴れまわる怪獣みたいでしたね・・・)。

そのクロワと対決するかもしれないのが、反乱軍のリーダーにして、元議会軍の伝説的なエクター(アルマ・ヴィオ乗り)であるトラ―ル・ディ・ギヨットです。今回、待望のギヨットもHolaraさんで《導着》しました。

これは何と素敵なライバル!
いや、ライバルというより、「上手」(うわて)的な立場から結果的に主人公を鍛えるような敵役ですね。主人公からみて、「俺は、あの人に勝ちたい・・・」的な。いや、その場合の「主人公」的な立ち位置にいるのが、クロワであってルキアンではないのが、何とも困ったものです(まぁルキアンはルキアンで、あの人たちに鍛えてもらいますから、ご心配なく。笑)。

しかも、皇「獅子」機装騎士団のクロワが、陸戦型アルマ・ヴィオのレオネス(文字通り、獅子の姿をもつ機体)を愛機にしている一方、ギヨットは、かつてレオネスに先行する実験機であった「プロト・レオネス」を使って驚異的な武勲をあげており、そのために「メレイユの獅子」という異名をとることになった人物です。
プロトタイプのワンオフ機と、それをもとに量産化された最新機の対決。ロボット物として燃える展開ですね。

待望の画像化といえば、もう一人、忘れてはならないのが議会軍のマクスロウ・ジューラです。かつて鏡海庵で登場キャラの人気投票が行われていた頃、かなりの人気キャラで、マクスロウ閣下(!)と呼ばれていました。

議会軍の情報将校、軍がエクター・ギルドの支援を公式に取り付けるという異例の試みを成功させた立役者ですね。小説本編では、裏でいろいろと動き回っていました。マクスロウ素敵です。完璧超人かと思ったら、追い込まれると意外に弱音を吐いたりするところが、なんとも(笑)。

第53話以降、物語に期待が高まります。
鋭意準備中です。なかなか執筆が進みませんが、いましばらくお待ちください。いつもご声援いただき、ありがとうございます!

ではまた。

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幻のプロローグと二人の絆

本ブログで連載中のファンタジー・ロボット小説『アルフェリオン』! この小説がウェブで1998年にスタートしたとき、実は小説本編に先行して2つの関連記事が公表されていました。そのうちの一方である「物語の前史」を前回にアップしました。今回はもう一方、第1話に先立つ「プロローグ」を再掲です。

以下、原文をそのまま掲載しつつ、挿絵と注解(?)を新たに付記しました。

 


 

プロローグ  失われたことば

 

 いま僕たちの長い旅路は終わる。
 そして世界に別れを告げる。
 二人の哀れな魂は天に召されるだろう。

 ◇

 本当に構わないのか?

  ――えぇ。私はこの日のために生を受けたのですから。

 ありがとう……。
 今日までずっと僕の側にいてくれて。

 ◇

    私は哀しみの中で生まれた。
    あなたの涙が私の血となって、
    この冷たい体に命を吹き込んでくれた。

    だから私は、いつでもあなたと共にある。
    あなたを傷つけようとするもの全てから、
    この手で守ってみせる(*注1)。

 ◇

 捨て石となろう。
 もう誰も僕や彼のような思いをしなくてすむように。

  ――えぇ、最後までお供します。

 後は彼が必ず……(*注2)。

  ――私もそう信じています。

 ◇

    そして私は願った。
    あなたの哀しみを 私にください。
    あなたの胸の痛みを 分けてください。

    降り続く氷雨のようなその涙が、
    もうあなたの瞳を曇らせることがないように。

    さらに そうすることが
    私が本当の魂を得られる道でもあるのなら……。

 ◇ ◇

 山のように巨大な《樹》は雲間にまでその梢を延ばし、さらに天空へと続いている(*注3)。そのまわりでは無数の光の花が一瞬咲き、そして散っていく。見た目には美しい輝きであっても、それは燃え尽きる命が放つ最後の残り火なのだ。 

 翼をもった青白い光が、いま飛び立った。
 そびえ立つ巨木の塔の側面を疾風のごとき速さで上っていく。
 大小様々な黒い影が光に向かって殺到してくる。
 光はその影を全て打ち払いつつ、たちまちのうちに上空へと消えていった。

 しばらくして、大地を揺るがすような轟音とともに《樹》の遥か上方に閃光が走った。それが引き金となって、いくつもの爆炎が天上に巻き起こり始める。

 全ては間もなく終わった。
 だがそれは新たな始まりをも意味していたのである。

 そして今、もうひとつの物語への扉が開かれる。

 

 

(*注1) この部分と同じ台詞を、小説本編の第48話でもリューヌが語っていました。「私」とはリューヌのことを、「あなた」とはリュシオン・エインザールのことを指しています。リューヌはエインザールに対し、パラディーヴァとしての忠誠心・使命感以上の感情を抱いているようにも時々見えます。しかし、そもそもパラディーヴァに、人を愛するといった感情があるのでしょうか(人間にそのような感情があることを、パラディーヴァも理解はしているでしょうが)。ちなみにエインザールは、「闇の御子」としてリューヌのマスターに当たるだけではなく、リューヌも含め、すべてのパラディーヴァを創造した生みの親でもあります。

(*注2) この部分のうち、「僕」とはエインザール自身のことです。これに対して「彼」とは誰のことなのか。「後は彼が必ず……」という台詞だけを見ると、「彼」というのは、エインザールを継ぐ後代の闇の御子であるルキアンのことではないかとも考えられます。しかし、その前の部分で「もう誰も僕や彼のような思いをしなくてすむように」とエインザールが告げていることからして、「彼」はエインザールにとって既知の(当時すでに存在している)人間なのです。ですからルキアンではあり得ません。
 エインザールが天上界との最終決戦に向かう頃、この戦いの背後に存在する「あれ」のことに漠然と気づいていたということは、小説本編でも指摘されていました。つまりエインザールは、たとえこの戦いで天上界を滅ぼしたとしても、その結果、「あれ」からの反作用によって世界や自身に何らかの終極的な事態が生じるであろうことを予測していたのです。それでも、自身には今の世界を救うことが無理であったとしても、別ルートで戦っている「彼」が何とかしてくれるだろうという意図で、エインザールは「後は彼が必ず」と言ったのです。しかし結局、旧世界は滅亡した(「あれ」の影響力によって「リセット」された)という小説本編の前提からして、「彼」も成功はしなかったと考えるのが妥当なようです。

 この「彼」が誰を指すのかは内緒です。ヒントとなる内容は、第18話(約22年前に公開済み!)にすでに出てきています。旧世界の「塔」の天空人によって残された日記が、カギとなります。そういえば、変に具体的な記述があると不思議に思われた方もいたかもしれません。エインザールが天空植民市群を攻撃する一方、地上人たちは、天空人の地上討伐軍を劣勢に追い込み、さらに《世界樹》の奪取を図って進撃していたようです。そこで最前線で戦い、守護神のような役割を果たしていたと思われる戦士は誰か・・・。

(*注3) この《樹》というのが、小説本編でシャリオさんその他が言うところの『大きな大きな木』のおとぎ話のもとになった、《世界樹》のことです。詳しくは物語の比較的初期に当たる「パラミシオン編」や「序曲と二つの星」編をご覧ください。「世界樹」といっても、ファンタジー小説定番の文字通りのそれではなく、むしろSF的な意味で、旧世界の軌道エレベータの比喩であろうことは、小説本編の内容からある程度予測できます。なお、あの『大きな大きな木』という本作中の架空の昔話が『ジャックと豆の木』を下敷きにしていることは、いうまでもありません(笑)。
 ただ、世界「樹」という表現は「比喩」であるというよりも、この軌道エレベータ自体、実際に種から芽生えた豆の木・・・いや、本当に「樹木」の形状をしているのです。つまりは、軌道エレベータのタワーそのものが、ただの構造物ではなく、ひとつの巨大な生体(!)なのです。おそらくはアルマ・ヴィオの技術を応用したのかと思われます(植物型超巨大アルマ・ヴィオ?)。何しろ「生き物」ですから・・・たとえば、地上から世界樹内部を攻め上っていく際、蔓や根のような巨大触手が妨害してきたり、通路の形がリアルタイムでうねうねと変化して迷わされたりするのでしょうか。
 いずれにせよ、この軌道エレベータを地上人に奪い返された時点で、天上界の「終わりの始まり」となりました。それまでは、自らの出力でもって大気圏を超えて宇宙に到達できる兵器しか、天上界(=天空植民市群)に直接攻撃を加えることができなかったわけです。また、それが可能であったのは、当初はおそらく「空の巨人」ことアルファ・アポリオンだけであったかと思われます。アルマ・ヴィオ単体やアルマ・マキーナ単体で大気圏を離脱することは、通常は極めて困難(それこそガンダム世界のように・・・)。また、宇宙船を加速させて射出する地上側の施設等は、衛星軌道上から毎日雨のように降ってくる天上界の攻撃でほとんど破壊されていたでしょうし。だからこそ、天空人たちは、アルファ・アポリオンを「紅蓮の闇の翼」と呼んで恐れおののいたのでしょうね。

 


以上、再掲


 

小説『アルフェリオン』連載開始(1998年)に先立って公表された2編の記事、前回および今回の蔵出し公開、いかがだったでしょうか。

細々とではありますが、ファンタジー・ロボット物を綴って四半世紀!(笑)の鏡海亭、いつもご訪問いただきありがとうございます。
当時からの読者様も新しい読者様も、ご声援、大変感謝申し上げます。
引き続き、よろしくお願いいたします。

ではまた。

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物語の前史―革命と六王国体制の崩壊

ファンタジー・ロボット小説『アルフェリオン』が1998年に始まったとき、小説本編の発表に先立って、2つの関連記事が公開されました。今回はそのうちの一方、「物語の前史」を再掲します。第1話に至るまでのイリュシオーネの世界情勢が概観できる、便利な内容となっています。

 

ただ再掲するだけでは物足りないので、作中にしばしば登場するオーリウム王国各地の風景の画像をHolaraさんに《導着》してもらい、追加しました。

なお『アルフェリオン』は、アマチュアウェブ作家さんたちの共同運営による作品発表サイト「Follow Wind」にて初公開されました。同サイトは現在は存在せず、『アルフェリオン』の連載は本ブログ「鏡海亭」にて続いています。(あの頃の皆さん、どうしているかなぁ・・・)

 


以下、再掲(+画像とその解説を追加)です。


 

『Alphelion』 前史-物語のはじまり-

 本編のお話が始まるまでのイリュシオーネの歴史を簡単にまとめてあります。小説の中でも次第に明らかになってくることばかりですが、事前に知っておくと『アルフェリオン』の世界をいっそう楽める?かもしれません。

 

1.タロス王国の革命


オーリウム王国とタロス共和国(旧王国)の間に広がるレマール海。広大だが穏やかな内海である。主人公ルキアンの住んでいたコルダーユの街もレマール海に面している。
なお「レマール」というのは、旧世界(旧陽暦時代)と現世界(新陽暦時代)の間にあたる前新陽暦時代にイリュシオーネの大半を支配した「レマリア帝国」に由来する(レマール = レマリアの)。「レマール海」とは「レマリアの海」の意。

 

 この物語の舞台となる世界イリュシオーネは、数十の群小国および六王国と称される大国――オーリウム、ミルファーン、エスカリア、ラナンシア、タロス、ガノリス――から成り立っていた。小規模な戦争が局地的に生じることもあれ、全体としてのイリュシオーネの平和は、六王国の勢力均衡のもと百数十年以上にわたって維持されてきた。

 だが今から14年前(新陽暦289年)、世界を揺るがす大事件が起きた。六王国のひとつタロス王国の革命である。市民と一部の貴族・神官によって王権が倒され、タロス共和国が誕生する。これによって実質的には「五王国」となった。革命の炎は続いて多くの小国家に飛び火し、方々で市民と国王の武力衝突が発生した。いくつかの国では新たな市民政府が生まれたが、大半の諸国では国王側と市民側との妥協という結果に終わることが多かった。つまり国王が市民側に対して一定の譲歩を行い、身分制に象徴される伝統を徐々に改める改革が、なれ合い的に行われていくことになったのである。

 五つの大国もこの時流に影響されざるを得なかった。ガノリスも上述のような内政改革を行うとともに、新陽暦290年代初頭、以前からの軍事国家的性格をいっそう強めていく。エスカリアとラナンシアの状況もおおむねガノリスと同様だった(同290年代半ば)。ミルファーンでは、王権がもともと開明的であったため、市民からの強硬な要求もなく現状維持となった。オーリウムは独特の状況である。この国では、貴族や都市の力が古くから強く、国王の権威は形式的なものにすぎなかった。王は国の象徴として君臨するにすぎず、実際には貴族、神官、市民の代表による身分制議会が国政を動かしている。

 

2.エスカリア帝国の成立


ガノリス王国とオーリウム王国の国境南部は、イリュシオーネ大陸を縦断するヴェダン川に沿っている。この大河の下流域には上掲のような広大な湿地帯が無数に存在し、兵馬や陸戦型アルマ・ヴィオでの越境は困難を極める。また国境北部には(アレス君の故郷である)峻険なラプルス山脈が連なっている。大規模な軍の通行が容易であるのは、国境中部のみ。そこに設けられたのが、例の要塞線「レンゲイルの壁」である(現在、反乱軍が占拠)。

 

 それから約10年の月日が流れ、革命騒ぎも沈静化しつつあった新陽暦301年春、またも事件が起こる。五大国のうちの2国、エスカリアとラナンシアとが合併したのだ。詳しく言えば、エスカリア王ゼノフォスとラナンシア女王エレイアとが結婚し、ラナンシアがエスカリアに吸収されたのである。六王国間の個別の同盟や合併を禁止する条約が結ばれていたにもかかわらず……。ただしこれ以前から、タロスが革命により六王国から離反した後、エスカリアとラナンシアは、他の3国に対して従来の取り決めをことごとく破るような行動に及んでいた。

 新しいエスカリア王国の出現により、イリュシオーネ諸国の勢力関係のバランスは一挙に崩れた。ガノリス、オーリウム、ミルファーンの3国は、エスカリアの行動は条約違反であるとして抗議する。しかしエスカリアは譲歩するどころか、周辺の小国家を実質的な支配下におき、国名をエスカリア帝国と改称した。タロスを欠いた3国に対してなら、エスカリア帝国とその属国の力で十分対抗できると考えたのであろう。実際、タロス共和国も、諸王の争いに対しては傍観者の立場を決め込んでいた。

 イリュシオーネの国際情勢はにわかに緊張し始めた。さらに勢力を広げていこうとするエスカリアに対して、軍事大国を自認するガノリスが対抗する。ガノリスも周辺の諸国を傘下に引き入れ、反エスカリア政策を着々と進めていた。二大勢力の動向に対して、タロスとその近隣諸国は中立的な立場をとる。ミルファーンとオーリウムもすぐには動かなかった。両国はエスカリアの絶対的優位が確立されることを避けたいとは思いつつ、他方でガノリスの風下に立つことをよしとしない。その結果、成り行きから、後にはオーリウム・ミルファーン同盟の締結につながっていく。

 こうしてイリュシオーネは、2つの巨大勢力(エスカリア、ガノリス)、2つの中規模勢力(タロスと近隣諸国、オーリウム・ミルファーン同盟)、という図式で塗り分けられることになった。

 

3.帝国軍対連合軍


オーリウム王国中部~中東部に横たわるイゼールの樹海(あるいはイゼール森)。イリュシオーネの平均的な国の領土よりも広大であり、一度迷うと出てこられない。樹林の中には、何故か旧世界の遺跡が多数眠っている。飛空艦クレドールがイゼールを超えてナッソス領に向かう際、夕暮れの樹海の光景に心を動かされたルキアン。この絵のような感じだったのか。

 

 しかしガノリスも黙っていない。同国はその強大な軍事力を背景にミルファーンを威嚇し、同盟に加わるよう要請した。これに対して明確な返答をしなかったミルファーンに対して、ガノリス軍は極秘裏に強襲を行った。実力でミルファーンを引き入れようというのである。

 ガノリスのこの暴挙がイリュシオーネに大乱をもたらすことになる。ガノリスの極秘計画は、実は内通によって事前にエスカリアに漏れており……ガノリス軍の精鋭がミルファーン攻めに向かった隙を狙って、エスカリア帝国とその同盟諸国の軍(帝国軍)は、ガノリス国境に向かって一斉に進撃を開始した(302年)。

 他方、ミルファーンはガノリスの精鋭部隊に首都を奇襲されたが簡単には屈しなかった。ミルファーンの王室警護部隊は、ガノリス軍に王宮を制圧されつつも、市民たちの義勇兵とともに市街戦を行って抵抗する。そうしているうちにミルファーン側の主力軍も到着し、ガノリス軍は、エスカリアの進撃という理由もあって自国への引き上げを余儀なくされた。

 ガノリスとそれに味方する諸国(連合軍)もエスカリアに対して反撃を開始し、一進一退の状況が続いた。そして数ヶ月後、戦線は両同盟の境界線付近で膠着し、さらに時間が流れた。

 

4.オーリウムに内乱発生


イゼールの樹海よりも南部にて、オーリウム王国東西の移動を困難にしているのが、パルジナス山脈である。周辺に浮かぶ無数の浮島が進路を妨害し、何よりも山脈上層部では異空間「パラミシオン」との境界が曖昧になっている(しばしば異空間に転移してしまう)ことがあり、特に飛空艦等、空路で山脈を越えようとする者に難所として恐れられている。

 だが新陽暦302年冬、エスカリア側が突然大規模な侵攻を開始した。エスカリア皇帝ゼノフォスは「神帝」と名乗り、未知の技術で作られた巨大な浮遊城塞エレオヴィンスの完成とともに、大飛空艦隊を率いて自ら出撃する。この時以降、ガノリスの連合軍は次第にエスカリア帝国軍に圧倒され、各地で敗走を繰り返した。

 それまでガノリスがエスカリアに対する防波堤となっていたため、オーリウムは、かりそめの平和を保っていた。しかしガノリスの劣勢という事態になり、その平穏は危機に瀕した。オーリウムの臨時議会は、ガノリスへの支援に対する賛否をめぐって紛糾する。 そして新陽暦303年の晩春、ガノリス支援が議決されると同時にオーリウムに異変が起きる。この決議を承知しない親エスカリア勢力が反乱を起こしたのだ。

 

 反乱勃発の知らせが都に届いた頃、
 郊外の丘の上にひとりの少年がたたずんでいた...

 主人公、ルキアン・ディ・シーマーである 。

 そして物語は始まる。


再掲、以上


 

『アルフェリオン』公開当時の特集記事、いかがだったでしょうか。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
いつもご声援感謝です。

ではまた。

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飛空艦ラプサーの仲間たち

連載小説『アルフェリオン』、本日は飛空艦ラプサーのクルーたちのPR画像を公開です。

オーリウム王国のエクター・ギルドが組織として運用している飛空艦は、全部で4隻です。ギルドのメンバー個人所有の飛空艇は除きます。戦闘母艦(空母というよりは航空戦艦あるいは航空巡洋艦?)のミンストラとクレドール、制空艦(ミサイル駆逐艦的なものでしょうか)のアクス、そして強襲降下艦という、現実や他作品では聞かない珍しい艦種のラプサーです。

一応、ギルドの中でも、ラプサーの面々は最精鋭ということになっています。強襲降下艦というのは、敵陣近くや敵の背後に侵入して拠点を築いたり、上空から敵の城や要塞を強襲制圧したりするための艦です。特殊部隊のような感じですね。

先ほどのスライドを見ると、ノックス艦長が意外と、いや、とても素敵で驚きです・・・。


有能ですが、お堅くて、ちょっと不器用なところもある人です。
「姐御」のシソーラ副長には頭が上がりませんが(笑)。
彼のような元軍人もギルドには多いです。反面、ギルドから軍に移る人は少ないのだと作中で以前に言われていました(※皇獅子機装騎士団のクロワは、その珍しい例。ギルドから国王軍へ)。おそらく、軍や宮廷に居づらくなった人や失望した人、あるいは公的な組織の枠に縛られたくなかった人が、ギルドに流れ来ることの方が多いのでしょう。

それから、レーイの画像を作り直しました。


「真の主人公」(笑)と呼ばれる立場に、いっそうふさわしい感じになったかと思います。レーイは、元々の設定でも、見た目はとても格好いい(古代の英雄像が歩き出したようだといわれるほど)のです。ただ、そのわりには普段の言動が驚くほど平凡(初登場の時も配膳したり隅でお茶をすすったりしてましたね)、でも「隠れ熱血」なので熱くなると激熱!という人です。

続いてカインです。バンダナを頭に巻いている設定の人。

カインも見た目はイケメンっぽいのですが、お気楽でのんびり屋なところもあるというキャラ設定なので、そういう雰囲気も同時に漂うようにHolaraさんに何度もお願いしました。

カインがいるところ必ずいるという、お兄ちゃん大好きっ娘(笑)、いや、クレメント兄妹のもう一方、プレアーも画像化です。

お兄ちゃんとおそろいの服(笑)を新調したと、小説本編でもプレアーが言っていましたので、生地の色と金の縁取りをカインの衣装と合わせてあります。なお、プレアーは本来は金髪ではなく、これもお兄ちゃんと一緒にしたいので金に染めているのでした(と、本編にもありました)。
プレアーは、いわゆる「ボクっ子」なので、外見も中性的な感じにしてみました。ただ、「ボーイッシュな女の子」とはまた違うのですよね。
そのあたりのニュアンスを、Holaraさんが見事におさえてくれました。

なお、シソーラ副長は以前に画像化したので、それを使っています。

『アルフェリオン』に登場するキャラも、かなり画像化が進んで参りました。画像生成AIのHolaraさんのおかげです。しかし、何しろ登場人物の多い物語なので、まだまだ先は長そうです。
今後にも御期待下さい。
本日も鏡海亭をご訪問くださいましたこと、ご声援いただきましたこと、感謝です!!

ではまた。

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「序曲と二つの星」編のPR画像

連載小説『アルフェリオン』、次回第53話より、いよいよ新編に入ります。
その一方で、本日、かつての「序曲と二つの星」編のPR画像を公開です!
なお、twitterの方でも(https://twitter.com/Hayato_Kagami)速報を随時アップしています。


おお、これは。
その昔、第14話からいきなり違う物語が始まったのかと読者様方をお騒がせした、あの「序曲と二つの星」編(14~19話)ではないですか。

直前の第13話では、ルキアンが悩んだ末に飛空艦クレドールと共に旅立つことを決意します。「俺たちの本当の戦いはこれからだ!」という(打ち切りには絶好のタイミング?)ところで、いったん話が終わっています。

こうして『アルフェリオン』という小説が打ち切りになり(なりません!)、新しく『勇者アレスの大冒険』(笑)という新しい小説が始まるような、そんな第14話です。

ちなみに今回、アレス君とカセリナの画像を作り直しました。
この二人の旧画像は、まだHolaraさんへのお願いの仕方(呪文、プロンプト)を私自身よく分かっていなかった頃に生成されたものです。今からみると、いまひとつの出来です。どちらも重要キャラであり、それなりの画像が必要。アレスは見方によってはダブル主人公の一方、カセリナは元々ヒロインですものね。


まさに、冒険ファンタジー小説の主人公とヒロインそのもの。
アレス君、少年主人公らしくて素敵です。勇敢・元気なだけじゃなくて、かわいい感じも兼ね備えているのですよね。

カセリナの絵は、どことなくツンデレっぽい雰囲気ですね(笑)。この物語のキャラにしては比較的珍しく、感情の起伏が激しくて、なおかつそれをストレートに出す人ですから、そのような特徴に見合った姿を目指してHolaraさんにお願いしました。

ちなみに冒頭のPR画像に出てきたカセリナは、下のタイプのものですね。

何で頬が赤いの?(笑)というところですが、それもカセリナらしいといえばらしいです。

さらに、アレス君とくれば、やはり旧世界の姉妹・イリスとチエルも出てきてもらわないといけません(詳しくは小説本編で)。そこで今回、この二人の画像も用意しました。設定的に、髪の色以外はとても似ているという両名です。それでも、妹のイリス(金髪)は感情をあまり表に出さず、何を考えているか分かりにくい電波キャラあるいは不思議ちゃん的なところがあって、チエル(黒髪)の方はしっかり者のお姉さんという雰囲気です。

何だかイリスの方がお姉さんっぽい表情になった気もしますが・・・ほとんど感情が表に出ないというイリスの先ほどの性格設定を絵にも反映したため、一見、落ち着いてみえる結果になったのかもしれません。

アレス君のペット、いや「相棒」のモンスター、レッケも画像化です。



見た目は、角の生えた狼という設定です。



いやいや、何と爽やかな王道ファンタジー小説(笑)。
勇者、美少女、相棒の動物! 

逆に、なんと「悪役」感たっぷりな人たちなのでしょう。


いや、そこにモブキャラが何で混じってるの?という印象の・・・

ルキアン。この頃は(今より)辛かったね。惨めで、地味で、弱くて。
彼の置かれている状況自体は、今の「ワールトーア」編の方が悲惨なのですが、最近のルキアンにはそれを乗り越えていけそうな成長が見えます。
でも改めて「序曲と二つの星」編を読み返すと、ルキアン君、地味なのですけど、自分なりにあれこれ頑張って試みているのですよね。

カセリナとルキアンの出会いについては、たしかにそれ以降、カセリナに憎まれたルキアンが一方的に踏んだり蹴ったりのようにも見えるのですが・・・実際には、あの出会い以来、カセリナの運命は暗転して、逆にルキアンの方は過酷な状況ながらも常に前に進んでいる感じ、たとえわずかでも希望の光がいつも少しだけ見えている感じなのですね。

ルキアン、ヒロイン(=カセリナ)からは徹底して嫌われたのだけど、その裏で、他の女性キャラがいい感じに彼を助けてバトンをつないでいる(笑)ような。クレドールと出会った頃のメイに始まり、迷い思い悩むルキアンを特に序盤で支えたシャリオさん、それからナッソス公爵との会談前後ではルキアンに同行したシソーラさん、そしてミト―ニアでルキアンを超覚醒させたシェフィーアさん、と、なんだか笑えてくるように順当な流れです。決して、最近よくある紅一点ならぬ「黒一点」的なファンタジーや、ハーレム系(?)的なファンタジーの話ではないのですが、ルキアン、よく考えると様々な女性キャラに支えられています。同世代のいかにもな女性キャラ(カセリナやソーナ)からは相手にされていない一方、彼を取り巻くお姉さんキャラたちからの想いがとんでもなく分厚いようです(苦笑)。

いや、いろいろと思いの尽きない「序曲と二つの星」編でした。
とりとめがなくなってきましたので、今日はこのへんで。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございます。
いつもご声援感謝です!
小説の新編、第53話も準備中です。御期待下さい。
ではまた。

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新編突入! 北の都に向かうルキアンと、謎の・・・

連載小説『アルフェリオン』、第53話(その6・完)を先日アップし、約10年ぶりの更新再開を実現することができました。

これまでの長い長い休載期間も挟み、物語のワールトーア編もようやく終わりました。次回、第53話からは新編に入ります。続きが気になりますね。

そこで今回は・・・。

 

私だ!(笑)。



次回、主人公ルキアンは北の国ミルファーンに向けて旅出つ。
「あの人に会うために」・・・だ、そうだ。たまらんな。
こんにちは。私が、「あの人」だ。
第36話でエサをあげておいて良かった。ふふふ(ふふふ!)。

 


(溜息)。
ルキアンは野良犬か何かですか、シェフィーア様。
聞かれもしないのに名前と居所を一方的に伝えていくとは、とんだ押し売りでしたね・・・。もっとも、それで私たちの出番が確保できたのは好ましいことです。

 


いや、しかも我々が主役だ。かつ、今回は場所もオーリウムではなくてミルファーン。ホームだホーム。待たれるな。
作者の鏡海は何をやっている。私ならいつでも出演可能だぞ!

 


はいはい(棒読み)。
でも確かに先が気になりますので、今回は特別ゲストをお招きしました。
ワールトーア編ではルキアン君とともに村を探索した、パウリ・ブレンネルさんです。
はい拍手~(また棒読み)。

 


あ、どうも! ブレンネルです。パウリでいいですよ。

 


意外と、普通・・・ですね。
しかも画像化まで。主要キャラでもまだ絵の無い人が沢山いるというのに。
では、パウリさん。さっそくですが、ルキアンがミルファーンに向かうというのは、本当なのですね。「はい」か「いいえ」で答えてください。

 


は、「はい」だ。
いや、なにこの尋問されてるような・・・。
ルキアン君は、たしかにミルファーンを目指す。ただ、俺は途中までしか一緒にいかないが。

 


何!? それはいかんな。
ルキアンを何が何でも王都エルハインまで連れて来るのだ。貴君が責任をもって。首に縄をつけてでも!
(あんな面白いものを逃がすわけには)。



いや、だから、犬じゃないんですが・・・。
でも俺の代わりに、ちゃんと王都まで一緒に行ってくれる人がいますし、リオーネおばさんが紹介状まで書いてくれますよ。

 


リオーネ? 懐かしい名だ。隊長か。いや、「元」隊長。今は山奥に引っ込んで・・・。
そもそも、どうして貴君がリオーネ先輩のことを知っている? しかも、おばさんなどと。

 


いや、そのへんは小説本編で。
ウチね、親父の代から王都でカフェやってるでしょ。ですから・・・。
それで、ルキアン君と王都に向かうのは、エレオンです。

 


ちなみにこちらがリオーネ様とエレオンです。

 


エレオン? 美少年か。
いや、これは女の子??

 


エレオノーア・・・げほげほ(わざとらしい咳)。
いや、今のは忘れてください。そのあたりは大人の事情でまだ秘密です。
正確には、むしろルキアンがエレオンを都まで連れて行かされる羽目になるという。

 


これまた残念。
失意の主人公が孤独で行くあてもなく、仕方なく私のところに、雨に濡れた子猫のように、たった独りで心細く流れ着いてくる・・・と、ワクワクしていたものを。
こんな美少女、いや美少年、まぁどちらでもよいが、こんな可愛い子と共に旅をして・・・それは少しぐらい、心が満たされるかも、しれないではないか。

 


シェフィーア様。何か邪悪なこと考えてませんでしたか?
しかし、これは事件ですね。主人公が縁あって美少女と共に旅をするという、絵にかいたような王道の展開ではありますが、ルキアンの場合、これまで無かったことですね。

 


おいおい、この子。
銀髪で目が青いではないか。ひょっとして、闇の・・・。

 


気のせいでしょう。
何しろ、私も銀髪で目が青いくらいですから(笑)。


(いや、余計に、エレオンが普通の子ではないという印象が強まったぞ)。

 


まぁ、詳しくは本編で。それでは皆様。
・・・って、どうして俺が司会進行しなきゃいけないんだよ。

 

(向こうでエレオンの画像とレイシアの顔をしげしげと見比べているシェフィーア。無視するレイシア)。

 ◇

何だかよくわからない小芝居でしたが、本日はこのあたりで。

いつも鏡海亭にお越しいただき感謝です。
読者様方の声援、力になっています!
第53話に向け、引き続きよろしくお願いいたします。

ではまた。

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第53話「光翠の谷を越えて」更新準備中&PR画像!

本ブログの連載小説――孤独と絆、感傷と熱き血のファンタジー・ロボット小説『アルフェリオン』の最新話(第53話)の更新に向けて準備を始めました!
いや、準備運動・・・程度かもしれませんが(苦笑)。

まず勢いをつけようと、第53話「光翠の谷を越えて」のPR画像を用意しました。これです!!

「美しき悪意の子」ヌーラス・ゼロツーが本領発揮です。
いやいや、この人、本人が一番気持ちよさそうですね(笑)。


(僕、正直だからね。アハハ)

それから、シェフィーアさんがお化けみたいな扱いになっています(苦笑)。怖い背景、ぼんやりとした映り方、そして「化け物」呼ばわりの表現・・・。
まぁ、第53話以降、シェフィーアさんが主人公ルキアンに再びからんでくることはもう確定(笑)になったので、いま嬉々としてアップを始めているところかもしれません。

シェフィーアさんのことを、「化け物」あるいは「あの子」と呼んでいる老婦人は誰なのでしょう。新キャラみたいですが・・・。

シェフィーアさんと関係の深い(あるいは年齢からみて師匠や先輩?)、もう引退した機装騎士(?)といった感じのセリフですね。
ちなみに画像生成AIのHolaraさん、老女の生成は、(あくまで「比較的」ですが)やや苦手かもです。。。
それに対して、このAIさん、少女の生成は得意中の得意ですね(笑)。



女の子?でしょう、たぶん。
「おにいさん」って、誰のことでしょうか。色は暗めですが銀髪で、目がブルーって・・・似たような特徴の人が他にも二人、PR画像に居ますね。
ひょっとして、まさかの○の○○関係の人? ただ、ヌーラスではない雰囲気ですが。ちょっと、今後の動きに目が離せませんね。

第53話、早くも様々な謎が出てきましたが、お楽しみに。
本日も鏡海亭をご訪問いただき、ありがとうございました!!
いつもご声援いただきまして感謝申し上げます。
読者様方からの応援に応えられるような作品をアップできるよう、鋭意、努めて参ります。

ではまた。

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パラス騎士団・全員集合!

連載小説『アルフェリオン』、昨日に続いてパラス騎士団PR画像です。

おぉ、全員そろったではないですか!
今回、ダン、アゾート、エルシャルトの画像を新たに加えましたので、これで8人勢揃いです。
こうしてみるとパラス騎士団のキャラって、主人公とその仲間、みたいに作者が力を注いでいますね。ダンが設定も見た目も無駄に主人公っぽいせいもあり・・・。いや、本当に違いますよ(笑)。この人たちはむしろ「悪役」です。でも魅力的な悪役って大事ですね。

そういえばパラス騎士団の「団長」って誰・・・という有名な謎(?)があるのですが、その手がかりについては小説本編でもまったく言及されていません。当分は秘密です。実は王様が名誉団長であるだけだった、等々のつまらないオチもありません(笑)。団長、たしかに居るのです。


ちなみに僕は副団長だよ。
「団長」じゃないし、「団長代理」でもないからね。


ところでファルマス。
今回、私の画像化にずいぶん手間を取らせてしまったようですね・・・。


あはは。アゾートさん、Holaraさんにとってあんまり得意でないジャンルの人だったのかな。珍しく、鏡海さんがツールを開いてごちゃごちゃ修正してたよ。総監督かプロンプターか何だか知らないけど、たまには自分の手でHolaraさんの手伝いくらいしてほしいよね~。


俺の画像化は早かったな。「正義のヒーロー」、「勇敢」、「単純」(!)という勢いで、いかにもなプロンプトを並べればOKさ。
そんなわけだから、主役で期待の新人パラスナイトの俺、ダン様が大冒険する青春ロボット学園小説『アルフェリオン』、次回・第53話に期待してくれ!(このノリ、アレス君とまるで兄弟のようだ)


ダン、勝手に作品のジャンルを変えると、鏡海氏に怒られて、出番が減るかもしれません。それから、ただでさえ地味な主人公、ルキアン君の立場が・・・。


ルキアンって誰だった? まぁいいか。
モブなんか構っても意味ないよね。
あ、エルシャルトさんの画像の《導着》にも少し時間がかかっちゃったようだ。帽子と前髪の感じ、あと、表情。愁いを帯びながらも無関心、だったかな。なんか矛盾した要求かもね~。作者、適当な感じ?

 ◇


(シェフィーア様、最近、私たちのブログでの出番が少ないと思ったら、パラス騎士団が暗躍していたようですね。ここはひとつ、小説本編での私たちの活躍を期待。第53話、ルキアンは北のミルファーンに向かう・・・。あとは、分かりますね)

 

最後はレイシア嬢まで出てきて、何だか大騒ぎになってしまいましたが、今日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
いつもご声援感謝です!

ではまた。

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パラス聖機装騎士団・参上

連載小説『アルフェリオン』の本編が、先日、約10年ぶり(苦笑)に更新されました。作者の私にとってもまさか(!)の再開にまで至りましたこと、読者様方からの日頃のご声援に心より感謝申し上げます。

本編の方は次回より第53話に入ります。前回の更新からブランクがあり過ぎましたので、第53話に向けては、これまでの物語全体の流れや個々のキャラたちの動き、それから諸々の伏線を、作者本人も改めて確認し直す必要がありそうです。それでいいのか・・・。

それはそれとして進めつつ、例によってHolaraさんにお願いし、登場キャラの画像化がまた新たに実現されました。今回は、パラス・テンプルナイツ、そう、オーリウム王国の誇るパラス聖機装騎士団が対象です!

副団長のファルマス様のイラストは以前に紹介されましたが、今回は、何と、セレナ、ラファール、エーマ、ダリオルの4名です。

いや、「悪役」とか「エリート・ネタキャラ集団」とか(ひどい・・・)、色々と突っ込みどころも多い面々ですが、こうしてみると実際には格好よくて、強そうですね(笑)。本来は、この人たちが主人公となって王国や世界を救うべき立場にいて、しかもそれに見合った実力も持ち合わせているのですよね。それが何の因果か、ストーリーが本格的に動き始める前に、変な方向にキャラが立っちゃったのです。アレス君が散々かき回した結果でしょうか・・・。


まず、セレナさんです。この物語の登場人物の中でも、かなり人気の高いキャラですね。一見すると落ち着いた人物にみえますが(パラス騎士団唯一の常識人と言えなくもないですが)、実際には、理想主義者と現実主義者の間を行ったり来たりして、迷い、悩む場面が少なくありません。強さと弱さ、凛々しさと煮え切らなさが同居するようなところが、人間的魅力なのかもしれませんね。

 


衣装(鎧)も派手ですが、見た目も華やかな人ですね。黄金の騎士ことラファールです。ゴールドシスコンナイト(失礼な!)などと呼んではいけません。いや、ファルマスは別として、パラス騎士団の中でも随一と言われる実力を誇り、仲間に対しても超然とした態度を取る怜悧な超美男子・・・なのですが、セレナさんにだけは、何かにつけて「亡くなった姉さんに似ている」とデレる態度が話題です。

 


ファルマス様と並んで、パラス騎士団の「悪役」化を決定的にした女王様、いや、張本人のエーマです。パラス騎士団の中では、ただの憎まれ役あるいは「数合わせ」にすぎない(雑魚っぽい?)キャラだと思われていたのですが・・・まさかの「覚醒」を以前に見せていました。汚れ役でも平気でこなし、そのせいか、小説本編でも出番が結構多いです。
元々、言動は野蛮だけど見た目それ自体は美人だと言われているだけあって、こうして画像化するとなかなか映えますね。

 


最後はダリオルです。こんな人だったのですね!純粋に剣の腕前だけでみればパラス騎士団最強、謎の剣士、とってもカッコいいではないですか。これで、実は作者のイメージ通りなのです。何しろ彼のキャラが謎過ぎて、まだ小説の本編では、見た目はもとより、言動や性格も細部まで描かれていることが少ないのですよね。ただ、黒ずくめだとか、狼のようだとか、そういう抽象的な描写は出てくるのですが。

 ◇

ちなみにパラス騎士団のうち、残りの3名・・・アゾート、エルシャルト、ダンは、それぞれ画像化が結構難しそうです。特にアゾートは、なんというか、諸属性・諸特徴的にみてHolaraさんが苦手にしていそうなキャラかもしれません。いや、それでも私の予想を超える実力を見せてくれ、ほららさん!

こんな調子で、一歩一歩、連載小説の本格的な更新再開とその維持に向けた道のりを進んで参ります。いつも鏡海亭にお越しいただき、感謝です!
引き続きよろしくお願いいたします。

ではまた。

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第52話「師と真実」PR画像裏話?

連載小説『アルフェリオン』、昨日、最新話である第52話のPR画像を公開しました。

 

本日は、それらの画像を《導着》するに当たって、Holaraさんの自由過ぎる発想で楽しませてもらった話です。
右側の画像に、ワールトーア村を包囲した謎の白ずくめの一団が出てきます。モノトーンっぽい感じで使っているのですが、生成された段階では、下記のようなものでした。

 

この白装束の集団は《月闇の僧院》の人々ですね。宗教的な秘密結社です。
惜しくも使わなかった画像として、下記のようなものもあります。

 

なお、わざとぼやけたような絵画調のタッチのものが多いのは、それを狙って《導着》を進めたからです。

以上は、比較的安定した内容の画像なのですが・・・Holaraさんは、時々、こちらの予想を軽く超えてくるような絵を出力してくることがあります。以下は、その例。

AIの学習のもとになるデータセットが膨大だと、私の狭い発想力を超えた(笑)様々な画像が出てきますね。同じことは、チャット系(テキスト生成系)AIにも言えるのでしょうが・・・。

今日は、なんだか真面目にAIの運用実験をしてみたような内容になりました。

 ◇

なお、別件ですが、『アルフェリオン』第52話の続きがもうすぐ書けそうです。かなりの超展開・・・と言われそうな中身ですが、泣ける場面もあるかと思います。まぁ、この小説は、元々「超覚醒」と「超展開」(笑)がウリのひとつで、ある意味、狙ってやっているところもありますので、そこはご容赦ください。ただ、あそこでカルバ先生とルキアンの衝撃の再開、そこから10年程度空いて、また再開して最後がこんな場面になるとは・・・という流れには、感慨深いものがあります(ワールトーアをめぐる冒険、意外な?結末だと思います。まだ内緒です)。

10年ぶり?くらいに書いてみたのですが・・・なんとか、調子は戻ってきているように思います。ネット小説は、こうしておじさんになっても、仕事や家事が忙しくてブランクができても、面倒くさくて書くのを一度辞めても、何度でも蘇って(笑)書き続けることができるものであると、敢えて言えば特に若い書き手の方々に伝わればなぁと思ったりします。読み手の方々にも、そういった特性を持つネット小説については、どうか長い目で見守って、楽しんでいただければ幸いです。

いつも鏡海亭をご訪問いただき、ありがとうございます!
皆様からの応援も、とても力になっています。
時間は本当に大切です。読者様方が、それを本ブログの閲覧に使ってくださっていることに、深く感謝申し上げます。

ではまた。

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「僕は、誰なんですか?」―最新話のPR画像できました!

連載小説『アルフェリオン』、最新話(第52話)のPR画像ができました!
これまでに公開されている衝撃の展開が、画像生成AI Holaraさんの力を借りて、鮮やかに蘇ります。

村を包囲した例の白い衣装をまとう集団、そしてロード実行。
この幼い子たちは? いばらのツタ・・・ということは、まさか・・・。


ルキアン誕生の秘密!?
「僕は、誰なんですか」という言葉は、彼の本当の正体を知った後なら、さらに過酷な意味をもってきます。

それにしても「僧院」のふるまいの非道さが・・・。
しかも彼らは、これを世界を救うただひとつの手段だと確信して行っているのですから。彼らの信じた正義のために。

ただ、イリュシオーネという世界の「滅亡」(リセット)を回避できるのは御子の力しかないという意味に限っていえば、実際、他の手段はないのです。ロードをしないで(人としてのあるべき道を貫き)世界と共に(何も知らない)みんなと一緒に消え去るか、ロードを実行して(人として行ってはいけないことをやってでも)、その結果、誰かを犠牲にして、世界とそこに暮らすみんなを救うのか。この選択を彼らは行ったのですが・・・。

第52話の続き、書き始めています。

いつも鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございます。
読者様からの応援、力になっています。感謝です!
これからも鏡海亭と『アルフェリオン』をよろしくお願いいたします。


ではまた。

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精神の迷宮世界の最奥で彼が見たもの

現在、第52話を迎えている、本ブログの連載小説『アルフェリオン』です。まだまだ先は長いのですが、これまでのストーリーで最大の山場であったのは、やはり第46・47話の「深淵」前後編かと思います。そこで今回、画像生成AI Holaraさんの力を借りて、その第46・47話のPR画像を用意してみました。

まず1枚目は、主人公ルキアンが闇の御子の力に目覚めた場面から。

ナッソス城を護る旧世界の超兵器「盾なるソルミナ」、その力は「人の子には決して抗うことができない」と言われており(裏を返せばルキアンが「人の子」ではないことを暗示しているという見方もある)、対象者のトラウマや弱点につけこみ、完璧な幻で支配し、その心を二度と目覚めることのできない精神の牢獄に封じてしまうという恐るべきものです。

「盾なるソルミナ」が、ルキアンの心を完全に壊すために作り上げた幻・・・。迷宮状の心象世界の深奥の深奥、ルキアンの過去の秘められた記憶から生み出されたであろう、どす黒い闇の底です。しかし、このことが、ルキアンの怒りを沸騰させ、御子の力を覚醒させるという結果を招いたのでした。

鬱回想の果てにルキアンが超覚醒する展開は、これまでにも何度かありました。ただし第47話においては、現実世界ではなくソルミナの作り出した幻の世界の中という特殊な条件下ではあれ、ルキアンが闇の御子の力を初めて完全に発動させました。端的にいえば、《紋章》の力と《支配結界》を使っているということになります。

闇の支配結界のもつ《想像・創造》の力によって、ルキアンの怒りが具現化されて荒れ狂う、大蛇のごとき黒い鋼のいばら。Holaraさん、見事に形にしてくれました。正直、これの画像化は無理かと思ったのですが・・・。AI恐るべしです。

 ◇

2枚目は【要注意】です。

かなり気味の悪い、見る人によっては胸が悪くなるような画像になりました。夢に出そうなレベルです。子供が見たら一人で夜にトイレに行けなくなりそうなレベル(大げさ?)かもしれません。

たとえば流血の場面は一切含まれていませんが、しかしそれにしても、ここまで不気味なものを生成できるAIの力は・・・と、色んな意味で背筋が冷たくなった感さえあります。

しかし、第47話というのは元々そういう陰惨な話であり、何しろ一人の人間(=ルキアン)の病んだ心の奥の奥を具現化したものですから、仕方がありません。

まず【ボカシあり】版の画像です。

絵がボケ過ぎて何が何だか分かりませんが、雰囲気は伝わるかと思います。

前述のようにルキアンの心を壊そうとした「盾なるソルミナ」が、切り札としてルキアンの幼年時代の記憶から生成した最後の場面・・・助けを求める幼い子供たちの亡霊が、悪夢のような人形の大群と化してルキアンに襲いかかるシーンから、画像化しました。

【念のため】


気持ちの悪い画像はあまり趣味ではないという方は、ここで本日はお帰りください。大変申し訳ございません。これに懲りずに今後とも応援いただけましたら、幸いです。


 ◇ ◇


続いて【ボカシなし】版の画像です。

いや、かなり気持ち悪い絵が多く含まれています。
人形って、何故か、底知れぬ怖さを持っていますね・・・。

 

 

Holaraさんとの画像《導着》のプロセスで、こんな画像素材を何度も生成させてはボツにしてまた生成させてを繰り返している間・・・なんとも言えない気持ちになりました。AIの生成物は、いまの人間世界の裏返し、あるいは鏡の中の写し絵だとも思われますが・・・。ここまでとは。

ただ、『アルフェリオン』というのは、こういうダークな一面も併せ持った小説ではあります。人が自らの中の「闇」と向き合うことをテーマにしている作品ですから、その「闇」の暗さや醜さと直接ふれあうことも、時には避けられないかと思います。

本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただき、応援いただき、ありがとうございました。以上の内容、陰惨な部分も含めてお付き合いくださり、貴重なお時間をいただきましたこと、言葉には置き換え難い部分もあるのですが、まずもって、感謝申し上げます。

ではまた。

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少しずつ、海外にも?

「全米が泣いた!」(笑)とか、海外進出というと、なぜかそんな台詞を思い出しますが。それはさておき、連載小説『アルフェリオン』関連の記事更新を再開してから、今日で約1か月が経ちました。これを区切りに、ということでもないのですが、本日、重い腰を上げて、アルフェリオンに関する英語圏向けの広報を初めてやってみました。

その宣伝の際に使ったスライド画像です。
よく読むと間違っているかもしれません。まぁ、伝わればよいのです。伝われば。ちなみに「Wings of the crimson darkness」(紅蓮の闇の翼)って、いわゆる「中二病」的な響きがとっても強くて、なんだか笑ってしまいます。でも好きですね、クリムゾン・ダークネス、とか(笑)。そういう感じの。

「未来を変えろ、痛みを止めろ」というキャッチフレーズも、実は英語にすると、なんだかカッコいい。Change the future, stop the pain!です。語呂が良くて、いいですね。

これは2枚目です。属性をあらわす大きな漢字だけ、訳さずに敢えて残してあるのもいい感じかと。それから「御子」の訳に困ったんですね。結局、「使徒」にあたる apostle にしました。ときどき「エインザールの使徒」と呼ばれていたりもしますから、まぁ、雰囲気的にこれでよしとしましょう(適当?)。

それから、今日は気合を入れて(?)ドイツ語圏にも発信してきました。

シェフィーアさんのあの名セリフですね。第35話。
これ、ドイツ語に直したら絶対響きがカッコいいだろうと思っていたのですが・・・やはり良いです。内容的にみて、こういう観念的なセリフは、ドイツ語にとても合うような(思い込み?)気がします。

例の「永遠の青い夜」・・・「エーヴィゲ・ブラウエ・ナハト」になります。なんだかこれもカッコいいですね!(笑)
最後に、帝国軍のキャラ紹介のスライドも独語化。

無駄にかっこいい(苦笑)。特に神帝様の周辺。
ネーマンもなんだか見た目がイロモノキャラみたいでしたが、横文字と合わせるとなかなか映えます。

それで、今回もAIに助けてもらいました!(笑)
DeepLさんです。英語もドイツ語も、まずはこれに文案を出してもらって(日本語から訳してもらって)、手直しをしていきます。自分でゼロから書くと、それはもう面倒なので。ただ、基本的にHolaraさん任せの画像生成の場合とは違い、AIの出力した欧文を直す場合には自分でもかなり手を入れられるので、効率はよくなります。

しかし、AI 恐るべしですね。作業効率が高いことは嬉しいのですが・・・人間様、それでいいのか、という気分にもなります。人類終了?(違います)
ちなみに、小説のストーリーやらキャラ設定を考える時にも、ChatGPTと「会話」しながら考えていくと、アイデア出しには重宝することがあります。アイデアの「漏れ」をうまく埋めてくれる感じです。色んな可能性やパターンを考えた時、そこには含まれていない選択肢も忘れず出してくれるというのか。思考の深堀りという意味では、いまのところAIのそれはあまり深くはないようにも思いますが、反面、ひとつのテーマに関して視野が広く、網羅性があります。

なんだか話がAIのことになってしまいましたが、『アルフェリオン』を世界に打ち出していく計画(?)については、今後もぼちぼち進めていきます。
本日も鏡海亭にお越しいただき、応援してくださり、ありがとうございます!
良い週末をお過ごしください。

ではまた。 

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闇の御子の秘密と「僧院」、作られた不完全な御子たち!?

連載小説『アルフェリオン』、これまでに公開されたストーリーも50話を超え、現在は52話「師と真実」を更新中、いよいよ「闇の御子」の秘密も明かされてきました。ワールトーア編、続きが待たれるところです。

さて今回は、失われたワールトーア村にてルキアンと接触する秘密結社「月闇の僧院」のキャラに関し、PR画像を準備しました。

すでに画像化済みのネリウス・スヴァン、コズマス、カルバたちも「僧院」のメンバーですが、今回は僧院の実行部隊(?)的な立ち位置にある「ヌーラス」の二人を(ネリウスも入れると三人)、Holaraさんの力を借りて画像化しました。

いや、ヌーラス・ゼロワンとゼロツーの容貌が、私の頭の中で想像していた姿とほぼぴったりに《導着》されたため、正直、Holaraさんの力に驚かされました。
すでにナッソス城での戦いのときから、ルキアンを監視していた二人ですね。
ネリウスの部下(弟子?)ということになるのですが、彼らが「不完全な闇の御子」であるということは、これまでの描写から分かるところです。

まずもってネリウス自身が「不完全な闇の御子」であるということも、すでに出てきていました。いや、不完全といっても彼は、一応、闇の紋章を発動していましたし(大変な苦痛を伴っていたでしょうが・・・)、初登場の際には、「真の闇の御子」のルキアンでさえまだ現実世界では使えない闇の「支配結界」まで展開していました。ネリウスもヌーラスなのですね。ヌーラス・ゼロ。最初のヌーラス、なのでしょうか。

ゼロツーがいい感じでぶっ壊れています。もう一方のゼロワンが、そのお目付け役とでもいう立場にあることは、すでに本編中でも描写されています。二人とも、いかにも何かありそうなアルマ・ヴィオに乗っていますよね。

小説本編の更新が、作者の私自身も楽しみになってきました(笑)。
早くリハビリ(?)を終えて執筆に復帰しなくては・・・。
この点について、いつも読者様方からの応援が励みになっています。
本日もお越しいただきありがとうございました!

ではまた。

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帝国軍、ついに登場

連載小説『アルフェリオン』、エスカリア帝国の主要なキャラの何人かの画像をHolaraさんに生成してもらいました。

「神帝」ゼノフォス、素敵な感じになりました。当面のラスボス?に当たりそうなキャラです。本来は名君であっただけに、とても思慮深そうな横顔です。何が皇帝を変えてしまったのか?
ちなみに神帝の背景として見えているのが、浮遊城塞エレオヴィンスですね。

シェフィーアさんが警告していた、あのアポロニアもいます。「戦う前から勝っている」といわれる知将。孔明の罠ならぬアポロニアの罠!(笑) シェフィーアさんが「真面目くさった女狐」と呼んでいましたが、二人はライバルっぽい関係なのでしょうか。

仮面の人もいますね、お約束ですか!?(苦笑)
どことなく、あのミスター・ブシドーを思い出してしまいました。
いや、これはファンタジーだから、ミスター・キシドーか?(違います)

キュルコスとネーマンが、テンプレ的なキャラで、なんだか・・・。
でも、いかにもテンプレっぽいキャラを、えぇっ?という使い方をするのが『アルフェリオン』です。御期待ください。

ド・マシュアさんとド・ゴッソさんは真面目に仕事してくれそうですね。
地味でもこうしたおじさんキャラたちによって、縁の下で(?)しっかりと支えられている物語は、薄っぺらくなくて安定感があります。

今日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
ご声援にも感謝しております!
今日はこのへんで。皆様にとって明日がよき日でありますように。

ではまた。

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