鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

悲痛な別れ、『アルフェリオン』第48話からのAI画像化(今晩深夜・更新予定)

連載小説『アルフェリオン』名場面のAI画像集、今晩深夜に第48話「逆同調(バーサーカー)」の分を更新予定です。
これは辛い別れの話、第1話からずっとルキアンに寄り添ってきた守護者が……。

鏡海

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闇の御子、目覚める――第47話からAIさんが名場面を画像化

シェフィーアさん!どさくさにまぎれて何してるんですか?(笑)→画像左上
連載小説『アルフェリオン』各話からの名場面集、本日もAIのオボロさん(*)と共に進めて参ります。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

 

では、第47話「深淵(後編)」より、続きです。

「盾なるソルミナ」の創り出した幻の世界の最奥にて、無数の魔人形に襲われたルキアン。瀕死の彼は、絶望の中で惨めな過去を回想します。


彼の側をいつも通り過ぎてゆく光。


ソルミナの精神の牢獄の中で、もう立ち上がる気力すら失うのか、ルキアン?

 

その頃、遠い北洋の砂州にて、ルキアンのことを語りながら歩く二人の機装騎士。


面白い人、キタキタ!!(笑) この後ろ姿、オボロさん、二人の特徴を実にうまくとらえています。

シェフィーアとレイシアなのでした。


「見た目はあんなだが、あの子は強い。物心つく頃から、ルキアンはずっと独りで自分の生と戦ってきた。たった一人になっても戦い続けることができる者は、誰よりも強い」
(by シェフィーア)

 

このあたりの流れ、苦悩するルキアンの場面と、彼について語るシェフィーア&レイシアの場面とが交互に描写されて進んでゆくのが、前者の場面の激しい状況とあくまで静かな後者の場面のコントラストも相まって、とても味があります。

そしてルキアンも……。消えゆく意識のもと、最後の最後で彼が心に抱いたのは、なんとシェフィーアさんの言葉(笑)。いや、笑ってはいけないのですが。

 

「ひとつだけ、自分から捨てない限り無くならない《居場所》があったから」

 ルキアンの心の中で、あのときシェフィーアの告げた言葉がよみがえる。

 ――そう。この世でただひとつ、君の帰れる場所であった空想の世界。たとえそこが美しい光の園ではなく、どれほど暗い影につつまれていたとしても、虚ろな夢の庭であったとしても……。

え?

 

「今度会うときには、もっと強くなっているように。期待している、《オーリウムの銀のいばら》、ルキアン・ディ・シーマー」

あの、ちょっと……?


「空想の殻の中にある、そういう暗い想いの詰まった世界を、人は《闇》と呼ぶのかもしれない。だけど、その《闇》が最後の拠り所になったからこそ、僕はここまで生き、ここまで来れた。でも僕は、そんな自分の影を拒み、恐れ、自分にたったひとつ残されたものと向き合うことから逃げてきた」

 ルキアンの体から、冷たく重々しい霊気が立ちのぼる。
 よく見ると、彼の右の瞳に紋章のような何かが浮かび上がっている。

「でも、さっき、僕は死を目の前にして、《闇》と向き合い、これを自分の一部として受け入れる決心をした。そのとき……」

 僕は見た。
 《ダアスの眼》を通じて、
 世界のことわりの背後にある《深淵》を。


えぇぇぇぇ!!?
主人公が御子の力に目覚める場面、超覚醒のトリガーは……シェフィーアさん? いくら、この当時はまだメインヒロイン不在だったにしても、もっと他のキャラがいるでしょう!(苦笑) それにしてもオボロさん、何という画像を生成するのですか(いや、この絵については、鏡海がプロンプトで描画をオボロさんに指示したのですが)。



容赦ない超覚醒。こうなったら、もう無敵モード。

黒光りする鋼のイバラで、無双するルキアン。


もう、どちらが悪魔なのだか、分かりません。

「人の子」には決して打ち破ることができないとナッソス公爵が自慢していたソルミナの力。しかし、底無しの妄想王、想像から創造するルキアンとは相性が最悪でした。幻=架空の世界の中なら、何でもできるルキアン。

なんと、ソルミナの世界の中に無理やりにアルフェリオン・ノヴィーアを召喚!?

AIのオボロさんの想像にも、磨きがかかります(笑)。

アルフェリオン「フィニウス・モード」の最終兵器、ステリアン・グローバーを、第3話以来初めて、今度は全力で放つルキアン。

 

「我が完全なる幻覚をも黒く塗りつぶす、その力。やはり汝は……。封印された記憶のことを知るまい。もし《封印》さえ無ければ、汝は最後の部屋で終わりを迎えていたはず」

ソルミナが告げる衝撃の言葉。

「汝は、いつか知るだろう……。召喚……一組の……適合……犠牲……」

 

★以下、ワールトーア編と「ハルスの邂逅」編をご覧になっていない方にとっては、ネタバレありです★

 

現在では明らかであるように、ソルミナの最期の言葉は「ロード(聖体降喚)」に言及したものです。ルキアンが見た多数の幼い霊は、過去に繰り返されたロードの際、生贄にされた子どもたちです。そして彼の前に現れた見覚えある銀髪の少女は、エメレーア・ロッタです。つまりルキアンの素体となったアリーオ・ロッタにとって、姉にあたります。すべて、封印されているルキアン自身の記憶からソルミナが読み取ったものでした。

 

【オマケ】ルキアンが覚醒時にシェフィーアさんを思い浮かべた場面・ボツ画像

シェフィーアさんの妄想の中? 彼女の目つきが、ルキアンに親身になっているような感じである一方で、何だかワルそうなことを考えていそうにも見えて笑えます。

いずれにせよ、自称「ヒロイン」というだけのことはありますね、シェフィーアさん。今後の彼女の活躍からも目が離せません。あれ? 主人公のルキアンではなくて、シェフィーアさんの話で終わってしまいましたね(笑)。画像集の方は、さらに続きます。次は48話の分からです。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
GW中でも、明朝からはまた週末まで平常通りとなる方もおられると思いますが(私もです)、元気に参りましょう。

ではまた。

 

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鬱回想から、超覚醒

連載小説『アルフェリオン』の各話よりAIが生成する名場面集、本日の深夜も更新予定です。闇の御子としてのルキアンの桁外れの力がついに覚醒する、第47話「深淵(後編)」分の続編となります!

鏡海

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絶体絶命の主人公……。「深淵」編の山場をAIさんが画像化です!

こ、これは旧世界の……。本ブログの連載小説『アルフェリオン』の各話の名場面をAIで画像化する企画、今晩も更新です。AIのオボロさん(*)、本日も絶好調でした。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

 

前回の第46話「深淵(前編)」からの続き、第47話「深淵(後編)」の画像化、参りましょう!

あれっ? 前回の続きとはいえ、「盾なるソルミナ」による幻の世界とはまったく異なる画像が、見事に生成されてきました。第47話冒頭では、いきなり「旧世界」の回想シーンが始まります。画像の人はイプシュスマ。旧世界の「天上界」側の大魔道士で、「天帝」の意思を代行する事実上の最高権力者の一人。ルキアンの先代の闇の御子にしてパラディーヴァの生みの親である「天空人」の反逆者リュシオン・エインザールとは、イプシュスマは旧知の仲だったようです。それにしても、この画像、私の頭の中のイプシュスマそのものの姿で描写されていて、衝撃でした。

そして物語は、再び、「盾なるソルミナ」の生み出した幻影の世界と、そこに囚われたルキアンたちを描き出します。最後の部屋にて、ルキアンが遭遇した子供たちの霊は、一体?

さらにルキアンの前に謎の少女が現れます。

 

――ずっと昔、夕暮れの中で僕と手をつないでいた、あの……。

 暗がりにぼんやりと浮かんだ少女の影は、ルキアンの方に手を差し出してつぶやく。

「まだ思い出さないの?」

画像で表現した場合、伏線がはっきりと分かります。幼い頃のルキアンと共にいた、彼と似た銀髪の少女。そしてオボロさんが見事に表現したように、その少女の姿は……エレオノーア? いや、似ているのですが、エレオノーアではないです。彼女は一体誰なのか。それは後の「ワールトーア編」にて明らかになります!

しかし、この大切な人のことを覚えていないルキアン。彼の心に止めを刺すであろう、最後の幻を見せたと考えていたソルミナの、完全な誤算でした。そのことをアマリアとフォリオムが次のように語るシーンが続きます。以下のように……どんなに離れていてもルキアンを観察、いや、遠見の水晶玉で見守ることのできるアマリアの力(彼らが「実況のお姉さん」と「解説の御老体」と呼ばれる所以ですね。笑)

 

「まさかな。最後に、このようなことになろうとは」
 アマリアは感慨深げにつぶやいた。彼女は再び水晶玉の前に座し、幻の世界の中にいるルキアンを見守っている。
「ナッソス家のもつ旧世界の超兵器は、少年の記憶を探り、それを再構築して、最も忌むべき心の傷を彼に突きつけた。そのはずだった。彼の心にとどめを刺すために」
 立体映像のように傍らに浮かび上がる、半ば実体化したフォリオムに対し、アマリアは厳かに語り続けた。
「だが肝心のルキアン・ディ・シーマーには、目の前の幻の意味さえ分からないのだから。自分の記憶の底に刻まれているはずの真実に、彼はまったく心当たりがないらしい」
「ほぉ。あまりに忌まわしい記憶を自ら忘却してしまったとでも?」
「違うな、ご老体。結論から言えば」
 フォリオムの問いに対し、アマリアは静かに首を振った。

《この少年は、過去に何者かによって記憶を操作されている》

 と、アマリアは不意に鋭い声で言った。
「相手の方もそのことに気づいたか。今からもっと直接的な手で攻めてくるらしい」
「たとえ幻の世界であっても、あれほど完璧な幻であれば、そこで死んだ者は現実の世界でも命を失うじゃろう。最も単刀直入にして、最後の手段というわけか」
 もはや好々爺ではなく威圧感すら漂わせるパラディーヴァとしての声で、フォリオムはつぶやいた。
「では、お手並み拝見といこうかの。闇の御子、我らが長よ」

 

 

 

★以下、不気味なシーンが続きます。苦手な方は、画像にご注意ください ★

 

 

 

 

 ルキアンの前で異変が起こったのもその時だった。例の少女の影はたちまち霧散し、再び何者かの姿になってルキアンの前に立ちはだかる。
「お、お前は?」
 今度現れた者があまりに異形であり、しかも明らかに敵意を持った存在だとルキアンは直感し、思わず身構えた。
 暗闇の中に浮かび、ぼんやりと光る姿。一見、それは人間大の巨大な蝶のように見えた。だが、蝶の身体に当たる部分は人の脳のようなものであり、不気味に脈動している。節くれ立った細長い足が、そこから何本も生えていた。

 ――我が名はソルミナ。幻影の支配者なり。

 本性を現したそれは、ルキアンの心に直接語りかけてくる。ルキアンに答える余裕すら与えず、ソルミナの翼にある無数の目が光った。
 これを合図に、先ほどまで静かだった子供の霊たちが瞬時に姿を変える。彼らは悪夢のような人形となって実体化し、口をカタカタと鳴らしながら、一斉に奇声を上げて飛び掛かってきた。

 その直後、暗黒の世界にルキアンの絶叫が響き、そして消えた……。

……ルキアン、終了のお知らせ!?(違います)

いや、ここで君の宿命を超えてゆけ、ルキアン!!

 

こ、これは!?

絶体絶命のピンチに、ルキアンお約束の……鬱回想から、超覚醒か?

続きは、明日(時計の上では、もう本日)の更新をお待ちください!

「ここで想いの力を見せてみよ!!」


GWの中、鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。お休みの方、良い休日をお過ごしください。連休の間に挟まれた平日モードの方、いつも通り頑張りましょう!(鏡海もです。苦笑)

ではまた。

 

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「深淵」編の山場、AIさんが画像化に成功です!

連載小説『アルフェリオン』の名場面をAIで画像化する企画、今晩深夜にも更新予定です。画像化が非常に難しくもあり、しかし、物語上は非常に盛り上がるところでもある「深淵」編の第47話分、ご期待ください!

鏡海

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映像化困難と言われた「深淵」の回の画像生成に、AIさんが挑戦!

いや、生成AIのオボロさん(*)やChatGPT、そしてDALL-E3さんがここまでやるとは……。正直、驚いています。本ブログの連載小説『アルフェリオン』、問題の第46話「深淵(前編)」の画像化を実現です。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

人の心の限界を超えた世界が待ち受ける、ソルミナの魔力の結界の中に向かおうとするルキアンに、魔少女エルヴィンが告げる暗示的な言葉。その場面をオボロさんが見事に画像化してくれました。なぜか「ブタ」(笑)がいることには、実は深い伏線があります。


ソルミナの狂気の迷宮に立ち向かうルキアン。

一方、ソルミナの見せる幻に囚われたメイ。
クレヴィスを慕うメイの密かな気持ちに、ソルミナの闇が容赦なく手を伸ばす。


現実世界では決して届かない想いが満たされた状況に、幻と気づきつつも取り込まれるメイ。

メイ、バーン、プレアー、そしてレーイ、仲間たちがソルミナの幻の世界に次々と呑み込まれた中、最後の希望はルキアン・ディ・シーマー、本当の主人公の君だ!!

 扉一枚を隔てた向こう、これまでに下りてきた階段の様子は、ルキアンにはもう分からない。そこでは……。壁の松明の明かりが一斉にかき消え、暗黒がすべてを支配する。壁の中から、いっそう黒い闇がしみ出てきたような気がする。いや、いたるところの壁から、現に何かが流れ落ちている。それは血のように見えた。ぬめりを帯びた、どす黒い液体が床にまで次第に広がってゆく。
 もうひとつ上にあった扉も、辺りに誰もいない中でにわかに動きだし、それ自体が生きているかのように閉じられた。扉の奥、先ほどルキアンが通ってきたときには何もなかったはずの階段には、無数の白骨が転がっていた。大小無数の骨片が、足の踏み場もないほどに。
 
 そして、最初の小部屋からの出口となった扉。
 薄暗くて見えにくいが、扉の上の方、壁に何か書かれている。
 あのとき冷静さを欠いていたルキアンが見落としたものだ。
 子供がクレヨンで描きなぐったような、乱雑で、単純で、しかし本能的に寒気を感じさせる不気味な落書きが無数に描かれていた。
 壁にしみついたような絵は、どれも暴力的で血まみれで、狂気じみている。
 悪夢のごとき落書きで埋め尽くされた壁面には、こう刻まれていた。
 
 《闇の生まれたところへ》

 部屋のドアに近寄ってゆくと、錆びて色褪せた真鍮製のようなプレートが打ち付けられていた。そこには魔道士たちの使う古典語の文字が並んでいる。
 
 《真昼の光の間》
 
「それにしても、どうしてこんな手の込んだ、しかも意味の分からない幻を僕に見せるんだろうか」
 彼は不思議に思った。結界の創り出す幻が、もっと露骨な支配力を及ぼしてくるものだとばかり考えていたのだが。
 ――おそらく、この扉は開く。僕に何かを見せようとしている。
 直感的に予測したルキアンは、右手にサーベルを握ったまま左手でドアを開けようとした。彼の予想通り扉は造作もなく開いた。

AIの凄まじい「想像力」……。それが単なる形式論理の積み重ねによって、あたかも「心」をもっているかのように疑似的に形成されているとは。人の心って何なのでしょうね、と考え込んでしまいそうになります。

「ねえ、あなた……あんな子なんてもらわなければ良かったわ」
「声が高いぞ。あの子が聞いていたらどうするんだ」
「大丈夫ですわ。もう寝てますよ」
 
 これまでに何度思い起こしたか分からない惨めな記憶を、ルキアンは今、あのときの現実と寸分違わぬ状態で再び目にすることになった。あのとき、幼いルキアンは声も立てずに鳴きながら、そっと自分の部屋のベッドへと戻っていった。だが今の彼は、苦しむどころか怒りに震え、これが幻であることなど忘れて部屋の中に入っていこうとしている。
 冷静さを失いかけていたルキアンだったが、そのとき、何かの偶然で彼は不意に考えた。いま思えば、両親のあの会話に奇妙な点があったと。そう、父親の次の言葉だ。
 
「まあ、やむを得まい。金になるんだ。わが家を守るためには……」

  ――《金になる》? そういえば、変だよ。
 己の辛い体験を、いくらか突き放して見つめることができるようになった今、ルキアンは初めて気づいたのだ。
 ――お金に困ってたのは知っていたけど、僕を引き取って育てたことがどうしてお金に結びつくんだろう。逆に、僕みたいな《いらない子》を養うのはお金の無駄だったんじゃないのか。父さんと母さんが僕をカルバ先生のところに弟子入りさせたのだって、口減らしのためだと思っていた。
 《盾なるソルミナ》の創り出す幻は、ルキアン自身が現在まで忘れていた記憶を、彼の頭の中から引き出して紡がれているようであった。そういえば、確かにあのとき、両親はこんなことも話し合っていた。
 
「とにかく16歳まで面倒を見れば大金が手に入る。あとは、とっとと追っ払って」
「えぇ、あんなどうしようもない子とも、あの薄気味悪い連中とも、早く縁を切ってしまいたいもの」
「その話は出すな。彼らのことは決して口にしないようにと言われたじゃないか」
 
 ――はじめから僕は、16歳になったとき、家から出されることになっていた?
 忘れもしない16という歳。2年前、カルバ・ディ・ラシィエンの研究所にルキアンが内弟子として引き取られたときだ。
 ――それに《薄気味悪い連中》って……。
 ルキアンの中でますます疑問が大きくなったとき、彼はまた目まいを感じる。

 無言で立ち尽くすルキアンのすぐそばで、金属がひび割れ、小さく弾ける音がした。どういうわけか、彼は再び部屋の前に戻っていた。《近づく日暮れの間》と書かれた例のプレートの破片が床に散らばっている。
 呆然と足元を見つめる彼。
 そのとき、別の扉がきしみながら開く音がした。そう、ドアのノブすら動かすことのできなかった、件のもうひとつの扉である。ルキアンは急に背筋が寒くなった。瞬間、形のはっきりとしない様々なイメージが彼の脳裏を飛び交う。今まで感じなかった恐れがルキアンの全身を支配した。
 開かずの扉は、そこには誰もいないはずなのに、ルキアンを招き寄せるかのごとく自ら開いた。その先に見えるものに彼は直感的に戦慄を感じたのだ。扉の奥にはもうひとつの扉があった。そして、これまでの二つの部屋と同様、入口にプレートが掲げられている。
 
 《落日の間》

 影に塗りつぶされた夕暮れの曖昧な景色の中、ルキアンの前方に、彼が無意識のうちに最も恐れていたものが現れた。
 
 ――扉だ。あの先には。
 
 周囲の薄闇を圧倒する一段と重々しい漆黒色の扉が、あたかも地面から突き出してきたかのように、ぽつんとそこにあった。ドアと表現するより城門とでも呼ぶ方が相応しい、見上げるほどの巨大な石造りの扉である。
 これまでの三つの部屋のことを考えると、新たな扉の向こうには、ルキアンのさらに昔の記憶が待っているのであろう。唇を振るわせながら、彼は呆然とつぶやいた。
「これよりも先の記憶なんて……僕には、無い、はずだ。いや、あの《夕暮れ》の記憶だって、あまりにもぼんやりとして、本当なのか嘘なのか分からない」
 うなだれて地面を見つめていたルキアンが、ぼんやりと頭を上げると、なぜか黒い扉が先ほどよりも近くにあるような気がする。いや、そういう気がするのではなく、実際に扉は近づいている。そして扉には、やはり、くすんだ真鍮色のプレートが付けられている。そこに刻まれた最後の部屋の名前は、ただひとこと。
 
 《夜》

ますます深まるソルミナの迷宮。これに呼応するかのごとく、ルキアンの回想も彼の心の奥底にまで達してゆく。

その果てに彼が見たものは。精神の獄の深淵。そこで待ち受ける真実とは……。

次回、第47話「深淵(後編)」からのAI画像生成にご期待ください。
本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただきありがとうございました! 世間では、そろそろGWも始まってきておりますが、鏡海は当分のところは仕事もブログ更新も平常運転です(苦笑)。

ではまた!

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続・「ナッソス城激戦」編の名場面からAIが画像を生成!

連載小説『アルフェリオン』各話からAIのオボロさん(*)が名場面画像を生成する企画、継続中です。今回のトップ画像、これはなかなか力が入っていますね(笑)。ナッソス城でのあの激しい戦いを象徴する、旧世界の超兵器「盾なるソルミナ」の発動シーンを画像化しました。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

 

それでは前回を承けて、第44話「パルサス・オメガ、闇の鼓動」からの画像化の続編、参ります。


「天上界」と「地上界」に分かたれた旧世界の真実を語り始めるウーシオン。彼をはじめ「鍵の守人」が登場して以降、旧世界関連の情報が次々と出てきますね。


第44話では、ついに「永遠の青い夜」のことが明かされます。


可愛らしくなってしまったウーシオン(笑)。後ろの聴衆たちの様子が何ともシュールです。

「鍵の守人」に対し、こちらも動き始める「月闇の僧院」。どちらも「旧世界」に連なる秘密結社ですね。
容赦なくあやしい(苦笑)。ちなみに、後のワールトーア編になってから、「僧院」の指導部とルキアンの間の衝撃的なつながりが明らかになります。

 

旧世界に関する様々な秘密が開示された第44話には、もうひとつ、極めて重要な伏線がありました。


大地の巨人パルサス・オメガが眠る地下大聖堂にて、怒りのイリスの力が暴走したことにより、パラス騎士団のエーマが意識を失ったとき……。彼女の別人格が目覚め、凄まじい魔力と共に蝶の羽根のかたちをしたオーラが広がったのでした。手前に座っているのは、同じくパラス騎士団のアゾートですね。

何でこんな中途半端な悪役キャラが唐突に覚醒したのかと、当時は奇妙に思われたかもしれません。あるいは、『アルフェリオン』定番の超展開(笑)かと。ところが、そのずっと後になって(途中で更新がストップしていたので、第44話から約10年後)、エレオノーアがアーカイブの闇の御子であることが明らかになってから、この伏線がしれっと回収されていたのです。詳しくは申しませんが、すでにお気づきだった方もいらっしゃるかと思います。

ちなみに闇の御子としてのエレオノーアといえば、これですね。彼女が本気で力を出すとき……。


え、えぇぇぇぇ!!?(以下略) 一気に色々なものがつながりました。

 

色々とすごい内容があった第44話。では続いて第45話「盾なるソルミナ」へ。



今回の記事の予告で使われていた画像ですね。ナッソス家やカセリナとの戦いに、そして自分自身のこれまでの日常と決別することに、さらには「紅蓮の闇の翼」アルファ・アポリオンの力と向き合うことに、色々と迷い、葛藤するルキアンでした。コルダーユの海辺の風景が印象的……。

こういう柔らかな絵柄でも描けるんですね、DALL-E3さん、さすがです。

 


このまま戦い続ければ、いつか自分は兵器同然になってしまうかもしれないと、戸惑うルキアン。この画像が描いているのは、ルキアンの中に潜む、「紅蓮の闇の翼」を覚醒させる鍵のイメージでしょうか。

 

それぞれ、外見が所々で設定と微妙に異なりますが、シャリオ、ルキアン、クレヴィスです。クレドールの艦橋にて、この三人が中心となってナッソス城の秘密兵器らしきものについて話す場面がありました。


色々とおかしいですが、同じ三人です。シャリオさんが語る伝説に、謎を解くための手がかりが……。

ついに発動する「盾なるソルミナ」!!

この結界の中で何が起こったのでしょう。結界に呑まれた仲間たちの運命は!?

 

次回が気になりますね。何だか、『アルフェリオン』のダイジェスト版のような様相も呈してきた名場面集なのでした。

本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。

ではまた!

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できれば今晩も

連載小説『アルフェリオン』各話の名場面をAIで画像化、可能であれば続編を今晩深夜にアップしたいです。
なかなか、時間が……。

鏡海

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心を揺さぶる「ナッソス城激戦」編、引き続きAIが画像化!

心を揺さぶる場面が続きます、連載小説『アルフェリオン』「ナッソス城激戦」編。
各回の内容をもとにAIのオボロさん(*)が画像を生成する企画、前回の続きです。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

それでは第42話「届かない言葉」から。

こ、これは? 眼鏡を掛けてはいませんが、真ん中の人物がルキアンでしょうか。そして手前がカセリナ。
ルキアンは主人公で、カセリナは「初期設定上のヒロイン」だったので、もしかしたらこのような場面があり得たのかもしれません。そんな可能性のカケラ。


これは、そんな別の未来を思い浮かべた、妄想王ルキアンの頭の中?(苦笑)


実際には、敵として傷つけ合うことになる運命に。カセリナはルキアンを憎み、本気で命を奪おうとします。

オボロさん、やりますね。ルキアンとカセリナのすれ違いと憎しみ合いを、感傷的かつ劇的に描き出しています。ルキアン、この後も戦いの中でカセリナから徹底的に、憎まれ、嫌われ、蔑まれます(苦笑)。しかし、ルキアンのそのような苦難の時代(?)があるからこそ、ずっと後になってエレオノーアが登場したとき、彼女がひたむきに「おにいさん」(=ルキアン)のために頑張る姿が輝くのだと思います。エレオノーア、ほとんど女神ですね(そこまで持ち上げなくても。笑)。何だか、カセリナが悪役みたいな立場になってしまいましたが……。

 

そして第43話「レーイ」。タイトルにキャラの名前のつけられた回って、これが初めてです。こういう場合、そのキャラが変に活躍してから退場してしまうということも多いですよね。しかし、主人公以上に主人公しているレーイ・ヴァルハートは、着実に生き残ります。

「愛のためには戦わない」というレーイ、これは単なるひねくれや「逆張り」ではなくて、彼の過去と関係があるのです。記憶の断片的な回想、エレノアという女剣士のことが浮かび上がります。

キャラの姿や場面の内容が色々とブレて定まらないのですが、オボロさん、この悲劇を描こうと頑張っています。

そして、これは冒頭の画像ですね。レーイが誓いを立てた過去。なぜ「愛のためには戦わない」のか、その理由が明らかになります。


まだよく分かっていないのですが、今後明らかになるであろう事実……エレノアは本当に可哀そうな人です。レーイは自らの行ってしまったことを償うために誓いを立て、今ではギルド最強のエクターにまでなりました。この流れを受けて、カセリナとレーイの死闘が繰り広げられます。主人公のルキアンとではなく。肝心のルキアンは、カセリナに一蹴されてしまうのですよね(涙)。

 

そして第44話「パルサス・オメガ、闇の鼓動」! ついに名前が出てきました。「空の巨人」アルファ・アポリオンとともに旧世界の超魔法科学文明を滅ぼしたという、伝説の「大地の巨人」パルサス・オメガ。ただし、オメガの話に終始するわけではなく、この回には、同時に様々なキャラクターたちが印象的な姿を見せます。


今回の冒頭にあった画像ですね。ギルドと講和し、武装解除した夕刻のミトーニア市にて、ルキアンがメイに付き合わされて(実際には、苦悩しているルキアンを気分転換させようとメイが連れ出したのですが)街に繰り出しているシーンです。メイの画像が、ちょっと設定とは違いますが。


思い悩むルキアン。古代レマリアの遺構が都市の中に残るミト―ニア市街の姿、微妙なプロンプトをオボロさんが的確に理解してくれて、こちらのイメージ通りに描き出してくれたと思います。


こちらのメイは、先ほどの画像の場合とはまた髪型や印象が全然違います。それでも一枚の絵としては、この画像に表現された光景はなかなか心に響くものがあります。オボロさん、そして実際に画像生成を担っているDALL-E3さん、本当に見事です。

次回は、同じく第44話からの画像生成の続きから、第45話「盾なるソルミナ」の画像化を扱う予定です。今後のところ、ソルミナが創り出した異様な幻の世界をオボロさんがどのようにまとめてくれるのか、気になります。

いつも鏡海亭と連載小説『アルフェリオン』を応援いただき、ありがとうございます!
それではまた。

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連載小説『アルフェリオン』AI画像集、今晩深夜も更新予定です!

連載小説『アルフェリオン』の内容をAIさんが画像化する企画、今晩も続きます。
ご期待ください。

鏡海

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「ナッソス城激戦」編の各話からAIに画像を生成してもらったところ……

この頃の主人公ルキアンは……。いま思えば「夜明け前が一番暗かった」わけですね(涙)。連載小説『アルフェリオン』の各話からAIさんに画像を生成してもらう企画、本日から「ナッソス城激戦」編(第40~45話)の分に入ります。

 

まずは第40話「人の創りしゼーレム」から。


対応する小説本編をオボロさん(*)に読んでもらい、これをもとに画像を生成した結果がこれでした。手前の二人が身に着けているのは、エスカリア帝国軍の将校の衣装でしょうか。しかし、この画像では面白くないので、主要な登場人物を強調して画像を再生成するよう、オボロさんにお願いしました。すると……。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

 


痛い人、来た~!(苦笑)。ライ・ド・ランツェロー。帝国軍のエース級の機装騎士でありながら、態度が悪すぎて左遷された人ですね。今後のガノリス方面で、グレイルたちにとって難敵になる相手です。


もう1枚、ランツェ郎の画像を。見た感じ、何だか主人公っぽい雰囲気のキャラであるような気もします(笑)。ただ、背景に出てくる人物たちが謎ですね。


ライたちが乗り込むことになる帝国の最新鋭の陸上戦艦「アプゾルス」。その雄姿をオボロさんに画像化してもらいましょう。


どうでしょうか。なかなか格好は良いですが、設定とは全然違いますね。ちなみに手前の人物がカトローン艦長。アプゾルスの艦長で「荒鷲」の異名をもつ飛空艦乗りです。


こ、これは(苦笑)。「戦艦」という表現に、オボロさんの画像生成が引っ張られ過ぎたようです。それはともかく艦長が渋いですね。ちなみに独立行動の遊撃隊であるアプゾルスの任務は、実は新型の兵器や試作中の兵器を実戦で活用してテストをしたり、運用データを取ったりすることです。

前回も登場した人工精霊「ゼーレム」も、そういった試験用の新型兵器のひとつです。
ランツェ郎とヴィア(ゼーレム)の顔というか、目が似てますね。まぁ、ランツェ郎のはサングラスですが。その一方で、ジーラ博士は、耳の尖ったエルフっぽい容貌の人になってしまいました。

 

続いては第41話「封印の姉妹」です。この「姉妹」とは、チエル(姉)とイリス(妹)をさします。もう一人の主人公と呼ばれるアレス君の相棒になっていくのは、妹のイリスの方ですね。チエルはパラス騎士団に捕らえられています。

オボロさんに生成してもらったタイトル画像はこれです。

ルキアンとアレス君ですね。下の画像も同様。

そしてメリギオス太師とパラス騎士団の陰謀。旧世界を滅亡に追い込んだ原因のひとつである、大地の巨人「パルサス・オメガ」を復活させようと企んでいるメリギオス。

オボロさんは、パルサス・オメガの姿を、こんな感じのロボットだと考えたようです。迫力、それ自体はありますね。


同じく、パルサス・オメガ。

今度は王宮からです。

左側にいる水色の髪の人がルヴィーナで、右側の騎士がセレナさんです。月光のもとで二人が遭遇するシーンは印象的でした。

何故か、二人は見つめ合ってしまいました。そして今度は……。


何だか、逢引きっぽい二人の絵ですね(苦笑)。

今回は時間が時間なので(もうすぐ午前4時)、第41話の画像化は、このへんにしておきます。
次回は続きの第42話からです。ご期待ください。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。

ではまた!

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今晩も『アルフェリオン』画像集を更新予定です!

ルキアン、アレス、カセリナの三人でしょうか。
連載小説『アルフェリオン』各話の画像集、本日深夜に第40話分から更新予定です!

鏡海

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「繰士の誓い」編の各話のタイトル画像をAIにお願いしてみた・後編

連載小説『アルフェリオン』の画像集、今回のトップの絵は、ライ・ド・ランツェローとジーラ博士、子猫とリーンです。多数のキャラクターの物語が交錯する「繰士の誓い」編の画像を、AIのオボロさん(*)に生成してもらう企画、本日はその第三回目です。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

それでは、まず第39話「微笑と非情(後編)」のタイトル画像からオボロさんに生成してもらいましょう。


画像中央のファルマス様、邪悪な感じです。さすがは本作きっての悪役ですね。

同じくもう1枚も、ファルマス様が前面に出たタイトル画像となっています。

ヨシュアンとファルマスの戦いは続いています。通常の剣技に加え、居合のような抜刀の技、至近距離からの拳打、それに魔法や精霊召喚まで繰り出す「技のデパート」(懐かしい表現)ファルマスに対し、ヨシュアンは剣圧で魔法をも切り裂く秘奥義で勝負に出ますが……。
「天才」と「剣豪」の死力を尽くした勝負の行方については、小説本編でご確認ください(汗)。

ところでその頃、飛空艦クレドールでは、ふとしたきっかけから幼い頃の記憶がわずかに蘇り始めたルキアンの前に、またエルヴィンが現れ、預言めいた謎の言葉を告げるのでした。オボロさんにさっそく生成してもらいましょう。

 


この二人、何だか笑えるポーズです。

 


この画像にも独特の味わいがあります。


エルヴィンの不気味さを強調しようとしたら、何だかバンパイアのような、魔物のような姿になってしまいました……。


オボロさん、やり過ぎです(苦笑)。エルヴィンの姿、ほとんど悪霊のような……。

その間、ガノリス王国方面では、グレイルとフラメアが、旧世界に連なる秘密結社「鍵の守人」の基地にてネペントの一族や魔道士ウーシオンらと懇談していました。


味方の基地であろうと、気に入らなければ容赦なく炎に包むフラメア。乱暴です……。


手描き調のタッチが良いですね。


左から順に、グレイル、ウーシオン、フラメア、シディア、なのでしょうね。

 

さらに今度は、オーリウム王都の城に行きます。

広大な庭園の一角、住み着いた猫たちに餌をあげたり、一緒に遊んだりしているリーンでした。

 

そしてガノリスに侵攻した帝国軍も、新たな動きを見せ始めます。

帝国軍の陸上戦艦アプゾルスの艦内、ライとジーラが、帝国の秘密兵器・人工精霊の「ゼーレム」について話をしています。似たような存在である御子の側の「パラディーヴァ」が人間のような心を持っているのに対し、ゼーレムには心がありません。その理由は……。ライとゼーレムのヴィアは、グレイルとフラメアの好敵手となります。その一方で、最初はただの兵器でしかなかったヴィアと、ライとの関係性は、次第に変わっていくのでした。

グレイルやフラメアが居候している秘密結社「鍵の守人」は、ガノリス王国のレジスタンスの一部とも手を組んで帝国軍に立ち向かいます。このレジスタンスの一派を率いるのは、ガノリスの誇る「十聖剣(デツァクロン)」の一人、レオン・ヴァン・ロスクルスです。

ロスクルス、この物語の中でも屈指の美男子ですね(笑)。

実は、作者の私自身、今まで地味だと思い込んでいた「繰士の誓い」編でしたが……意外や意外、今回の画像化を通じて、実際には多数のキャラが自己主張する多面的な面白さを感じることができました。前編・中編・後編の全3回、いかがだったでしょうか。続く第40話以下の画像化についてもお楽しみに。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
ではまた。

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X(Twitter)と最近の縦長PR画像

シェフィーアさん、格好よく決めるときは決めますね。
ここ最近、twitt……いや、XでPR用に使った縦長型の画像をこちらでも二点公開です。

ちなみに鏡海のXのアドレスはこちらです:

https://twitter.com/Hayato_Kagami

あれ、Xって、いまだにURLがtwitter.comなんですかね(笑)。

でもXでは、投稿しても反応が非常に限られています。それでも私は、ウェブ小説黎明期からの灯を消さないよう、深海魚のように人知れずXにもときどき投稿するのです。本当にウェブにつながってるのか、もしかしてシャドウバンされてるのか?(笑)と思うほど、アクセスが無いです。

やはり、ここ、gooblogの皆様に暖かく見守っていただき、育てていただいている鏡海亭と小説『アルフェリオン』というところです。いつも感謝です。

鏡海

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『アルフェリオン』画像集、今晩も更新予定です。

この少女は誰でしょうか?
本日もAIさんによる美麗な画像、意表を突いた画像等々、盛りだくさんです。
お楽しみに。

鏡海

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