鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

流界波止場街のカイ(怪異)とカイ使い

 
今回のタイトル画像は、流界波止場街のカイ使いたちが、自らのカイと共に勢揃いしたところを描いています。独特な雰囲気になってきましたね。
 
本ブログで連載予定の小説『カイス・ブリッツ』、物語を彩るカイたちの設定を現在進めております! たとえて(?)いえば、ピカチュウをはじめとするポケモンがいなければ『ポケットモンスター』シリーズが始まらないように……カイ(怪異)たちを抜きにしては、小説『カイス・ブリッツ』は成り立ちません(笑)。

先ほどのタイトル画像の中では、この狐仮面を被った例の謎の剣士が従えているカイを、画像にて初公開しています。想像するに、彼女は一応、流界波止場の味方なのでしょうか。まだ名前すら明らかでない謎めいたキャラです。その一方で、彼女の相棒となるカイは……不気味な、得体の知れないヤツ。
 
狂気を秘めた、何を考えているのか分かり難いヤバそうなカイです。この画像については、AIのDALL-Eさんに生成してもらった元画像に鏡海がかなり手を入れました。三味線の棹みたいなものを持っていますが、これがどうしてもギターのような形状で生成されてしまうので、そこを重点的に描き直しました。それから、実は、このカイの上半身と下半身は、異なるカイの元画像2点を組み合わせてひとつにしたものです。
 
先ほど三味線といいましたが、このカイは、三味線が長い歳月を経て魂を持った「ツクモ」クラスのカイです。名前は「音切(オトギリ)」。楽器が妖怪になった存在といえば、私が思い出したのは、『封神演義』に出てくる王貴人です。あちらは琵琶から変化した美女の妖怪仙人でしたが。
ちなみに狐仮面の人は、以前に書いたように「糸使い」のキャラであり、この「糸」というのが、オトギリの妖力を帯びた三味線の弦なのです。三味線の弦……ひょっとして(昭和の!)『必殺仕事人』の勇次さんをリスペクトしているのでしょうか(笑)。時代劇ではありますが、「糸使い」キャラの元祖的な存在ですよね。正確には弦使いかもしれません。
 
今回のタイトル画像の中には、その他に、あの(売れない)漫画家さんもいますね。
タイトル画像にあったように、彼のカイは大きな筆をもっています。実は、このカイ自体が、筆が魂を得た「ツクモ」クラスのカイなのです。このカイはかなりの年月を生きている古い妖怪なので、見た目より相当強力です。
 
「ツクモ」クラスのカイについては、物や道具が人間に大切にされた結果、そこに魂が宿って生まれてきた場合も多く、その手のツクモは人間にも好意的なのですが……逆に、持ち主の負の感情を吸い取って邪悪な精神を得て生まれたものも、それはそれで結構存在します。狐仮面さんのオトギリなんかは、後者の、明らかに悪そうな雰囲気のツクモですね(苦笑)。
 
なお、主人公クナンの味方になるカイ使いや、あるいは流界波止場街や胡蝶市とつながりのあるカイ使いは、今回紹介した人たちの他にもまだまだいます。今後が楽しみです。
 
 ◇
 
ついでと言っては何ですが、「流界波止場街」に対する想像をもっと広げられるよう、街の新たな風景画像をDALL-Eさんとともに導着してみました。
 
 
同じく流界波止場街、2枚目。
生成AIのDALL-E3さん、相変わらず、細部までの書き込みの濃さが容赦ないですね。
あぁ、人類!(苦笑)
 
こんな感じで、小説『カイス・ブリッツ』連載に向けて、設定づくりをぼちぼちと進めております。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
 
ではまた。
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ヒト(人間)とカイ(怪異)、恨みの壁は超えられるのか?

連載準備中の小説『カイス・ブリッツ』、本日も、この物語に欠かせない「カイ(怪異)」のキャラクターを新たに設定しております。素材用の画像を生成してくれるAIのDALL-Eさんの本気度、相変わらず凄いです。

タイトル画像にあるツクヨヒメの姿は、「ゴースト」クラスのもつ怖さを体現しているようです。他のクラスのカイ、たとえば「アヤカシ」や「ツクモ」、「スピリット」などであれば、人間に対しては中立的であったり好意的であったりするものも少なくないですし、たとえ敵対している場合でも、単に人間のことを獲物だとか邪魔な生物だとか思って襲っているだけで、特別な憎しみを向けているケースは必ずしも多くはありません。これに対して「ゴースト」は、自身も元は人間であり、そもそも人に対して何らかの恨みや執着があるからこそ幽霊となって現世に縛られているわけです。敵として戦う場合は勿論、味方にする場合にも、分かりあうことは互いに困難です。

同じ「ゴースト」クラスでも、クナンの仲間になるサワコについては、まだ「話せばわかる」が通じそうな印象もありますが、ツクヨヒメは完全に悪霊と化している感じですね。


(主人公の味方となる、ゴーストのサワコ)

その昔、大国に囲まれていつ滅ぼされるか分からない小さな領主の娘として、ツクヨヒメは生まれ、領地ともども、どうしようもない運命に翻弄されて生涯を終えました。姫といえば恵まれているようにもみえますが、彼女は、生まれながらに詰んでいる、領土と共にただ周囲からの蹂躙を待つだけの完全な「無理ゲー」的な状況に置かれていた人です。普通の民と違って、君主の娘ですので逃げることもできません。

彼女の恨みは深く、死の間際、何に対して向けられていたのでしょう。

こちらは幼い頃、寂しげに、少し微笑んでいます。

ツクヨヒメは、敵であるのか、味方であるのか、誰の関係者であるのかも……すべて、現時点では内緒です。

ちなみに『カイス・ブリッツ』の内容に関し、AIのChat-GPTにアドバイスを試しにもらってみたら(笑)、人間同士だけではなく、人間とカイとの間で生まれる葛藤や絆も、この物語の魅力のひとつとなりそう?だそうです。ご期待ください。

本日も鏡海亭をご訪問いただきありがとうございました。
ご声援、感謝です!

ではまた。

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中ボス突破のカギを握るのは、蛇神様?

本ブログで連載開始予定の小説『カイス・ブリッツ』! 当面の味方になるカイたちの設定が、大枠では進んで参りました。上掲のタイトル画像に、先日紹介したナガレを追加して、それから……あれ?……見たことないキャラが混じっていますね。クナンの仲間になるカイの中には、「スピリット」クラスのカイがまだいなかったのですが、ついに登場です。

とはいえ、以前に『カイス・ブリッツ』の原案を生んだ「壁打ち」の中で、モデルになるキャラは出てきていました。例の竹藪に潜む強大なカイを倒すため、クナンが蛇神とともに立ち向かう、という話。

「白虹」と書いて「ビャクコウ」と読みます。

一応は神様だけあって、貫禄が違います。ラスボスみたいな……いや、怒りのあまり、邪神モードですね。時に忘れられ、社も打ち捨てられた土着の神。今では荒ぶる邪神と化して、人間と敵対するカイになっているのですが……。それにしても、こんな素敵な神様を忘れ去る氏子って、信じられません(苦笑)。

ちなみに今回は、まず生成AIのDALL-E3さんでビャクコウの原画を生成した後、その絵を元にして同じく生成AIのHolaraさんに仕上げてもらいました。Holaraさんが乗り気(?)だったのか、以下で出てくるビャクコウ様の素晴らしい絵がいくつも導着できました。

ひょっとして、例のこの朽ち果てた神社に祭られている神様でしょうか?


お怒りのようです。『カイス・ブリッツ』のストーリー上、ビャクコウがいないと、例の呪われた大竹林に巣くうカイに勝つことは不可能であり、そして、この竹林を突破しないとクナンたちは胡蝶市から永遠に外に出られないので……まずはビャクコウをゲット(笑)、いや、ビャクコウ様に仲間になってもらわないといけません。

そのためには、戦って勝つしかないのでしょうか? しかし、サワコと白い女とナガレとムラサメを集めても、勝てそうにないですが……。そこはどうなるのか、楽しみですね。


ビャクコウ様を仲間にできたら、いよいよ倒すべき相手は、以前に出てきた、この異様な竹林の霧の結界の向こうにいるやつですね。

藪の中は……。かなり気味の悪い画像なので、ご注意ください。

 

 

 

 

いきますよ。

 

 

 

 

 



怖いよー!!(笑) こんなの、邪神とか冥界の王とか、そんな感じの相手じゃないですか??

ビャクコウ様のお力にすがりましょう。


たたずむビャクコウ様。何となくですが、アニメのエンディング曲に出てきそうな絵です。個人的なイメージでは、ビャクコウ様、ツンデレっぽい雰囲気を感じます。どうして人間ごときに我の力を貸さねばならんのじゃ、とか文句を言いつつ、内心、クナンのことが心配で仕方がないとか(笑)。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
『カイス・ブリッツ』の世界も、かなり細部まで設定ができて参りました。小説本編の方の下書きも書きはじめつつ、ゆっくり進めております。

昨日も合わせて、連休の方もおられるかと思います。良い週末をお過ごしください。

ではまた!

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人とカイ(怪異)が手を取り合って戦う物語、『カイス・ブリッツ』!

連載開始に向け、小説『カイス・ブリッツ』の準備を進めています!
主人公たちの仲間になるカイ(怪異)たちについても、徐々に出そろってきました。
今回は「アヤカシ」クラスに属するカイの画像を追加です。「アヤカシ」クラスというのは、生物が妖力を得てカイになった存在です。ちなみに無生物が魂をもって生まれた存在は「ツクモ」クラスになります。

クナンの仲間になるカイ、彼はイタチの妖怪「ナガレ」です。中性的な外見ですが、イタチの男子。かまいたちのように風の力を操ります。元々、素早い動きを得意とするうえに、風の術でブーストされて目にもとまらぬ速さで戦います。人間の世界にとても興味があるようです。

これで、クナンのカイとしては、ゴースト(サワコ)、ミトス(「深夜の交差点に立つ白い女」)、ツクモ(大刀天下叢雨)、アヤカシ(ナガレ)の4つのクラスが揃ったことになります。後は「スピリット」クラスのカイがいませんが、スピリットは精霊とか土着神のような強力かつ稀なクラスなので、なかなか見つからないかもしれません。ちなみにクナンの周囲では、コトネ女将のカイの「アシヤミ」がスピリットです。


それから、流界波止場の例のベテラン闘師さんのカイも、「アヤカシ」クラスです。

狼の妖怪でしょうか? 妖術を使いそうな雰囲気ですね。名前はまだ決まっていません(そういえば、あの闘師さんの名前も未定でした。笑)。

いつも鏡海亭をご覧いただき、ありがとうございます。
『カイス・ブリッツ』の連載開始に向けて、鋭意、進めて参ります。

また宣伝になりますが、本ブログで連載中の小説『アルフェリオン』も、応援いただけましたら幸いです。総計100万字を突破している長編ファンタジー・ロボット小説です。

ではまた!

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小説『カイス・ブリッツ』レトロポスター第二弾

こ、これは!?(笑)
本ブログにて連載開始予定の小説『カイス・ブリッツ』のレトロなPR画像、今回は第二弾です。
いや、上掲のタイトル画像は……近年はやりの異世界転生してチート能力で無双するファンタジーを、もしも昭和3、40年頃の絵師さんが伝え聞きでポスターに描いてみたら?といった想定で、生成AIのDALL-E3に画像を生成してもらったものです。そこに『カイス・ブリッツ』のロゴとサワコさんが混じっていますが。


ちなみにこれが、DALL-Eさんの生成してくれた原版の画像です。

続いて昨晩と同様に、仮想「昭和」世界のレトロな看板・広告・ポスターをモチーフとした背景画像を使った『カイス・ブリッツ』PR画像、いってみましょう。

何だか男臭い画像になってしまいましたが(笑)。


背景画像の原版です。

次は2枚目です。

主人公クナンとヤンキー巫女さんをレトロ画像の左下に混ぜてみました。よく見ると、右下の場面、街中で車がサーフィンしてるような……。カオス過ぎる。

最後に、3枚目です。

あふれる混沌! 斜め上に飛んで行くデタラメなノスタルジー(笑)。『カイス・ブリッツ』レトロPR画像を、味わっていただけましたでしょうか。小説本編の執筆、ようやく今日から少しずつ開始しております。
気長に、お待ちいただけましたら幸いです。

もしよろしければ、小説『カイス・ブリッツ』公開まで、好評連載中のもうひとつの作品『アルフェリオン』でお楽しみください(下記画像をクリックすると目次が開きます)。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
今週は雨模様の日が多いようですが、皆様、心地よく過ごせますように。

ではまた!

 

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AIさんの頭の中のレトロ、恐るべし

……こ、これは何とも! 一見すると、レトロな昭和のポスター?のようですが、よく見ると2024年の作品と書いてあり、我らが主人公クナン君がいるじゃないですか(笑)。本ブログで連載開始予定の小説『カイス・ブリッツ』、その世界観を生成AIのDALL-E3さんに全力で絵にしてもらいました。モチーフとしては仮想「昭和」世界の(もちろん実在しない)ポスターだとか看板だとか、広告だとか、そういう趣旨でAIさんにプロンプトを伝えました。

しかし、すごいですね。超美麗なアート風画像や、写真に迫るような精緻で写実的な画像よりも、ある意味でそれらの場合以上に、AIの底力を見たような気がします。

ちなみに、この背景画像(タイトルロゴやクナンの画像無し版)はこれです。

すばらしい! そういえば、左側の白スーツの男は、もちろん「勇者のショウ」(笑)を意識して描いてもらったものですが……この人物の表情を見ていて(似ているという意味では必ずしもないですが)、何故か天知茂さんを思い出しました。かつて子供だった私が、天知さんが主役(明智小五郎!)を演じたところの「土曜ワイド劇場」の江戸川乱歩シリーズをこっそり見て、今とは違って当時は規制がゆるゆるだった地上波の(大人の時間帯の)性的描写の自由さにドキドキしていた(笑)ことが、鮮やかに蘇ります。いや、まさに昭和な作品でしたよね。

それ以上に私の中では、天知さんといえば『江戸の牙』です。これも昭和の凄さ(?)を思い知らされる作品でしょう。あのオープニングのノリ……一応、時代劇ですよ? もし天才というのが、非才な己が絶対に到達し得ない発想の持ち主のことをいうのだとするならば、あのオープニングのナレーションからイントロ、そしてOP曲に至る流れは、まさに天才の域ですね。絶対、思いつかない(笑)。しかも曲名が「The Fang」って!!! ファングといえば、「行けよ、ファング!」と『00ガンダム』のあの三兄弟の一人を想起する人もいるかもしれませんが……ファングって……時代劇ですよ、江戸時代の、同心ですよ??

いま再認識したのですが、あの頃の時代劇のトンデモなノリは、まさに『カイス・ブリッツ』に多大な影響を与えていますね。どうして今まで思い出さなかったのだろう……。なんというか、昭和レトロ風の異世界を舞台とした作品なのに、私の今回の作のタイトルが『Kai's Blitz』と敢えて横文字なところ、まさに先ほどの、時代劇の主題歌なのに「The Fang」!……に通ずるところが??

いや、驚きました(勝手に思い出して、驚いている人)。

続いて、もう1枚PR画像です。

これまたレトロな……。白いスーツの男や真ん中あたりの男、何だか、いかにも昭和40年代くらいのアニメの絵柄な感じですね。『巨人の星』とか、『タイガーマスク』とか、そのあたりに出てきそうな。色々、記憶が呼び起こされて、魂が震えますね(笑)。


上記の背景の原画版です。

では、三つ目のPR画像を!

これは楽しいですね!!!(苦笑) 何だか、ただただ力技でねじ伏せられるような、デタラメな娯楽感満載です。昭和的なパワーです。これを令和の創作と結び付けてくれたAI、本当に感謝です。
ちなみに左から二人目の男、『宇宙の騎士テッカマン』のアンドロー梅田(笑)を私は何故か連想しました。あのもはや表現不可能なノリを(間違ってもテッカマンブレードではない。あれも本当に素晴らしい作品でしたが)。そういえば、テッカマンも昭和40年代の作品だったですね。

これは、先ほどの三枚目の絵の原画版です。
もう、ごめんなさいと笑うしかないような、正体不明の勢いを見せつけられます。

レトロなPR画像たちで彩られた連載小説『カイス・ブリッツ』、スタートが待ち遠しいところです。いましばらく、お待ちください。このトンデモなノリの世界観を基礎にして、ポケモンならぬ化けもん(「カイ」=怪異)を召喚してバトル(!)ですから、しかも今風にチート転生者まで(主人公ではなく敵役で!)出てきますから。もはやカオスですね。

本日も鏡海亭にお越しくださいまして、ありがとうございます。
いつも応援いただき、感謝です!!

ではまた。

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『カイス・ブリッツ』 この間のボツ画像集

小説『カイス・ブリッツ』、本ブログでの連載開始に向けて、最終的な設定が現在進められています。この小説のPR画像を、ここ一か月ほどの間、いくつもアップして参りました。本日は、それらのPR画像の準備段階でボツになった画像を蔵出しです!

まずは、この物語の事実上のヒロインか?という噂も飛び交う幽霊の少女・サワコのボツ画像です。

画像生成AIにとって、当該のキャラの「年齢」をうまく画像に反映させることは、なかなか容易ではないようです。この画像も、サワコの特徴は出ているのですが、年齢設定がずれていますね。もしも彼女が大人になっていたら……こういう人だったのでしょうか。悲しいことに、大人になる前に彼女は亡くなってしまいました。

サワコちゃんボツ画像、もう1枚。まずもって外見自体も、彼女とは全然違ってしまったのですが。

彼女が本気で力を開放した姿を画像化してもらおうと思ったら……こんな絵になってしまいました(笑)。
配下の霊たちを呼び出している感じでしょうか。とりあえず勢いはありますね。

続いては「勇者のショウ」のボツ画像。

これは……「昭和」風とはいうものの、ちょっと雰囲気が古すぎて、戦前・戦中という感じでしょうか?
また、DALL-Eさんが勝手に挿入した字幕、英語が崩壊して謎の言語になっていますね(苦笑)。

お次は、コトネ女将のボツ画像です。こちらは、先ほどのサワコの画像の場合とは逆に、実際のキャラよりも年齢が低めに描かれてしまったケースですね。

たしかにコトネさんの特徴は出ているのですが……。コトネさんの少女時代の姿、というところでしょうか。

そして、今度は謎めいた狐の仮面の剣士さんです。

これはこれで素敵なのですが……本作の舞台となるべき「昭和」風の異世界の人物というよりも、もはや完全なファンタジー世界の住人のようですね。なお、この画像からも分かるように、キツネ仮面さんは、実は「糸使い」でもあるのです(ややネタバレ!?)。

ちなみに「糸使い」って、陰険な性格の敵キャラというイメージが強いのですけど、味方側のキャラとして糸使いが出てきた場合、有能なしっかり者という印象があります。強敵との能力自体の差を頭脳や技量で乗り越える切れ者キャラというか……。でも、器用貧乏っぽくて、主役級にはなれないんですよね(苦笑)。

ただ、コミックの『GetBackers』(ゲットバッカーズ。結構好きでした)の花月は、味方側の「糸使い」キャラとしては、主役に近い堂々たる立ち位置を占めていたと思います。彼は、味方側の「糸使い」キャラの比較的初期の例ですよね、多分。それで結局、私の中では、その後の諸作品の「糸使い」の描写というのは、おおむね、彼を超えられていないように思われます。なぜ、ゲットバッカーズについて、唐突にこんなに力説してしまうのだか(笑)。

さて、どんどん行きましょう! 今度は、例のカイ使いの漫画家さんです。

本来のイメージよりもイケメン度が高くて、ボツになりました(笑)。なんとなく頼りなくてぱっとしないけど、よくみると時々カッコいい、という具合のキャラでいてほしいのです。そのへんのバランスが難しいですね。

以上は味方キャラでしたが、今度は主人公たちのライバル?となるチートな不良転生者、「ウィザードのリュウゴ」(笑)のボツ画像です。

これは明らかに違います(笑)!


これもちょっと、いや、かなり違いますね(笑)。

そして、敵か味方かよく分からない人々も出て参ります。

まずは、例の神父さんみたいな人。

笑笑笑々。素敵ではありますが、「昭和」な感じではないですね。

イメージ的には、合っているかと思うのですが、こちらも「昭和」っぽくはないです。

これは、正体不明の(秘密結社の大幹部っぽい?)老紳士に着き従う、メイドさんですね。こちらも、イメージ的に「昭和」ではないですね。「令和」な感じです(笑)。

彼女は人間ではないのでは?(機械人形であるとか、実はカイであるとか)という説も出ています。採用された以前の画像では、たしかに、もっと人形のような無表情な感じでしたね。ちなみに彼女の名前は、「チグサ」といいます。

 ◇

以上、こんな感じで、『カイス・ブリッツ』の公開に向けて準備が着々と進んでおります。
本日も鏡海亭にお越しいただき、感謝です。
いつもありがとうございます!

ではまた。

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久々の幻想小説『アルフェリオン』、新PR画像です!

本ブログの連載小説『アルフェリオン』関連の記事、久しぶりに登場です。今回のタイトル画像では、北方の雄・ミルファーン王国らしい衣装を着て、珍しくすました顔のシェフィーアさんを初公開(笑)。彼女の背景には、ミルファーン王都のケンゲリック・ハヴンの街並みを初のお披露目です! いずれも生成AIのDALL-E3さんに生成してもらっています。

この間、鏡海亭では二作目の連載小説となる『カイス・ブリッツ』の特集記事が続いており、約1か月ぶりくらいにアルフェリオン、帰って参りました。

本作の「遅れて来たメインヒロイン」ことエレオノーアと、自称ヒロイン(苦笑)のシェフィーアさんを前面に押し出した広報用画像、続けて以下に挙げておきます。

この画像の下半分、シェフィーアさんの妄想(笑)の中みたいですね。いや、主人公ルキアンがミルファーンの王都に向かうのですから、現地では、このようにシェフィーアさんが彼を案内する場面も出てくる……のでしょうか。

そして、ついでというわけではありませんが、せっかくなので『カイス・ブリッツ』のPR画像も貼っておきます(!)。

これはまた、内容的にみて、とても意味深なPR画像です。

前世紀末から連載を続けてきた『アルフェリオン』と、もうすぐ新たに連載が始まる『カイス・ブリッツ』!
どちらの作品も「正統派」ファンタジーとは少し違う変則的な作品ではあるにせよ、いずれも、私自身が面白いと思う(笑)「ファンタジー小説」のあり方に対する、自分なりの答えだと考えております。

本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。
ご声援、感謝いたします。

ではまた!

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『カイス・ブリッツ』と三人きょうだい

これがホントの「心霊写真」的な状況!? いや、子供たちの背後でしっかり映り込んでいるのは実際に幽霊なのですが……その正体は、仲間に入りたがっているサワコでしたね。連載開始が待たれる小説『カイス・ブリッツ』、今回は流界波止場街でたくましく生きる三人きょうだいを絵にしてみました。サワコからみれば、同じくらいの(少し年下の)子供たちですから、気になるところなのでしょう。

彼らは、この物語に子供目線からの視点を付け加えるという、重要な役割をもっています。色々と事情があって(そこは現時点では内緒です)、彼らは自分の家も同然にコトネ女将の「無名屋」に日常的に出入りしていますので、その関係上、主人公のクナンとも身近に接することになります。

 

◆ しっかり者の長女のマユミ

学校に通いながら、時間の空いているときにはコトネ女将の「無名屋」で手伝いをしています。

 

◆ 腕白(古語?)な弟のタケシ

いたずらっ子で皮肉屋ですが、将来、強い闘師となって街のみんなをカイから守ることを目標にしています。

 

◆ 末弟で優等生のリョウタ

大人しくてひ弱な感じですが、努力家で成績優秀です。彼も彼なりに、いつか出世して姉や兄に良い暮らしをさせてやろうと子供心に思っています。

この三人きょうだいは、『カイス・ブリッツ』小説本編の序盤でも、主人公クナンと物語の世界とをつなぐうえで大事な役割を担うことになるでしょう。

 

三人きょうだい関連のPR画像、もう1枚です。
「勇者のショウ」が、なかなかカッコいいこと言っていますね。ショウの上記のセリフのような、「将来はきっと今より良い時代にしてみせる」という趣旨の発言だとか、あるいはサワコのように「結局、未来の人々はいまよりも幸せになるのですか?」といった疑問だとか、その手の言葉は『カイス・ブリッツ』の中で何度も出てきます。主人公のクナンは、複雑な思いでそれらの言葉を受け止めることになります。ショウやサワコたちの直接の未来には当たらないにせよ、その未来に似ている異世界からクナンは来たのだから……。しかもクナンは、自分が居た世界に対して必ずしも良い感情ばかりを持っているわけではないので(ずいぶんと控えめな表現)。

 ◇

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
ここ最近、少し寒さも和らいだように感じられますが、まだまだ2月、冷え込みます。読者様方も、風邪など召されませんよう、何とぞお気を付けください。

ではまた!

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デタラメな「昭和」風異世界にて、謎の「乗り手(ライダー)」の正体は!?

本ブログで間もなく連載開始予定の小説『カイス・ブリッツ』!
本日も新たなPR画像を公開です。

上掲のタイトル画像、以前にアップした画像に手を加えたものですが……見慣れぬキャラが何人かいますね。
まずは、この黒ずくめのライダー、何なのでしょう!?

このキャラの名前、たとえば、ダーク・ライダーとか、シャドゥ・ライダーとか、デス・ライダーとか……そんな感じですよね(苦笑)。ある局面を物語が過ぎると、主人公たちの前に立ちふさがる強大な敵の先鋒です。現時点では、すべては謎のままですが。その正体、人間なのでしょうか、あるいはカイなのでしょうか!?

それから、味方側の流界波止場街の人物として、この人です。

コトネさんの経営する旅の宿「無名屋」の近所のボロアパートに住んでいる、さえない、売れない漫画家という設定の人です。しかし、その一方で、カイ使いとしての才能は高く、実は、これまで流界波止場街が悪しきカイやチートな悪の転生者たちから護られてきたのは、この人とコトネ女将の力によるところが大きいんです。コトネさんのカイであるクラス「スピリット」のアシヤミと共に、この漫画家さんの召喚するクラス「ツクモ」っぽいカイが、これまで流界波止場を守るための主力となってきたのでした……。

今後も目が離せない、連載開始目前の小説『カイス・ブリッツ』、御期待ください!

本日も鏡海亭にお越しいただき、感謝です。
また、明日もお待ちしています。

ではまた!

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流界波止場の仲間たち!

連載開始に向けて設定構想も山場を迎えております、小説『Kai's Blitz』(カイス・ブリッツ)! 今回は、流界波止場の追加キャラを紹介です。

上掲のタイトル画像に、見知らぬキャラが二人ほど入っていますね。


一人は、おじさん。この画像を生成してくれたAIのDALL-Eさん、芸の幅が広いですね。アニメ風美少女だけでなく、写実的な中年男性の画像(!)もばっちりですね。

色々な意味でリアルな感じですね(笑)。まだ名前は決まっていないのですが、流界波止場街の「闘師」の中でも一番のベテランで、最も実績ある闘師の人です。頼りになります。


もう一人は……巫女さん?

何となく、表情がむすっとしていますが……。彼女は、実はヤンキー。ヤンキーといえば「昭和」!ですね(そうなのか?)。しかも喧嘩上等、ケンカ最強な、いまに至っては古語となってしまった「スケバン」というやつです。あの「スケバン刑事」ならぬ、スケバン巫女!? スケバンとか番長とか、言っているだけでも何となく恥ずかしいのですが(笑)、でも懐かしい。

ハヅキ、高御原 葉月(たかみはら・はづき)。彼女の家系、高御原家は、この物語の世界においてカイ討伐を生業とする陰陽師的な立場の名門なのですが……彼女は、両親はもちろん一族全般との間で確執があり、いわば高御原一族の鼻つまみ者で、かつ、優秀な姉に対するコンプレックスもあって、グレてしまう……そう、不良になってしまうのです。あぁ、「不良」って昭和っぽい響きだ(苦笑)。

しかし、そんな彼女も、ひょんなことから胡蝶市のカイ退治に加わることになり、そこで流界波止場の人々の中に、自分の居場所を見出してゆくという……。

流界波止場に関係するキャラとして、他にも何人か設定中なのですが、これについてはまた後日。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
ちょっと、現実世界が慌ただしくて、落ち着いて小説を書く気分になりにくいのですが、いましばらくお待ちくださいませ。その間は、本日同様、『カイス・ブリッツ』の先行特集記事でお楽しみください。

あるいは、もしよろしければ、本ブログですでに連載中の小説『アルフェリオン』でしばらくお楽しみいただけましたら幸いです。以下の画像をクリックすると目次が開きます。

ではまた!

 

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小説『カイス・ブリッツ』のタイトルロゴができました!

こ、これは……。このタイトル画像にありますように、カイス・ブリッツのロゴを作りました。

「K」の文字の足(?)がお化けみたいにニョロニョロと延びているのが面白いですね。「怪異」感を出してみました。それから、a, s, Bの文字にも、お化けが隠れているという感じで、「目」を象徴した丸を書き入れてみました。
デザインするうえで、あまりシリアスすぎる感じやダークすぎる感じにはならないよう気を付けつつ、コミカルすぎたり可愛すぎたりもしないよう留意しました。さらにレトロ感や多少おしゃれな感じ(?)も漂っていたらと(欲張り)。そのへんの諸々のイメージの全体的なバランスが、ちょうどよい感じで表現できているかと思います。

ちなみにこのロゴは、AIによる生成ではなく、鏡海本人が作成しました。たまには自分で汗をかけ!(笑)ですね。

冒頭のタイトル画像、背景のレトロな怪異たちの絵は、DALL-Eさんに新たに生成してもらいました。相変わらずやってくれます。クナンの背中から、いかにも幽霊っぽくニュッとのぞいているサワコちゃんがいい感じですね。

 

こちらは、以前に公開したもので、クナンと「真夜中の交差点に立つ白い女」(苦笑)のペアの画像です。タイトルロゴのみ、変えてみました。背景は、色々な都市伝説をそれぞれDALL-Eさんの解釈で絵にして並べてもらったものです。たとえば一番左下の犬の絵は、たぶん「人面犬」の話をイメージしています(!?)。

 

こちらも、以前に公開済みの画像で、タイトルロゴのみ新調しています。なお、この画像の中に記載されている点で、先ほどの「白い女」さんの能力が以前には「超域展開」とされていたのですが、そういえば『呪術廻戦』の「領域展開」に何だか名称が似ちゃったなと気づいて、「超域生成」に変えました。カイの中でも「ミトス」クラスのみが、かつ、比較的レベルの高いミトスだけが使える能力です。自身にまつわる伝承や都市伝説を象徴するような力をもった異空間を発生させることができます。ちなみに、以前からクナンの頭の上にある謎の輪っかも、実は彼女の能力と関係してるんですよ。詳しくは内緒ですが。

 

シリアスな画像にも、こういうコミカルな画像にも、どちらにも合うロゴにしたかったのです。こちらもこちらで、いい感じでしょうか。

 

最後に、やっぱりこういう感傷的な画像にも合わせられるロゴにしたかったのです。どうでしょう。一番目立つ「K」の字のお化けの尻尾がコミカルになりすぎないよう、気を付けたのですが。これはこれで、雰囲気に合っている範囲内でしょうか?

鏡海

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Google Bardの画像生成を試してみた

Googleが試験運用中のAI「Bard」に、先日、画像生成機能が実装されました。現時点(2024/2/8)では、生成したい画像の説明あるいはプロンプトについては英語で伝えないと受け付けられないのですが、一応、使うことはできます。

後日注記:この記事を投稿した同日中に、Bardにかわって「Gemini」が導入されました。下記のBardのURLのリンクも、クリックするとBardではなくGeminiにつながります。

ちなみにBardの画像生成AIはImagen 2というものです。ChatGPTでいえばDALL-E3さんに当たります(ちなみにこの記事のタイトル画像はDALL-E3で生成しています)。

BardのURL(https://bard.google.com/)を開いて、そこからBardにログインします。後は画像の生成をお願いすればOKです。
プロンプトについては英語オンリーですが……。そこは、まぁ、翻訳もAIにしてもらいましょう!(苦笑)

 

【使ってみた 1】

プロンプト: On the beach at dusk, a jovial old man with a surfboard in his hand, wearing sunglasses and an aloha shirt is walking. A group of boys and girls are picnicking and watching the old man. The waves on the beach are quiet.

日本語訳: 夕暮れの海岸に、サーフボードを手にしてサングラスをかけ、アロハを着た陽気な老人が歩いている。ピクニックをしている少年少女たちが、その老人の姿を見ている。海岸の波は静かだ。

以上に基づいて生成されたのは、この画像です。

おぉ、写真みたいですね! 再現度はなかなか。絵柄は指定しませんでした。なお、絵柄を細かく指定すると、現時点では、画像が生成されなかったりして、やんわりと断られます。

 

【使ってみた 2】

プロンプト:On the ramparts of a castle besieged by a multitude of dragons, orcs, trolls, and other monsters, a commanding female knight is firing her bow while inspiring her allied soldiers. She is around 40 years old, clad in steel armor that covers her entire body, and her golden hair is braided into a braid. Her eyes are a clear blue.

日本語訳:ドラゴンやオーク、トロールなどの多数のモンスターの群れに包囲された城の城壁の上に、指揮官の女性騎士が味方の兵士たちを鼓舞しながら弓を射ている。彼女は40歳前後の年齢で、全身を覆う鋼の鎧をまとっており、金色の髪を三つ編みにしている。目は澄んだ青色である。

以上から生成されたのは…。

色々と端折られている気はしないでもないですが(笑)、いかにもなヒロイック・ファンタジーっぽい画像で素敵です!

【使ってみた 3】

プロンプト:A samurai in armor with his katana drawn is scouting the enemy position with a group of ninjas in tow. For the image, please use a Japanese anime-like pattern.

日本語訳:鎧を着て刀を抜いたサムライが、忍者たちを従えて敵の陣地を偵察している。画像については日本のアニメのような絵柄でお願いします。

で、帰ってきたのは……。

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解答:了解しました。これがその画像です。

この画像では、侍は男性で、東アジア系です。忍者は男女混合で、さまざまな民族がいます。侍は、敵の城を偵察するために、忍者を引き連れて森の中を進んでいます。侍は真剣な表情で刀を構え、周囲を警戒しています。忍者は黒装束に身を包み、侍の後ろを従っています。彼らは皆、手裏剣やクナイなどの武器を携えています。

この画像は、アニメ風のスタイルで描かれています。キャラクターは、大きな目と明るい色の髪など、アニメの典型的な特徴を持っています。背景は、薄暗い森で、敵の城がかすかに見えます。

この画像が、あなたの求めるものに応えていることを願っています。

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…って、画像じゃなくて、プロンプトじゃないですか!(笑) どうやら、まだ生成が難しい内容だと判断された模様です。


とりあえず、現時点ではこんな調子で少しのぞいてみただけです。さすがgoogleさんだけあって、今後にかなり期待できそうですね。

 

【余談】なお、Bardとは吟遊詩人のことです。脱線しますが、私がBardという単語を初めて知ったのは、その昔、『Bard's Tale』というコンピューターRPGの記事を雑誌で読んだときです(1985年発売だったようなので、これが分かる人は一定の年齢ですね)。当時の(日本のRPG黎明期、それをけん引していた海外からの移植ゲーム、たとえば)ウルティマやウィザードリィとはまた違った、面白そうな感じがしたものです。でも当時の日本にはBard's Taleは移植されていなかったので(日本のPCには対応していなかった。今のWindowsのようにOSが共通という状況でもなかったですし!)、指をくわえて雑誌の記事を読む感じだったのですね。

そういえば、今のように日本のアニメやらコミックやらラノベやらが、剣と魔法の異世界ファンタジーで埋め尽くされるようになるとは、その当時には夢にも思わなかったです。逆に、何で日本には、この手のファンタジーのアニメや小説がほとんどないんだろうと文句を言いつつ、ゲームでもって(あるいはゲームブックというのもありましたが)ファンタジーの世界に想いを馳せていました。そう、ファンタジー物を日本の何もなかった不毛の大地(笑)にある程度広く根付かせたのは、小説でもコミックでもアニメでもなくて、テーブルトークのRPGでもなくて、元々はPC版のRPGなんですよね。そのあと、ファミコンのようなゲーム専用機への進出、特にドラクエ発売ときて、一気に花開くことになります。

昔話でした。

鏡海

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仮想「昭和」風の異世界から、令和(いま)を見つめ直す

本ブログにて連載予定の小説『カイス・ブリッツ』、設定が進んでおります。今回のタイトル画像もカイス・ブリッツから、レトロな灯台の風景と幽霊のサワコさんです。生成AIのDALL-Eさんにお願いした画像、実に感情豊かな、センチメンタルな絵柄です。心が無いにもかかわらず、こんな絵が生成できるAIというものを思うと、なんとも言えない気分になって参ります。
 
さて今回は、例の基本用語解説の第3回です。
それでは、コトネ女将にお願いしましょう。
 
 ◇
 
「カイス・ブリッツの世界にも、だんだん慣れてきたかい? 旅の宿《無名屋》の女将こと、コトネだよ」
「カイス・ブリッツを楽しむうえでぜひ知っておきたい基本用語の第三回、それじゃ、はじめようかね」
 
【 地組(じぐみ)】
 
「カイ(怪異)への対処の専門家である《闘師》と、闘師たちの組合である《寄会》のことは、先日、説明したね。この《寄会》と紛らわしいかもしれないから、今回は《地組》のことを説明しておこうかな」
 
「この世界では、国とか市とかの、その、あれだよ……公的な統治のための仕組みが、事実上、ごく限られた範囲でしか機能しなくなっていて。かわりに、それぞれの地域を仕切る自治組織のようなものが生れている。この手の自治組織のことを《地組》って呼んでるのさ」
 
 
「一口に《地組》といっても色んなのがあって、(今は形骸化している)公的な自治体を基盤にして成立している地組もあれば、特定の民間の団体が核になっている地組もある。中には、ギャングやら新興宗教やらが牛耳ってるところもあるから、気をつけないとね。この世界がカイの脅威に晒されていることとの関係で、例の《寄会》が重要な役割を果たし、中核となっているような地組も多い感じかな」
 
(挿絵:冒頭のタイトル画像で使用した灯台の原画です)
 
「ごほん!(わざとらしい咳払い) そうそう、私は、自分で言うのもあれだけど、一応、流界波止場の地組のリーダー的な立場なんだよ。これでも少しは頼りにされてるんだから」
 
「主人公クナンと物語の世界とをつなぐ《地組》のこと、イメージできたかい? それじゃ、今日はここまでにしようかね」
 
(挿絵:先ほどの灯台の近くにある漁港。とある実際の港町をモチーフにしています。見た目は違いますが、雰囲気には通ずるところがあるかと……)
 
 ◇
 
本日も「鏡海亭」にお越しいただき、ありがとうございました!
読者様方からの応援、いつも励みになっています。
 
『カイス・ブリッツ』のスタートまでの間、現在連載中の作品『アルフェリオン』でお楽しみください。
(下の画像をクリック!すれば目次が開きます)。
 
 
ではまた。
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あの頃の夏休み、懐かしい風景?


これはなんとも懐かしい、胸の奥から気持ちを揺さぶられるような風景ですね。いつだったか、あの頃の夏休み、こんな感じだったような気も……。皆さんも、何か思い出しませんでしたか。

現在構想中の小説『カイス・ブリッツ』では、一応、《レトロ》で《ノスタルジック》な雰囲気というものを世界観の柱のひとつにしています。とはいえ、これまでのカイス・ブリッツ関連記事においては、どちらかというと、うらぶれた感じのノスタルジーであるとか、どこか薄気味悪いレトロ感(笑)が前面に出ていたかと思います。「怪異」を描くというお話の特性上、当然と言えば当然ではありますが。
 
そこで今回は、趣向を変えてみましょう。おどろおどろしさからは距離を置いて、心温まる(それでいて少し寂しくなる)抒情的な味わいの画像を、生成AIのDALL-Eさんとともにお届けします。
 
物語の当面の舞台となる「胡蝶市」は、海沿いの地方都市という位置付けです。時に忘れられたようなそんな海辺の街で、夏休み(?)のとある日を切り取った画像を、お楽しみください。ちなみに、胡蝶市は異世界にあるのですが、この異世界の様相は、昭和後半(特に昭和40〜50年代頃?)の日本にどことなく似ています。が、気のせいです(笑)。
 
うわぁ、DALL-Eさん、最初からやってくれますね。素敵です。胡蝶市の中でも、さらにローカルな駅でしょうか。列車を降りたら、もう、ホームのすぐ隣は海……。
 
これも、なかなか雰囲気があります。かつて、富山・新潟・山形・秋田と、沿岸沿いをずっと鉄道で北上して旅したことがあったのですが、そのときにこんな感じの眺めが何度かあったような。
 
おぉ、こちらもどこか懐かしい感じ。坂の多い町。もしかして流界波止場の山側の方ですかね?? 先程の駅のある海岸が、なんとなく日本海側っぽい眺めだったのに対し、こっちは、もし対岸がもっと近かったなら、瀬戸内海、特に尾道あたりのような雰囲気もあります。そういえば、大林宣彦監督の尾道三部作の、何というか、作品に漂う独特の空気感?が好きでした。
 
これも実に風情があります。懐かしいあの頃の夏休みということで、これは夏祭りでしょうか。画像の中の夜店で野菜みたいなものも売っていたりする点、ちょっと……朝市あたりが混じってるかな?(笑)というところですが。それでもピンポイントに日本の風景や文化を題材にした画像でも、最近の生成AIは、一応ここまでできるんですね。まぁ、今日何度か試したとき、神社と寺の建物の区別がいまいちできていないようではありましたが(苦笑)。
 
おや? 誰かと思えば、佐和子さんも祭りに来たのかな。クナンかコトネ女将あたりに連れてきてもらったのでしょうか。
 
でも本当はこんな感じなのでしょう、幽霊ですから。しかも、カイを使える人以外には見えてすらいません。
色々考えると辛いですね。彼女が生きている頃には、こうして楽しむこともほとんどなかったかもしれない……。命を失い、カイ(幽霊)になってしまってからの方が、むしろ彼女を大切にしてくれる人たちが側にいるようになるなんて、何という皮肉なのでしょう。
 
 
本日も鏡海亭をご訪問くださり、ありがとうございました!
いつも貴重なお時間を頂戴することとなり、感謝です。

ではまた。
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