鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

ワールトーア編 PR画像に関して、裏話?

連載小説『アルフェリオン』、本日は、前回公開したワールトーア編PR画像の舞台裏を紹介します。

まず、このように、本来は悲壮な「狼狩りの男」の伝説。
魔法の楽器を使って呪歌を操る「音魂使い」の話です。

昨日公開した上記のスライドを編集する際、必要な素材をHolaraさんにお願いしました。Holaraさんの想像力は逞しく、ボツになったにせよ、私の想定を超えたものがたくさん出てきましたので(笑)特別に公開です。音楽家と、彼を追う狼・・・というシチュエーションで生成をお願いしたのですが。


いずれもユニークですが、あの伝説本来の切ない雰囲気とは、似ても似つかないですよね(苦笑)。でも、画像《導着》のプロセスにて、AIからのこういう想定外の「提案」も含めて、楽しめます。

続いては、ワールトーア編に登場する重要人物、二人の画像です。

一人目は、前回もアップしたネリウス・スヴァン。マスター・ネリウスですね。

このネリウスを含め、「月闇の僧院」のメンバーは、今の世界を「あれ」から守るという大きな目的のためなら、敢えて多くの犠牲者を出すことも厭いません。ただし、「僧院」のトップである「ザングノ」の他の面々、具体的にはコズマスやカルバが目的のためにはそのような非道を平然とやってのけるのに対し、ネリウスは葛藤しているのですよね。苦しみながら、自分たちの大義のために必要であれば敢えて「悪」にもなる。そこがネリウスの人間臭さ、決して肯定はできませんが、惹きつけられるところもあるかもしれません。

ルキアンに対しても、ネリウスには情が残っています。幼年時代の(今はその記憶は封じられているようですが)ルキアンも、ネリウスのことが好きだったのでしょうね。幼き日の師であり、父親のような存在だったのかも。

これに対し、二人目、カルバ・ディ・ラシィエンは魔道士としてのルキアンの師であり、しかもこれまで娘のメルカやソーナと、そしてルキアン自身とも、共に普通の人間(?)としての生活を送っていたにもかかわらず、いまや「僧院」の使命のためなら、ルキアンのこれまでの信頼をすべて裏切るような発言も平気で行いました。

これがカルバ先生です。
見た目にはネリウスの方がコワモテという設定ですが、冷酷に徹しきれないネリウスに対し、カルバは温和な紳士のような顔をして、やることはえげつないです。もっとも、それは、決して私利私欲のためではないのですが・・・。


カルバ先生、お嬢さんが悲しみますよ!

こんな純真な子を捨て去ってまでも、人類が自らの手で歴史を紡げるよう、「あれ」と戦うことは必要だというのでしょうか。

『アルフェリオン』という物語では、どんなに不当なことをしているようにみえるキャラであっても(「僧院」は勿論、神帝ゼノフォスでも、反乱軍でも、パラス騎士団でも)、皆、基本的にはそれを敢えて必要だ、あるいは正しいと判断しているからこそ行っているのですよね。そこが悲しい。人の争いは、善対悪の戦いというよりもむしろ「主観的な善対善」であるからこそ救いがないという、シャリオさんの言葉が胸に響きます。

 ◇

今後、ますます目が離せないワールトーア編に御期待ください。
いつも鏡海亭を訪問いただき、応援いただき、感謝です!

ではまた。

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ワールトーア編の更新再開に向けたPR画像!

連載小説『アルフェリオン』、ここしばらく、Holara AIさんの力を借りて作品の広報や挿絵用の画像の《導着》を進めておりました。とても長〜いブランクのリハビリも兼ねて。
 
そろそろ小説本編の更新も視野に入れて進めて参りたいと思います。その景気づけ?に、今回は、第50話から最新の(連載中の)第52話に至る「ワールトーア編」のPR用の画像素材を、Holaraさんに生成してもらいました。
 
 
失われた廃村ワールトーア、その画像化です。
Holaraさん、良い仕事してます。
 
 
「狼狩りの男」の悲劇。
忽然と消えた消えた住民たち、その理由を語る伝説。
狼狩りの男の残した呪い?
小説「アルフェリオン」らしい雰囲気の味わえる部分です。
(ただし、ロボットは出てきませんが。笑)
 
 
語られる闇の御子の秘密!?
この人、誰でしょう。ルキアンのことをよく知っているようですが・・・。
 
かつ、あの人まで現れて・・・。
(前回のメルカとかかわりの深い人です)
 ↑ 今、ここで最新話が止まってますね。
 
ワールトーア編、再開を目指して気合を入れていきます。
いつも鏡海亭を応援してくださっている、読者の皆様のために。
ではまた。
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哀しみの少女と「放置」した主人公、それでいいのか・・・

連載ファンタジー・ロボット小説『アルフェリオン』、今回は、第1話から登場している重要人物、メルカ・ディ・ラシィエンの画像を公開です!
 
 
この笑顔、あとのストーリー展開を考えると、泣けてきます。
背景となっている、レマール海に面したコルダーユの街と、青い空の風景も、その明るさがむしろ運命の儚さを思い起こさせる・・・。
いや、ちょっと、待ってください。
これ・・・・・・あのメルカちゃん、ですよね?
画像化すると、こんなにインパクトのあるキャラだったのですね。ストーリーに対する見方が全然変わってくるような印象も。悲劇のヒロインというのか、薄幸の美少女というのか、にわかに前面に出てきます。いや、メルカって、設定的には正統派美少女だったのです(今さら感がありますが)。
 
それにしても画像生成AIのHolaraさん、今回は「本気でいかせてもらう・・・」という感じです(苦笑)。中年男性キャラやフォリオムのような老人キャラを生成する場合と比べてみると、同じようにプロンプトで指示しても、メルカのような美少女キャラの場合には完成度が違います。Holaraさんの設計思想によりよく適合している(!?)というのか、おそらく、この種のイラストが十八番なのでしょうか。
 
メルカの2枚目の画像では、本編の第3話「覚醒、そのとき」から引用した彼女の台詞が出てきます。
 
 
セラス女神が「とても悲しそうな顔をしている」というのが、胸に響くところですね。
 
そして3枚目は、ルキアンが、飛空艦クレドールと共に旅立つかどうか、ネレイのギルド本部で葛藤を繰り返していたあたりの内容からです。
 
 
一緒におうちへ帰ってろ!とルキアンに説教小一時間したい気分になりそうです。アルフェリオンの影の背後にアルファ・アポリオンの姿があるのも、なんとも画像の悲痛さを高めている部分です。メルカは魔道士の名門であるラシィエン家の血を色濃く引いているため、おそらく先読みの力というのか、アルフェリオンが非常に危険なアルマ・ヴィオだということも漠然と洞察したうえで、言っていってるのでしょうね。
 
迷った挙句、ルキアンはメルカを置き去りにしようとしたのです。いや、彼としては、置き去りに、したのですよね。正直、あそこで、身もふたもない言い方をするとシャリオさんに押されて(苦笑)メルカを放置したというのは、それでいいのか主人公というところではあります。ほんとに、優柔不断なヤツですから。
でもメルカも、クレドールに密航してまで(!)ルキアンにくっついてきます。それで結果的には置き去りにならなったのですが。どんだけルキアンのことが好きなんだという・・・。
 
最後に、先ほどのメルカの画像の悲惨な顔つきに心が痛んだので、違う雰囲気の画像を特別に(?)アップです。
 
 
本当は・・・・・・状況的にみると、この物語が始まって以来、ルキアンはまず何よりもメルカを守るべき立場にあったような気がしますし(師とその家族が一家離散して、家も破壊されて、師の娘であるメルカと内弟子のルキアンだけが残された)、メルカ本人もそれを強く望んでいます。ルキアンが、もう、ただメルカのことだけを、すべてをかけて守って戦い続けたとしても、この手の物語としては別におかしくはないです。ただ、それだと、全然違う話になってましたね。
 
なんだかいまひとつ収拾のつかない流れになって参りましたが(笑)、ともあれ今年度のGWも終わり、また明朝から日常業務に復帰というところです。読者様方にとっても、この連休が良い気分転換や息抜きになりましたでしょうか。
 
いつも鏡海亭にお越しいただき、応援をいただきありがとうございます。今後とも『アルフェリオン』ともども鏡海亭をよろしくお願いいたします。
 
ではまた。
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ルキアンとリューヌ(+ 付録のエピグラフ集)

連載小説『アルフェリオン』、この間、御子とパラディーヴァのペアのスライドを公開してきております。グレイル&フラメア(=炎)、イアラ&アムニス(=水)ときて、今回はルキアンとリューヌです(=闇)。

改めて二人の会話を読み直してみると、作者の私自身が言うのもなんですが、胸が締め付けられるような思いになります。ルキアンが本当に孤独だったこと。冷酷で冷淡な(苦笑)リューヌが、気づいてくれないルキアンを、けなげにもずっとずっと見守っていたこと。そして彼女は、自身の存在にかえてもルキアンを救おうと・・・。

パラディーヴァも個性が色々です。アムニスのような男前かつ尽くすタイプ(笑)とペアになったら、大当たり(?)と思うかもしれません。フラメアも良い子でかわいいところがありますが、同時に乱暴かつ横暴で、振り回され過ぎてちょっと大変でしょうか。

あまり言葉は良くないかもしれませんが、御子とパラディーヴァとの組み合わせにも「ガチャ」みたいなところがあります。ルキアンの場合、最初は、「何なんだ、この顔色と目つきの悪い、幽霊みたいなストーカーみたいな女は!?」(=リューヌ)と怖がったかもしれません。「炎」とか「水」とかではなくて、「闇」なんて引いちゃったよ(苦笑)。ガチャ失敗という第一印象でしょうか?

実際、初めてリューヌが姿を見せた時には、ルキアンは「あの黒い服の女の人だろ」とか「僕に何をさせようというんだ」といったふうに、不信感を強く浮かべていました。しかし、互いに言葉を交わしていくうちに、「君がいないと、僕は・・・」などという、もう離れることのできない間柄になっていました。

今後、リューヌとルキアンはどうなるのでしょうか。
そういえば、同じく御子のアマリアさん、頑張ってリューヌを何とかしてくれそうなことを以前に言っていましたが・・・。彼女がいうと本当に聞こえます。紅の魔女、信頼性が半端ではありません。
もし今の状況からルキアンとリューヌが再会できたとしたら、もう、特別な絆の力(!)なんかが芽生えそうですね。魂を共有していそうです。

それにしても、ルキアンの立場からすると、自身が一方通行的に恋焦がれていたヒロインのカセリナによって、よく考えたら一番大切な人だったというリューヌをあんなふうにされたということで、何とも皮肉な結果です。カセリナが「ヒロイン」ではなくて、気が付けば「敵役」になっていますね(かわって、ヒロインの地位はシャリオさんがおいしくいただきました(苦笑)なんていう冗談みたいな事態に本当になりそうな感も)。

他方のカセリナからすると、単なる逆恨みだと、迷惑だと言いたいところでしょうが、しかしカセリナの方も、家族のような大事な重臣(=パリス)の命をルキアンに奪われています。憎んでいます。
救いがなさすぎる二人ですね・・・。最初のあの出会いは何だったのでしょう。今では、まるで憎しみ合うためだけに出会ってしまった二人。これも、《時の司》たちのいう「予め歪められた生」の呪いなのでしょうか。

 ◇

今回は、もうひとつ違った話題があります。
実は、この間、『アルフェリオン』各話のエピグラフを集めた「エピグラフ集」のスライドを作っています。各話のタイトルの下に書いてある、あれですね。以下、掲載します。

いかがだったでしょうか。
小説『アルフェリオン』の世界観が凝縮されているような部分もある、エピグラフ集でした。残りも、順次に掲載していきます。

いつも鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございます。
応援、感謝しております。
今年のGWも残り少なくなって参りましたが、よいひとときをお過ごしください。

ではまた。

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御子とパラディーヴァ、集合!

三連休 + 土日 の2023年GWも、中日を迎えております。いかがお過ごしでしょうか。連載小説『アルフェリオン』、御子とパラディーヴァの揃い踏みのPR画像をついに公開です!

素材としてはすでに紹介済みのものばかり使っていますが、こうして一枚にまとめてみると、なんだか燃えてきます(笑)。

ちなみに、Holaraさんの生成してくれる素材を組み合わせ、テキストと一緒に編集・レイアウトして一枚のスライド(画像)に落とし込む際には、いつもPowerPointを使っています。Holaraさんにパワポがあれば鬼に金棒、いや、御子にパラディーヴァ(!)ですね。

それにしても、あの5人の御子が主役・・・結構、個性的なメンバーです。今は、まだ各地に散らばっており、キャラによっては自身の御子としての使命すら受け入れていません。早く集まってほしいものです。

これまでの居場所や立場からすると、少なくともルキアンとカリオスはすぐにでも共闘できたはずなのですが、お互いが御子であること、知っているのでしょうか。直接に会ったら分かりそうですが。どちらもパラディーヴァを伴っているので。ただ、彼らがネレイのギルド本部で初めて会ったときには、まだリューヌは正体不明の「黒衣の女」という扱いだったので、パラディーヴァとして前面に出てこれなかったのでしょう。テュフォンも、カリオスの側にいない方が多いですし、あのときも居なかったのかも(笑)。

地理的にみると、ルキアンとカリオスはオーリウム王国にいて、アマリアがいるのは、オーリウムとレマール海を挟んだ反対側という描写が以前に本編に出てきました。そう、タロス共和国ですね。アマリアの名と姓の間に「ラ」という、旧タロス王国の貴族階級を表す言葉が入っているので、それで気づいた方もおられるかもしれません。


(レマール海を一望。アマリアの庭園からの眺めは抜群なのぢゃ)。

ちなみに、タロス共和国はイリュシオーネの世界で有数の大国でありながら、帝国軍にも連合軍にも属していません。もし周辺の中小国を巻き込んだら、タロスは第三勢力になり得ます。また、帝国か連合か、いずれかにタロスが協力した場合、大戦の行方が決定的に変化するかもしれませんね。
ただ、いかに大国といえども、国内的な事情で、共和国としては変に動けないのです。もし戦争に巻き込まれて情勢が不安定になると、それこそ革命政府を倒して旧王国を復活させようとする人々(王党派?)が反乱をねらっているので・・・。

話を戻して、グレイルはガノリス王国にいます。ガノリスの軍に加わって帝国軍と戦っていましたね。ガノリスはオーリウムと陸続きの隣国です。しかし両国は、帝国の侵攻以前には険悪な関係だったので、国境にはオーリウムが要塞線「レンゲイルの壁」を設けています。しかも皮肉なことに、ここが反乱軍の本拠(!)なんですよね。グレイルとルキアンが会うためには、この要塞線が何とかならないと・・・。

グレイルは、ガノリス最強の機装騎士ロスクルスが率いるエリート部隊(今はレジスタンス)と合流しており、彼らとともに、御子にとっては強力な影の支援組織である「鍵の守人」に匿われています。現状では、御子のうちグレイルのルートが最も進展していますね(笑)。

(アタシら優秀!?)(見た目、一番 落第生っぽいけどな)

後はイアラです。彼女は、どこの人なんでしょう。姓からみて貴族ではないため、そこから国籍を把握することはできません。なお、貴族ではないにせよ、かなり裕福な家庭にいるようでした。豪商か何かの娘でしょうか。
この手のパーティー(?)の中で、「水」の役割のキャラって、防御とか回復とか(あるいはゲーム的にいえばバフ・デバフも)、重要な役目を果たすことが多いんですよね。イアラとアムニスが来てくれないと困ります。


(御子なんてヤダもん!)

などと言っておりますが・・・。
アムニスに水でもかぶせてもらって、考え直してください。

今回は、御子とパラディーヴァの話のはずが、物語の地理や情勢の話中心になってしまいました(笑)。

きりがよいところで、今日はこのへんで。
お休み中も鏡海亭にお越しくださり、ありがとうございました。
いつも応援いただき感謝です!!

ではまた。

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「予め歪められた生」に抗う御子たち

連載小説『アルフェリオン』、このGWは実質的に「御子とパラディーヴァ」発信強化週間(?)になりそうです。

これまで画像のなかった御子、イアラとグレイルについて、今回で画像が《導着》されました。毎度毎度、生成AIのHolaraさんのおかげです。

まずはイアラから。マスター(=御子)である彼女と、彼女のパラディーヴァであるアムニスをペアにして、これまでの二人の印象的な台詞と一緒に1枚のスライドにまとめました。

いや、イアラが・・・いい感じすぎる(笑)。
こんな子だったのですね。方向性としては概ね想定通りですが、ここまで可愛いとは、さすがに。Holaraさんが過剰に盛ってきましたね。敢えて、それを採用しました。

これまで小説本編の中で、イアラの顔つきは表現されていませんでした。分からないよう、わざと黒いヴェールを被っているので。今回の画像でも片目が隠れていますね。そういえばリューヌの片目もフードと前髪で隠れていますが、あれは単にファッションというのか、そういう髪型だからにすぎません。

イアラの場合は、顔の片側を他人に見せたくないからなのです。その理由は、まだ内緒です。例の「予め歪められた生」の呪いとおそらく関係しているのでしょうか。こんなかわいい子が、引きこもらざるを得ず、この世界を憎んでひねくれているのは・・・おそらく、その点とかかわっているのかも。

アムニスとイアラのやり取り、こうして振り返ってみると、アムニスがやたらに熱いです。彼もなかなかの「隠れ熱血」ですね。この作品、特に男性キャラに、やたらと隠れ熱血のキャラが多いんです。カリオスとか、レーイとか、クレヴィスとか。そういえばルキアンも、隠れ熱血と言えなくもありません。まぁ、彼の場合は、引っ込み思案でウジウジしているのが基本なのに、それでいて、いったん決意して動き始めたら、やたらに大胆だったり熱かったりするんですよね。

 ◇

続いては、グレイルとフラメアです。

グレイルも今回、初画像化です。見た目は、悪くはないのですが・・・いまいち締まりがないというのか、なんだかGWで息抜きしているパパみたいですね(笑)。三十代くらいで、わりと年齢高めなんです。下積みの長い人ですから。
無精っぽい半端なあごひげが良い感じです。同様にして口ひげまで生やしてしまうと、私の中のイメージとはちょっと違うんですよね。髪の毛も、ほどよく、散らかってます。
グレイルは、わりとだらっとした、お気楽なキャラですから。かといって、だらけすぎてはいない人です。そのあたりのバランスをうまく表現できるよう、呪文(プロンプト)をとっかえひっかえしつつ、調整して、Holaraさんに《導着》させました。さすが、ほららさんは予想を超えてきますね。

グレイルとフラメア、素敵なペアです。彼らの会話は、その部分だけ別の作品ではないかと思うくらい軽妙だったり(時々、単に軽かったり)、深刻さゼロだったりします。でも、こうして真面目な台詞もちゃんと口にしています。

グレイルは、幼い頃には「妖精」(フラメアのこと)が見えていて、学校時代には魔法の天才として将来を期待されていたのに、都の王立魔道学院みたいな機関(ありがちだ)に推薦されるための実技試験中にまさかの失敗をし、それ以来、うだつの上がらない転落した人生を送っていました。「妖精」の姿も、もはや見えなくなってしまいました。それでも魔法を使えてアルマ・ヴィオも扱えるため、おそらくガノリスのエクターギルドで冒険者や傭兵として活動していた模様です。

そんなグレイルが死に直面した場面で、ついに再び「妖精」が、いや、フラメアが姿を見せ、彼を一喝します。アンタの間違いを教えてあげる、よく聞け、それでも変わらなかったらここで本当に死んだらいい、という乱暴なフラメアでした。が、そんな彼女の語り始めた言葉は、グレイルを魂の底から揺さぶったのでした・・・。
詳しくは本編で。

 ◇

これで御子とパラディーヴァの画像が、基本的にすべて揃いました。『アルフェリオン』という作品の世界を伝えるうえで必須の素材が、ようやく手に入りましたね。
Holaraさんに感謝。AIに感謝の気持ちは伝わらないのが、残念ではあります。

それでは、よいGWをお過ごしください。
いつも鏡海亭をご訪問いただき、応援くださいますこと、ありがとうございます。ブログの内容、読者様の方でも楽しんでいただけていますか。
(なんせブランクが長かったため、小説本編の方はなかなか再開できていませんが、気長にお待ちください)

ではまた。

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集え、エインザールのパラディーヴァたちよ!

昨日に続きまして、連載小説『アルフェリオン』のパラディーヴァ特集です! 

パラディーヴァ集合画像、ついにアップとなりました。連休中にもかかわらず、鏡海亭お抱えの敏腕絵師、もとい、画像生成AIのHolaraさん(!)が休みも取らずに依頼を引き受けてくれるおかげで、6体のパラディーヴァの絵が今回ですべて完成しました。

前回には炎、風、闇のパラディーヴァを紹介しまして、今回は、水、地です。問題の「光」についても、画像のみアップします。

まず、その「光」に関し、冒頭の揃い踏み画像の中に、しれっと出てきているではないですか(笑)。

これについては何も言いません。なお、光のパラディーヴァは外見的にはリューヌと瓜二つの姉妹のような見た目であるということなので、なるべくそうなるようにHolaraさんと《導着》を試みたのですが、おかげで、「光」を司るものにしては、どこか陰鬱な側面をもつ表情になってしまったようにも思います。
なお、光のパラディーヴァの名前は、まだ小説本編でも出てきていません。

 ◇

続いては《水》のパラディーヴァのアムニス。

おぉ、これは何とも男前な・・・。文字通り「水もしたたる、いい男」(笑)ですね。彼のマスターはイアラです。アムニスは、何というか、いわゆる「乙女ゲー」に出てきそう?なキャラかもしれません。クールな言動だが内心は熱くて、超イケメンの精霊のような存在(笑!)。「君を守ることが、俺の存在理由だ・・・」とか、言ってますね。

マスターのイアラは、通称「引きこもりお嬢」と呼ばれているとか、いないとか。今はまだ運命と戦うどころか、部屋から出る気すらないようです。マスターとしても、カリオスとアマリアは優秀ですし、グレイルもやる気(だけ?)は一人前ですが、イアラはルキアンと並んで御子の中のダメっ子二人組ですね。それでもいつか、御子たちがピンチの時に、これまで引きこもっていたイアラが「私も戦う!」と駆けつけてきたら、激熱ですよね!

イアラって、御子の中でもおそらく忘れられがちで・・・「御子のあと一人、誰かいたような気がするけど、誰だったっけ? あ、あぁ、そういや、ドラクエの呪文みたいな名前の女の子がいたな。イオラ?(笑) いや、違う。何だったっけ?」という方もおられたかもしれません。すいません。アムニスに水責めにされてきます(陳謝)。

 ◇

続いては、《地》のパラディーヴァのフォリオム。

いやぁ、Holaraさんは、美少女や美形青年を描くのは得意なのですが、カッコいいお爺ちゃんを描くのは、なかなか苦手で・・・フォリオムを《導着》するまでには、「呪文」(プロンプト)の試行錯誤や、偶然に賭けたガチャ引きの繰り返し(苦笑)がかなり必要でした。正直、これまでで一番てこずりました。


フォリオムのマスターは、言わずと知れた《大地》の御子のアマリアです。彼女は「地」の御子ではなく「大地」の御子と呼ばれます。パラディーヴァのフォリオムは「大地」ではなく「地」のそれと呼ばれているのに対し、敢えてアマリアは「大地」と呼ばれている点、アマリアがそれだけすごい(?)ということなのでしょうか。

作中において、あの芝居がかった、思わせぶりな内容がいっぱいのアマリアとフォリオムの会話シーン、定番になりつつありますが、好きな方は好きだと思います。とりわけ、アマリアがルキアンの戦いを遠くから水晶玉で覗いているシーンがよく出てきますので、「実況のお姉さん」(=アマリア)と「解説のおじいさん」(=フォリオム)と呼ばれているペアですね(笑)。

ちなみに、これは舞台裏情報的な話なのですが、実はアマリアのアルマ・ヴィオであるノヴィム・アーキリオンというのは、系統的にみて、アルフェリオンの「量産型」のようなタイプなんです。勿論、旧世界で創られたものです。アルフェリオンから超高性能だが制御困難な部分や不安定要素を取り除くとともに、汎用性を高めた機体です。旧世界の最末期(いや、滅亡寸前)に登場した機体であり(それゆえ量産型と言いつつも、おそらく量産自体は旧世界の終焉に間に合わなかった)、数あるアルマ・ヴィオの中でも、基本スペックに関する限りは屈指の性能だといっても過言ではありません。そういう機体にアマリアが乗っているのも面白いところです。カリオスと同じく、チート(!?)だと言われそうですね。

できれば、パラディーヴァとマスター(御子)の組み合わせの画像も今後はアップしたいものです。あと、御子のうち、まだ画像がないのはイアラとグレイルです(光の御子は誰だか分からないので別として)。Holaraさんにお願いして、できるだけ早く、この世に《導着》させたいものです。

親愛なる読者様方、いつも鏡海亭をご訪問いただき、ご声援を賜り、ありがとうございます。GWも真っただ中、いかがお過ごしでしょうか。
それでは、今日はこのへんで。

ではまた。

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御子に仕える者たち

連載小説『アルフェリオン』、ルキアンをはじめとする御子たちのパートナーとして、忘れてはならない存在・・・それがパラディーヴァです。

おぉ、この画像、なんだかファンタジーっぽいじゃないですか!(笑)
パラディーヴァの中から、フラメアとテュフォンです。

パラディーヴァは、おそらく人工精霊のような存在で(まだ詳細は謎)、それぞれのマスターである御子の側に仕えるとともに、アルマ・ヴィオでの戦闘になった場合には、アルマ・ヴィオと融合して機体の能力を爆発的に高める役割を果たします。一家に一人!(笑)のなんでも屋さんです。いや、そんなかわいいものではないですが・・・。

ちなみに「ディーヴァ」は女性ですので、男性のパラディーヴァ(?)は、たとえばパラディーヴスとか、男性形の違う呼び名で本当は呼ばれるべきかもしれません。しかし面倒なので、便宜上、性別に関係なくディーヴァとしています。おそらく、元々は女性型の存在として作られていたのでしょう。もっとも、外見の性別・年齢はパラディーヴァにとってはかりそめのものにすぎず、包装紙みたいなものですから(笑)、性別の設定というのは単に気分の問題ですね。
まぁ、まじめに答える時には、パラディーヴァというのは、この場合は女性形ではなく男女同形である複数形だ!(笑)とでも言っておきましょうか。

さて、主人公ルキアンをマスターとするパラディーヴァは、もちろんリューヌです。

ルキアンは《闇》の御子なので、リューヌの属性も《闇》です。

他のマスターとパラディーヴァたちも、すでに作品の中で登場していますね。《風》のテュフォン。男の子です。彼のマスターは、《風》の御子カリオス。ギルドのあのカリオス・ティエントさんのことですね。

カリオスとテュフォンの出会いのシーンは、なかなか印象深いものがありました。テュフォンは、他のパラディーヴァとは違って、カリオスのそばにほとんどおらず、独自に何か動いているようです。気まぐれな「風」のイメージにぴったりというところでしょうか。
カリオスは、自分一人だけでもギルドの「三強」の一角をなすほど強いので、これでパラディーヴァと一緒になったらどれだけ無双なんでしょうか。いや、カリオスの本領は逆同調(バーサーカー化)なのですが、これまでの戦いではそれすら使ってないですもんね。チートですね(笑)。別世界から転生してきたのか?(違います)

フラメアは《炎》をつかさどるパラディーヴァ、マスターはグレイルです。

フラメアは文字通り燃え盛る炎のように乱暴(笑)ですが、根はとってもいい子で、マスターのグレイルとは夫婦漫才みたいな感じで話が進んでますね。明るいノリで楽しめるペアです。
ちなみにグレイルは、主にガノリス方面での主役の立場を演じることになります。ガノリスでレジスタンスをするデツァクロンの機装騎士(侍?)たちとか、謎の組織「鍵の守人」とか、そして、いわゆる「ウザキャラ」(笑)として評判のライ・ド・ランツェローをはじめとする、帝国の別動隊・陸上戦艦アプゾルスの面々とか、この方面もとっても面白そうです。

そして今回まだ画像をあげていないところでは、《地》のパラディーヴァのフォリオム(マスターは《大地》の御子、例のアマリアさん)。そして《水》のパラディーヴァのアムニス(マスターはイアラ)。
アムニスとフォリオムの画像については、現在、Holaraさんと《導着》に励んでおります。フォリオムが難しいんですよね・・・。

ここでパラディーヴァに関して、ひとつの謎です。以上のように、火(炎)、水、風、土(地)という自然の四大元素のパラディーヴァがいて、それから「闇」のパラディーヴァがいれば、なぜ「光」がいないのかという疑問がわいてくるかもしれません。

いや、光のパラディーヴァは、本編で登場自体は済んでいますよね。かつて前新陽暦の時代に、当時の光の御子アレウスと白の巫女スプリュトのレアと共に、光のパラディーヴァが、レマリア帝国の要人に化けて(?)いた「時の司」と対決していた回想シーンがありました。あのときです。
しかし今では、光のパラディーヴァは、人間を嫌っている様子です。何があったのでしょうか。御子たちを裏切った?(見捨てた?)ような感じさえありますね。

パラディーヴァは、マスターとなる当代の御子がこの世に生まれていないと目覚めません。ということは、光の御子はすでにイリュシオーネの世界に生まれているのです。普通は光の御子がマスターのリーダーというか、主人公だろ!(笑)という声が聞こえてきそうですが・・・御子の長は、フォリオムやアマリアが言うように、闇のルキアン(!)ですからね。なおかつ主人公ですし。

光の御子の件は秘密です。ネタバレ厳禁(って、いつもは作者自身がここでネタバレしまくっていますが。この件は本当に内緒)。

ではでは、今日はこのへんで。
いつも鏡海亭をご覧いただきありがとうございます。
ご声援にも大変感謝しております!
皆様にとって今年のGWがよいものでありますように。

ではまた。

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私たちが、護る

連載小説『アルフェリオン』の作品イメージ画像、新版ができました!

ルキアン、今回は涙を流しています。

冒頭の画像は、ルキアンとかかわりが深い女性キャラを総動員(?)したものとなっています。左側から、アマリア、メイ(=メイオーリア)、シェフィーア、そしてルキアンを挟んで、彼の上がリューヌ、彼の右隣がシャリオ、最後に右端・上がルチアで同・下がエルヴィン。

他の登場人物に先んじて、主人公の左右を固めるのがシェフィーアさんとシャリオさん、背後に寄り添っているのがリューヌ(彼女がやると背後霊のようですが)というところが何とも面白いです。ルキアンへの影響という意味では、やはり、この人たちということになりますか。今回は、この三人について書きたいと思います。

まずは、作品本編中だけでなく、本ブログの記事でも(お供のレイシアとセットで)やたらに目立っているシェフィーアさんです。これまでの物語の流れをみていると、今後、ルキアンの「師匠」的な立ち位置を確立しそうな人かもしれません。そうなると、ルキアンにレイシアも絡んでくることになるので、また色々と期待できますね。


(はい。何ですか?)

もしシェフィーアがいなかったら、ルキアンはミト―ニアでのパリスとの戦いで間違いなく命を落としていたでしょうし、たとえ奇跡的に助かっていたとしても、彼がずっと背負ってきた根深い自己否定と向き合えず、最後までダメっ子のままで終わっていたでしょう。アルフェリオンのモード・チェンジを使いこなせるようになったのも、御子の力の発動をつかさどる《ダアスの目》がルキアンの中で目覚めたのも、そして幼いころからずっとそばでリューヌが見守ってくれていたことをルキアンが自覚し、パラディーヴァの力を本格的に引き出せるようになったのも、みんなみんな(!)シェフィーアさんのおかげですね。

ただし、シェフィーアの影響は大きいにせよ、あくまで彼女とルキアンとの突然・偶然の出会いの中、限られた時間の中で起こったことであるのに対し(本作の考え方でいうと、御子にかかわる偶然というものは、「対なる力」の影響で必然的に生じているという見方もできるにせよ)、ルキアンが故郷コルダーユを旅立って以来、彼を側で支え続けてきたのはシャリオさんです。

先ほどの画像では、目をウルウルさせて、シャリオさん、何をヒロインみたいなことしてるんですか!(笑)

あ、シャリオさん泣かした! ルキアンが心配ばかりさせるからか?(苦笑)

おすましシャリオさんと笑顔のシャリオさん(笑)。

シャリオがいなかったら、ルキアンは、飛空艦クレドールの一員となって旅をしていなかったですし、そもそもアルフェリオンに乗り続けることもなかったでしょう。これでは物語がそこで終わってしまう・・・。あるいは、シャリオさんに後押しされていなかったら、ルキアンがパラミシオンでアルマ・マキーナに勝つこともできなかったので、クレドールごと主要キャラ全員がアルマ・マキーナに全滅させられていましたね。

ちなみに以前も書いたことのある、舞台裏のお話です。カセリナとの戦いにてテュラヌス・モードのアルフェリオンが逆同調(暴走)した場面がありました。あそこで、ボツになった元々のストーリー案によれば、暴走したアルフェリオンの攻撃に巻き込まれてクレドールが不時着し(本編ではそういう展開にはなっていない)、そこに迫りくるアルフェリオンの前にシャリオさんが生身で立ちはだかって、命がけでルキアンに呼び掛けて暴走が止まるという設定だったのですね。この展開の方が劇的だったかもしれません。ただ、これだと、早くもシャリオさんがヒロインに確定!(笑)なのでボツになったんです。

 ◇

リューヌについては、もう説明するまでもありません。ルキアンのパートナー、守護者、これまで唯一そばにいてくれた人、ですね。ただ、彼女は人間ではなく、他の作品にありそうな設定でいうと、たとえばパイロットを助けるサポートアンドロイド(?)とか、魔法少女と共に行動する精霊とかマスコットとか(そんなかわいいものではないにせよ)、召喚獣とか守護霊とか、そういう感じの仲間です。

他のキャラ以上に、パラディーヴァとしての本質上、リューヌは何があっても、何を犠牲にしてでもルキアンのことを守り、助けます。マスターであるルキアンのためなら、自分の身はおろか、たとえ誰が何人犠牲になっても、世界が滅んでも、まったく躊躇しません(実際には、それをするとルキアンが悲しむので思いとどまる、という結果にはなるでしょう)。

物語の序盤、ルキアンに「気づいて」もらうまでのリューヌの行動が、いま思うとちょっとせつないです。客観的には、ただの不気味な呼び声、謎の黒衣の女のイメージ、として受け止められていたのかもしれませんが。
コルダーユ編にはじまり、パラミシオン編やミト―ニア編を経て、心の中で語り合うことを繰り返し、二人の絆が深まっていきました。・・・と書くと、恋人みたいですが(笑)。いや、恋人というより、ルキアンに対するリューヌの絶対的な愛情からすると、「お母さん」(?)みたいな存在ですね。いや、なんというのか、リューヌはルキアンにとって、どこか恋人的なものでもあり、母親(や姉?)のようなものでもあり、そのうえ、よく考えると鏡の中の自分自身でもあるような、そんな不思議な存在です。

今回のイメージ画像では、リューヌの表情を変化させました。これには私自身も少しだけ手を入れ、そのうえでHolaraさんに画像を渡してそこから《導着》しました。
リューヌさんの顔、怒ってますね。パラディーヴァにも決して感情がないわけではない、という描写が過去にもありました(いや、同じパラディーヴァでも、フラメアは感情のかたまりみたいですが)。例の「時の司」が物語にからんでくると、おそらくリューヌがそういう表情になるかもしれません。

下記はボツ画像。本当に背後霊か? 怖い!!

でも、Holaraさんがプロンプトを素直に解釈すると、本当はこれが正解? 作中では、リューヌが姿をみせたとき本気で怖がられていましたので、実際にはむしろこの画像に近い外見なのかもしれません。

なお、小説本編では、リューヌがあんなことになってしまいましたが・・・この後はどうなるのでしょう。ルキアンが御子としての力に目覚め始めたとはいえ、そこまでに彼女の果たしてきた役割を考えると、とても気がかりです。まだこれから、もっともっとあなたの支えが必要なのに。
また、リューヌがいない中、自分のしたことを考えるとクレドールから去らざるを得ず、一人ぼっちになってしまったルキアンは、どうなってしまうのでしょう。

まぁ、主人公が仲間のところを離れて(往々にして砂漠とか)をしばらく放浪するような展開が、他の作品でも時々ありますよね。主人公の成長の機会として。第49話「ルキアン、失踪」以降の流れです。
ただ、この先、ルキアンがどこに流れ着くのかを示唆するような表現が、実は第50話以降のワールトーア編の中ですでに出てきているのです。失われたワールトーア村って、地理的にどのような位置にあったでしょうか。

関連して、ルキアンがクレドールから去ったとき、他に行くところって・・・。もちろん実家にはもはや帰れないし(帰りたくもないでしょうが)、これまでコルダーユで住んでいたカルバ先生の研究所も破壊され今では一家離散ですし。行くあては、どこにもなかったでしょうか? いや、そうでもないということを、物語の中で誰かが以前に告げていましたね。あの人なら、迎え入れてくれる・・・。って、ずるいなぁ、あの人は!(笑)

今回は以上の三名について語ってみました。イメージ画像に出てくる残りのキャラ、アマリア、メイ、エルヴィン、ルチアについてはまたいずれ。いや、メイやルチアについては時々言及していますので、他の二人、特に、重要キャラであるわりには本編以外で取り上げられることの少ないエルヴィンに関し、いずれ光を当てる必要があるかもです。なんせ、謎の電波系美少女ですから(笑)。

いつもご訪問・ご声援をいただき、ありがとうございます。アルフェリオンの世界を皆様と少しでも共有できれば、励みになります。

ではまた。

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