鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

精神の迷宮世界の最奥で彼が見たもの

現在、第52話を迎えている、本ブログの連載小説『アルフェリオン』です。まだまだ先は長いのですが、これまでのストーリーで最大の山場であったのは、やはり第46・47話の「深淵」前後編かと思います。そこで今回、画像生成AI Holaraさんの力を借りて、その第46・47話のPR画像を用意してみました。

まず1枚目は、主人公ルキアンが闇の御子の力に目覚めた場面から。

ナッソス城を護る旧世界の超兵器「盾なるソルミナ」、その力は「人の子には決して抗うことができない」と言われており(裏を返せばルキアンが「人の子」ではないことを暗示しているという見方もある)、対象者のトラウマや弱点につけこみ、完璧な幻で支配し、その心を二度と目覚めることのできない精神の牢獄に封じてしまうという恐るべきものです。

「盾なるソルミナ」が、ルキアンの心を完全に壊すために作り上げた幻・・・。迷宮状の心象世界の深奥の深奥、ルキアンの過去の秘められた記憶から生み出されたであろう、どす黒い闇の底です。しかし、このことが、ルキアンの怒りを沸騰させ、御子の力を覚醒させるという結果を招いたのでした。

鬱回想の果てにルキアンが超覚醒する展開は、これまでにも何度かありました。ただし第47話においては、現実世界ではなくソルミナの作り出した幻の世界の中という特殊な条件下ではあれ、ルキアンが闇の御子の力を初めて完全に発動させました。端的にいえば、《紋章》の力と《支配結界》を使っているということになります。

闇の支配結界のもつ《想像・創造》の力によって、ルキアンの怒りが具現化されて荒れ狂う、大蛇のごとき黒い鋼のいばら。Holaraさん、見事に形にしてくれました。正直、これの画像化は無理かと思ったのですが・・・。AI恐るべしです。

 ◇

2枚目は【要注意】です。

かなり気味の悪い、見る人によっては胸が悪くなるような画像になりました。夢に出そうなレベルです。子供が見たら一人で夜にトイレに行けなくなりそうなレベル(大げさ?)かもしれません。

たとえば流血の場面は一切含まれていませんが、しかしそれにしても、ここまで不気味なものを生成できるAIの力は・・・と、色んな意味で背筋が冷たくなった感さえあります。

しかし、第47話というのは元々そういう陰惨な話であり、何しろ一人の人間(=ルキアン)の病んだ心の奥の奥を具現化したものですから、仕方がありません。

まず【ボカシあり】版の画像です。

絵がボケ過ぎて何が何だか分かりませんが、雰囲気は伝わるかと思います。

前述のようにルキアンの心を壊そうとした「盾なるソルミナ」が、切り札としてルキアンの幼年時代の記憶から生成した最後の場面・・・助けを求める幼い子供たちの亡霊が、悪夢のような人形の大群と化してルキアンに襲いかかるシーンから、画像化しました。

【念のため】


気持ちの悪い画像はあまり趣味ではないという方は、ここで本日はお帰りください。大変申し訳ございません。これに懲りずに今後とも応援いただけましたら、幸いです。


 ◇ ◇


続いて【ボカシなし】版の画像です。

いや、かなり気持ち悪い絵が多く含まれています。
人形って、何故か、底知れぬ怖さを持っていますね・・・。

 

 

Holaraさんとの画像《導着》のプロセスで、こんな画像素材を何度も生成させてはボツにしてまた生成させてを繰り返している間・・・なんとも言えない気持ちになりました。AIの生成物は、いまの人間世界の裏返し、あるいは鏡の中の写し絵だとも思われますが・・・。ここまでとは。

ただ、『アルフェリオン』というのは、こういうダークな一面も併せ持った小説ではあります。人が自らの中の「闇」と向き合うことをテーマにしている作品ですから、その「闇」の暗さや醜さと直接ふれあうことも、時には避けられないかと思います。

本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただき、応援いただき、ありがとうございました。以上の内容、陰惨な部分も含めてお付き合いくださり、貴重なお時間をいただきましたこと、言葉には置き換え難い部分もあるのですが、まずもって、感謝申し上げます。

ではまた。

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