何年か前、当時よく行っていたビュッフェで食中毒騒ぎがあった。
休みの日に電話が鳴る・・・
「もしもし、〇〇さまのお宅でしょうか❓」
「はい、そうですが・・・」
「こちら、〇〇でございます」
「はい・・・」
〇〇❓
何か忘れものでもしたか❓
それとも、セールス❓
「あのぅ~お体の方はいかかがでしょうか❓」
「はい❓」
「どこかお体を悪くされていませんか❓」
今でもうまく表現できないような、超がつくほどの尊敬語で話をされた。
しかし、何を聞かれているのかサッパリわからない。
イタズラ電話ではなかろうかと思ったほどだ。
「〇〇さまは〇月〇日に当方でお食事をされていますね❓」
「はい、はい」
「え~そのなかでどのようなものをお召し上がりになりましたか❓」
「えぇ~と・・・全部です❢」
確かに全部だ。
ワタクシは、いや、伴侶を含め、ワタクシたちは、並んでいる料理は全部食べるタチだ。
当日もまちがいなく全部食べている。
食べ残したものなどない❢
「はぁ~全部ですか・・・」
「何かありましたか❓」
「はい、実は・・・当方で食中毒の疑いがありまして・・・」
「え~~~~っ❓」
おどろいた。
早く言ってくれよぉ~
食~中~毒~❢❓
「申しわけありません」
「あ、いや、いや・・・」
「で、お体の方は❓」
それがまったく何のことだか、いたって元気なのであ~る。
伴侶もいつものとおり、元気なのであ~る。
食中毒とは無縁の世界だ。
「えっ❓ だいじょうぶなんですか❓」
「はい、何ともありませんが・・・」
「病院にも行かれていないんですか❓」
「はい❢」
「はぁ~そうなんですか・・・」
おどろかれているのか、あきれられているのか。
しばらく、フシギな間が空いた。
「あのぉ~お詫びと言っては何ですが、粗品の方を用意いたしました」
「粗品❓」
「受け取っていただけませんでしょうか❓」
粗品って、何❓
もらうイワレがないんだけど・・・
やんわりとことわった。
「まぁ、そうおっしゃらずに」
「二人とも元気なんで、だいじょうぶですよ」
「そうですかぁ❓」
「これからもガンバってくださいね❢」
「はい、ありがとうございます❢」
ギャクに元気づけておいた。
ワタクシと伴侶はその後もなんともなかった。
しばらくして食中毒発生を知らせる新聞記事が出て、テレビでも取り上げられた。
大勢の人が体調不良を訴えていたそうだ。
ほんとに何にもなかったんだよ。
でも、それっきり、二度と〇〇には行かなくなった。
ゴメンね・・・
休みの日に電話が鳴る・・・
「もしもし、〇〇さまのお宅でしょうか❓」
「はい、そうですが・・・」
「こちら、〇〇でございます」
「はい・・・」
〇〇❓
何か忘れものでもしたか❓
それとも、セールス❓
「あのぅ~お体の方はいかかがでしょうか❓」
「はい❓」
「どこかお体を悪くされていませんか❓」
今でもうまく表現できないような、超がつくほどの尊敬語で話をされた。
しかし、何を聞かれているのかサッパリわからない。
イタズラ電話ではなかろうかと思ったほどだ。
「〇〇さまは〇月〇日に当方でお食事をされていますね❓」
「はい、はい」
「え~そのなかでどのようなものをお召し上がりになりましたか❓」
「えぇ~と・・・全部です❢」
確かに全部だ。
ワタクシは、いや、伴侶を含め、ワタクシたちは、並んでいる料理は全部食べるタチだ。
当日もまちがいなく全部食べている。
食べ残したものなどない❢
「はぁ~全部ですか・・・」
「何かありましたか❓」
「はい、実は・・・当方で食中毒の疑いがありまして・・・」
「え~~~~っ❓」
おどろいた。
早く言ってくれよぉ~
食~中~毒~❢❓
「申しわけありません」
「あ、いや、いや・・・」
「で、お体の方は❓」
それがまったく何のことだか、いたって元気なのであ~る。
伴侶もいつものとおり、元気なのであ~る。
食中毒とは無縁の世界だ。
「えっ❓ だいじょうぶなんですか❓」
「はい、何ともありませんが・・・」
「病院にも行かれていないんですか❓」
「はい❢」
「はぁ~そうなんですか・・・」
おどろかれているのか、あきれられているのか。
しばらく、フシギな間が空いた。
「あのぉ~お詫びと言っては何ですが、粗品の方を用意いたしました」
「粗品❓」
「受け取っていただけませんでしょうか❓」
粗品って、何❓
もらうイワレがないんだけど・・・
やんわりとことわった。
「まぁ、そうおっしゃらずに」
「二人とも元気なんで、だいじょうぶですよ」
「そうですかぁ❓」
「これからもガンバってくださいね❢」
「はい、ありがとうございます❢」
ギャクに元気づけておいた。
ワタクシと伴侶はその後もなんともなかった。
しばらくして食中毒発生を知らせる新聞記事が出て、テレビでも取り上げられた。
大勢の人が体調不良を訴えていたそうだ。
ほんとに何にもなかったんだよ。
でも、それっきり、二度と〇〇には行かなくなった。
ゴメンね・・・