行政刷新ＰＴ・検証結果報告会

本日１６時から、行政刷新ＰＴ・検証結果報告会が行われた。
８月お盆明けからずっと続けていた「事業仕分け第３弾下準備」
作業チームによる「中間報告」会だ。

私は農林水産省・厚生労働省所管の７つの特別会計の仕分けの
下準備チーム（第３ワーキングチーム）に所属し、閉会中の１ヶ月間
強の結構な時間をヒアリングやら視察やらに割くことになった。
閉会中は地元に極力いたいという思いとのせめぎあいで、
下準備作業に手をあげたことに悔む気持ちも常にあったが、
一方、得るものも多かった。

ひとつは、農林水産省・厚生労働省という事業省が持つ
７つの特別会計について集中的に、関係省庁や有識者から
話が聞けたこと。
もうひとつは、私がこれまで関心を高く持つ
機会がなかった
林業について知るきっかけができたことだ。

個別の事業の無駄を省くことは恒常的にチェックする仕組みを
つくるべきだ。これは理想的には支出を行う組織内で行うべきだ。
そして、こうした無駄に共通性があるならば、その根源である
制度や仕組みを変えるべきだ。これは、たとえば国家公務員制度
改革など大きな国の仕組みを変える話だが、必ず取り組まなければ
いけない。

そうした無駄使い撲滅とは別次元で、どの分野にどの程度、国の予算を割くべか、
国が投資すべきか、考えた時に、林業は国の投資として
今こそ行うべき対象ではないか。
もちろん、林業に与えられた予算を非効率的な使い方、無駄遣いに
浪費することは許されないが、無駄の削減と予算の重点化は別の
話だ。

今日の報告を聞いてつくづく思うことは、民主党政権で必ず行わなければ
いけないことは、無駄の枝派を切ることだけではなく
制度改革までいかに踏み込むかということ。
事業仕分けが大きな第一歩になることを期待したい。