こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

小松崎邦雄展(サトエ記念21世紀美術館)

2011年12月21日 23時03分50秒 | Weblog
先週17日(土)、加須での国政報告会の後、
加須市内にあるサトエ記念21世紀美術館に立ち寄った。
故人の小松崎邦雄画伯展を年末まで開催しているとの
ご連絡をタイミングよくご子息から頂いたので
さっそく訪れることにしたのだ。

17時の閉館前に伺ったのだが、館長がていねいに
ひとつひとつの作品について説明して下さったので、
一回りした後はすっかり小松崎邦雄通になった気分。
ありがとうございました。
既に陽が落ちているため敷地内の日本庭園や彫刻は
見ることはできなかったので、次回は日中に伺いたい。

小松崎邦雄氏は浦和高校卒業後後、芸大にて油絵を専攻する。
学生の頃のデッサンを見ても、高い技術が感じられる。
初期の頃はピカソなどのキュビズムの影響を受けた試行的な
作品も見受けられる。所帯を持ってからは浦和の別所沼に
住んでいたことがあり、今の別所沼からは想像しがたいが
当時近隣で乳搾り用に牛が飼われていたらしく、牛を描いた
作品も多く残されていて、そこには小松崎一家も描かれている。
その後、渡欧してからは西欧人形を描くようになる。
後期には、舞妓の絵をしきりに描くようになり、キャンバスの
片隅に小松崎氏自身も描かれていたりする。

帰宅して夫に自慢げにうんちくをたれようと思い、
「小松崎邦雄を知っているか」と訪ねると、しばらくして
NHK趣味講座の油絵入門というかなり黄ばんだ本を
書斎から持ってきた。
昭和60年の出版されたその本は、小松崎邦雄氏が講師を
務めるNHKの油絵講座の書籍版だった。
なぜか夫は小松崎作品をよく記憶しており、私のうんちくの
出番がなくなる気配だったので、別所沼に住んでいたとか
祇園の舞妓しか描かなかったなどなど、館長から教わったばかりの
話を披露して、1日が終わった。

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