相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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昔から協会の腰は重かった

2014-10-12 13:01:58 | 日記
 明治24.12.23『時事新報』の相撲記事━。
幕内力士も十日間出勤
 旧来幕の内力士は、毎年両度の本相撲に於
いて九日間出勤するの例にて、十日目は二段
目力士の位地高くて勝ち越し多き者より、三
役を勤めさせる事なるが、それにては定まれ
る三役の名に反し、相応しからざるのみなら
ず、十日目に幕力士の顔が見えざれば、見物
の数もとみに減じて、第一勧進元の収入上に
大関係もあれば、今度いよいよ幕力士を十日
間出勤せしむる事となしたるよし。

 「三役を勤めさせる…」とは、千秋楽恒例の
「是ゟ三役」を意味している。
 天保年間の本場所興行地が本所「回向院」定着
頃より千秋楽は幕内不出場が慣例化した。
 当記事より18年後漸く幕内力士も楽日出場と
なった━むかしから相撲協会は腰が重いね。
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