優れた商用統計ソフトのお陰で高度な統計データ解析が簡単に出来る様になりました。
MS-DOSの統計ソフトは久しく使っていません。商用統計ソフトは高価ですので色々と試して居るうちに気が付けば多用するソフトは限られて来るようです。
医学分野では母集団正規分布の仮定の下で推定や検定を行うことが多いのですが、最近の統計ソフトは探索的データ解析(J.W.Tukey)を主流にしたものが多いように思えます。
例えば、クロス集計として医学分野では分割表による度数や比率の検定を良く用いますが、ビジュアル統計手法ではモザイク図などが自動的に出力され視覚的に分割表を確認できます。また、2変量のどちらかの変数が連続尺度であればロジスティック回帰分析で確率プロットを図示してくれます。ロジスティック回帰分析は古くから医学分野で多用されていますが説明変数(連続量)によるカテゴリカルデータの確率をロジスティック曲線に当てはめての探索的な検討がいとも簡単に出来るようになりました。
天才開発者に心よりの敬意を込めて!