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この様な、喰うには困らない程度の貧乏が続きましたが、父の作った目の飛び出す「目出度いアベック狸」(今の携帯ストラップの様なもの)が土産で大当たりします。親戚や近所の主婦の内職を頼んでのフル生産でも間に合わないほど売れました。
また、父の一刀彫りも売れる様になり、昔の様な実演販売をやるようになりました。
高度成長期のバブル時代の正月3ヶ日にはダンボール箱にお札を足で踏みつける程の売上がありました。寺の集金はお賽銭で貰います。麻袋一杯の小銭を背に担いで帰って来る父が父の彫る大国さんの様でした。ここで、
一庶民の系譜を書きとどめておこう。
父(ゆきお)の両親は「わじろう」、「はる」。
兄弟妹は年長者から「かんざぶろう」、「はやた」、「ゆきお」、「ちよ」、「さぶろう」、「さわえ」である。
母はれいこと呼ばれていたが(かおる)が本名の両親は「じゅうきち」、「じん」。
母の兄弟妹は年長者から「みつぐ」、「かおる」、「みさお」、「ひろし」、「つね」である。
母方のおばあさん、兄弟妹の名前は全部漢字1文字です。母はこの一文字が大嫌いで「れいこ」と言っていました。