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なた豆の不思議(8)

2004-08-12 16:33:21 | 健康・病気

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最近、なた豆を謳った商品がインターネットで盛んに宣伝されています。
はたして、
なた豆の毒性成分が使い方によって薬になるのでしょうか?
毒もさじ加減って言いますから・・?

アフリカではタチナタマメが女性疾患に、中国では腎虚腰痛、百日咳、副鼻腔炎、しゃくり、嘔吐などに用いられていると記載されています。この様な文献の出典はそのほとんどが「日本古典全集」(重訂本草網啓蒙第4」や「大和本草巻之四」(貝原益軒)などです。

この時代の文献が今まで見向きもされず、検証もされなかったとは思えません・・?
最近のなた豆ブームに首をかしげたくなります。
「カナバリン」については、科学的な論文も数多いのですが、純粋なカナバリンは医学や生物学での実験用試薬として知られています。カナバリンのリンパ球幼若化反応におけるマイトージェンを、さも生体内での免疫活性化反応であるようなコマシャルがありますが、そもそも免疫の指標って何・・??

私は”なた豆のカナバリン”についてこれ以上追及することを止めることにしました。
だって、
なた豆にはもっと素晴らしい成分があったのです。

ナタ豆関連のホームページ
http://kstat.sakura.ne.jp