out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

残雪と新緑の会津駒ケ岳 #2

2018-05-28 22:34:58 | 山登り in 福島県エリア

2018年5月21日(月)
会津駒ケ岳駒の小屋前 夜明け前(4:22)


 朝4時に目が覚めると窓からは強い風がうなる音。 「外に出たくないなぁ。。。」と思ったものの、窓から外を覗くと東の果ては真っ赤に焼けている。 「行くか。」と決め、持ってきた限りの暖かい服装で外に出る。 つば付きの帽子は飛びそうだったので、3ウェイキャップを耳まで被り、ネックウォーマーは頬まで上げて。


三脚を立てるとカメラごと吹き飛ばされそうな風が吹く時も。 けれど常時吹いているわけではなかったので、幸い撮影はできた。


おはようございます。


上空に張った雲のせいか、反対側の山がモルゲンロートになることはなかった。
風は相変わらず強く吹いていたので、とっとと小屋の中に戻ったのが5時前。

三脚や着ていたものをザックに詰め込み、あらかた帰り支度を整え、5時半過ぎに食堂へ。
山頂からの景色は前日に見たし、空は雲が掛かりどんよりしており昨日以上の景色は望めそうにないので、
さっさと朝食を食べ下山し、少し燧裏林道の方にでも行ってみようかと思っていました。

食堂に行くと男性のうちの一人の方が既に朝食の準備を始めていました。
この方、今までに販売されている駒の小屋Tシャツ全色を所有されているという中毒ぶり。w
となると、朝食をしながらのお話も弾みます。
小一時間ほどかけて朝ご飯を食べ、再びザックにバーナーなどしまい、
三橋さん、浅井さんと写真タイムなどしていたら7時過ぎ。
ご挨拶をしてアイゼンを履いていると。。。なんだか青空が出てきた。
予報では9時ごろから晴れる予報でしたが、なんだかよい景色になってきたので、
やっぱりこの日も山頂に行くことに決めました。


前日雲が掛かっていた越後駒ケ岳、中ノ岳がすっきり。 


越後駒ケ岳の手前には重なるように荒沢岳。


更に写真左手の方に平ヶ岳。


写真右から、平ヶ岳、恵鶴山、至仏山、武尊山、燧ケ岳。


山頂少し先から見る大戸沢岳、三岩岳。
大戸沢岳の手前低い所辺りに既に茶色くなった部分が見える。


さて、本当に下山しましょう。

      
小屋の兄さんこと三橋さん、尾瀬ガイドの浅井さん、お世話になりました。
ちなみにこれ、新色Tシャツ~!


9時過ぎに下山し始めると予報通り空はさらに晴れました。


下るにはもったいない程の空でしたが、この時はまだ尾瀬に行こうと思っていたし。。。


根開けだねぇ。


これから登る人。 素敵な天気になって良かったね! がんばれっ!!


陽射しが良くなってきたので、さらに素晴らしい新緑。








水場近くまで続く新緑を何度も見上げ、撮りながらの下山。


アイゼンを外し、しっかりと見えるトレイルを確認するとやっぱりホッとする。


お花を見上げ、


周囲の山々が高く見えるようになったら、この山行も終わりが近いことを感じる。


当たり年と聞いていたタムシバ。 前日は雨でテロンとしていたけれど、
この日は生き生き。 まだ咲いていてくれて良かった。


花の後ろ付け根にペロンと一枚葉がついていない、のがコブシでなくタムシバだそうだ。


「これは何?」と思ったらマンサクの花びらが取れたものっぽい。


ヘリポート跡も緑に染まる。


トレイル上に転がっていたハルゼミ。 そうそうこの日はミョーケンミョーケンよくないていた。
この後飛んで行きましたよ。 そして私の携帯が鳴き始める。 なに?


とうとうここまで来ました。(12:45) 下界への架け橋。w
下りないと翌日から仕事ですから、と現実に引き戻される。
でも、これは清々しい引き戻され方。 


車に戻ると電話の主が待っていてくれました。
モモクリさん、隣の登山口から楽しんできたそうだ。
来春こそ三岩に行きたいね。


モモクリさんと別れた後、楽しみにしていた裁ち蕎麦をいただきに行きました~!
また、「まる家」さん。
はっとうも食べたくて来たのだけど、この日は2枚お持ち帰り。
そして「燧の湯」へ。
そうです。 もう満足してしまったし、もうひと歩きには時間も中途半端だし、で長風呂に決めました。
帰りに井桁豆腐さんにも寄りたいしね。


 最初の計画通りにはいきませんでしたが「やっぱり会津駒いいよなぁ~。」という再確認と来年への目標を胸にこの景色を後にしました。 「桧枝岐村、やっぱり遠いなぁ~。」と以前にも増して思いましたが、この山の懐の深さを感じさせるパワーを感じ、思い出すと、引き込まれるようにまた来てしまうのだろうな、と思っていました。

残雪と新緑の会津駒ケ岳 #1

2018-05-25 11:10:24 | 山登り in 福島県エリア

2018年5月20日(日)
会津駒ケ岳山頂より中門岳を望む

 今季、5月20~21日で会津駒ケ岳より三岩岳への縦走を予定していました。 グリーンシーズンには登山道の無い三岩岳への縦走は雪のある時期でないと歩くことができません。 残雪期で駒の小屋も開いているこの時期であれば、一泊することで体力的には比較的余裕を持って実施できるのではないか、という計画でした。 が、雪解けの速かった今季、すでに三岩岳へのルートは湿原が出てしまい、駒の小屋ブログでも縦走ストップが発表されてしまいました。 計画は翌年へと持ち越しになり、この春は白紙に戻りました。
 一緒に行こうと計画していた皆さんはそれぞれ違う山への計画へと変更しましたが、駒の小屋ブログを拝見していた私は新緑が美しくなってきたという会津駒ケ岳に魅かれ、また天気予報が良くなってきたこともあり、やはり駒の小屋一泊で行くことに決めました。
 直前には出発前日の土曜日に雪マークが付き、登山一日目の日曜日は朝方まで雨マークが付いたり消えたりしており、どうなることかと思っていましたが、20日(日)11時ごろからの快晴マークに後押しされ、決行してきました。
 どうも身体が重たくなってきたこの頃、一泊の荷物、しかも駒の小屋ですから食事類も持って、しかも一人だし天気も良さそうなので三脚まで詰め込んで、登ってゆけるのでしょうか。。。朝からゆっくり歩いて午後4時に着けばいいや、という一人で気楽な登山。 それはそれで良いものです。


5月20日(日)、午前7時過ぎ。 立派な案内所ができた「道の駅 尾瀬桧枝岐」に到着。
空は曇っていますが、雨は降っていません。
朝の支度など済ませ、滝沢登山口に向かい車で登ってゆきます。
既に登山口直下まで車で入れます。


車は登山口一番近い辺りに停められました。
登山口までの林道にはキケマンが咲き誇っていました。


荷物を背負い歩き始めたのが8時過ぎ。


歩き始めたときからずっしりとザックの重たさを感じる。
最初からこれほど「重い」と感じたことは今までなかったかも。
やっぱり体力落ちているのかな。


それでも心配していた雨は降っていない。
トレイルもグチャグチャしておらず歩きやすい。
あたりは一面新緑で美しい! ゆっくり楽しんで行きましょう。


もう遅いのかと思っていましたが、あちらこちらに
濃くて可愛らしいムラサキヤシオも見え始める。


やはり雨が降ったのだなぁ。 瑞々しくて美しい。


オオカメノキの花も今を盛りと豊富な花を見せてくれた。


今年は当たり年、と聞いていたタムシバも終盤とは言え、あちこちで見られた。
気づくと頭上には青空が広がり、陽も射し始めていた。


イワナシ


身体も荷物も重く、非常にゆっくりなペースだけど、特に痛いところなどは感じない。
こんなペースで行けば良い。








非常に長く感じましたが、実際長く、水場到着が10時半過ぎ。
周りを見回し、頭上を見上げ、滴るような新緑を楽しみながらここでおやつを食べゆっくり休む。 まだ先は長い。


水場すぐ先から雪が見え始めます。
駒のブログでもそのように読んでいたのですぐにアイゼン装着。
荷物も重く、滑ったり転んだりしたくはないので10本爪を持ってきた。
それで良かったみたい。


だんだんと新緑の落葉樹が少なくなり、オオシラビソが増えてくる。
そうなると遠景の山々も良く見え始める。


きつい斜面では振り返って「良く登った。」と。w


燧ケ岳も見えてきた。
木々は本当に横倒しに曲がって雪の下にいるんだなぁ。


随分登ったつもりだけど、森林限界はまだずっと先みたい。
ひぃぃぃ。

急ぐ旅ではないので、木々が少なくなってきた12時ごろ、雪の上に座ってお昼ご飯にする。
陽射しが時折暑く感じましたが、さわやかで、日影ではひんやりするほど。
そう言えば前週半ばまでは強風予報もあったけど、時折強く吹く時があるけどほとんどない、という感じ。
良い天気になって良かったなぁ。


会津駒ケ岳山頂から大戸沢岳へ向かう稜線がすっかり見えてきた。
あぁ、良い眺め。 けどここからもまだ長いよねぇ、と。


まだかなぁ。 高いほうが会津駒ケ岳山頂だよね。
小屋はまだかなぁ。。。あれ? 見えた?(;'∀')


振り返り高原山から日光連山。
あちらも良い天気みたいだ。
ちなみに、高原山の右側、斜面に大きな崩れが見えるのが田代山、その隣が帝釈山らしい。


燧ケ岳の隣に至仏山、景鶴山も見えてきた。


そして駒の小屋到着。 13:52
いやぁ~、時間かかっちゃったなぁ~。(^-^;
でも、痛い所も調子悪いこともなかったので、良かったのじゃないかと。

時間も時間なので、小屋に入りご挨拶をすると若い青年が対応してくれました。
チェックインをして、荷物を置かせてもらうのに小さなザックに手持ち品を入れたりしていると、
小屋主の三橋さんご夫妻もいらしてくれました。
たくさんお客さんが来るだろうに、覚えていてくれるのはうれしい。


会津駒ケ岳山頂に向かいます。
前日はやはり雪が降ったそうで、木々には白いものが見える。
こんな景色になっているとはなんともうれしい! もっと早く着いていればもっと白かったろうけど。w


そして山頂。
やっぱりこの Tシャツを着てきました。 会津駒ケ岳の木道他設置基金協力でいただいたものです。
工事が終わる予定は2022年10月31日。 その頃ここまで登ってこられるか、わからないからなぁ。。。
いや、登ってこられるようにがんばろう!、という願いも込めて。w


山頂は雪がなくササやオオシラビソに囲まれていますが、3年前に yukoさん、やまとそばさんと日帰りで登った時にはこんな感じ
(あれ。 この日も山頂まで5時間くらいかかってる。テニスコートからだけど。)
あの時も「山頂標識がすっぽり雪に埋もれている」のを見るはずだったけど、すっかり出てましたね。w
でも、山頂標識脇まで雪はあったのねぇ。 
この日もこのササの向こうは雪で囲まれているのですよ。


山頂周りのササを抜け出るとこんな感じ。


少しだけ中門岳の方に行ってみます。


中門岳右端のすぐ近くに見えるのが丸山岳。 その左遠くに浅草岳、守門岳と続きます。


右手前大きく見えるのが三岩岳。 行きたかったねぇ~。


越後駒ケ岳、中ノ岳は雲がかかり。


燧ケ岳に向かう富士見林道の稜線。
燧ケ岳右には武尊山、至仏山。 左奥には赤城山。

雄大な景色に囲まれて、満足したり、もっと行ってみたい、と思ったところで小屋に戻ります。

この日の宿泊は男性2名と私一人。 一応女性なので大きな部屋を一人で使わせていただきました。
男性二人は常連さんなので、三橋さん、若い青年も加わり、5人で楽しく夕食をいただきました。

若い青年は浅井理人さん。 なんと今月号(6月号)のワンダーフォーゲル、「行こ!尾瀬ブック」で執筆をされている。
しかもNHK日本百名山で田代山(帝釈山?)のガイド出演をされたそうだ。 うわぁ~、見なかった。
普段は尾瀬でガイドをされているそうですが、たまたまこの日は駒の小屋のお手伝いにいらしていました。
イケメン、親切、言うこと無しのお方です。 ワンダーフォーゲル、買おー、っと。


午後5時半くらいから食べ始め、あっという間に 6時半ごろになってしまいました。
薄雲が張ってきたのでおそらく山への日の入りは見えず。 空もそれ程焼けず。(たぶん。。。(^-^;)


日の入り時刻、6:48 ちょっと前には外に出てみました。
雲間から筋状に焼けた部分もありましたが、時すでに遅し。
景色が良く見えるように少し登ってみます。 お借りした長靴なので適当な所まで。


木々の間から越後駒ケ岳、中ノ岳。 太陽はこの辺に沈んだはず。
山頂にかかる雲はとれたね。


中門岳の斜面。 さて、戻りましょう。


小屋に着くころにはランプが灯っていました。
このあと 8時までもう少し皆さんとお話をして、その後もう一度外に出る。

薄雲が張っていたので星はダメかと思ったけれど。。。





月も出ておりベストではないものの、一応三脚持ってきて良かったな、と。

夜は強い風が吹いていましたが、まるで自宅の部屋のようにぐっすりくつろいで眠ることができました。



杓子山 ~天空の鐘に願いを込めて~ #2

2018-05-18 22:54:49 | 山登り in 山梨県エリア

2018年5月12日(土)
杓子山山頂から( 1,597.6m)  左の方に見えるのは山中湖


ようやく高座山まで来ました。
雲が張り出し、空は白っぽくなってしまいましたが、南アルプス方面の山々はまだよく見えています。
白く見えるのが、前聖岳、赤石岳、悪沢岳でしょうか。


ここから杓子山へは、先ほどまでとはガラリと変わり木々の中を歩きます。


新緑が美しい尾根道ですが、このような岩場もありました。
杓子山に登るコースはいくつかあり、分岐もありますが道標がしっかりあります。

大権首峠(おおざすとうげ)に来ると、


ハングライダー離陸台がありました。 ちょうど今まさに飛び立とうと風を待っています。
飛び出した映像はこちら。

杓子山 大権首峠 ハングライダー離陸




この後、杓子山への登りはギュンと厳しくなってきます。
高座山登りの疲労がこの辺で応えてくる。w
けれど山頂に向けトウゴクミツバツツジがあちこちに見られるようになりました。


ミズナラの若葉も可愛らしく、そんなものに目を向けながら休み休み登ってゆくと、


とうとう山頂に着きました~!(13:14) いやぁ~、疲れた。(*_*;
こんなことで私は今季標高差 1,000m 以上の山を登れるのでしょうか。。。


13:00を過ぎていましたが、壮大な眺めにまず撮影。
富士山の裾野、広大な敷地は富士北演習場。 あそこが野焼き後は一面真っ黒になるのですからすごいですね。
左に山中湖。 眼下の街は忍野村内野地区あたり。


西の方に目を移せば、農鳥岳、間ノ岳、北岳も見えてきました。
中央に見える湖は西湖になるのかな?


北の方は甲武信岳方面。 左端一番手前は三ツ峠山かな。 真ん中辺に黒岳(小金沢山)


南側、山中湖の西側の方の山ですが、手前の枯れ木の上あたりに見えるピークが石割山。
3月に歩いてきたあたりです。


山頂はこんな感じ。 そう言えば、この日はお天気も良かったし、お花も咲き始めているし、
さぞや混むのかと思っていましたが、ほとんど人に会うことはありませんでした。
広々としたテーブルでお昼ご飯を頂きました。


誰もいなくなったので記念撮影。


食後は鹿留山(ししどめやま)に向かいます。
鹿留山は左のなだらかなほうで、右のとんがっているのは子の神(ねのかみ)なのだそうです。
子の神は下山時に内山へ向かう分岐点です。


杓子山山頂付近から鹿留山あたりまで、
終盤ではありましたが、トウゴクミツバツツジがとてもきれいでした。






ここが子の神(ねのかみ)、内山にむかう分岐点ですが、「二十曲峠」としか書いてありません。
途中で二十曲峠と内山の町への分岐がありますので、下山時はこの方向でOKです。
二十曲峠を越えてゆくと、石割山まで縦走できるのですね。

この辺で 15:00 になっており、忍野に戻るのに二時間と考えると鹿留山へ行くのはどうしようか?、と思ったのですが、
往復30分として行ってみる!


鹿留山へのトレイルはミツバツツジの花盛りで、本当にきれいでした。


山頂には山の神のようなミズナラ。 いや~、来て良かった。


下山は急いで、という気持ちもありましたが、何しろこんな所が続きます。
慎重に行かねば。


しばらく急坂や岩の下降を繰り返すと、あとは林道です。
ズミの向こうに杓子山。 まだまだ町に出るまでは油断しないように。

ここから山で見たお花を少し。




















山のトレイルが林道になり、植林地なども見えてきて、少し歩くとポンッと大きな舗装道路に出ました。
ビックリ仰天するような舗装道路です。 何やら公園整備がされるとか、どこかで読みました。
時折大型のダンプなども走ってきました。
そこを過ぎるとこんな感じの昔ながらの通りになりました。

町に出るとホッとしましたが、忍野八海までの歩きは長いな~、と思っている所へ、


豆乳ソフト~! 本当に美味しかった~!!
ここでソフトにありつけたのが 17:45 くらい。 お店が18:30 に閉まるというので、
急いで車に戻り、18:20頃にはお土産のお豆腐を買うことができました!(*^_^*)
八海とうふさん、お豆腐を買うと発泡スチロールの箱に入れ、氷もいれてくれますよ~。


急登の連続に、17キロを超える歩行距離で思った以上に手ごわいお山でしたが、
色々収穫もあり、楽しい山行となりました。 何より一日中大きな富士山の大展望の中、気持ちよく歩けたのが一番でした。

もう少し多めに花の写真を入れたフォトチャンネル、宜しければご覧ください。

高座山~杓子山 (2018/05)



杓子山 ~天空の鐘に願いを込めて~ #1

2018-05-18 10:13:08 | 山登り in 山梨県エリア

2018年5月12日(土)
高座山山頂(1,304m)からカヤ場越しに望む富士山

 5月も半ばになり、今年はお花が例年より早く開花しているようであちこち見逃した感もあり。。。そろそろこのお山を探索に行った方がいいのかも、と行ってきました。 予報では土曜日のみが良い天気。 中央道の渋滞や駐車場のことを考えると土曜早起きは厳しいけれど必須だろう。
 行ったところでどれだけのお花に巡り合えるかはわかりませんが、行かなきゃ何もわからない。 とりあえず行ってみます。


 高速は渋滞もなく 7:00 ごろに到着。 心配していた駐車場。 杓子山に登る人のレポを見ると鳥居地峠、忍野村役場などに車を停める人をよく見ましたが、鳥居地峠は数台しか停められないようだし、杓子山から立ノ塚峠へ周回しようと思うと不便な位置。 役場は土曜日停められる?、というのがネックだったので、忍野八海周辺の観光駐車場に停めることにしました。 料金一日300円は親切価格だと思うし、何より安心。
 忍野八海周辺にはあちこちに写真のような駐車場がありました。 早朝で係りの人がいなかったのですが、料金ボックスがありました。 自主的に入れてください、という感じです。 ほかにも数件このような駐車場を見ました。 


登山口までは決して近くありません。 山を歩いて駐車場まで戻ると 17キロを超えました。
が、せっかくですから忍野八海周辺を散策しながらいきます。
有料区域には入りませんでしたが、久しぶりにこの風景を眺めました。


こちらも近くにある「菖蒲池」という所です。
公園のようになっていて、もとは農家さんだったようなかやぶき屋根のお土産屋さんや、
カフェなどがありました。 トイレもあります。


畑越しにみるとこのような感じ。 長閑で Japan な感じですね。w
早朝から外国人の方たちが歩いていました。


浅間神社です。 この辺、浅間神社があちこちにあります。
こちらは忍野浅間神社と呼ばれているようです。


神社裏の川沿いを通って鳥居地峠の方へ向かうことにします。





植えられた花のようですが、とてもかわいい。


少し歩くと見えてきました。
手前の、斜面がすっかり草地(カヤ野)になっているのが高座山(たかざすやま)。
草地の一番高い所が山頂で、そこから裏側に回り、右奥の高い頂が杓子山、そこから写真右の方に下ってぐるっと回ってくる感じ。


振り返れば富士山。
家などは結構あるのですが、見えないものですね。
平原の中を一人歩いているようで爽快。
が、この先車の通る大通りを越え、忍野中学校の裏手から山への林道に入ってゆきます。
高座山のカヤ野まで直登の登山道もあるようですが、よくわからなかったので鳥居地峠まで林道歩きです。


林道に入ると家の庭先にオダマキがたくさん。


林道沿いにはたくさんのホウチャクソウや


スミレ、ウマノアシガタ、ヤマエンゴサク?など。

鳥居地峠を通ると最後の2台くらいが駐車に入ってきました。
そこから先、更に舗装なしの林道を30分ほど歩くとカヤ野の入り口です。


途中、視界の中に動くものを見つけ、ドキッとしましたが、リスでした。


カヤ野までやって来ました。
「これがそうか~。」と、思った以上に迫力があります。
かやぶき屋根にするためのカヤを取るためにこのようになっており、春先には野焼きもするのですね。
今年は富士北演習場の野焼きが 4/8、高座山の野焼きが 4/22 に行われたそうで、
野焼き直後は高座山から真っ黒な演習場の原野や高座山の斜面が見られるそうです。


そんな斜面には早くも可憐な花々や山菜が息づいていました。


こんな虫も走り回っていました。 ミドリニワハンミョウでしょうか。


こう見えてもトレイルの傾斜は結構厳しいです。


山頂を目指す人は写真一番左のトレイル、木々と草地の境目のトレイルを上がるようですが、
私は花などを見ていたらこのトレイルに来てしまったので、この後「中」の下のトレイルに向かって
登ってゆきました。 この縦の登りが非常にきつく、更に草地の縁の、山頂まで登るトレイルもすごい急斜面で、
時に足元がズリズリ滑りそうになるほどで、とても苦労しました。 湿ってツルツルでなかったことは幸いでした。

ちなみにこの「中」「上」「大下」の文字の意味は上のリンク先に書いてありますよ。


きついトレイル(作業道?)を登ってゆけばこのご褒美!


しかし奥のトレイルはこういう斜度を直登ですよ。w


お花を見ながらゆっくり行きましょう。


登っては振り返り。


ようやく「大下」の部分まで来ました。
しかし、最後の登りもまたきつかったなぁ~!


ロープの助けなど借りながら、ひぃぃ~、と思ったころ、


高座山山頂と~ちゃ~くっ!
空が白っぽくなってしまいましたが、相変わらず富士山は良く見える。
杓子山へは森歩き。 楽しみ~。