out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

ちちんぶいぶい ~三峯神社からさらに~

2018-05-04 20:51:55 | travel

2018年4月30日(月)
三峰神社境内展望の丘からの眺め
妙法ヶ岳と左奥に武甲山



三峰神社参拝後、さらに境内を歩いてみます。
母はゆっくりと駐車場近くのお茶屋さんへ戻っているというので、姉と私でちょっとハイキング。
ロープウェイがあったころの山頂駅方面に向かうのですが、舗装されたトレイル、舗装されていないトレイルなど数本。
二瀬ダムから登ってくる登山道、神岡からの裏参道もこの辺につながるらしい。





アズマシャクナゲ


ハウチワカエデ


メギ?


こんな広場のような所もあるけど、ロープウェイが無くなったせいか、
この辺を歩く人はほとんどいない。


ハルリンドウ


展望の丘
トップの写真もここから。
これはさらに秩父市街地方面を眺めている、はず。
右端奥に武甲山。 天気が良ければ左奥あたりに赤城山、その右方当たりに日光連山、らしい。








キケマン

あとからよくよくパンフレットを見ると、三峰三山(妙法ヶ岳、白岩山、雲取山)が見られるポイントもあったようだ。
お犬様を祀るお仮屋も見落としたなぁ。

歩いた後はお昼ご飯です。


親戚が働く山麓亭に来ました。
いもでんがくを買ったら、「出してあげるのに~!」と言われ、代わりにこんにゃくの田楽を持ってきてくれた。
ありがたい。
更にくるみのつけ汁のお蕎麦を頂く。 みんな美味しかった!

いもでんがくのおいもは「ジャガイモじゃない」と書いてあります。w
味はジャガイモのようですが、中津川芋と言ってジャガイモより身が固めで小さい。
皮が赤く薄い。 火を通しても煮崩れしない為、串にさして焼くのにピッタリ、と言う感じ。
この辺の特産品で、市場に出回るほど多くは採れないのです。 ここだけの味だよ~。
ちなみに「味噌ポテト」と書かれて売られている物とはだいぶ違います。
お近くにお越しの際は、是非ご賞味ください。


12時半ごろ駐車場に向かうと、またシカ。 ずっとここにいるのかな。
先にも書きましたが、さすがにお昼ごろには駐車場も満車。 山道を5キロくらい並んでいました


最後にもう一度雲取山までの景色を眺め下山します。

その後、お墓参りに向かい、気持ちも晴ればれ。
そして、「できたら SLパレオが見たい」という姉の要望に応え、どこにしよう。。。と。

とりあえず車が停めやすく、秩父鉄道線路沿いの「道の駅あらかわ」に向かいました。


SLを待つにはちょうどよい時間。
そこへ、ウスバシロチョウ?


これ見たかったんだ。


そしてパレオ、来ました~!








後ろ姿は武甲山と共に。


photo by 姉
その後、道の駅の方から「ウリ坊見てきてね~。」と言われたので行ってみると。
ウリ坊、多すぎ。w
人間が来るとみんなすごい勢いで逃げるのです。 ご飯をもらっているから慣れてるかと思ったのに。
お母さんが走ると、このウリ坊たちもすごい勢いでついて行くので面白かった。 まさに猪突猛進。w

道路渋滞もなくもう少し遊びたい気持ちだったので、浦山ダムに行ってみる。


私としては武甲山を浦山口駅に抜けるトレイルの下見、と言う気持ちもあったのですが、浦山ダムサイトに来るには道路が違った。
(行くこともできたみたいだけど。)
何も下調べをしないで行ったので、ダム(湖)だけ見ればいいと思っていたのですが、「エレベーター入口」の看板を見て行ってみる。
「ダムをエレベーターで上がれるの? 面白そう。」


行ってみるとこんな具合。
「へぇぇぇ!」とビックリ! しかもこのエレベーター、無料なんですよ。 なんかすごく得した感じ!


上がってきました~! もちろんここまで車で来ることもできますけどね。
お腹が空いていれば、ダムカレー食べたかったな。
ここに来ると左の尾根で武甲山は見えませんでした。(たぶん)


下を覗くと。 ひょぇ~。(*_*;
ちなみに左側に見える階段を歩いて登ってくることもできます。 500段くらいらしいから軽いもんだね。(^^;)


秩父市街地方面の眺め。 中央に小さな三角が宝登山。 右の方にこんもりしたのが美の山。
ここも天気が良ければ宝登山左奥に赤城山、右奥に日光連山が見えるそうです。


「こんな所があったんだね~。」と秩父の魅力再発見。


 この後もさほど渋滞もなく、所沢付近の大型日帰り温泉でゆっくりして家に戻りました。 GWなのでどの程度動けるかと思いましたが、母と姉も一緒に楽しい休日を過ごすことができました。 まさにちちんブイブイ!!v(*^^)v


草津温泉旅山行 #1

2017-07-14 23:33:51 | travel

2017年7月9日(日)
吾妻郡中之条町 チャツボミゴケ公園

 温泉旅なんだか山行なんだか、わからないような題名ですが、まさにそんな2日間でした。w
 はじめは草津、本白根山のコマクサと、めでたく噴火警戒レベル1に引き下げになり訪れることができるようになった草津白根山エメラルドグリーンの湯釜が見たい、できれば麓の芳ヶ平湿原も歩きたい、という山行だったのですが、トレッキングさんのおかげで万座温泉にお安く泊まれることとなり、前泊を含めたところ観光、温泉、山行と贅沢な旅山行となりました~。(^O^)


そんな一日目、7月9日(日)。
yukoさんと待ち合わせて向かった先は榛名神社。 なのに着いたところは榛名湖。w
ま~いいじゃん。 ちょっと行き過ぎた。w
逆光気味で湿度が高いせいか霞んでいますが、榛名富士。 いいねぇ~。


榛名湖岸の山々も興味のあるところ。
こんなお天気の良い日に登らないのも口惜しい。。。が、こんな日もありですよ。


さぁ、榛名神社へレッツらゴーッ!
もっと上にも無料駐車場ありました。w


門前町を抜け朱塗りの橋を越えると隋神門。
厳かな雰囲気に包まれます。


榛名川の清流沿い参道を登り気味に歩いてゆくと、
大樹、奇岩が現れ、心が洗い清められ、
大地のパワーをいただけるかのようです。








拝殿に到着。
周り中大岩に囲まれた境内は、他にはない威圧感を感じます。


拝殿には精巧な彫刻が施され、ついつい見入ってしまいます。
特に梁に巻き付いた竜が何だかすごい!


そして拝殿を裏に回り本社を拝見すれば、
まるで大岩にめり込むように作られた姿!
この大岩を御姿岩と呼び、岩奥にご神体をお祀りしているのだそうです。
確かに、拝みたくなるような御姿岩ですね~。


心も体も浄化していただき、パワーを吸収して次へと向かいます!


ぐんと草津に近づきチャツボミゴケ公園
この不思議な景色、見てみたかったんですよ。


露天掘りによる採鉱のなごりの窪みを穴地獄と呼ぶそうですが、
そこに強酸性の水が流れる中生育するのがチャツボミゴケ。


見学しやすい公園になっています。(公園利用料500円)


東アジア最大級のチャツボミゴケ群落だそうですよ。


このふっくらとした蛍光グリーンのコケ色は現像泣かせ。w


榛名神社、チャツボミゴケ公園で予定より時間がかかりました。 既に午後1時過ぎ。
草津でトレッキングさんと待ち合わせです。 さっさとお昼ご飯を済ませて行きましょう。

で、3人そろったところで向かったのは。。。


旅ですから。w


photo by トレッキングさん
来たかったんだぁ~。
いや、たぶん以前にも来ているのだけど、すっかり忘れてます。


雲が多い天気だったのでこんな具合ですが、


この景色を見たかった! そして翌日はここを歩くことができました!!
今、芳ヶ平のワタスゲとアヤメ、最高にきれいですよ~!!


photo by トレッキングさん
本当は横手山ヒュッテでおいしいパンとボルシチを食べてみたかったけど、
また次の機会にね~。


その後、宿泊の万座の源泉見学。


こう見えて草木の生えている周囲には
アカモノ、ツマトリソウ、クロマメノキ、ハクサンシャクナゲなど可愛いお花がいっぱい。


万座プリンススキーゲレンデ。


牛池


空吹を見に行く途中、ハクサンシャクナゲがいっぱい。


車道から歩いてすぐの所ですが、何しろ万座温泉で標高 1,700m~1,800m もあるので。


空吹はほとんど蒸気が出ておらず、静かなものでした。


この後ホテルで温泉三昧。 いやぁ~、温泉浸かって泊まれるっていいっ!
翌朝も早起きしてもう一度温泉に浸かり、いよいよ山に行きますよ。


行くよ、東北 #2

2015-09-12 01:52:41 | travel
 東北旅行のブログアップも終わらぬ中、9~10日にかけて台風18号は栃木県、茨城県に大きな被害をもたらしました。 そう思っているうちになんと先日訪ねた仙台までもが被害にあっています。
 これ以上被害が大きくなりませんように。 皆様には心からお見舞い申し上げます。



2015年9月6日(日)

 9月5日~6日で仙台、石巻、女川を巡る東北復興応援ツアーに出かけてきました。 「#1」の続きです。

 さて。 北上川沿いの震災被害が大きかった地区の中にも明るい火を灯したような話題がありました。 新上北大橋からもほど近い場所にある「釣石神社」で見られる巨石です。 

 下にある石が女の神様。 上に釣られたような石が男の神様。 夫婦のようにいらっしゃることから「縁結び」「子孫繁栄」などにご利益があるとも言われています。
 が、この神社のご神体が天児屋根命(あめのこやねのみこと)、そもそも知恵の神様、学業の神様でいらっしゃること、そしてこの釣り石が「落ちそうで落ちない」という事から多くの受験生の聖地となっているのだそうです。 
 また、こちらの神社では12月中旬に北上川で採れるヨシで大きな葦の輪を作り、本殿に向かう階段の一番下に飾ります。 それをくぐってお参りすることで、「ヨシ! 合格!」となおさらおめでたい気持ちになるそうですよ。

 これらの石は先の震災でも被害はなく、特に釣り石はあの地震でも津波でも落ちなかった、という事で受験生への人気は高まるばかりだそうです。 今回私たちのツアーは全員が学生に勉強を教える講師たちでしたから、ここでのお参り、石の撮影、そしてお守りの購入には余念がありませんでした!w


 けれどこの近辺の集落の被害ももちろんとても大きかったようで。。。今後は以前のようにこの近辺に住宅が建つことは無いようです。 が記事の中では自然豊かな公園地区になり、みんなが訪れてくれれば、と言っています。 
 長年暮らしてきた家が無くなる、町が無くなるってどういうことだろう。 本当に寂しく悲しい気持ちだろう、と思います。 けれどそれを乗り越えて新たに進もうと頑張っている人達ばかりです。 特別なことはできないけど、自分も忘れずに何かしてゆきたい、そんな気持ちになります。


 本殿に向かう階段は結構な急斜ですよ。 階段の色が変わった少し上、左側に小さな看板がありますが、震災の時はそこまで水が上がったのだそうです。


 釣石神社参拝を終え、次に向かったのは石巻市雄勝町の「おがつ店こ屋街」(おがつたなこやがい)です。 旧雄勝総合支所前にプレハブで作られた、11店舗が入った2階建ての商店街です。
 
 旅行前にこのような復興市場(商店街)を調べていて気付いたことがありました。 最初、私はこのような市場は災害を受けた地元の人たち、地域のためにお金を集めるため、観光客を呼ぶように作られた地産品のお土産市場だと思っていたのですが、そうではありませんでした。
 このプレハブ商店街に入っているお店はもともと震災前にこの近所で営業していたお店ばかりです。 なのでお土産屋さんのようなお店ではなく、食品店、食堂、牛乳屋さん、自動車整備販売会社など、地元の人々が利用するようなお店が入っているのです。 もちろんたくさんの観光客が来ることから、お土産になるような物を置いているお店もあります。 けれど、家もお店も流されてしまった方々が、近くに住む人々が不自由のないようにと、このプレハブのお店で引き続き商売を頑張っている姿に心を打たれました。


 かつてはこの海沿いの道路におうちやお店がぎっしりと並んでいたのです。 何もなく草など生えているとのどかな風景のような気がしてしまうのです。 が、本来はここにずらっと建物が並び人々が行きかっていたのだと頭の中で想像すると、何も無くなってしまったこの土地が急にさみしいものに思えてきます。 
 そして4年もたってから来た私は、恐らくここにがれきと化し山となって崩れた家や車や、そんな物を見ていないので実際の悲惨さはわからないのです。 きっと。 それでも何もなくなっているこの土地に思いをはせ、少しでもその悲しみを感じようと思うのです。

 山側の土地が削られているのは、今後高台に新たな町を作るための工事中なのだそうです。 4年たってようやく土地の造成中です。 新しい街ができればそこに家やお店ができ、この「おがつ店こ屋街」はお役御免となります。


 ここで私たちはお昼ご飯をいただきました。 「親方おまかせ海鮮丼」です。 美味しかったですよ~! 
 お昼ごはんを食べ終わってからは、浜の奥さまたちが作った小物や、海藻各種で作られたふりかけ、とろろこぶ、硯石で有名なこの地区ならではの硯石のお皿やアクセサリーなどをお土産に購入し、雄勝を後にしました。


 雄勝から入り組んだ海沿いの山道を走り、女川町に向かいました。 まずは「復興まちづくり情報交流館」で震災被害の様子、今後の街づくりについて学びます。
 ここで女川町の「語り部」さんがバスに乗り、主に新しく出来上がった素晴らしい女川駅を中心にお話をしてくれました。

 町は以前テレビや写真で見た衝撃的な状態からは大きく進歩し、ゴミもがれきも見えない、新しい街づくりのためにきれいに平らに整えられた土地が目立ちました。 


 が、その中にひとつだけ震災当時のまま残された横倒しの建物があります。 旧女川町交番です。 
 震災直後、完全に横倒しになったビルは6棟ありました。 「震災被害を忘れてはならない」とそれら建物の保存を望んだ人たちもいましたが、それ以上に「その建物を見ると悲しさや辛さしか湧いてこないので、早く撤去をしてほしい」という声が多く、この旧女川町交番を残し他の建物は撤去されました。 「震災前」→「震災直後」→「近年」と比較された写真を見ると、それ以外のほとんどの建物も撤去されたようです。 
 そうして何もなくして整備された土地にさらに土を入れ嵩上げ(かさあげ)し、女川町は震災に強い新しい街に生まれ変わるのです。 最大高くなる土地は以前より10mも高くなるそうですが、女川町はその工事がどんどん進んでいます。

 さらには水産業の設備も充実してきて、先日はサンマの初水揚げのニュースもありました。


 今年3月に再開された女川駅です。 これで石巻線全線が開通しました。 とてもきれいでかわいい女川駅にはお土産屋さんや温泉施設も併設されています。 ここで語り部さんから300馬力の金券をいただきました。w これは女川駅の売店、きぼうの鐘商店街などで使う事が出来ます。 100馬力=100円のレートです。


 駅展望台から海方向を見ています。 海に向かってまっすぐに延びる歩道の両脇にはお土産屋さんなどの商店が並ぶそうです。 現在ある復興商店街のお店がここに入ることになり、そうなると雄勝のように復興商店街は役目を終えるのです。


立派な駅舎の割に、線路は単線でホームもひとつ、改札もなく「あれ?」って感じのギャップが良いです。w



 駅舎の屋根の形はウミネコが羽ばたく様子をイメージしているのだそうですよ。
 語り部さんからは涙なくしては聞けないような話を延々と語られるのかと思っていましたが、それ以上に現在の街の復興の様子、今後の発展について熱く語られていて、既に前を向いて進んでいる姿勢を感じました。 お若い語り部さんでしたしね。
 けれどその語り部さんが何もない平らな土地を指さして「あのツタが張ったコンクリの壁の所の土地にうちがあったんですよ。」とおっしゃった時には正直泣きそうになりました。


 語り部さんとお別れして来たのが「きぼうの鐘商店街」です。 こちらは女川町の3つの商店街からの商店が約50店舗も集まった最大級の復興商店街となっています。 がそろそろ自分のお店を構える店主さん達も出てきたのか、お店はあまり開いていませんでした。

 名前にもなっている「きぼうの鐘」とは、震災前のJR女川駅にあったからくり時計、全部で4つの鐘があったそうですが、そのうちのひとつだけが震災後がれき撤去の際に見つかり、それを「きぼうの鐘」として商店街の一角に飾ってあるためです。
 今年3月にはイギリスのウィリアム王子が石巻、女川を訪れ、このきぼうの鐘を鳴らしたそうです。 
 その際ウィリアム王子は鐘を「カン、カン、カン」と3回鳴らしたことから、人々はその鳴らし方を「ウィリアム叩き」と呼び後世に伝えたんだそうじゃ。w 私も3回叩かせていただきました。


 きぼうの鐘商店街でお買い物をした後は女川のかまぼこ名店「政」さんへ向かいます。 政さんではまず工場見学、そしてできたてかまぼこを自分で焼いて試食。 その後お買いもの、です。 おいしいんですよ~!
 政さんのかまぼこ、食べたことないと言う人はセブンイレブンのおでんを食べてください! 練り物の原料は政さんの物だそうですよ~。 店舗数は少ないですが、各地デパートなどで特設販売などもしているそうです!

 政さんは幸い津波の被害にはあわなかったそうです。 が当時出荷しようと生産して出荷できなかったかまぼこを避難所の人々に配布し、「命のかまぼこ」と呼ばれたそうです。 政さんの社屋壁には「がんばっぺ女川! 負げねーど宮城! おだづなよ津波!」と書かれてありました。 「おだづなよ」とは「ばかにすんなよ!」のような意味だそうです。


 バスは18:30着予定の所、18:00には仙台駅に到着しました。 私たちは渋滞などあると困ると思い、余裕のある時間の新幹線を予約しておいたので、ゆっくり夕食を食べることができました。 仙台と言えばもちろん厚切り牛タン! おいしかったなぁ~。

 たくさんの美味しい物も食べ、楽しみ、そして色々な物を見て、考えてきました。 
 何しろ思う事は国がしっかり動いて、大きな組織が大きな構想で働いてくれなければ良くなっては行かないだろう、ということ。 けど、だからと言って個人が何もしなくて良いだろうか、と。
 こういう大きな被害を見るにつけ「自分に何もできるわけがない」と無力感ばかりを感じてしまうのです。 けれど、踏み出さなければ、やってみなければ、それはいつまでたってもゼロだということは明らか。
 やれることは人それぞれ違うし、今やれない人もいるでしょう。 が、どんな小さなことでも、困っている人がいる時に関わることは大切だと思うのです。 
 それは、全員がこの震災のことばかりを考えるべきだと言うのではなく、今回の鬼怒川の件をほおっておけない人もいるでしょう。 未だ阪神淡路の震災にかかわっている人もいるでしょう。 全てに携わることなど到底無理なので、自分が思う所に、自分のできることをまず始めるのがいいだろう、と思うこのごろです。

 私はまた東北には行きたいな、と思っています。 また復興バスにのるかどうかはわかりません。 が、カキの食べ放題に行ってみたいし、「みちのく潮騒トレイル」を歩いてみたい気もする。
 青森にアイスホッケーを見にも行きたいし、先日行った秋田駒ケ岳も再訪したい。 それ以外の山も既に行きたい所がいくつかあるんだ。 福島にはもう随分行っていると思うよ。

 そんな風に無理なく自分も楽しみながら東北支援の一助になれば良いな、と思う事と、時にはもう少し深く支援らしい支援ができると良いな、とこれからも考えてゆきたいと思います。
 忘れることなく長く続けることが、一番大切だろうと思っています。


 
 
 


行くよ、東北 #1

2015-09-09 23:31:40 | travel

2015年9月5日~6日

 上は宮城県は松島。 ホテル松島大観荘のレストラン「潮騒」から望む松島湾。 お天気が今ひとつですが、すばらしい眺めでした! お食事もおいしく大満足!!

 今回私は仕事仲間の皆さんと年に一度の研修旅行に出かけてきました。 研修旅行はその都度幹事の好きなようにして良いのですが、今年の幹事は何とわたし。w 
 今まで「週末まで仕事に携わるのはごめんだ」という気持ちで一回も出席したことのなかった研修旅行でしたが、何かの折に「東北支援などしてみたい気持ちはあるけど、がれきの撤去ができるとは思えないし、一人で行くのは不安だし。 せめて復興支援バスにでも乗って、カキの食べ放題とか行ってみたいよね。」などと漏らしたのが運のつき。 「それを研修旅行に取り上げるべきだよ」と。(;´д`)

 いやこれ、もともと私の考えではなくて、仕事仲間の友人が提案したことを「そういうのに行ってみるかもしれない」と他の人に言っただけで私がまとめるとは一言も言ってなかったのだけど。。。
 でも、「みんなが行きたいならまとめますか」と。 集まった人数なんと19名。 東北では現地の同業者も集まり、ランチは25名!

 大変なこともありましたが、終わってみればやっぱりやって良かった。 私のように東北に行ってみたい、行くべきだ、と思っていてもなかなか行くきっかけが作れなかった人がいたんだな、と改めて感じたりもしたのでした。 色んな意味で有意義だったと思っています。 そしてそれに満足して終わらせることはできない何かも残った。

 「東北に行った」のではなく、これからも「行くよ、東北」 そんな決意も新たにブログアップ。

 9月5日(土)。 東京および大宮から東北新幹線に乗り一路仙台へ。 仙台からは今年5月にようやく全線開通した仙石線に乗り「松島海岸駅」へ向かいます。 電車に乗りしばらくすると見えてくる海。 今までとは違う気持ちが少しこみあげてくる。
 けれど町は何事もなかったかのように美しく賑やかで、ホテルからのシャトルバスも時間通りに来て、「ここがあの震災があった場所なのか」とさえ思う。 美味しい料理と仲間たちとのおしゃべりでそのような気持ちも薄れてゆく。


食事の後は松島湾の島巡り。 大型船仁王丸の船旅は快適!



 変わった形の仁王島。 しかし調べればこのように普通に営業している背景にはもちろん大きな努力があったわけです。 
 松島はたくさんの島により津波の被害が少なかった、と言われています。 それでも商店街を歩いていれば「ここまで波が来ました」と書かれた紙が入口の私の顔の高さ辺りに貼ってありました。 あれから4年も経っているのです。 すっかりもとのようになった場所もあります。 けれどこの後「4年たったのに」と思わざるを得ない場所も見ることになります。


さて、松島湾クルーズ。 現在カモメに餌をあげるのは禁止ですよ~!


千貫島。 伊達正宗がこの島を城に持ってきたら千貫を与える、と言ったとか言わなかったとか。w


約50分の船旅は案外あっという間でした~! 五大堂を見て桟橋に戻ります。


 この後一行は再び仙石線で仙台にもどり、夜の宴。w しかし翌日はJRびゅうの復興バスに乗るので、そんなに大騒ぎや夜更かしはしませんでしたよ。


 9月6日(日)。 朝は6時半に起き7時からの朝食をいただきました。 ブッフェで食べる朝食はついつい食べ過ぎちゃうのですが、朝からずんだ餅をいただく! さすが東北!
 びゅうのバス集合時間は仙台駅東口に9時50分だったので、朝食後小一時間のお散歩タイム。 せっかくなので、広瀬川を見に行く。 広瀬川~、流れる岸辺~♪、と歌いながらね。w 写真は東北大学。 広瀬川の写真は事情により無し。w


 そしてようやく復興支援バス乗車。 「石巻・女川復興応援号」です。 ガイドさんが付きます。 途中女川で震災の「語り部」さんが乗ることになっていたので、このガイドさんは名所の説明だけなのかと思っていたのですが、とんでもない。 本当に心を打つ話が次から次へと。。。 朝9時50分から夕方の6時まで、飽きることなく聞き入ってしまいました。

 また同じ話をする職業の私から見て、このガイドさんは話のプロとしてとても尊敬できる方でした。 準備といい、話し方といい、何もかも。 良いバスに乗れたな~、と思いました。


 バスは三陸自動車道に乗り石巻へ向かいます。 乗って程なくすると右手に工場とその煙突が見えてきました。 日本製紙石巻工場です。 この辺すでに海沿いです。
 日本製紙と言えばアイスホッケーのクレインズの親会社です。 あの時日本のアイスホッケーも無くなるかなぁ、と心配しました。 こちらの工場も甚大な被害を受けたそうですが、今でもアイスホッケー部あって良かったなぁ。。。

 この高速道路を境に進行方向右側は海まで2~3Km といった感じです。 津波が来た時には高さ約6mある高速道路を境に海側の地域が水没したそうです。 ちょうどそのころ万が一津波があれば高速道路に上がれるように階段やはしごをつけてほしい、という話し合いが行われていたそうです。が、それはまだ決まっておらず、地域住民がはしごを掛けたり、金網をよじ登ったりして難を逃れた人もいた、という話を聞きました。 現在は避難用の階段が取り付けられてあります。

 家々は水浸しになり、畑も塩害でしばらく作物は作れなかったそうですが、もう田んぼが見えますね。


 こちらは進行方向左側です。 こちらは津波の被害はなかったものと思います。 が、高速道路下にも道路などあるでしょうから、まったく被害がなかったわけではないかもしれませんね。
 田んぼが広がる中に、濃い緑色の作物が植えられています。 これは大豆なんですね。 若いうちに採ると枝豆ですね。 そしてずんだの原料です。 そうですよね~。 このくらいたくさん植えないとですよね~。w


 高速道路を下り、「道の駅上品の里」(じょうぼんのさと)に来ました。 地域の農産物、加工品から、地域の物でないものまでw、美味しいものがそろっています。 また、温泉施設もあるのですよ。 ここでトイレ休憩、そしてお土産を買ったり、アイスクリームを食べたりもしました。 もちろんずんだアイス。w


北上川を渡り下流に向かいます。 どんどんとより被害の大きな地域に入って行くと言う事です。
 


 見えてきた橋は北上川最下流にかかる新上北大橋です。 こんなに頑丈そうな鉄の橋の4分の一くらいが流されてしまいました。 未だ復旧工事中です。



 その橋の近くに見える建物が大川小学校です。 全校児童108名のうち78名が死亡、行方不明となりました。 見ての通り学校のすぐ裏には山があります。 どうしてそこに逃げなかったのか。。。いろいろな考えや心配や事情があったのでしょうが。。。
 悲しく辛いことではあるけれど、事実を知ることが今後の安全の糸口に、そして無くなった方々の供養になるかもしれない。 そんなことしかできないから。 そんな風に思ったりします。


 学校は万が一の場合の避難場所に指定されていたそうです。 が、水の高さはあの水門の上、中央のプレートの位置まで来たのです。 15m ほど、でしょうか。 学校の屋根まで水が被ったのだそうです。


晴天屋久島! ~ウミガメと会う #2~

2015-08-14 19:55:43 | travel

2015年7月31日(金)

 一湊海水浴場でお昼ご飯を食べ、ちょっと記念撮影。w 娘には「山の衣装と変わらないじゃん。」と言われましたが、そりゃそうだ。 山登りに来たんだもん。w 
 けど、もちろん服の下には水着を着てますよ。 そしてシュノーケリングの時にはラッシュガード的ユニクロのパーカーを着て(だって私のピンク、娘に貸したんだもん)、短パン履きましたよ。 そしてまた後ろに見える矢筈崎の向こう側に行ってシュノーケルタイム開始~!


 ライフジャケットを着ているので沈む心配はなく、疲れたらプカプカ浮いていられますから楽ですが、逆に潜りたくても潜れません。 でも、結構遠くに行きそうな話だったので、ライフジャケットは着ていました。
 お魚はたくさんいるのですが、最初はカメラの扱いがなかなか上手くいかないのと、マスクの曇りでカメラのモニターが良く見えずトンチンカンな写真ばかり。w
 たぶん海自体が濁っているせいもあると思うのですが。。。 などとワサワサしながら、みんなに遅れないよう時々海上のみんなの頭を確認しつつ進みます。 すると boysが「カメ! カメ!」と教えてくれました。


 「どこ、どこ?」と泳いで行くとガイドさんがスルゥ~、と海底に潜っていく。 何かいるんだろうな、と思いつつ見ていると。。。


いました!! アオウミガメです!!
いや~! ビックリッ!!\(^O^)/
このアオウミガメは岩の間にすっぽりはまって眠っていたようです。



ガイドさんが近づいていってもちっとも逃げる様子がなくこの通り。
日ごろからたいていここにいて、いつもおっとりしているのだそうです。



まるでお話をしているみたい。



ようやく目が覚めて、
「おはよう。 今日も来たの?」っていう感じ?w



しばらく見ていると息つぎがしたくなったのか、プカ~と浮き上がって行きました。
なんと娘の目の前に。
「うわぁ~! カメと娘が一緒に撮れる!?」と思ったのですが、
写っていたのは足だけ。ww



その後充分にアオウミガメを見てから、他の魚たちも見つつ、出発地点へ戻って行きました。
途中見えたのは、カマスの群れ。



小さなお魚、いっぱい。



娘とカマスの群れ。



これ、わかりますか? 小さな魚が画面いっぱいにいるのですが。
クリックすると部分拡大するのでわかりやすいかも?
たぶんキビナゴ。

この時周りは360度上下左右全てキビナゴだらけになりました。



かわいいニモたちは小さいし早いし遠いしで撮れず。



地味な魚ばかりですが、まぁ、今回はウミガメさんが撮れて満足。(^O^)

そして、忘れずに撮りましたよ。 アオウミガメの遊泳姿!!
途中海藻を食べたりなんかもします。
動画をどぞっ!!

屋久島のアオウミガメ



シュノーケルタイムしゅーりょー!、と言う事で、再び船を出して志戸子へ向かって帰ります。



娘の右肩の先に見える岩場の向こう側まで行きますよ。

途中あちこちでウミガメが泳いでくる姿が見られ、
もう、「あ、またカメ。」って感じ。w

けど、一時周りを見回すと5~6頭のウミガメが至近で泳いでいるのが見られ、
こんなことも滅多にない、とガイドさんがおっしゃっていました。
かわいかったなぁ~。
カメが息つぎをする時の「ブハッ!」って顔をあげる姿が忘れられない。w



そして志戸子の港に戻ってきました~!
お疲れさまでした~!! (゜∀゜)



帰りもみんなでカヤックのお片づけ。 
私は「日影にいてくださいね。」と言っていただいたので、せめて写真を。w


 はじめは海に行くことなど考えてもいなかったのですが、屋久島に来てやっぱり海も良かった~!! 何にしてもお天気が良かったことが幸いしているのでしょうが、それ以上にあんなにたくさんのウミガメと会えたこと。 本当に幸せだった。

 環境問題でよくカメやサケが生まれた浜や川に帰れない、なんて話を聞きますが、ここではこんなにたくさんのウミガメがちゃんと帰ってくる。 すごいなぁ~、と心底思った。 そしてそんな風にカメたちが帰って来られる浜、ちゃんと育って旅立って行ける浜をずっと守っていってほしいなぁ、と心から思いました。

 ひょんなことから偶然に行ったアクティビティーでしたが、一生の間でこの光景を見られて良かったなぁ、と今でもつくづく思っています。


晴天屋久島! ~ウミガメと会う #1~

2015-08-13 23:22:53 | travel

2015年7月31日(金)

 すみませんが、しれ~っと屋久島に戻ります。w

 当初、屋久島旅行では登山と観光のみを考えており海で泳ぐなど到底頭にありませんでした。 ましてや水着になるなんて。┐( ̄へ ̄)┌
 しかし、屋久島に行った人たちのレポなど読んでいると、登山で行った人たちも海で遊ぶことを余儀なくされた、と言う話がちらほら。 要は雨、風で登山ができない、登山口までのバスが走らない、と言う日に海に切り替えたら案外海沿いは良いお天気で楽しかった、というような話もあったわけです。
 「じゃ、お天気は良さそうだけど一応海セットも持って行きましょう。」と言う事にしたのですが、その直後に荒川登山口閉鎖のお知らせ。(^o^;  

 予定では7月30日(木)に縄文杉登山ツアー、7月31日(金)に白谷雲水峡登山ツアーとしておりました。 ツアー会社からは「30日の縄文杉を白谷に代えて、31日は海のツアーにしては。」というお話が。 それでもどうしても縄文杉への道は諦めたくなかったので、「30日は白谷雲水峡から縄文杉を目指す。しかし、ガイドさんの判断で途中で終了でもそれに従う。(白谷からの道は荒川登山口からの道に合流しますが、その地点までに荒川からの倍以上の時間がかかる。)」と言う事にしました。
 
 白谷から入れば31日は改めて白谷に行く必要はないので(予定していたツアーではほぼ同じコースになる)、ここで初めて海のツアーを取ろうと考えたのですが、31日まるまる時間が空くわけですから、ならば白谷のツアーはキャンセルし、ドップリ海で遊べるようにシーカヤックを専門に行っている「ブルーウォーターカヤックス屋久島」さんにシーカヤック&シュノーケリングの一日ツアーをお願いすることにしました。

 屋久島はウミガメの産卵でも有名な場所です。 それでもまさかウミガメが見られるとは思っていませんでしたが、ブルーウォーターさんのサイトを見るとカヤックからももちろんシュノーケリングの最中にもウミガメに遭遇するのだと。
 「いやいや、よっぽど運が良ければ、なんでしょ?」と半信半疑でしたが、シーカヤックは初めてでやってみたかったし、シュノーケリングは娘たちが小さなころ毎年のように南の海でやっていたのでとても懐かしい。 一気にやる気マンマンになったわけです。w



 地図など貼ってみました。 まず屋久島の位置とか、最近話題の口永良部島の位置とか大丈夫ですか?w 種子島もすぐお隣なんですね。 九州からもそんなに離れていません。 と、自分が確認している。w

 地図を寄せて見ていただきたいのですが、丸い屋久島一時くらいのあたりに宮之浦があります。(宮之浦と書いてないのですが、町役場支所のあるあたりです。港は宮之浦港です。) そこから北に行くと、ちょうど真北に半島がありますがそれが矢筈崎。 矢筈崎先端が屋久島の最北端になります。 ここを境に東が太平洋、西が東シナ海です。
 今回私たちは宿泊地の宮之浦でピックアップしてもらい、北に向かってまずは志戸子の港でもうひとグループと待ち合わせ。 その後みんな一緒に矢筈崎の根元にある一湊の海水浴場駐車場へ向かいました。

    

 矢筈崎の根元あたりにある駐車場に入ると、まずはみんなでカヤックを車から降ろします。 そしてガイドさんからカヤックの各部、機能などの説明、乗り降りの仕方やカヤック内での座り方、漕ぎ方等、の説明を受けます。 赤いラッシュガードの方がガイドさんです。 ブルーの海パン二人は本日のお仲間。 小学生時代の同級生だそうです。


 そしていよいよ海に向かいます! カヤックを駐車場からビーチに運びますが、結構重かったのですよ。 で、もちろん私も運ぼうと思ったのですが、ガイドさんが「お母さんはいいから。」って。w あ~、なんて親切なんでしょ。w

 このツアーは一日ツアーで、もともとは午前中カヤックで車では行けない秘密のビーチに乗り付けそこでお昼ご飯&シュノーケリング、そして午後再びカヤックでもとのビーチに戻ってくる、というものでした。 が、この日の風では数カ所あるポイントどこもそのような行程は難しいそうで秘密のビーチは中止。
 西からの風をさえぎってくれる矢筈崎東側沿いでシーカヤックをして、お昼ごはんは出発の場所、一湊の海水浴場で食べ、午後は再び矢筈崎東側から出発して志戸子の港へ戻る、という工程になりました。 志戸子へは東方向になるので漕がなくても進むくらい波に乗って行くそうです。 乗ってきた車は社長がまわしてくれるらしい。w


 で、boysはさっそく海に入ってますよ~。 本当に海が水色から紺碧まですっごくきれいなんですよ~。 けど、そういう色が出ないなぁ~。 というのは、これ、FINEPIX XP80で撮っているんですよ。 水中でも使えるコンデジ。 うへへ。 旅行前に「水中写るんです」買いに行ったのにこれ買ってきちゃった。(^皿^)


 ほんじゃ、しゅっぱ~つっ! 矢筈崎の東側なので、ここは太平洋ですよ~。 と、海に出たらガイドさんが「波が静かになってきましたね。 じゃ、少し矢筈崎から離れて行きましょう。」大周りのコースをとりました。


海の水はとても透き通って見えますが、雨の影響などですこし濁っているのだそうです。



矢筈崎があんなに遠くなりました! 
写真左の切れている辺りよりもう少し左の方から出発しています。



私が漕ぐのをやめて写真を撮ると娘は怒るのですが、
やっぱり娘も写真を撮っています。w
スマホは水につけても大丈夫なケースに入れてあります。



仲間のみんなもカッコいいですね~!

 カヤックは波やうねりなどで漕いでも漕いでも進まなかったり、思う方向に行かなかったりして苦労するかと思ったのですが、それ程でもありませんでした。 タンデムのせいかちゃんと進むし、ちょ~楽しい!
 以前下の娘と猪苗代湖でカヌーをしましたが、あの時の方が苦労したような。 カヌーとの違いはカヤックには船尾に舵がついています。 後ろに座っている人が足のペダルで操作するのですが、右に曲がりたい時には右を踏めばいい。 ただ、右に曲がる時オールは左を漕ぐので時々頭がこんがらがります。 けれどカヤックの進行は主に足で(舵で)行うのが基本です。


休憩時は船を波の方に向けます。
大海原でじっと浮いているのは気持ち良いのですが、
ちょっとクラクラして酔いそうにもなります。w

こうしていると遠くから岸に向かって泳いでくるカメの甲羅や
プカッと息つぎに顔をあげるカメの顔が見えたりするのです。



さて今度は矢筈崎にもどり、矢筈崎沿いを行きます。



海の水が水色に見える所は海底が白砂。
紺色に見える所は岩なのだそうです。



矢筈崎先端の灯台の方に行きます!
ここに来る間に私以外のみんなは一頭のカメを目撃しました。
娘には「見えなかったのーっ!?」と言われ。(ToT)



こんなに先端の方まで来ました!
岩に近づくとちょっと怖いです。



水深があまり深くないのか海底の岩が見えますね。



気持ち良くてのんびりしていますね~!
この二人は日焼けOK!、でこのような格好ですが、
ツアー終了後は肌が真っ赤になっていました。w
翌日は縄文杉登山と言っていましたが、大丈夫だったのでしょうか?



私たちはもちろん帽子、サングラス、ラッシュガード、日焼け止めで万全ですよ。w

で、そろそろ出発地点に戻りましょう、と船を漕いでいると。。。

いました!
遠くの波頭にカメの大きな甲羅がはっきりと見えました!
するとプカッとカメの頭と泳いでいる両手(?)が見えて、
なんと、私たちの船の方に向かってグングンと進んでくるではないですかっ!!



キターーーッ!! カメーーーッ! !(゜∀゜)

「え?」 とか言わない。 アオウミガメですから。(-_-メ)



お昼でいったん上陸!
最初の方の写真と比べると、すごく水が引いてますね。
なにしろこの日はブルームーンの満月の日でしたから。



船の中に入った水はシュコシュコッと抜きますよ。w

そしてお昼ごはんを食べに矢筈崎の向こう側(西側)へ移動します。
こちら側が一湊の海水浴場になっています。
つまり、東シナ海の海水浴場ですね。



パノラマ写真なぞ撮ってみました。w
右端の半島が矢筈崎です。
シーカヤックはこの半島の向こう側で行っていました。
何度も言いますが、見えている海は東シナ海です。w



海の青の濃さが違いますよね~。
ここが島の最北部なので、ここから10km ほど西側に行くとウミガメの大産卵地永田いなか浜があります。

お昼ごはん後はシュノーケリングとシーカヤックで志戸子へのクルージングです。
さて、どうなりますか。



晴天屋久島! ~到着の日~

2015-08-03 01:16:40 | travel

2015年7月29日(水)
千尋の滝(せんぴろのたき)

 それはいつのことだったか。 上の娘は5年くらい前に一人で屋久島に行きました。 当時私たちはお互いにあまり話すことがなかったので、娘が帰ってきてしばらくしてから「屋久島行ってきた。」と聞いたのでした。 日程を聞くと台風直後。 ギリギリ船が出たような状態で、島についてもまだ雨が残っており、川の水は増水していて白谷雲水峡ではガイドさんがロープを張って渡らせてくれた、と。
 「そんな状態で、事故があったら何も分からないじゃない。」とまた喧嘩になりそうだったけど、そこでやめておいた。 「屋久島良かった?」と聞くと「すごく良かったよ。」と。 今思えば、普段山に登るような子じゃなかった娘が、そんな天気でもとても感動したようだった。 なぜ屋久島に行きたいと思ったのかも謎だけど、一人でそんな経験をしてきた彼女はその後私が山登りを始めると「いつか一緒に屋久島に行こう!」と言ってくれるようになった。

 そして今年、行く決心をした。

 交通手段や食事のこと、特に早朝に縄文杉登山に出る日はどうするの?、などと言う事は娘もあまりよくおぼえておらず、私も今年はいろいろな幹事をやっていてこれ以上旅行の事を考えるのも煩わしかったので、ネットで少し調べ旅行会社に相談、予約!

 出発直前の「50年に一度の大雨」とそれによる土砂崩れ、荒川登山口閉鎖には驚き、がっかりもしましたが、出発前夜の登山口復旧報告(旅行会社から)にはまたまたビックリ!
 この登山口閉鎖直後には「30日は白谷雲水峡から縄文杉を目指す! 31日の白谷雲水峡ツアーはキャンセルして、海のツアーを入れる。」と変更してあったことが、またまた良い結果となりました。

 前置きが長くなりましたが、きっと本編も長くなりそうです。 よろしければお付き合いください。m(_ _)m

 2015年7月29日(水) 東京 → 屋久島(観光)

     

 屋久島まで船を使うのは恐らく酔ってしまうので、羽田→鹿児島→屋久島を乗り継ぐ飛行機を利用しました。 旅行会社のお姉さんは「ジェット機ですよ。」と言っていましたが、鹿児島ー屋久島間はプロペラ機でしたよ。w 幸いお天気は良く、飛行機はまったく揺れずに屋久島に到着しました。 良かった~。(;´д`)

      

 お天気は良いのですが、屋久島空港の向こうの山々には厚い雲がかかっていました。 「天気予報が晴れでも山の上は雨かもねぇ。」 そんな経験はつい最近もしたような。w

 ツアーには空港からタクシーで観光地を回りホテルまで送ってくれるサービスが付いています。 右の写真は宮之浦川を渡っている所を車窓から。 山の上、晴れてますね♪

 ネットで宿を探すと空港や港から離れた場所にもたくさん宿があり、登山口に近い宿が良いけれどバスの便はそれ程良くない。 送迎をしてくれる宿もあるようですが、やっぱりレンタカーや自分の車で動く人が多いみたいです。 また、宿が登山口や各ツアー集合場所から遠くても、登山ツアーや海・川のツアーをツアー会社に申し込めば送迎してくれる会社が多いようです。 ツアー会社によっては迎えに行く範囲が決まっていたりもします。
 一般的なツアーに無いような宮之浦岳縦走登山などをする場合はバスの時間を良く調べて行く必要があると言う事ですね。

      

 さて、私たちは観光です。 丸い屋久島、2時方向辺りにある空港より南の方向へ向かいます。 原集落の千尋の滝(せんぴろのたき)に行きました。 タクシーの運転手さんは観光ガイドに習熟していらっしゃいます。 お話も上手でとても楽しい方でした。
 左写真、娘たちの先に赤い標識のような物がありますが、そこから左へ登るとモッチョム岳への登山道です。 私たちは道なりに右の方へ行くと。。。見えました!


 手前と奥の二段の滝が見えます。 手前の滝は落差60mでこれだけでも立派ですが、左に見える岩の壁が特徴的です。 なんと250x350m の花崗岩の一枚岩なのですよ! 縄文杉登山でも花崗岩の大きな岩をたくさん見ました。

      

 次は7時あたりにある中間集落にある屋久島フルーツガーデン。 ここは入場料500円を払うと、係の方が付いて園内の季節の植物の説明を聞きながら20分ぐらい散策します。 特に「屋久島の花」と言うわけではなく、南国の花々やフルーツの花、実などを見せてくれます。

      
ニコちゃんマークがたくさん! 右は生姜の種類だそうです。 もう名前は全然。。。w


      
左の黄色も確か生姜の種類。 そして右はドラゴンフルーツですよ。


      

 ドラゴンフルーツを見た後は、かわいいチョウが舞い飛ぶ小屋でフルーツなどを頂けます。 この日はパイナップル、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツとパンに乗っているのはフルーツジャム各種。


そして近くの中間の巨大ガジュマルの木。
NHKのドラマ「まんてん」のロケ地だそうですよ。 
写真右側が中間川なのですが、川に沿って他にもたくさんのガジュマルの木が見られます。



この根がすごいですね。
若い木だと垂れ下がるふさふさした根がたくさん見られます。
この木はとても古いのでもうあまりみられません。



そして最後が8時くらいの位置にある栗生(くりお)集落の大川の滝(おおこのたき)。 これはすごい迫力です!
下の日影部分に人がいるので大きさがわかるでしょうか。
夏の時期になると右側の滝には水が見られないことが多いのだそうですが、
大雨の後ですから、この通り!!






この辺まで行けますが、岩が濡れている時は要注意です!!






先日の大雨で柵が壊れたのだそうです。

この後、予定では島を一周する所だったのですが、この先の西部林道が通行止めですから来た道をホテルに戻ります。



今回のホテルは宮之浦港すぐ近くのシーサイドホテル屋久島です。
南の島なので、夕焼けが午後7時ごろ見られました。
この写真では西の方向を向いていますが、正面と思われるような海の方向は北なので、なんかちょっと変な感じです。


      
さて、夕食です。 「トビウオのお刺身や唐揚げが出るかなぁ~♪」と楽しみにしていたのですが出ませんでした。
翌日の登山のガイドさんによると、「トビウオは家庭料理なのでホテルの夕食には出ないでしょうねぇ~」と。
小さな切り身のフリッターは出ましたけどね。
食事はみんな美味しかったのですが、ちょっと心残り。。。
右がフルーツガーデンでも食べたパッションフルーツです。
中の黄色い部分をこのまま種ごと食べちゃいます。w

さて、翌日30日は縄文杉登山ツアー。
午前4時40分ホテル発です。