out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

庚申山に咲く小さな花を求め ~山頂に至り~

2018-06-11 16:24:46 | 山登り in 栃木県エリア

2018年6月4日(月)
お山巡り 「庚申の岩戸」


コウシンソウ自生地を後にし、お山巡りに進みます。
一人がやっと通れるような細い崖のトラバースやハシゴを上ったり下ったり。
足場は悪いですが、補助の鎖もあるので転んだり踏み外したりしないよう慎重に行きます。


お花を見上げ、


馬の背。


馬の背の先は左の突端に行ってしまいそうですが、ルートは右下橋へ。 


けれど一応突端方向に行って振り返る。 山頂方向の山上部。
木々で見にくいですが、ほぼ切り立った岩。


そんな岩の合間を縫うように進みますが、岩壁にはコウシンコザクラなど。


めがね岩。 と言いますが、実際には穴は三つ。





馬の背もめがね岩もそうですが、浸食されやすい岩なのだろうと思います。
このような岩屋のようにえぐれている部分がたくさんあり、それぞれに名前があったり祠が祀られていたりします。


江戸時代の昔からあるのですからそうそう崩れたりはしないのでしょうが、
ちょっと心配で足早になったりします。





この部分はくぐる自信がなく、左を巻いてゆきました。w





花の着いている壁面も固い岩というよりはモロッと崩れそうな土と岩の中間のような素材で、
その上を細かいコケや植物が覆っており、その中にコウシンソウやコウシンコザクラが生育しています。
たくさん咲いてはいますが、とてもデリケートな環境にいるのでそっと見させてもらいます。





お山巡りを終え、山頂&庚申山荘への分岐到着が 12:15頃。
予定では 11:30頃着きたかったのですが、30分以上押しています。 お昼ご飯も食べていません。
撮りたかったお花は撮ったし、疲れているし、山頂はやめようかな、という気もしたのですが。。。
CTでは山頂はここから35分。 ここでお昼ご飯を食べ少し休憩するとやっぱり山頂に向かいたくなりました。


分岐を 12:40ごろ出発。 もうお花の写真は「あまり」撮らないように。w


30分程急な斜面を登ると、急に平らなコメツガの森になりました。





「山頂付近、もう急登はなさそうだけど。。。ずっとこのままならいいなぁ。」と思いつつ歩いていると、


到着しました~! 感無量!! (13:21)


記念撮影をして、山頂より先の見晴らしの良い所に行ってみる。


鋸山へ続く尾根を経て皇海山。


皇海山のすぐ右側奥は笠ヶ岳、至仏山だそうです。


写真左奥にうっすらと奥白根。 中央より少し右に太郎山、右端に男体山。 男体山左後方が女峰山かな。
男体山手前には社山や黒檜山が見えるようなんだけど、そうなのかな?

座り込むことはなく、ざっと写真を撮り立ち休憩をしたら下山します。
下りは特に慎重に。


分岐まで戻りました。 (14:17)
庚申山荘方面に向かいます。 こちらもまだまだ慎重に。


このようなトレイルもありますから。


大岩の下はウツギなどの花が美しい。


そしてどうにか庚申山荘裏のクリンソウお花畑に。


ここで 15:00少し前。 トイレをお借りして、少し休憩し、残りの長い道のりを歩きます。


旧猿田彦神社跡。(15:09)
CTではあと2時間強。 自転車が功を奏せば5時前に上がれるかな。


一の鳥居に到着したのが 16:04。 脚が棒のようになっていました。


 ここから先、さらに1:10 歩くのであれば辛いなぁ、と思いつつ自転車へ。 ゴロゴロ石、途中登り返しも少しはあるはず。 どの程度座って帰れるだろうか、と自転車にまたがり走り始めると、ゴロゴロ石の道では振動がひどいものの案外乗って走って行けた! 爽快!\(^o^)/
 途中落石の多い部分は押して歩きましたが、登り返しと思っていた部分も自転車をこぎ続けることができ、下りはなんとか大きい石をよけながら軽快に走り続けることができ、結果25分程度で駐車場に到着。 いやぁ~、ちょっと往路の苦労が実った。w

 その後かじか荘で新品のお風呂に入らせていただきました。 午後8時まで入浴OKですので、「美肌の湯」にゆっくり浸かり帰宅しました。

 行くことをためらっていた足尾の地域。 行ってみればとても良い所でした。 庚申山は私にとっては大変なお山で、とても皇海山まで行ってみようとは思えませんが、庚申山だけでもたくさんのシロヤシオ、その他のお花たち、そして思っていた以上にたくさん見ることのできたコウシンソウ、コウシンコザクラに感激ひとしおでした。
 庚申川、水ノ面川にそって深い場所まで山を登ってゆくと現れる険しい岩峰とそこに咲く可憐な花々。 そして山はまだまだ先まで続いていて。 昔の人も修行の厳しさと、ひと時の安らぎを感じたことでしょう。
 また行く機会があるといいな、と思います。 庚申山に登れるかどうかはわかりませんが、袈裟丸山、備前立山、足尾の町、草木湖、前日光、など、きっとまた訪ねたいといます。


庚申山に咲く小さな花を求め ~岩峰を越えお花に会う~

2018-06-10 22:29:29 | 山登り in 栃木県エリア

2018年6月4日(月)
コウシンソウとコウシンコザクラ

ようやくコウシンソウ自生地に入ってきました。
ここまで随分長くかかった気もするし、思っていたほどではなかった、という気もします。
というのも、コースタイムを見ると、それまでの軌道の長さ(距離)に比べ、お山巡りは距離が短そうに見える割には2時間もかかるのです。
それだけアップダウンがあったり、険しいためゆっくり行かなくてはいけないエリアなのでしょう。
ここから先がまだまだ長いのです。

いずれにしても、ここまでの、そしてここから先の距離と時間も忘れ、
この花々との出会いに心躍らせてしまいました!


まずは足元にたわわに咲くコウシンコザクラにくぎ付け。
コウシンコザクラ、と呼ばれているようですが、「ユキワリソウである」という記述を見ました。
また、「庚申山に咲く固有種だろう」というものも読みました。
あまりよくわかりませんので、よく見かけるコウシンコザクラと呼ばせていただきます。


お天気は良いのですが、岩場の陰に咲いているので色がうまく出せません。


切り立った岩場に咲く花たちはこのような状態で咲いています。

奥の方から男性が一人いらして、「あちらの方がたくさん咲いていますよ。」と教えてくれました。
「コウシンソウがなかなか良い所に見られませんね。 上にはたくさんあるのに。」とおっしゃるので上を見上げると、


うわぁ~、本当だ。 たくさん咲いている!
希少なお花で宝探しのようになるかと思っていましたが、たくさん咲いています!
写真では撮りにくいですが、人の手に届かない所に咲いているのは、ある意味良いことでしょう。
そして、人の手に届かない所だけ残っている、ということでなければ良いけれど、という気もしました。


けれどその男性が、「ここと、ここと~、ここにもあるよ。」と撮影しやすいものを教えてくださいました。
なんとこの方、滋賀県からいらしたそうです。 しかもこの花見たさに、既に何度も通われているそうです。
調べるとこの庚申山、そして栃木県、群馬県の特定のお山でしか見られないそうですから、そういう方もいらっしゃるのですね。


コウシンソウは、タヌキモ科 ムシトリスミレ属の食虫植物です。
この唇のような花でパクッと虫を食べそうですが、捕虫部は葉や花茎から分泌した粘液で虫を捕らえ消化吸収するそうです。
秋田駒ケ岳でムシトリスミレを見ましたがそれより一回り小さく、
このように花茎が二股に分かれることがあることもコウシンソウの特徴だそうです。


ちょっと高い所に咲いている物は花が上を向いてしまって撮りにくい。
と思いましたが、コウシンソウは種ができると花を上部に反り返らせ、株より上方の壁面に種を押し付けて植えこむのだそうです。


こちらも花が随分上向きです。 そして茎や葉に黒い虫が捕らえられているのが見えます。


お花正面アップ。


横顔アップ。


ちょっとケムンパスっぽい。w


ここからはコウシンコザクラ。























あっという間に一時間ほどたってしまいました。


お山巡りはまだまだ序盤戦。
ここからは神聖なる庚申山を体験しましょう。



庚申山に咲く小さな花を求め ~始まりはわたらせ渓谷~

2018-06-08 13:41:45 | 山登り in 栃木県エリア

2018年6月3日(日)
わたらせ渓谷線 神戸駅にて

 この季節、コウシンコザクラと呼ばれるユキワリソウと自生地が極めて限られるコウシンソウが共に見られる庚申山には一度行ってみたいと思っていました。 ただ山は林道が長く、岩峰も険しく累積標高が 1,400m~1,700m とか。。。 さらに足尾の方って行ったことないし、熊影濃そうだし。。。
 ですが、行きたくなる衝動は本当に突然来るものです。 ナビタイムで調べると登山口の「かじか荘」までは思ったほど時間がかからない。 庚申山に写真を撮りながら登ることを考えると、私の足では10時間ほどは考えておく必要がありそうで、早朝からの出発が望ましいのですが、「かじか荘」もしくは草木湖の「サンレイク草木」あたりに宿泊できればそれも可能かな、と考えて「サンレイク草木」に電話をしてみると、なんと一人でも部屋をとれた。 都合と天気を考え合わせ決行は 6/3(日)~6/4(月)で行ってきました。

 天気が良くなった 6/3(土)は午前中の用事を済ませ、午後から草木湖に向けて車を走らせる。 関越道から北関東自動車道伊勢崎ICへ。 そして北上するのは渡良瀬渓谷沿い。 「わ鐵かぁ。」 山に登ったり観光したりする時間はないので、わたらせ渓谷鐵道のかわいらしい駅を見て歩くのが良さそうだ。
 花桃、車両レストランで有名な「神戸駅(ごうどえき)」に行ってみる。 ホームに入ると一両の電車が止まっていた。 それがレストランだと思っていた。 ちょうどその時踏切の音が鳴りもう一両車両が駅に入ってきた。 「あら、ラッキー。」 すると先に止まっていた車両が動き出した。 「おぉ! レストランじゃない本物だ!」


その後線路を越えるとレストラン車両「清流」を見つける。
花が早い今年はもうアジサイが咲いているかと思っていましたが、まだ全然。
なので、もう一つ行くつもりだった、アジサイで有名な「沢入駅(そうりえき)」はやめにしました。


草木湖に行き展望台から湖を眺め、ダム近くに行けるという案内を見つける。
近くにある不動滝に寄ってみました。


そしてダム直下。 本当は右の壁から水が噴き出しているはずだったのだけど。


富弘美術館の方に行ってみる。 時間は既に5時近くだったので湖畔の遊歩道だけ。
奥にうっすら見えるのは男体山かなぁ?

湖畔沿いの散策を楽しんだ後「サンレイク草木」へ。 部屋、食事、お風呂共に大満足でした。
9時過ぎに布団に入り、翌朝は4時起き。 5時に出発の予定です。


6月4日(月)
草木湖から30分程のドライブでかじか荘上の駐車場に到着。
支度を整え、長い林道に備えて持ってきた自転車を組み立て出発したのが5:50ごろ。
地図で見ると一の鳥居までの登りはそれほど厳しくないようだったので、自転車で行けるかと思ったのですが、往路は結局ほとんど押して歩きました。
道路には落石や、舗装でない林道部分は大きな石のでこぼこ道も多く、「しまった。 荷物を多くしてしまったかも。」と半分後悔。


まぁ、でも行くっきゃない。


おぉ。 これが「天狗の投石」 これは自然にできたもの?


こちらは流石に人工の建造物でしょう。
この石積みの上に何があったかはわかりませんが、庚申山の歴史はとても長く、784年勝道上人が登山して以来、
足尾に銅鉱脈が発見され、庚申山信仰、庚申講が盛んになったことなどにより、このお山もにぎわっていた時代があったのかな、と思ったりしました。
江戸時代に刊行された「南總里見八犬傳」の舞台にもなっている庚申山は昔から人気のある山だったのかもしれません。


これは何だろう?


一時間ほどで一の鳥居に到着。 ここに自転車を置いていよいよ登山です。


安全に下山できますように。 コウシンソウ、コウシンコザクラが見られますように、と鳥居をくぐる。


お山巡りの分岐までは CT 1:10。
始めは緩やかに水ノ面沢に沿って登ってゆきます。


百丁目


鏡岩(孝子別れの処)


夫婦蛙岩
ここからの登りが急になってきました。


「分岐はまだか~。」と思っていると仁王門。


あざやかなヤマツツジが見られました。


さらに15分程で人工的な石積みが。


ようやくお山巡りの分岐に来ました。(8:31)


ここは「旧猿田彦神社跡」となっています。
ここに100余坪もある平屋建ての神社があったというのですから驚きです。
ここでおやつ休憩をして、いよいよお山巡りに進みます。
お山巡りは「登山経験豊富な上級者向け」と書かれています。 慎重に行かねば。。。


それまでの地図上での距離と考えあわせると、たいへん短く見えるお山巡りの距離なのに、それだけで 2時間のコースタイム。
岩峰の険しさのほどがうかがえます。


が、序盤は急な登りもあるものの、穏やかな風景。


稜線に上がると見えてきた岩峰の山頂付近。 「あれをどうやって登るの?」と思うような絶壁も。


けれどその前になんとも優しいシロヤシオのお出迎え。
まだ咲いていた!


ハシゴも出てきてそろそろ険しくなるかと思いましたが。。。


まだシロヤシオ♪ 随分高い所まで来ている。


シロヤシオを堪能しながら、


遠くの山々を眺め、


ヤマップの軌道を見るとそろそろ険しい岩場、そしてコウシンソウ自生地に入りそうなのですが。。。


で、少し歩くと突然この大岩。 「おぉ~! なんだかこの辺みたい!」


あ。 いた。

つづく



初冬の龍王峡ハイキング #2

2017-12-17 21:04:27 | 山登り in 栃木県エリア

2017年12月3日(日)
浜子橋より鬼怒川上流を望む



龍王峡を虹見の橋からむささび橋まで来ました。
ここまでの間が「白龍峡」と呼ばれるエリアですが、まだ約 1/3。
でもこの先に行く人はあまりいないのかなぁ、という感じ。


とても静かで良い感じ。
所々に見どころの岩「五光岩」「兎はね」「かめ穴」などあり、「あれかしら~?」などと言いながら歩く。w
不思議なことに岩の色は手前が白というか緑というか。 そして奥が紫色っぽい。


さらに先に行きます。


この辺の岩。 枝で見にくいですが、手前左の岩は白く光っているよう。 右側は紫色っぽい。
対岸は緑と白。 いやいや、歩きながら近くで見ると確かに色が違っていて不思議で面白いです。
はるか昔に水の底に沈んでいたり、隆起して盛り上がってきたり、水で削られたりと、
悠久の歴史を感じなくもない。w


そろそろ白岩半島と呼ばれるあたりです。


川が大きく蛇行し、岸が半島のように突き出て見えるのです。
この辺の木々の色がまだ残っており、


とてもきれいな感じの場所だったなぁ。


その後道路(旧道?)にでて道なりに進むと浜子橋。
この辺りで終了のような気でいたところやまとそばさんから
「あと半分ありますよ。」と言われ、大いにうろたえる。w
皆さんも「まだ半分しか来てないのかな?」と納得のいかない感じ。


でもまぁ、急ぐ旅でもないし。 この川の流れのようにゆるやかに行きましょう~。


橋の先はトンネルです。
真っ暗でヘッドランプが必要だったらちょっと怖いなぁ、みんなと一緒で良かったなぁ、と。w

ここで時間は12時半を過ぎていましたので、トンネル脇の日当たりの良い所でお昼ご飯休憩。


さて、出発。 トンネルは3つありますよ。


ここで栗山の方へ向かう道を渡ります。


その先大きな鉄道橋が立つ川を眺めながら歩き、その鉄道橋を越えると「あじさい公園」


その先に「黄金橋」
ここまで来たらもう川治温泉薬師の湯の近く。
浜子橋からは何だかあっけなくあっという間でした。


薬師の湯の丸見え混浴露天風呂を眺めながら、


向こうにもお風呂があるのかしら?、などと思いつつ歩く。 あそこに入るのは勇気がいるなぁ。


そして数分で「川治ふれあい公園」に到着。
やっぱり足湯に入ってくれば良かったなぁ。 ここにふたつあります。


足湯近くの「かわじい」にお別れして、車で龍王峡に戻ります。
約3時間半かけて歩いたところを15分程で戻りました。


 龍王峡は紅葉の写真を撮ろうとでも思わないと、わざわざ歩きには来なかったかもしれません。 ヒルがいるとなればなおさら。 でも今回はとても良いチャンスでした。
 恒例忘年会の翌日、久しぶりにやまとそばさん、モモクリさん、E子さんと歩くことができたことも大変楽しかったです。 またの機会を楽しみにしています!

初冬の龍王峡ハイキング #1

2017-12-08 22:12:12 | 山登り in 栃木県エリア

2017年12月3日(日)
龍王峡虹見橋より五龍王神社と鬼怒川下流を望む

 楽しかった忘年会も終え、3日(日)の朝食後はそれぞれアクティビティーなどに向かいました。 モモクリさん、E子さん、やまとそばさん、私の4人は龍王峡ハイキングへ。 龍王峡のハイキングはこちら東武鉄道さんのサイトを拝見させていただきました。
 昨日の回顧の滝もそうですが、11月初旬に母たちと紅葉を見に塩原~日光を回った際に寄り切れなかった場所を再訪できた形になり、何だか良かった。 いずれまた紅葉の時期に訪れることもあるかもしれないし。 ただ、龍王峡入り口にも書かれていましたが、温度の高い時期にはこの辺にもヒルが出るそうなのです。 6月の鶏頂山登山の後にも寄ったのですが、それで渓谷までは下りなかったのですよね。。。

 今回は12月ということもあり、もうヒルはいませんでしたので、渓谷を楽しみながら歩くことができました!


車を一台川治湯元駅近く「川治ふれあい公園」駐車場にデポしておき、龍王峡から約7キロを歩くルート。
お蕎麦や団子に後ろ髪ひかれつつ、しゅっぱ~つ!(まだ食べたいんかい!w)
時間は既に10時40分ごろ。 早起きもせず、ゆっくり朝食をいただき、片付けもしてきたのでこんな時間から。

渓谷の奇岩、奇石、吊橋、滝など、とても楽しみです!


龍王峡の案内板。 
約2,200万年前の海底火山活動により噴出した火山岩が隆起、鬼怒川により浸食され形成された渓谷は、
その岩の色が場所によりことなるのだそうです!
色の違いにより「白龍渓」「青龍渓」「紫龍渓」に分かれているそうですので、興味深いです。
また、私たちはその先、白岩半島を越え、さらに川治湯元駅まで歩く計画です。


龍王峡のお店の裏側を川沿いにグングン下るとすぐに「虹見の滝」が見えてきます。
この流れ、日塩もみじラインの「太閤おろしの滝」から流れ着いた滝なのですね。


下流側には濃いグリーンの川面と白い岩の上に立つ人々。


虹見の滝や五竜王神社を見て、滝上に向かいます。


虹見の滝の上流には「竪琴の滝」があるそうですが、
たぶんこれより少し上に見えた滝なんでしょうね? これではないと思います。


滝上から少し下って、


虹見橋。


橋上から上流を見る。


対岸のトレイルは木道になっており、川沿いという感じがしない。
奇岩、奇石、のすぐ上なのに岩っぽくないのね。


対岸にもうひとつ滝が見えました。
右上の流れにうっすらと虹が見えますがわかりますか?
肉眼ではもっとはっきり見えましたが。。。


少し歩くとさらに良く見えたのですが、この木の間からではね。
岩々の渓谷沿いとは思えない木道トレイルを進むと、
さらに「底なし沼」と呼ばれる湿地のような場所を越え、
まるで湿原歩きのようなハイキングを楽しんでいると、


「むささび橋」に到着。 この日のメンバー。


ポカポカ陽気の良いお天気。


良い眺め~! 奥には渡ってきた虹見の橋が見えます。


こちら上流側。 岩は青くなるでしょうか。


橋を渡った先には「むささび茶屋」さんがあり、飲み物など売っていました。
トイレもあります。(この日は開いていたように見えましたが、冬季閉鎖になるようです。)
ハイキングは始まったばかり。 先に進みましょう。


酉年計画ファイナル ~鶏頂山・釈迦ヶ岳~ #2

2017-06-16 22:03:12 | 山登り in 栃木県エリア

2017年6月10日(土)
鶏頂山山頂直下より御嶽山、釈迦ヶ岳、中岳を望む

 鶏頂山で酉年計画も達成し展望も楽しんだ後は高原山主峰釈迦ヶ岳に向かいます。 これまで高原山には何度もお邪魔しました。 アカヤシオやシロヤシオのお花見で学校平のほうから大間々、剣ヶ峰、大入道を回るコースは行ったことがあり、釈迦ヶ岳への分岐も確認していますが、まだそちらへ向かったことはありませんでした。 今回このコースで釈迦ヶ岳に向かうことができるのも大きな楽しみのひとつでした! しかし、二ついっぺんに踏破ということは、登り返しがあるわけです。 大丈夫でしょうか。


鶏頂山を登り終え振り返ります。
いやぁ~、良かった、良かった。(*^^)v


まずは御嶽山への登り。 それほど高くはなさそうですが、登りは登り。w


御嶽山頂上付近。 復路はここまで登れば鶏頂山を巻くことができるので、それだけが救い。w


いったん下ってまた釈迦ヶ岳への登りが始まります。


岩場の登りもあり急登ですが、シロヤシオがきれいです。


こんなコラボも。


photo by やまとそばさん
急な登りは20分程度だったでしょうか。 無心に登っていると。


大間々への分岐。
この道標、20年前にやまとそばさんが担ぎ上げたものだそうです。
木製だから重かった~、とのこと。 いや~、すごいですね~。
「ここまで来たらもう5分だよ~。」と言うことで。。。


来ました~! 高原山主峰釈迦ヶ岳~!!\(^o^)/ (11:18)
この山頂標識もやまとそばさんが運ばれたそうです!


やまとそばさんはこれで通算52回目の釈迦ヶ岳ということ。
周りを見渡すとすでに雲が広がり展望はなくなってしまったのですが、
「この辺が日光連山。 あの辺が那須連山。」とエア山座同定をしてくれました。w


このお釈迦さまも拝見したかったですよ~!


鶏頂山山頂には神社の建物が見えます。
周りは既に真っ白になりました。
が、風もなく、寒くなることもなかったので、山頂に座ってお昼ご飯を食べました。
ゆっくり休んだので下山します。


登りが急なら下りも急です。(^^;


photo by やまとそばさん
が、下りもお花など見ながら。


御嶽山山頂付近からトレイルを右にそれ鶏頂山を巻いてゆきます。
だんだんと周りの白さが近づいてきました。





弁天池手前でお花を撮っているとポツポツと落ちてくるものが。


軽く降っていた雨も時折本降りになるほどだったのですが、
すでに緩やかな下り斜面に来ていたので傘をかぶって下山します。


ところが駐車場手前でこの青空!


photo by やまとそばさん
わたしもゴールしました!(13:20)

 後半天気の崩れがあったものの、無事酉年計画達成、プラス高原山主峰にも登ることができ満足な一日となりました。 鶏頂山にやまとそばさんと登れたことも大変良い思い出となりました。 またの機会、よろしくお願いします。

 さて、早い時間の下山になる予定だったので、この後私は三依の青いケシでも見に行こうか、と計画していました。 が、残念ながらこの後またすぐに雨が降り始め植物園散策には向かない空模様。 ならばとこちらも以前より行きたかった「芹沢湧水庵」さんに向かいました。 その話は機会があればまた。w


帰路はいっそ西那須野塩原へ抜けようかとも思ったのですが、会津西街道を鬼怒川まで戻り温泉~♪
「鬼怒川公園岩風呂」に浸かってきました~! いいお湯でした~!!


お風呂上り、空が良い色だったので高原山が見える鬼怒川公園駅近くの架橋へプラプラ。
近くで見ると結構な登り返し。 よく頑張りました~!(*^▽^*)
こちらのほうのお山にもまた来てみよう。


酉年計画ファイナル ~鶏頂山・釈迦ヶ岳~ #1

2017-06-14 23:55:41 | 山登り in 栃木県エリア

2017年6月10日(土)
鶏頂山~御嶽山鞍部から鶏頂山頂上を見上げる。遠くに鬼怒川の町。

 年初より酉年に因み栃木百名山に挙げられる「鶏」と名前に着く山四座登頂を目指してまいりました。 すでに下記三座を踏破し残る一座は高原山の鶏頂山。 思い起こせば霧降のキスゲ平より良く眺めていた鶏頂山です。 あんなにとんがった山に登るのはムリムリと思っていましたが、実はものすごく登ってみたかった。
 せっかく登るなら栃木百名山の鶏頂山ページ筆者やまとそばさんと登りたい、とは以前から思っていたこと。 ようやく日程も合い天候も良さそうだったこの日、いよいよ決行となりました。

 待ち合わせは7時、龍王峡駐車場。 その後日塩道路を旧鶏頂山スキー場に進みその駐車場に車を停めて登山の予定です。 以下はこれまでの鶏山行です。w

 1月 3日 日光市 鶏鳴山 
 2月18日 塩谷町 鶏岳
 3月23日 茂木町 鶏足山


旧鶏頂山スキー場駐車場に入る入り口にはこんなに立派な鳥居があります。
これは相当立派な施設があるのかと思ってしまいますが、この後道路は傷んで凹凸が激しく、運転には注意が必要です。


旧鶏頂山スキー場駐車場です。 建物は鶏頂山山荘でしょうか。 登山の際大きな駐車場があると安心です。
が、残念ながらトイレはありませんし、駐車場も傷んでゆくのかと心配になります。


鶏頂山登山道の説明版です。 ご覧の通り登拝コースなのです。
古のころより信仰の対象とされてきたお山だということがうかがえます。
現在でも登山道にはいろいろな石碑や祠があり、登山道も整備されとても良いコースです。

ここから始めは旧スキー場斜面を登ります。(7:55) スキー場と言っても緩やかな登りで助かります。w


しばらく歩くと枯木沼湿原があります。(8:13)


鳥居の足元には苔むした小さな狛犬。
狛犬の周りにはワラビ? 袋をもって歩いている方たちもいました。


水の中にはサンショウウオ? イモリ?の卵。 オタマジャクシもいっぱいいます。


ズミなども見られ趣のある湿原ですが、木道が。。。


湿原を通り抜け、スキー場トップも越えて弁天池を目指してゆきます。 弁天沼までは緩やかな登りで森歩きと言う感じです。
午前中晴れ予報だったのに出だしは曇り。 けどだんだん陽が射してきました。


弁天池到着です!(9:00)


この先に平家の隠れ家跡地があるというのですから驚きです。


左釈迦ヶ岳とありますが、私たちは直進です。 帰りはこの左側のトレイルから帰ってくる予定です。


「ここから先が急ですよ。」の言葉通りいきなり急です。


時にこんな階段も。


なんとなく縁に出た感じ。(9:27)
ここが鶏頂山と釈迦ヶ岳方面への分岐、稜線でした。


開けた展望から見ると、左から御嶽山、釈迦ヶ岳、中岳です。
鶏頂山を登り終えたらこれを釈迦ヶ岳まで行きますよ。


この辺まで登ってくるとベニサラサドウダンがあちこちに満開!


シロヤシオまでも咲き誇っています。
分岐から先も結構登るなぁ、とお花を見ながら頑張りました!


そしてとうとう鶏頂山山頂と~ちゃ~くっ!(9:47)


photo by やまとそばさん
はいっ! 鶏山四座完登!!\(^o^)/


お天気も上々となったので遠景を眺めましょう。 まずは北東、那須方面。
奥中央、ドームのように丸いのが茶臼岳、その左にとんがっているのが朝日岳。
手前が前黒山。


東には御嶽山、釈迦ヶ岳。
下って登って下って登る。。。。(^^;


南東には中央に宇都宮アルプス。 左端に羽黒山。


「連山は雲がかかったなぁ。 見晴らしの良い場所がないかなぁ。」と探し回ってくれるやまとそばさん。


かろうじて女峰山は見えますが、男体山は雲の中。 女峰の右に太郎山、奥白根。
女峰山の足元には大笹牧場と六方沢橋も見える。
向こうからここを見ていたんだ。


西北方面には尾瀬や南会津の山々。 左端は至仏山かな。


そして会津駒ケ岳、三岩岳、窓明山あたり。

充分休憩したので釈迦ヶ岳に向かいます。



小さな巨人 ~大小山~

2017-04-11 23:59:29 | 山登り in 栃木県エリア

2017年3月29日(水)
麓の田園から見上げる大小山

 両崖山に続き、大小山にやって来ました。
 東北自動車道を浦和から車を走らせ、渡良瀬川を越えると栃木県。 平らな関東平野の田園地帯を走り抜け、一番初めに近づく山が三毳山。 この辺で関東平野の北端に来たのだなぁ、と実感できるポイントです。 そんな関東平野の北端の一部を形作るのが三毳山や先に登った両崖山、そしてこの大小山など。 最近歩いている多摩、秩父あたりから見られる一番手前の山々だと思うと興味もわきます。
 あちこちのレポで拝見したこの「小大」の掲示。 実際見ると感慨深いものがありました~!


さらに、大小山登山口に向かう道中には広々としたこの田んぼ。
いい風景ですね~!!


田んぼの畔には可愛らしい草花が花を咲かせているもので、
登ることも忘れ座り込んでしまいました。


登山口には大きな駐車場、トイレ、そして上の写真の様にベンチ、杖まで用意されています。
では、「妙義山廻り」からスタート。


スミレがかわいい。


急斜面もありますが、お花を見ながら
登ってゆきます。


一見するとまだまだ冬木立だと思っていたのですが、
こうしてみるとすでに新緑でした。


「小大」が見えた!


そして広がる空と平野も美しい!


さてもう少し、と思っていると。。。


ロープ。 おぉ。 小さいながらも侮れない。
なかなかスリリング。


同じような画像ですが、平地から近い分、登った分だけ見ている角度の違いが判って面白い!
左奥が三毳山。


三毳山の左を寄せてみれば岩船山と左のほう、高いのが晃石山?


「小大」の表示が同じくらいの目線に。


最後のロープを登ると山頂標識が見えました。


妙義山山頂到着~!
標高 313.6m なのですが、登った感ありました。w


こちらもクリアな空なら遠くの山々まで見晴らせるのでしょうが、
この日は残念。


それでも絶景な様子は十分に伝わってきます。


うまく機会が取れれば、水の張った田んぼの時期に
下からも上からも眺めてみたい。


景色を楽しんだら大小山に向かって下山します。
とても急な斜面です。


大小山山頂。 お先の二人が休憩されていたので私はサッと。
この辺から次の予定も気になりだしたので。。。


展望台。


そして足早に女坂へ。
本当はもっと雄大な景色が眺められるお山なのでしょうが、
この日の景色でも十分に楽しむことができました。
またある晴れた日に登り「わー!こんなだった!!」とびっくりする日が来るような気がします。
この後は初春のお花見へ。



陽を浴びて歩く両崖山

2017-04-08 19:57:49 | 山登り in 栃木県エリア

2017年3月29日(水)
両崖山より望む足利市街地

 3月末、2016年度の仕事も終え、ようやく来た春休みには小屋泊りでちょっと高い雪山に登りましょう!、と計画していたのですが天候すぐれず延期。 どこかに登りに行きたいなぁ、と思うもちょっと高い山はどこも風が強そうだったり、天候が優れないようで。
 おまけに新年度の準備や手続き等、ありがたいことに例年になく忙しかったこの時期そうそう遠くに行く気にもならず。。。そろそろ春の妖精たちが目覚め始めたという声を聞き、天候の安定した低山に登るのがいろいろ心配なくていいわ、と思い行ってきました。 栃木県南のお山。
 こちら両崖山の登山口織姫公園には以前「夜景でも見るか」と行ったことがありました。 薄暗くなってから現地に訪れたため、木がかぶるような場所しか見つけられず、再度明るいうちに行ってみようと思って以来はや2年。 ようやく公園より上の両崖山に辿り着きました。
 とは言うものの、今回もあちこち行きたくなってしまいせっかちな山行になってしまいました。 いずれもっと味わい深い山行に変えられるといいなぁ、と思ってはおります。 が、まずは知っておくことが大事ということで。w

 山を下り翌日には「PC動かず」のトラブルもあり、ますます新年度準備が停滞するわけですが、「もうできないもんは仕方ない!」と腹をくくり(w)この後さらに丹沢に山登りに行ったりもしましたが、ようやくNew PC もボチボチ使えるようになってきました。 記念すべき New PCからの初投稿。 ではでは。w


せっかくの両崖山登山。 織姫神社から歩きますか、という気もしたのですが、
やはり以前利用した駐車場に向かうのが無難、と少し標高も稼いで織姫公園から。
平日8時、噴水広場下の駐車場はすでにいっぱい。
「あれ。ずいぶん人気があるんだな。」と登ってゆく。


もうあちこちにスミレの花がかわいらしい。
今頃は桜も咲き始めているのかな。


駐車場すぐ上の噴水広場。
以前はここから夕焼け空に富士山が見えましたが、この日遠くの空は真っ白。
遠くの山は全く見えませんでした。 


かろうじて近くの山と街並みが霞の中に見えるような景色。
でも、この街の中にこの山。 「すぐに登れる山があっていいなぁ。」と思う。


〇〇イチゴ?、もたくさん咲いていました。


たくさんの人が登って行きます。


「お~い!おはよう! 〇〇さんはもう降りた?」のような挨拶があちこちで。
そうか~! 毎日の日課になっている人たちがたくさんいらっしゃるようです。


青空も見え始めました。
歩いていると汗をかきますが、止まれば風が涼しい。


何か所か展望台のような場所がありましたが、ここまでくれば山頂まであと少し。


この一番遠くの山並みのその奥に日光連山も見えるのだそうです。
写真を拡大すると白くうっすらと見えるのですけどね。
この日は肉眼でもなかなか見づらかった。

最後の展望台から先、急に山の雰囲気が変わります。


緑濃い鎮守の森に囲まれたようなこの場所。
階段をずずっと登ってゆくと。。。


両崖山山頂に到着しました!
とても神聖な雰囲気で、地元の方たちも深々と頭を下げ手を打っています。
そして私が写真を撮っていると、「カタクリを撮りにきたの? この先に咲くところがあるよ。」
「ここにあるのはタブノキというんだよ。」といろいろ教えてくださいました。


タブノキの自生林はこの辺が北限なのだそうです。
この先、行道山のほうへ向かえばカタクリが咲いているそうです。
天狗山のほうへ向かえばグルッと周回で足利の街を歩くこともできる。
のですが、この日はピストンで下山しました。


向こうのほうの大小山にも登ってみよ。
みかも山でカタクリも撮影して帰ろう、などと思っていたからです。


いずれ天狗山に回ってこの右側の尾根も歩いてみたいです。


既にあちこちに咲いていたツツジ。

ほのぼのとしていたら木々の合間からガサガサッと!


ビックリするじゃないかぁ~!w


無事一座終了。
ということで、次に向かいました。