out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

東北詣#4 ~やっぱり田沢湖~

2016-07-01 00:21:48 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月20日(月)
田沢湖 たつこ像

 車があればやっぱり田沢湖を訪ねてから新幹線に乗りたくなります。 バスで田沢湖高原温泉からJR田沢湖駅に向かう場合、いったん田沢湖畔によって、そして駅に向かいます。 近いのにちょびっと見て素通りなのです。 なので今回はたつこ様、見てきましたよ。w


 前日ホテルの人に車で田沢湖一周はどのくらいかかるのか訪ねると、「30分強ですよ。」とのことでしたので、グルッと廻るつもりです。
 途中田んぼがきれいだったので車を停めました。 曇っていて湖面は灰色なのですが、時折陽が射すとなにか特殊な青色を感じます。


車を停めた近くのバス停。
私もせいいっぱいがんばりますよっ!w


そしてたつこ像。 背景に駒ヶ岳が見えたら良かったね~。 


さて、次に向かったのが御座石神社。
神社は山側に建っていますが、


鳥居が湖沿いに建っています。


 鳥居の先が平たい岩になっていて、かつて秋田佐竹二代目藩主、義隆公がこの岩場に床机を据えて田沢湖の景色を眺められたことから「御座石」の名がついた、ということです。
 空には雲がかかり、やや逆光なのでここではあまり感じませんが、順光でこの辺の水を見ると。。。


こんな色に見えるのです!!


いや、本当にこんな色なんですよ!


日本一深いと言われる田沢湖。
神秘的な景色でした~。


 さて。 ようやくこれで東京に戻ります。

 目的であった秋田駒ケ岳にはようやく良い条件で登れて、今回は本当に良かったです。 車を借りたおかげで、観光もできました。 それも良かったです。 が、やっぱりもう一日乳頭山に登れたらなぁ、という気持ちもあります。
 さらに言えば、やっぱりまだまだ駒ヶ岳のちょっと外れたシーズンのお花なども見てみたいし、国見温泉からも登ってみたいし、などなど。。。

 身体はひとつしかありませんし、「花の命は短くて」の通り、花期、天気、休み等が合う事は奇跡のような気もします。 が、願っていればいつかかなう気もするし、願っているだけではかなわないこともありますから、これからも「せいいっぱいがんばろう!」という気持ちです。w

 長くなりましたが、これにて東北詣の旅行記、終了です。


東北詣#3 ~雨の乳頭温泉郷散策~

2016-06-30 22:24:37 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月20日(月)
乳頭温泉郷のブナ林を行く

 前日19日、駒ヶ岳を満喫し、翌日20日(月)は登れるものなら乳頭山に登る予定でした。 しかし前日チェックした天気予報では雨。 朝起きた時にも雨でしたので、予定通り第二案、乳頭温泉郷散策&登山口確認とします。

      

 昨年同様、今年も宿泊は田沢湖高原温泉の「ハイランドホテル山荘」さんにお世話になりました。 じゃらんで予約できるし、一人でも泊めてくれるし、朝ご飯を食べなければお弁当を作ってくれるし、なによりここのお風呂好きなんです。 
 女性用お風呂の中に浴槽の半分以上を占める、天井まで届くような大岩が入っているのです。w リンク先のお風呂説明のページでも見られるのですが、あの岩の迫力はいまひとつ伝わっていないかなぁ。w 半露天のお風呂も冬にはいいのでしょうね。
 お湯は乳頭温泉からの引き湯なのだそうです。 日光湯元と中禅寺のような関係ですね。

 昨年は二日とも朝食弁当を作っていただいたのですが、今回は初めてホテルで朝食をいただきました。 土、日曜日はバイキングのようですが、月曜日だったのでこのような朝食です。 朝の温かい卵焼きはうれしいですね~。


 朝食を終え、車で乳頭温泉に向かいます。 便利だわ~。(*^o^*) ほんの10分ほどで「休暇村乳頭温泉郷」に到着です。
 まず、乳頭温泉郷のロケーション、そこにある7つの温泉宿についてはこちらをどうぞ。 → 「乳頭温泉郷」

 上の地図は休暇村のロビーにあるウォーキングマップです。 休暇村さんではウォーキングガイドもなさっているようです。 この日は雨が時折強く降っていたため、私がこのマップを拝見していると宿泊者の方がガイドの方に「雨だからやめにしておきます。 午後の回の時間にまた来てみますね。」と言っているのが聞こえました。

 このマップ(もちろん小さいもの)は入り口近くのテーブルに積んであり、だれでも自由に持って行って良いようです。 私も飲み物を買って、一枚いただきました。


 上のマップをトリミングしました。 赤い線がこの日私が歩いたコースです。 
 私は昨年秋田駒ケ岳の本を購入し、そこに乳頭温泉の散策マップも着いていました。 上の地図とほぼ同じものでしたが、実際今回歩いて気付いた点があります。 車が黒湯温泉までしか入れないようなイラストですが、孫六温泉まで車で入れます。 孫六温泉が休暇村から入って行く車道の最終地点になりますが、そこに駐車場もあります。 そこから大釜温泉へは、車道は繋がっていません。

 各宿、温泉施設の駐車場には当然「宿泊、入浴以外の人の駐車はお断り」と書かれています。 なので地図にPで示されているのはそういう方たち用です。 登山者は休暇村下の「公共のトイレはここだけ」と書かれた所には停めて良いようです。

 今回乳頭山には登れませんでしたが、鶴の湯を除く乳頭温泉郷散策と共に、3つある登山口を確認するだけで3時間ほどかかりました。 ブナの森は美しく、草木の花々も見られ、楽しかったです!


 まずは休暇村の前を右へ。 黒湯温泉に向かって歩きます。 雨ですし、薄暗くて怖いので、今回は横道のトレイルにはそれずに、ずっと車道を歩きます。


雨は激しく降ることもありましたが、「雨のブナ林は傘いらず」と言うように、ブナ林がたくさんの雨を受け止めてくれます。 
ブナが受け止めた水を根元に流しやすいよう、ブナの樹幹には上から下に向かって溝がある、と読みました。


確かに、溝というかくぼみというか、水が流れています。


林床にはあちこちたくさんのギンリョウソウ。


雨宿り。








空吹湿原、興味深いですね~。
行ってみたかったなぁ~。





おっ!?











黒湯温泉です。
駐車場にはたくさんの車が来ていました。
「黒湯」と書かれた看板の向こう側を左の方に下って行くと、黒湯温泉と乳頭山への登山口に向かいます。


ここで右が黒湯温泉。 左が一本松コースに続く登山口です。


まずは黒湯温泉をちょっと拝見。
茅葺き屋根の建物があり、「自炊棟」と書かれています。


 受付の建物前にあった案内板です。 黒湯温泉の宿泊施設は自炊棟、旅館棟があり、お風呂も混浴の「上の湯」と男女別の「下の湯」があります。 しかも、上の湯と下の湯では泉質が違うんですよ! 広い施設で、趣があって、贅沢ですねぇ。


 お風呂に入りたい所ですが、登山口確認。 先ほどの分岐を左の方へ下りて行くとこの写真の左からの道に出てきます。 私が写真を撮っている道を後方に向かうと一本松コースという事です。 で、写真正面に舗装道路が見えますが、そこが孫六温泉に続く車道です。 舗装道路に車が停まっていいますが、そこが孫六温泉の駐車場です。 きっとこの車道、新しくできたんですね。
 このまま車道に向かって歩いて行くと、右側に橋があります。


 それがこれ。 そしてその先が孫六温泉です。


こちらにも茅葺き屋根の建物があり、趣がありますねぇ。
申し訳ない感じで、このような庭先を通りぬけた先に。。。


孫六コースの登山口がありました。 あ~、行ってみたかったなぁ。


 そのまま大釜温泉の方に向かって歩いて行きます。
 車が通れるような道ですが、ここは孫六温泉の方に向かうと先ほどの庭先になってしまいますし、駐車スペースもありませんので、おそらく一般の車は入ってこないものと思われます。





これがネマガリタケなんでしょうか?
あちこちに見られるんですよ。 夕飯にはでなかったなぁ。 食べたかったなぁ。
しかし、これを見てちょっと柏手を打って速足に歩きました。(^o^;


大釜温泉まで来ると、休暇村前のR194からの道に出ますが、その手前に蟹場コースへの登山口があります。


これがR194から歩いてきた道を振り返った図です。
右の建物が大釜温泉。 左に見える白い看板の奥に左に入る道が見えますが、そこが蟹場登山口入り口です。


場所が大釜温泉の脇で、登山口の脇に孫六温泉の標識があり、
蟹場温泉はR194をさらに少し登った所なので、ちょっとわかりにくいですね。
登山道が蟹場温泉の方へ続いているようですね。


さて、私はR194を蟹場温泉まで来てみました。
こちらの温泉は yosiさんが先日入っていましたね。


その後 R194を休暇村に向かって戻ります。
大釜温泉の先に妙乃湯温泉があります。


休暇村まではほんの15分くらいでしょうか。
いったん休暇村に戻ったのはお昼ご飯を食べたかったからです。
ここはやっぱり稲庭うどん。 細い面がツルツルっとおいしかった~!


そして車で大釜温泉にもどり、お風呂に入ってきました。


木造の建物は、もと学校の校舎だったそうです。


 足湯も良い雰囲気ですね~。

 ここで1時間半ほどゆっくりしました。 途中ぽつり、ぽつり、と入ってきた方がいましたが、ほぼ貸し切り。 雨も上がっており、温泉は暖かく、外の空気は冷たく、露天風呂で長湯するには最高です。 「はぁ~~~、いいなぁ~~~。」と心から思ってお湯につかりながら木の梢と空を見上げていました。

 が、夕方の新幹線で東京に帰らなくてはいけません。 車もあるし、もう一カ所行きたい場所があります。。。





東北詣#2 ~秋田駒ケ岳#4~

2016-06-27 23:49:34 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月19日(日)
大焼砂から馬場の小路を望む

 憧れの馬場の小路(ムーミン谷)を満喫し、大焼砂まで登ってきました。 その時点で2時20分くらい。 CTでは1時間35分で八合目バス停に着けるのですが、この先まだタカネスミレもコマクサも撮りたい。 その他にも咲いているお花があるだろうなぁ、しかも大焼砂のザレは登りにくいよなぁ、と思うと 4:25のバスに乗るにはかなり厳しい気が。。。

 しかし、だ。 昨年のことを考えれば、ここは5時のバスに乗って帰れば良い話で、思う存分写真を撮って帰ろう!、と思ったわけですが、思う存分やってると5時にも乗り遅れそうな私なので、やはりここはマックス急いで行ってみる!w


 昨年はたくさんあったように見えたコマクサですが(暴風雨であまり見えてませんが)、今回は咲いている物はほとんど見られませんでした。


ここの個体は良く咲いていますが、まだつぼみも出ていないような物がほとんど。


その分タカネスミレは威勢よく咲いています。 
が、進む先が見えませんよ。(^o^;


谷底の馬場の小路もすっかり雲に隠れてしまいましたが、
雲は絶えず流れているので、時折その姿を見せます。


奥左が男岳、右が馬ノ背。
谷底には駒池と歩いてきたトレイル。


タカネスミレの群落がどこまでも続きます。


しかし、やはり横岳までの登りは非常に辛かった!
時間を気にしていたこともありますが、長い砂礫地の登りは本当にこたえました!


ようやく横岳。 
撮影していたとはいえ、CT40分のところ、一時間くらいかかってしまいました。


「でも、まぁ、いいわ。」とおやつタ~イム!
これも到着の日に駅前で買ったもの。 「焼きゆべし」と書いてありました。
「焼き?」という感じですが、これ美味しかった~!

雲が出てしまったので、今年も横岳、焼森辺りからの阿弥陀池周辺を望むことはできませんでした。
残念。。。


横岳から先の道、まだシャクナゲは咲いていませんでした。
そしてこの道、少し歩きにくい所があります。
えぐられた登山道、足元が見えない覆いかぶさるような木々、大きな段差などです。


木が近くに見えるのは良いんですけどね。


で、焼森到着。 まっ白。w
CT通りに着けて 3:30。 あれ。 いい感じ。
この先CT通り40分で八合目に到着すれば 4:10 で 4:25のバスに乗れる!


と、思っていたのに。


そうだ、そうだ。


ここにもシラネアオイがたくさんあったねぇ。








沢や桜もきれいなのだ。
でも、ほんとに早く行かなきゃ、と思ったのに。








そしてこれを撮ったのが 4:12。
もう間に合わない。。。と思うでしょ?

実はここからは既に八合目避難所の屋根が見えます!
4:25のバスに間に合いました~!!\(^O^)/


 アルパに戻ってきました。 山の頂付近にはやっぱり雲がかかっています。 最後まで晴れ、とは行きませんでしたが、素晴らしい一日でした。 
 電車で予約をして行くとなかなか日を選べませんので、この時期思い通りに行くことは少ないかもしれませんが、それでもなお再び行きたい気持ちでいっぱいです。 季節を変えて、もいいでしょうが、まだこの花の時期に見てみたい、乳頭山の方へも足を伸ばしたい、そんな気持ちが倍増してしまいました。

 できたら来年も行きたいなぁ。。。そんな気持ちのまま秋田駒ケ岳のレポは終了です。 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 でも、まだ続きます。m(_ _)m


東北詣#2 ~秋田駒ケ岳#3~

2016-06-26 13:05:02 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月19日(日)
馬場の小路(ムーミン谷)より男岳を望む
男女岳、男岳と登り、いよいよ楽しみにしていた馬場の小路に下りて行きます。
 


 鞍部から谷へのトレイルはとても急で、小さめの岩が敷き詰められたようになっているため落石を起こさないよう歩くのに気を使います。 ここには人が写っていませんがたまたまで、お天気の良い日曜日ですから、たくさんの人々がここを登り降りしています。 20名くらいの団体さんともすれ違いました。


人の波の合間を縫って、足場を確保してお花も撮ります。


こういう厳しい環境だからこそ適した花がここには咲いているのでしょうねぇ。
しかし、昨年ほどたくさんの種類のお花は見れないなぁ、と思っていると。。。


おぉっ! シラネアオイの群落! 遠いけれどたくさん咲いているなぁ!
前週くらいに見ごろと書いてあったので、見られないかと思っていたけど。


と、歩いているうちに近くにも!


確かに痛み気味の物が多いのですが、やっぱりきれいっ!!











思いがけずたくさんのシラネアオイを見ることができ、大感激でしたっ!!


人の波を待ったり、お花を撮ったりで、こちらも思いがけず時間がかかってしまいました。


ようやく谷底に到着。 奥には鮮やかなムラサキヤシオ。
そして少し歩くと。。。


咲いていました!!
良かった~っ!!\(^O^)/
阿弥陀池周囲にあまり咲いていなかったので心配していましたが、咲いていました!


鞍部から谷を降りてきて、振りかえって撮った写真です。
つまり、高い山が男岳です。


何枚も同じような写真ですみません。w
でも、本当にうっとりなんです。
左の大群落はもちろんチングルマ。 右の方に白く見えるのはヒナザクラです。


で、ヒナザクラ。








チングルマ。





さあ! 楽しみにしていた駒池に向かいましょう!!


朝、国見温泉から来て午前中にこの辺から撮った方の写真では、
波のない駒池に男岳方面の山がくっきり写っていました。(ToT)
ま、なかなか良い所ばかりではありません。 
今回はお天気も良く、お花も咲いているのですから最高です!


このおとぎの国のような谷もかたがり泉水まで来ると終盤です。


ちょっとした森を抜け、


その後は、


真っ黒な砂礫地、大焼砂となります。


登りきる手前に横岳方面と横長根方面への分岐があります。


そしてこの頃から山には雲がかかり始めました。
男岳分岐の鞍部から馬場の小路では、なお一層時間がかかりました。
この辺で既に2時過ぎ。。。
8合目からの最終シャトルバスが5時発なのは確認しましたが、
できればその前の 4:25 に乗りたい所です。


けどこんなにかわいいタカネスミレの大群落がぁ~!!
ここにコマクサも咲いていたらどうするっ!?


しかもズルズル後退する登りにくい砂礫のトレイルは横岳まで延々続きます。
ちょっとピンチッ!w

つづく




東北詣#2 ~秋田駒ケ岳#2~

2016-06-25 00:12:15 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月19日(日)
男岳山頂直下から馬場の小路(ムーミン谷)を望む

 秋田駒ケ岳。 登り始めて阿弥陀池まで来ました。 ブログもまさにわたしの歩みの通り、ゆっくりゆっくりで先に進みません。 「ムーミン谷を見せてくれ」という皆様ごめんなさい。 まだこの回にも登場しません。w


阿弥陀池をまずは南側、男女岳のすそ野に沿って進みます。 
避難小屋の方に向かう道すがら、左手にはチングルマの大群落。


避難小屋手前で男女岳山頂への分岐。
雪渓の方に下る登山道は今は廃道になっているようです。
皆さん雪の上を楽しんでいました。


わたしは男女岳山頂へ。
登山道両側に小さな花がたくさん見えますが、
登山道の岩の間にもたくさんの花が咲いているのです。


浄土平の名前の通り、本当に美しい景色です。
奥がこの後登る男岳です。


振りかえると阿弥陀池小屋、その右上にそびえるのが横岳。
横岳山頂から写真左への稜線が焼森へ続いて行きます。
ここからは見えませんが奥の方に大焼砂への稜線も続いています。


山を見たり足元の花を見て急な階段を上がれば。。。


山頂に到着です! やった~!\(^O^)/
秋田駒ケ岳最高峰、一応ここが駒ヶ岳山頂という事になっているでしょうか。
今年は来れて良かったな~。(ToT)


男女岳山頂から北方向の風景。
手前左が笹森山、右が湯森山。 湯森山の奥に笊森山。 その左が乳頭山。
やっぱりここを歩いて乳頭山まで行ってみたいなぁ。
笊森山右奥にはうっすらと岩手山も見えます。


南の方向には右に大きな男岳。
馬場の小路への鞍部へ下り、左は馬ノ背へ。
鞍部の向こう側には女岳の頭が見えます。


景色を楽しんだら下山です。
避難小屋に降り立ったのが10時30分ごろ。 既に3時間半ほど経ってしまいました。(^o^;
この後男岳、馬場の小路、大焼砂、どこもお昼ご飯を広げにくいかなと思い、
トイレに行ったり、少し写真を撮ったりして、早めのお昼ご飯にしました。


宿では朝食を摂らないと朝食用おべんとうを作ってくれます。
宿としては早めに食べてほしいのでしょうが、わたしはそれをお昼ご飯に頂ました。
持ってきたスープと共に豪華なお昼ごはんになりました。

食べたら男岳に向かいますっ!








相変わらずの。w 良い雰囲気ですよね。





阿弥陀池南岸あたりから目に着き始めたヒナザクラ。





うれしいなぁ~。
男岳へのこの稜線を歩ける~!!


眼下には馬場の小路へ激下る人々と女岳。


さらにもう少し行くと小岳のグルグルも見えてきます。


さすがにこの稜線では風が強くなりました。 登りにくい岩場ではバランスを崩さないよう注意!
思えば昨年は、この左側あたりの絶壁を下方に向かい歩いて行くクマの親子を見たのだなぁ。
今年も某サイトで同じような所を歩いているクマの写真を拝見しました。
やっぱりいるのよねぇ。


振りかえるとこんな感じ~!
阿弥陀池の場所ってミラクルだよなぁ。
避難小屋近くには水場もあるのですが、よく水が出るものだ。


そして男岳山頂到着! 奥には田沢湖も見えて感無量!!


来れました~! ありがとうございます!!


ここで青空だったんですよねぇ~。(*^o^*)


男岳山頂から女岳北側斜面。 1970年の噴火で流出した溶岩流が黒々と見えます。
流れ出た溶岩流の先の尾根が金十郎長根。
ぐるっと回り横長根と繋がり、大焼砂、横岳までつながる。


こちら小岳の向こうに見える黒い斜面が大焼砂。 写真右側の方へ向かえば横長根を経て金十郎長根に。
にしても。。。
この後この谷底のトレイルを通り、小岳の向こう側へ回り大焼砂に上がる。
その後写真左の方へ横岳まで登って行くのだけど。。。
長い登りだなぁ。 しかもザレザレなんだよなぁ。(^o^;
でも、あそこがタカネスミレとコマクサの群生地なので、がんばるっ!w


では、鞍部まで戻りましょう。


途中、ようやく紅くなっているエゾツツジのつぼみを見つけたので撮っていると、
「向こうに一輪咲いていますよ。」と教えてくれる方が。


ほんとだ! 本当にこれ一輪しか見られませんでした。

つづく



東北詣#2 ~秋田駒ケ岳#1~

2016-06-24 00:40:15 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月19日(日)
男女岳と麓のチングルマ群落

 前日雲がかかっていた駒ヶ岳。 夕食時にも隣のテーブルから悪天候だったという声が聞こえた。 「今日はどうなんだろう。。。」と徒歩で宿を出る。 アルパこまくさまでの坂道を上がると。。。


田沢湖湖上は雲海。


空に雲は無しっ! 風も無しっ!!
やった~!!\(^O^)/


で、八合目到着。 こんな景色だったのかぁ~!、って。w


さあ! 靴底洗ってレッツらゴーッ!!














日窒の硫黄鉱山跡なのだそうだ。





登り始めた直後からお花ばかりで、まったく時間がかかる。w


真上の空は青空ですが、遠景は霞んでいます。
眼下にはバスがウネウネと。

















上を見たり足元を見たり、楽しく忙しいですよ。


片倉展望台から。
手前左が笹森山、右に湯森山。
その奥左にちょんととんがった乳頭山。 右が笊森山。(かな?)


左下の方に宿泊している田沢湖高原温泉街。 右奥の方にはうっすらと森吉山。





男女岳の北側。
昨年はこの辺から草地の中に色々珍しい小さな花が見られましたが。


今年はやっぱりちょっと早かったみたいです。
それでもイワカガミなどがたくさん。


田沢湖も見えてきました。


あの向こうに登り切れば


男岳が見えました。 ちょうど良いベンチがあるので、お腹もすいたしおやつ。


田沢湖駅前で買った「ずんだ柿」
干し柿の中にずんだあんが入っています。w





この先から木道。
左側の男女岳をぐるっと廻り込み、阿弥陀池に向かいます。


左に男女岳。 右端見切れているのが男岳。
低くなっている鞍部から向こう側に下りると馬場の小路(ムーミン谷)。
鞍部から写真左へ続く尾根が横岳に向かう馬ノ背。


阿弥陀池まで来ました。
私はまず左に向かい、男女岳に登ります。

つづく



東北詣 #1 ~岩手県滝沢村・雫石町~

2016-06-23 00:45:26 | 山登り in 秋田県エリア

2016年6月18日(土)
岩手山 馬返し登山口への道すがら
おそらく手前の小さな山が鞍掛山

 今年も行ってきました、6月の秋田駒ケ岳。 昨年同様、土、日、月曜日の2泊3日を使い「今年こそどれか一日は晴れるだろう!」の期待を込めて。w

 天気予報は一週間前頃から良くなったり、悪くなったり。 つまりは安定していない、という事です。 昨年も手元の携帯電話の天気予報画面では「曇り」を表示しているのに目の前の天気は暴風雨。w そんなお山ですから大気が安定していない時には予報も当てにはなりません。 
 週後半になりなんとか日曜日は良さそうな予報でしたが、前後の土曜、月曜は悪そうで、予報が外れること必至という気もしたので、結局ギリギリになって今年は田沢湖駅でレンタカーを借りるよう手配してしまいました。 お天気が良ければバスでも便利な所なんですけどねぇ。


 東京駅から新幹線に乗り3時間。 11時前には田沢湖駅に到着です。 天気が良ければ秋田駒ケ岳に登る所ですが、空はご覧の通り。 高い山はまったく見えません。 暴風雨の秋田駒ケ岳は昨年充分に満喫していますから、今年はもう結構です。w

 新幹線では盛岡辺りまでは青空、その後徐々に天気が悪くなってきたので、車を使って一路岩手県に戻ります。 目指すは岩手山の馬返し登山口、と小岩井農場。 岩手山はやっぱり登ってみたくなった山のひとつ、そして小岩井農場は随分昔から行ってみたかった場所。 
 馬返し登山口は田沢湖駅からだとちょうど小岩井農場内を通って行くような場所で、田沢湖駅から一時間もかからずに行けるのでビックリ!


 雫石あたりまでしっかりした走りやすい国道46号線秋田街道で峠を越え、田んぼなどを見ながらの快適ドライブ。 滝沢村に入るとこんな牧草地(放牧地?)や畑をあちこちに見ながら走ります。 気持ち良い!!
 天気も雲が多いものの時折青空も見えるような空。 この日岩手に戻ったのは正解だったようです。


 馬返し登山口到着です。 いい天気だなぁ~。w
 この登山口まで、もし道路がダートならレンタカーでは走れない=今後も岩手山には登れないかも?、と心配していましたが、まったくの心配無用です。 登山口駐車場まで立派な舗装道路です。 なにしろ登山口前まで道路片側は陸上自衛隊の演習地ですからよく整備されているんですね。

 今回車で走っているとあちこちで袋片手に歩いている方を見かけました。 道路際でも山菜採りに余念がありません。 登山口などでも注意書きの看板などに「登山者のみなさんは・・・」ではなく「山菜採りの皆さんは・・・」のような文字もよく見かけました。 採ること自体は容認の場所が多いようで、なんかフィンランドみたいでいいなぁ~、という感じ。

 さて、登山口も確認したので、小岩井農場に向かいます。


 見てみたかった小岩井農場の一本桜。 こんな空、こんな天気ですが、感無量。 広々とした牧草地を前に、この桜を撮る場所はいくらでもあるだろう、と思っていたのですが、やはり丘の隆起の具合、岩手山とのバランス、などを考えると良い位置取りは至難の業となりそうです。 よそ者が割りこめる感じはしませんでした。w
 夜、銀河鉄道を撮るならどうだろう。。。などと考えますが、きっとみんな考えてますよね。。。


小岩井農場まきば園に入ったのが午後1時半ごろになってしまいました。 


お腹もすいたし、でも2時からヒツジのショーがあることを知り。。。


急いで食べます!w


間に合った~!


いやぁ~、岩手山バックに良いロケーション!


賢いシープドッグ。 楽しめました~!


広い小岩井農場の中。 季節ごとにザゼンソウ、サクラソウ、ホタルなどを見る、ガイドツアーもあります。
トラクターバス出回る農場ツアーなどもあるようです。


私は歩いて。。。


かわず池に向かいました。 ちょうどこの時期モリアオガエルの観察会なども開催されていたので。。。


ありました。 が、モリアオガエルは見つけることができませんでした。
山梨の池ではあちこちにいたので、簡単に見つけられるだろうと思っていたのだけど、残念。

カエルの種類は良く判りませんが、声だけは良く聞こえたのでちょっと動画、どうぞ。

小岩井農場 まきば園 かわず池


その後、上丸牛舎に向かいます。
まきば園と上丸牛舎は道路で隔てられているため、安全に横断できるようトンネルのある遊歩道を歩きます。
ちょっと遠まわりなのですが、森の中を歩くことができます。


すると、たくさんのアザミが。


 そして池の周りで小学生?の団体さんがザリガニ釣り。 かつてこの池にもたくさんのモリアオガエルがいたのですが、大量発生してしまったザリガニによってモリアオガエルが住めなくなったのだそうです。
 モリアオガエル観察会に参加した子供たちはここでザリガニ釣りをして、再びモリアオガエルが住める池に戻そう!、というお助け隊になるみたいです。

 森を抜けると上丸牛舎です。


二号牛舎


二号牛舎内部。


一号サイロ 二号サイロ


一号牛舎


一号牛舎入り口と一号、二号サイロ


一号牛舎内部


四号牛舎

 これら歴史を感じさせる建物は全て国の登録有形文化財に指定されています。 上丸牛舎にはこのような建造物が全部で9棟あります。
 明治末期から昭和初期に建てられたこれら建造物は西洋建築にヒントを得て、当時の人々を驚かせたのだそうです。

 岩手山を望む雫石の大自然と、ヨーロッパのような小岩井農場の美しさに魅了された一人が宮澤賢治です。 やっぱりここで銀河を見たいような気持になります。


小岩井牧場は商業施設だけでなく、周囲の放牧場などもゆっくり見てみたい場所でした。


さて、秋田に戻りましょう。


途中、行きに見た景色の良い所で一枚。


振りかえるとこまちが通過。w


宿に入る前に秋田駒ケ岳の空をチェック。


銀河は見えないけど、丸い月が見えました。。。明日の天気、どうかな。

つづく





秋田駒への旅 #4 ~6/29 最終日 一応周回はしてみた~

2015-07-06 20:57:45 | 山登り in 秋田県エリア

2015年6月29日(月)
タニウツギ
アルパから八合目までのバス通りにはタニウツギのピンクがとてもきれいだった

 出発前から唯一晴れマークの着いていた月曜日。 「最終日は大丈夫。」とこの日を楽しみにしていたのだが、前日土曜日辺りから天気予報も変わっており、午前中からだんだんと曇りマークが増えていた。
 当日の朝の予報では朝から午後3時くらいまでが曇りマーク、その後が晴れマークと言う事で、自分が下山するころに晴れるのは何とも悔しいが、それほど悪いことにはならない、むしろ回復傾向、ということで意気揚々と朝一のバスに乗って八合目に着いたのだが。

 まぁ、確かに雨は降っていない。 風も弱くただ霧で真っ白なだけ。w 風が弱いのはなんとも嬉しい。 「きっと歩いているうちに霧は晴れてくるだろう。」と思いつつも、「上の方がひどいんだろうな。」ということは3日目ですからなんとなく気付いていた。


ムラサキヤシオ



ベニバナイチゴ



ガクウラジロヨウラク
ウラジロヨウラクにガクのあるものとない物があることは、やまとそばさんに教えていただきました。



大きなカタツムリ



マルバシモツケ



ノウゴウイチコ゛



マルバシモツケのつぼみ



ミヤマウスユキソウ



チングルマ果穂


 もういい加減しずくまみれのお花は飽きた~。(ToT) 
 というか、やはり阿弥陀池に近づくにつれ、霧はどんどん濃くなり。 雨は降っていないのだが、充分体中、カメラ中濡れてしまうような霧と、そして恐れていた強風が吹きまくっていた。

 とにかく避難小屋へ避難。 既にいた人、その後もどんどん来る人たち。 レインウェアをびっしょりにして、自然とこの先どうするか、という話題になっている。 予報が回復傾向だったので、靴を脱いで二階で休んで時間を稼ぐという人たちもいた。
 わたしも少し座って休み、その後、後から来た人に席を譲り、戸口近くで外を眺めながら一時間くらいそこで様子を見た。 馬場の小路に下りて行ってもきっと深い霧の底だろう。 昨日のクマたちと鉢合わせしてもイヤだし。

 近くにいた人が「焼森の方から登ってきた。 大焼砂から馬場の小路を回って来る予定だったが、風が強すぎて大焼砂は断念し、横岳から阿弥陀池に下りてきた。 が、横岳から15分くらい大焼砂方面に歩けばコマクサは見られる。 そのくらいなら大丈夫。」とのことだったので、今回はムーミン谷は諦めて、横岳に登り帰ることにした。


ミヤマキンバイ

 本当に残念だったが、あの風と霧では仕方ない。 前日に少しでも見られたことを幸運と思い、再訪を楽しみにしておこう、と思った。 というか、毎日の風と雨、霧で「もーーっ! やだーーっ!! あったかい温泉につかってもう帰る!」って思っていたかも。w


 稜線に上がれば本当は北の男女岳の方から南のムーミン谷まで見渡せるのだろうなぁ。



 ホソバイワベンケイ、っぽい物の頭がきれいに赤くなっているので「何だ?」と思って撮っておいた。 後から調べるとホソバイワベンケイは雌雄異株で、雌株は受精すると子房が赤くなるのだそうだ。 対して雄株は淡い黄緑色の小さな花を密集させるそうなのだが。。。


おぉっ! これだ、これだ。



上の写真、ミヤマダイコンソウの根元を拡大するとこんな感じ。 きっとこれがホソバイワベンケイの雄株だと思う~。


 なんて写真を撮りながら、横岳に着くまでも結構な風。 そして横岳から国見温泉方面、大焼砂への道に入るとこれがまたいっそうバージョンアップ。 馬場の小路の谷底から吹き上げてくるような強風と、それに乗ってくる濃い霧。 ほんとに不思議なのですが、雨ではないし、明らかにしずくとは言えないのにびっしょりに濡れる。 風は尋常ではなく、前に進むのによろけるほど。


 そんな中なんとか本当に15分ほど進むと大焼砂らしい砂礫の斜面が見えてくる。 もはや谷底の方向に身体を向けることはできない程の風と霧なのだけど、タカネスミレやこまくさが群生しているのはそちら方面。

 霧がなんとか薄くなった時に、手すりにつかまりながらさっと撮った数枚。 霧の濃い時にレンズを向けたら一瞬でソフトフォーカスになってしまうのだもの。

 そしてもう少し進めばコマクサがたくさんある風景も見えたのですが、「もう無理~。(ToT)」という状態で。。。


ふと見ると柵の外に咲いたひと株。 天使のようだ~(ToT) 身体で風と霧をよけながら撮りました。 
本当はもっといっぱいあったのだろうけどね~。



横岳への帰りは若干登り。 風の強い中けっこう辛いです。w
けれど、横岳から焼森まで少しの間低いけれど木々の中を通ります。
風も和らぎ、こんなにたくさんのコミヤマハンショウヅルに出会えてうれしくなる。





 そして八合目から横岳に向かうこのルートはシャクナゲコースとも呼ばれており、本当にたくさんのハクサンシャクナゲが見られます。




 焼森に近くなると再び登山道は砂礫になり、風、霧が強くなったため焼森山頂の写真は無し。 あ、横岳山頂の写真も載せてませんね。 一応撮ったのだけど、焼森は本当に撮ってもいない。w


 焼森から八合目に下る登山道沿いの砂礫地にもたくさんのタカネスミレとコマクサが見えましたが、遠いし、撮る気力なし。 実はこのために望遠レンズはザックに入っていたのですよ。 けど、あの風と霧じゃレンズ交換する気にもなれず。
 でも一番近くに見える花を、一応標準レンズで。 そしてこれはトリミングです。 これも霧の少なくなった時を狙ってね。


 その後コバイケイソウの道を通り、またシラネアオイも見られたし、たくさんのベニバナイチゴの真っ赤な花やその他の花も見ながら、八合目に到着しました。


靴底を良く洗って帰ります。



 バスに乗ってアルパに着くと、田沢湖のあたりに陽が射している。 とうとう山で晴れることはなく、景色を見渡すこともなかったなぁ。

 予定より早いバスに乗れたので、泊まっていたハイランドホテル山荘さんに預かってもらった荷物を取りに行き、温泉にもゆっくり入れていただき、そして羽後交通のバスに乗って田沢湖駅に向かいました。


 田沢湖駅に向かう途中、バスの窓から撮った一枚。 初めての青空かな。w 

 毎日お天気が悪かったことは残念だったけど、何にせよ電車で案外簡単に行けることがわかり、実際に行ってみて本当に良かった。 山も一番行きたかったムーミン谷を踏破することができなかったのは残念だったけど、山の概要はわかったし、更には国見温泉方面も、乳頭温泉方面へのルートも大変興味があり、是非行ってみたい!

 新幹線に乗るとお隣の駅、雫石は快晴で岩手山やその他の山も良く見えた。 やまとそばさんの鳥海山の記事も良かったなぁ。 あ。 小岩井牧場にも行きたかったんだ。。。

 帰って来てから再び、yosiさんの昨年と今回のレポ、やまとそばさんの6年前と今回のレポを拝見しました。 「ここからはこういう風景が見えたのだな。」と改めて見返えしました。 
 なかなかお天気の良い日に当たるのは至難の業、と言う気がします。w が、また是非行ってみたいと思います。


秋田駒への旅 #3 ~6/28 男岳鞍部から馬場の小路を少し~

2015-07-04 00:37:59 | 山登り in 秋田県エリア

2015年6月28日(日)
男岳鞍部に向かう

 阿弥陀池のあたりから、男岳~馬の背が立ちはだかるその向こうに本当にムーミン谷があるのだろうか、と想像する。 男岳鞍部に上がり向こう側を除きこんだらどんな世界が待っているのだろう。 そう思うだけでワクワクする。


鞍部手前から振り返ると阿弥陀池が見えた。 だいぶ霧もとれ始めている。



そして鞍部に立つと正面に女岳。 すごい急斜面。 ここを下りてゆくのか、と。



しばらく下りてゆくと小岳が見えた! そこに続く馬場の小路も残雪も!



アカモノ



ムシトリスミレ



そして更に時間が過ぎると女岳の向こうの山まで見えてきた。
未だ火山活動が活発な女岳山頂付近と黒く見える斜面の辺りからは絶えず蒸気?が上がっている。



谷底まで降りる登山道はとても急で景色も険しいが、そんな斜面にも美しい花が咲いている。



トウゲブキ?



オオバキスミレ



シラネアオイ



そしてようやく谷底まで降りてきて振り返る。 一番低いあたりが男岳鞍部の分岐かな。
あまり急斜面に見えませんが、急なんです。

ここであれを登り返すのがイヤになり、やっぱり馬場の小路を進んで大焼砂を回って帰ろうか、
とも思ったのですが、また雨や風が強くなったら、という不安もありしばらくこの辺で写真を撮り戻ることにする。

今になって思えば、馬場の小路を最後まで歩けるチャンスはこの時しかなかった。
ここに来ることをもっと早く決断していれば、とも思うけどしょうがないね。









この辺で時間は2時ごろ。 
もっと花の写真も撮りたいし、この先駒池まで進んで戻ってくるとどのくらい時間がかかるのか。
男岳鞍部に登るのに一時間くらいかかったらどうしよう、と思い駒池まで行くことも諦めた。
諦めたというか、まだこの時は翌日に来られると思っていたからね。



チングルマ



ヒナザクラ
ヒナザクラも雨に濡れると細くしぼんでしまうのですね。
開いているいくつかをようやく見つけて撮影。






サンカヨウ



ミヤマキンポウゲ






ナガバツガザクラ

2時半を過ぎたのでそろそろ帰ります。
17:00 のバスは運行しているのか良く判らなかったので、その前は16:25。 急げ~!

と思い急斜面を登っていると、遠くから割と大きな石が落ちる音が聞こえた。
はじめはたまたまかと思ったけど、場所がら火山のこととか心配で「イヤだなぁ~。」と思いつつ少し速足に。

するとまた落石の音が。 
この時間この斜面を登っているのは私一人な感じだったので、周りをよくよく見まわすと。。。



遠くに黒い物が三つ動いていた。



ちょートリミングで。
多分母クマと小グマ2頭。 男岳山頂方面から馬場の小路方向へ向かって下りていた。
駒池に行って水でも飲むのだろうか。 と考えたらゾッとした。
もっとゆっくり写真を撮っていたら、鉢合わせしていたかもしれない。。。

クマたちが斜面をトラバースしてきては困るので、急いで分岐まで登ると30分ほどで登れたようだ。
その後朝来た道を八合目に下り、15:50 のバスに乗れました。

八合目に下る途中、空からはまた雨が降り出していた。



秋田駒への旅 #2 ~6/28 雨がやんで男岳鞍部まで~

2015-07-03 01:07:23 | 山登り in 秋田県エリア

2015年6月28日(日)
片倉岳展望台近く ミヤマダイコンソウの向こう雲の中に田沢湖を望む

 まとわりつき隅々までカメラを濡らしそうな霧もだんだん晴れてきたので、7Dを取り出し撮影を始めるとやっぱり軽快で楽しい。 一通りコンデジで撮った花々を再び7Dで撮りながら歩き始める。


イワカガミ



ゴゼンタチバナ



シラタマノキ



ミヤマダイコンソウとエゾツツジ



オノエラン


      
ハイマツのマツボックリ と 右は何でしょう?



コケモモ



ハクサンチドリ



ミヤマダイコンソウの向こうに男女岳



さらに登ってゆくとコバイケイソウの向こうに男岳もぼんやり見えてきた。



咲いていたエゾツツジは花の傷んだ物が多かったが、つぼみは真っ赤できれい。



チングルマ果穂とミヤマウスユキソウ



ムシトリスミレもそこここに見られたが、雨にぬれてしんなり。



チシマゼキショウ



霧が晴れてきた男女岳南面。 黄色はミヤマダイコンソウ。 奥に見えるクリーム色はチングルマだったのかな。



こちらは阿弥陀池南側、馬の背に続く斜面。



 もう一度避難小屋に戻りお昼ご飯を食べて12時半ごろ。 この分岐を越え馬場の小道に向かったら最終バスに間に合うのだろうか。 最終バスに乗るのはヒヤヒヤなので、できればその前のバスに乗りたい。 
 けどこの時点ではまだ翌日に晴れることを確信していたので、無理もしたくないと思っていた。 けど、せめて駒池くらいまでは歩いてみたい! そこからピストンで戻ってこよう。 そう思って男岳鞍部目指して登って行った。