2018年6月17日(日)
赤岩の頭直下から望む北アルプス
2016年から毎年この時期に訪れている八ヶ岳。 昨年も今年も「もういいかな。」という気持ちがありながらもやはり行きたくなってしまう。 2016年はとりあえずホテイランとツクモグサを見に日帰りで。 2017年は同じくホテイランとツクモグサ目的でしたが、赤岳展望荘で一泊して更にゆっくりじっくりお花を見るために。 そして今年、2018年は。
これまでは2回とも美濃戸からの入山だったのですが、理由はホテイランでした。 2年続けて見ることができたホテイランより今年は少し時期の遅いウルップソウに目的を移しました。 本当はもう少し遅い時期の方が適期だったのですが、今後は中学生の期末試験対策などあり、いつ出られるかわかりません。 幸いお花の早い今年は既に少し咲き始めたと聞いたので、天気ももちそうなこの 6/17(日)~18(月)で行くことに決めました。 登山口は初めての桜平。 硫黄岳山荘の情報によると桜平駐車場までの林道は美濃戸までのそれより難易度低そう。 そして最悪登山口に近い駐車場(上)、(中)が満車でも、もうひとつ広い(下)駐車場が整備されたとのこと。 もっとも(下)駐車場から登山口ゲートまでは 3.5kmの道のりですが。(^^;)
photo by トレッキングさん
ということで、久しぶりに車中泊してみました。
(中)駐車場には今年できた新品のトイレもありますので、16日(土)夜こちらに入り一泊。
しかし、桜平Pまでの林道も結構スリリングな道のりでした。 できれば明るいうちに到着することをお勧めします。
朝は5時前には満車でした。
桜平ゲート。(7:21)
同行してくれたのは突然時間ができたトレッキングさん。w
トレッキングさんが車中泊できるのは雲取山の際知っていましたから、お誘いすると快く来てくれました。
今回は桜平より夏沢鉱泉~オーレン小屋~赤岩の頭~硫黄岳。
硫黄岳山荘に一泊の計画なので、小屋で荷物を減らし身軽に横岳へ。
翌日は夏沢峠を経て天狗を回れれば、と思っていました。 また私の具合が悪くなり行けなかったのですが。(^^;)
翌日のことはともかく、天気の良いこの日。 お花を楽しみながら、山頂へ!
そして稜線ではウルップソウ、そしてまだツクモグサが残っているかな、と楽しみに向かいます!
駐車場を出るとすぐにレンゲツツジ、サラサドウダン、ベニサラサドウダンなどが見られましたが、
ハクサンシャクナゲに少し驚き。 桜平登山口はすでに標高 1,900m あるのです。
さらに驚いたことには、オサバグサがたくさん!
昨年、八ヶ岳にオサバグサがあることは確認していましたが、これほどあるとは。
実は、桜平からのアプローチは美濃戸からより歩きやすいのでは、と思っていました。
距離は少し短く、行者小屋から稜線に上がる岸壁のような登山道がなさそうだからです。
ところが、よじ登るような壁はないものの、全般的に急な登山道が多く、なんだかとても体力消耗しました。
夏沢鉱泉まででも「ふぃ~。」という感じ。 さらにオーレン小屋を目指します。
森がさらに深くなってきます。
マイヅルソウはまだ少し。
シロバナヘビイチゴは辺り一面に。
標高が高くなってくるとオサバグサはまだまだ蕾が多い。
八ヶ岳の苔の中で咲いている姿は愛らしい。
ゆっくり進みます。
オーレン小屋到着。 標高 2,330m。 (9:11)
とてもきれいな施設です。 トイレもお借りしましたが、立派な暖房便座付き水洗トイレ。
お風呂もあるそうです。 外にはとうとうと流れる水場もあります。
ベンチに座り居心地がよくて30分くらい過ごしてしまいました。
そろそろ先に進みましょう。
しばらく登ると峰の松目との分岐。 硫黄岳へ向かいます。
ここからさらに急登になってきます。
シラビソに囲まれ雰囲気は良いですが、厳しい登りですよ。
必死に登ってゆくと段々と遠景も開けてきて、北アルプスの山々が見えてきた!
ちょこんと頭を出しているのは蓼科山。 右に高いのは西天狗岳のようだ。
北アルプスにもう少し近寄ってみる。
白馬岳のほうだな~。
現実逃避していますが、急な登りはまだまだ続きます。
乗鞍岳から穂高連峰、槍ヶ岳の方まで見えてきた。
あともう少し。
photo by トレッキングさん
休み休みでようやく。。。
赤岩の頭に到着!(11:06)
ここまで来てようやく中央アルプス、御嶽山も見えてくる。
再度、乗鞍岳から北アルプス。
手前は車山、霧ケ峰。
良い景色の中、ここでも十分に休んで、最後の登りにかかります。
雲は多くなってきましたが、ここまでくれば本当にあと少し。
稜線の岩場に咲くコメバツガザクラ。
イワウメは昨年よりたくさん咲いている!
最後の岩場。
やった~! と~ちゃ~く!! (11:59) 硫黄岳 2,760m
この後、硫黄岳火口壁を見て、周辺の写真を撮り、硫黄岳山荘のベンチとテーブルでお昼ご飯にすることにしました。
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