out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

湯ノ花良いとこ、一度はおいで~♪

2015-06-24 18:53:52 | 福島県エリア

2015年6月14日(日)~15日(月)の一泊、福島県南会津町の湯ノ花温泉に宿泊しました。 14日(土)は尾瀬沼を歩き、15日(日)は田代山に登りました。 桧枝岐村まで行かずとも、早朝から山に登ろうと思えば舘岩のあたりでも自宅から直接現地に着くのはかなり難しく感じます。 何か他の行事と絡めて一泊できればこんなにうれしいことはありません。
 もちろん、行事がなくてもこの時期の南会津は一泊できれば行きたい放題です。w

 今年は田代山を猿倉登山口から登りたかったので、宿泊地候補第一位はもちろん湯ノ花温泉。 ただ、一人で泊めてくれるのかどうか。 けれど最近気付きました。 山登りや釣りなどが盛んな山間部の宿は案外一人でも泊めてもらえるものだな、と。 ただ、いきなり電話で問い合わせをする勇気はなく、なるべくネットで宿の写真や料金を公開しているお宿を探して。。。

      

 たどり着いたのが「紅葉館」さん。 一番興味があったのが宿専用の露天風呂。 そしておかみさんのブログ「めぐみ日記」を拝見すると、お宿のこと、地域のこと、農作業のことなどが書かれており、大変好感をもちました。
 15日のお天気を見ていて、ようやく13日(土)の午前中に晴れマーク、登山指数Aがついたので、「いやっほ~いっ!」と宿に予約のお電話すると、「うち、お風呂ないんですよ。地震の時からお湯が出なくなって。」と。 けれど私の頭の中には紅葉館さんに泊まることしかなかったので、「一人でも迷惑でなければ泊めてください。」と言うと、「本当に宿泊者一人ですよ。ww」と。

 そんな話も聞いていたので、尾瀬沼でやまとそばさんから「車中泊する」と聞いた時には是非巻き添えに!、と思ったのです。w 「お客が来ないようなひどい宿なのかもしれない。 一人じゃ不安。」っていうのもあったかも。w

 ところが宿の夕食の時間になるとどうでしょう。 テーブルいっぱいに並べられたお料理。 どれも地域の季節の物ばかり。 本当においしい!

      

 これにイワナの塩焼きやそばがきの田楽、そばがきのお汁などが出てくると、美味しい、珍しいの玉手箱や~!\(^O^)/

 イワナは2時間炭でじっくり焼いたそうで、頭からかぶりついても骨ごと食べられて、柔らかくてお~いしぃ~! そばがきの田楽は揚げたそばがきにエゴマのたれがかかっていて、これもほんとおいしいっ!
 お汁にもそばがきが入っていて、緑の葉ものはアイコ(イラクサ)、シドキ、ワラビだそうです。 想像つかないでしょ? これもおいしかったよ~!!

      

 そして野草のてんぷら。 内容は季節によって変わりますよ~。 その時に採れるものだけ! 〆のおそばはもちろん、おかみさんが打った会津の裁ちそば! おそばがまた細くてしなやかで。 たっぷり盛っていただきました!

 朝食がまた豪華でねぇ。 お風呂は無いけど、なにしろここは湯ノ花温泉ですからモーマンタイ! 宿泊料がこれでなんと 7,560円(税込)! お風呂は2日間利用券300円を購入しますので、合計 7,860円ですのよ、奥さん!
 
「ほんとに良い宿でしたよ~。」と言うと、おかみさん「そうですかぁ~。湯の花温泉はみんなこんなですよ!」と。 恐るべし湯ノ花温泉!

      

 で、その湯ノ花温泉の入浴所ですが。 湯ノ花地区には4つの共同浴場があります。 入浴券を買うと4つのお風呂どこでも入り放題です。 
 R121を岩舘郵便局前で350号線に入り、舘岩小学校を越えてさらにまっすぐ行くと右手に「星酒店」という お店があります。 その向かいに湯ノ花地区の案内看板がありますので、まずはそこで4つの入浴所のチェックをしましょう!
(紅葉館さんのサイト「アクセス」でも見られますよ。)

 というか、星酒店すぐ隣が上の左写真、「天神の湯」です。 右写真は少し歩いた川沿いにある「石湯」です。 この大岩が本当に入浴所の建物にめり込んでいるというか、岩のある所にわざわざ建てたのか。。。なぞ。w 
 以前ふぃふぁさんの所で見たと思うのですが、この石湯は木賊温泉にあると思っていたのに、ここにあってビックリ! ここに来るまでの小道とか橋などがまた風情があって良いのです。

 で、上の二つは混浴です。 地元の方が入ってゆくのを見ましたよ~。 

      

 上左写真が「湯端の湯」です。 ここが一番源泉に近く、温度が一番高いのだそうです。 建物後方の山腹には神社が祀られています。 こちらの温泉は男性、女性、地区の人用、の三つに分かれています。 中は覗きませんでしたが、たぶんシャワーはないのです。

 で、右の入浴所が「弘法の湯」で星酒店の目の前にあります。 入浴券は星酒店で買えることは確かですが、閉まっていたらどうするのだろ? どこかお宿にでも問い合わせてみてください。
 この弘法の湯が観光客には一番使いやすいでしょう。

      

 広々とした休憩所のようなスペースにはコインロッカーもあり、お風呂にはシャワーもついています。 外にはトイレもあります。
 お湯の温度もここが一番低い、と言っていました。 私は熱湯が好きですが、ちょうど良かった。

      

 さて。 お風呂上がりに左上の説明板を読むと。。。そうそう。 なぜそもそも「弘法の湯」なのか。 なぜ田代山の山頂には弘法太子さまが祀られているのか。 そんなことが書いてありました。

 温泉や鉱山などは偉人が発見した、動物が傷を癒していた、などの逸話が数多く着いて回るようです。 それには実際仏教には温泉に入ることによって身体を治す、ということが取り入れられていたり、修行で山に入るだけでなく、鉱山などの発見により、人々に富をもたらすことが良い行いであった、と言う事もあったようです。 そんなわけで、高僧が温泉や山に現れることは実際あったようなのですが。。。

 湯ノ花温泉には空海(弘法大師)の「入定留身の秘影」言い伝えが残っているそうです。 良く判りませんが(^o^; 、「入定」とは死してなお魂が生き続ける状態になることだそうで、空海は入定後肉体すら生き続けている、と言われているのですね。
 その修業を田代山で行ったらしい、ということでしょうか。 そんないわれがもとで1912年7月30日にまだ登山道もない田代山に高野山からの二人の高僧と湯ノ花温泉の神主が、弘法大師の座像一体を運びあげ、現在の避難小屋に大師堂を作って祀った。 もう一体を弘法の湯に納め、人々から厚く信仰された、ということらしいです。

 その際にこの2体の弘法大師さまの座像を運んだかごが今でも残され、この弘法の湯の天上に保管されている、と書かれているのですが。。。「えぇっ!」と仰ぎ見れば、あれでしょうか。(右写真)

 ところがこの弘法の湯にあった大師の座像は数年前に盗難されてしまったのだそうです。 なんてことでしょう。 


 さて、田代山登山の後、入浴中に鳴っていた雷もおさまり、陽も射してきたので、時間も少しあるし散歩をして帰ろう、と紅葉館の裏手にある川を見に行くと、そこは「大滝・小滝」という美しい滝でした。


 橋を渡ってゆくと「大嵐山登山口」と。 「おおあれ山」と読むそうですが、5月24日には山開きをしたそうで、湯ノ花温泉のおかみさんたちがイラクサ入りのすいとんを登山者にふるまった、と紅葉館おかみさんブログに書いてありました。 楽しそうだなぁ。


そして、わたしが撮りたかったのはもちろん田んぼ。









 田代山の猿倉登山口に向かう際、気になっていた田んぼの建物は「バッタリ小屋」でした! 前沢集落では見ていましたが、ここにもあるとは。
 水を送るとい?が壊れており、使われてはいないようです。 昔からここにあるのか、観光のため再現したのかもわかりませんが、道路上の田んぼの水を、道路下の田んぼに流す際にバッタリ小屋を通して粉を引く、などの作業に使われたのだろうな、と思います。 水の流れを無駄にせず、良くできていると思います。

 山登りのほかにも美味しい物をいただき、温泉や田んぼなども拝見して、楽しい旅となりました。 うん。 本当に楽しかった。 また行こう。


南会津町 そばの花咲く前沢曲屋集落

2014-09-18 22:32:24 | 福島県エリア

2014年9月6日(土)

 下郷町を後にして、南会津町に到着です。 上の写真は「重要伝統的建造物群保存地区 茅葺き屋根の集落 前沢集落」での一枚です。 こちらもそばの花が満開の中、茅葺き屋根の趣のある集落を見学することができます。


 が、その前に。 せっかくここまで来たのですからおいしいおそばで腹ごしらえです。 「道の駅番屋」で天ざるそばを頂きました。 小鉢で舘岩名物の冷ややっこや、行者ニンニクのお浸しが付いています。 小さく見えますが、天ぷらの種類は9種類くらい入っていて、本当にお腹いっぱいになってしまいました。 モブでもお伝えしましたが、お豆腐の天ぷらも入っていました。 おいしいものですね。w


 はい。 では本当に「前沢集落」入って行きます。 舘岩川を渡りすぐに見えてくるのがこの水車小屋とバッタリ小屋です。 かつては小川沿いにたくさん並び、村で採れた米、ヒエ、アワなどをつく音が響き渡っていたのだそうです。 
 現在ではこの「水車とバッタリが杵をつく音」が「うつくしまの音三十選」として福島県の認定を受けています。

↓どんな音がするかは動画を撮ってきましたのでお聞きください。

前沢集落 バッタリ小屋



 こちらは曲屋資料館にもなっている建物です。 うまやのついたL字型のかやぶき屋根のおうちが基本です。


 資料館の室内です。  囲炉裏があり、ここからの煙で天井や柱をいぶすのだそうです。 うまやだった場所には昔の写真や農機具などが展示されていました。


 この集落へは入園料300円を支払って入ってゆきますが、ここでは現在も町民の方が実際に生活していらっしゃいます。 なので通りからおうちの外観を拝見することはできますが、お庭や畑に入ることはできません。 また、観光客向けのお土産屋さんなどもありません。 


 けれど地域で採れた野菜やハチミツなどの無人販売スタンドがあったり、この水場のあるお宅では「ご自由にお飲み下さい」と蛇口の所にコップや空のペットボトルがおいてあったりします。
 また、観光客が来るとニコニコして外に出てきてくれるおばあちゃんがいたりもします。


 観光客も、末長くこのような伝統的な日本家屋や文化が残されてゆくことを願いつつ、静かに見守ってゆくのがいいでしょうね。


 前沢曲屋集落をあとに、たかえつスキー場近くにある広大なそば畑にも寄ってきました。
 こちらのそば畑は畑の中に木々があり、何とも言えない雰囲気をかもし出しています。 この方角にあと一時間もすれば日が沈む、と言うところだったのですが、この日の撮影はこれで終了です。


 このあと舘岩名物のお豆腐を買い、温泉に入って帰路に着きました。

 南会津は広大で有名なそば畑のみならず、この時期あちこちの畑で真っ白なそばの花と黄金色に染まり始めた田んぼを見ることができ、とても癒され、豊かな気持ちになることができました。 また来シーズンンも訪ねてゆきたいと思います。


南会津下郷町 そば畑の後

2014-09-17 23:31:11 | 福島県エリア

2014年9月6日(土)

 ということで。 9月6日(土)の南会津そば畑めぐりの旅に戻ります。 下郷町の大そば畑「猿楽台地」を後にして、ちょっと寄り道。 ジイゴ坂という辺りの田んぼです。 稲穂の黄金色とそばの白が交互になっています。


 そのすぐ近くに「会津ジイゴ坂学舎」というミュージアム、カフェなどが併設した施設があります。 もともとは小学校の分校だったそうですが、なかなか味わいのある施設に生まれ変わっています。

    

 木造の校舎はもちろん、こんな風にきれいな色の石を埋め込んだ校門の柱。 壊してしまうにはもったいない。 きっとこれを見て懐かしく思う人がいるだろう。 このような学校に通ったことのない私でさえ、何か懐かしい感じがします。 

    

 もと教室だった各部屋がカフェやショップ、ギャラリーなどに利用されています。 カフェではおいしそうな香りがしていましたが、お腹は空いていなかったので、ショップで売られていたパンと、自分の中でホットな和柄ガーゼハンカチを購入して外に出ました。 表には看板犬のシンバくん。 近づくとガオーッとは言わずにお腹を向けちゃう良い子です。w 尻尾の形だけがシンバでした。w

    

 その後もう一件。 こちらは少し離れて、塔のへつりのすぐ近く。 大変立派な古民家です。 お宅の前も美しく花などが植えられ、風情があります。

    

 このお宅の一角に「梟(ふくろう)」さんという手工芸品屋さんがあります。 店主の奥様にお話を伺いましたら、東京から移住されてきたのですって。 このお宅を見て「ここだっ!」と決め、畑もなさっているそうです。
 リンクのサイトを見ていただくと、店主さんの作った素敵なバッグなどが見られます。 本当にかわいくてすてきで、ぜひ欲しくなり寄ってしまいました。
 店主さんがお店にいらっしゃらない時は母屋をピンポンしてください。
 梟さんのご近所も味わいのある民家や農家、畑、田んぼが連なっています。 なんだかとても豊かな気持ちになる所です。


 寄り道したし、空は曇ってきたしで、さっさと南会津町へ向かいます。 が、こんな田んぼを見るとどうしても立ち寄ってしまいます。w でも、道中ほぼこんな田んぼばかりなのです。w


 来た方向には猿楽台地から見えた山が見えます。


 これから向かって行く方向。 右側の大きな山のふもとをR121 が通っています。 その道をずっと向こうに見える山の方まで走ってゆきます。 途中七ヶ岳も見え、以前 yosiさんとnaoさんが登られていたことを思い出す。 本当にピークが七つくらいあるようなゴツゴツした屏風のようないでたち。 たかつえはもうすぐ。


南会津郡下郷町 猿楽台地のそば畑

2014-09-10 23:23:07 | 福島県エリア

2014年9月6日(土) 猿楽台地のそば畑

 数年前、福島県に広大なそば畑があるのを知りました。 どこまでも続く真っ白なそばの花の美しい写真を見て、自分もいつか行ってみたい、と思っていましたが、そこはとても遠いところだろう、という気持ちでいました。

 今年の夏、登山で高原山、桧枝岐村と脚を伸ばす機会を得て、いろいろなサイトなどを見ているうちに、そのそば畑はすっかり射程距離内に入っていることを知りました。
 なので、「そばの花が咲き真っ白になったころ、是非行ってみよう。」という気持ちになったのでした。 

 写真はそのうちの一つ、南会津郡下郷町にある猿楽台地のそば畑です。

 なかなかお天気に恵まれなかったこの夏。 そばの花のシーズンもうかうかしていると終わってしまうという頃、ようやく青空の休日が来ました。 この日は東北自動車道白河ICから甲子道路を経て下郷町へ。 そしてR121、R352 で南会津町の舘岩地区に至り、帰路は塩原温泉を通って那須塩原ICから東北道に乗って東京に戻るという、一日中そば畑撮影の休日としました。
 一般道からの眺めは、町と町の間にどこも黄金色に色づき始めた田んぼと白いそばの畑。 有名な場所でなくても車を停めて写真を撮りたい気持ちになりましたが、なかなかそうもいきません。

 近くには塔のへつり大内宿などもありましたが、それも次回の機会を待つこととしました。

 ということで、今回はそば畑中心で、どうぞっ!


 朝9時ごろから猿楽台地で撮影開始。 一番トップの写真は午前9時過ぎ、北西方向で順光のためあの色。 2枚目のこの写真は南東方向でやや逆光。 あまり鮮やかな色は出なかったのだけど、那須連山の方向かな?、と思っているのですが。。。向こうのお山はそうですか? ここからは見えないのかな。


 ほぼ逆光で雲も多く色が良くないのですが。 でも一応撮っておく。w



 そば畑の縁にはツキミソウやツユクサなどが色どりを添えていました。





 



赤いシベがかわいい。 お花の中心は鮮やかな黄色。




 最後に同じような写真ですがもう一枚。 この後ちょっと下郷町で寄り道です。