out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

新ブログ開設

2018-06-30 21:48:35 | 日記


2014年7月に開設したこのブログですが、4年で写真容量がいっぱいになってしまいました。

また新たに下記ブログを開設いたしましたので、

見ていただける方、お手数ですがブックマークの登録をよろしくお願いいたします。

out of curiosity #3

https://blog.goo.ne.jp/k-layla-4


今までのご愛顧、応援、ありがとうございました。

あまり変化なく続いてゆきますが、

写真撮影、登山など、少しずつでも進歩してゆきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。

Layla

八ヶ岳 ~桜平から~ #4

2018-06-27 21:17:32 | 山登り in 長野県エリア

2018年6月18日(月)
硫黄岳より下山途中で見たオサバグサ


6月17日(日)は快晴の下、桜平~硫黄岳~横岳の稜線を楽しみ、たくさんのお花を見ることができました。
硫黄岳山荘で一泊し、翌 18日は予報通りの曇り空。 雨が降り始める時間も前日の予報より早まっているようです。

昨夜から具合が悪くなった私は朝起きてもあまり回復せず、日の出はもちろん、朝食も食べに行かず布団でゴロゴロしていました。


けれど、下山しないことには身体も回復しません。
さすがに6時ごろまで寝ていると一応動けるようになり、エナジーゼリーを飲んで出発しました。
せっかくここまで来たのに天狗岳を回る予定はキャンセルし、来た道をそのまま下山です。
トレッキングさん、ごめんね~。


なんとか硫黄岳山頂まで来ました。 カラ元気の記念撮影。w
あとは下るだけです。 ホッ。


眼下に見える崩落地のような赤岩の頭までは慎重に下ります。


途中振り返り、硫黄岳山荘に別れを告げて。


小さなヨツバシオガマが咲き始めていました。


咲く前はこんな感じ~。 ツクモさんに劣らずモフモフ。


雲が掛かる眺めも良いものです。


たくさんのミツバオウレン。
オーレン小屋の名前の由来となったのはウスギオウレンだそうですが、いたのかな?


赤岩の頭到着。 大同心、小同心がかろうじて見えています。


この砂地のような所、なんだか好きです。
遠くから見ると小さな崩落地のようにしか見えないのですが、近くで見れば結構大きい。
ここからは森の中をズンズン下ります。


途中、ピンクの色が濃いコミヤマカタバミ。


ちょっと開いている。 すべて花びらが開いたものは見つけられませんでした。


色々なコケ?を見たりして。


下ってくるとずいぶんと体調も良くなってきました。


オーレン小屋到着。 この日はカラフルなテントもありません。


入らないでね。w
体調も良くなりお腹が空いてきて、オーレン小屋でうどんが食べたいな~、と思いましたが、
カレーうどんしかなさそうだったので止めました。 さすがにカレーは。w


八ヶ岳周辺らしい、


美しいコケの森などを眺めながら、


ゆっくり歩いて下ります。











途中少しだけ雲が掛かったようになりましたが、結局雨には降られずにすみました。


早く下山したので、白駒池の方に行ってみようか、という話をしていましたが、
どうにも本調子には戻り切らない感じでしたので、


そちらもやめにして、トレッキングさんとは桜平駐車場で解散。
一応林道は並んで走り抜け、途中それぞれの方向に分かれました。


その後私は八ヶ岳山麓の「もみの湯」でお風呂に浸かりました。
早い時間からお風呂に入り、地元の皆さんがゴロゴロしていた大広間で私も横になったら、やっぱり一時間くらい寝てしまいました。
標高の高い山でもなんとか身体がもつようになるといいのだけどなぁ。。。

そんなこんなでしたが、下山時にも見つけたこのお花。(トレッキングさんがw) 思う存分撮りました。
体調は、結局いい時も悪い時もあるのかな、という感じです。 あまり皆さんの迷惑にならない範囲でご一緒できれば、と思います。
トレッキングさん、今回もありがとうございました! 
















八ヶ岳 ~桜平から~ #3

2018-06-23 19:05:55 | 山登り in 長野県エリア

2018年6月17日(日)
横岳 奥ノ院先より赤岳に続く稜線、富士山を望む


雲が多くなってきたので見られないかと思っていた富士山。
やっぱり見えるとうれしいなぁ。


横岳に続く気持ちの良い稜線を歩いているのですが、私は段々と疲労がたまってきたのか具合が悪くなってきたのか。。。


それでも美しい、可愛らしいお花に励まされ先に進みます。


横岳奥ノ院周辺にはまだツクモグサが見やすい所に残っているのではないかと。


もうこれだけ可愛いお花を見たら十分な気持ちでもありましたが。


この先。


photo by トレッキングさん
「階段を越えた向こうに少し見られますよ」と硫黄岳のお姉さんから聞いていた。


photo by トレッキングさん
そして横岳奥ノ院到着! 2,829m (14:46)
ツクモグサは確かにあったのですが、とても遠くで写真に撮れる感じではありませんでした。


なのでもう少し先に進んでみます。
が、その先の岩場で向こう側から来た人たちに「杣添尾根との合流、三叉峰あたりなら見られるけど既に新鮮ではない」、
と聞き、私の体力もあまり持ちそうではなかったので、この辺で引き返すことにしました。


見たかったお花は十二分に見ることができました。


空も一日青空で、本当に良かった。


このチョウノスケソウは花びらが多い。





お花がいっぱいの原の向こうは大同心。(← 訂正 小同心のようです)


クモマナズナ


横岳にはこのような場所も。


そしてハシゴ近くから遠くに見えたツクモグサ。
まだきれいなのですが、向こうを向いているのですよね。
望遠レンズは持っていなかったので、トリミングで。


その後硫黄岳山荘に戻りました。 写真は翌朝のものですが、山荘内をご紹介。
入口受付付近。 朝はここのストーブを炊き、夜、朝は談話室、食堂は暖房が入っていました。
寝室は食堂の上なので、暖かかったです。


こんなおしゃれな感じ。


寝室です。 平日のせいもあり寝室に余裕はありました。 反対側に個室もあります。
女性用、男性用の更衣室もあります。
硫黄岳のお姉さんは「宿泊者はお布団の数を超えないようにしています」とおっしゃっていました。
トイレもきれいですし、シャワーもあります。 サービスもとても良かったです。


食事も野菜が多く、とても美味しかったです。
もっとも、私は夕食のころには段々と具合が悪くなりあまり食べられなかった。。。 がっかり。

そしてこの後、今までの中でも最悪というほど具合が悪くなってしまいました。
高山病の薬は飲んだのですが、やっぱりシーズン初めは身体が慣れていなかったりするのかな。


ただ、この日は期待していた花はもちろん、今まで見たかったお初の花に会うこともでき。


夜はぐったり寝てしまいましたが、本当に登って来て良かった、うれしいなぁ~、という気持ちでおりました。




八ヶ岳 ~桜平から~ #2

2018-06-22 22:44:53 | 山登り in 長野県エリア

2018年6月17日(日)
硫黄岳山頂より横岳、赤岳を望む


硫黄岳まで登ってきました。 この爆裂火口はやっぱりすごい!
遠くに見える佐久の街は厚い雲に覆われているようだ。


火口壁の土質の違い。 岩のような層の上に立っている人の小ささ。
自分の足元がガラガラと崩れるのではないかという不安感。


反対側の火口壁、はるか眼下には夏沢峠。
あそこまで下り、天狗岳に登ってみたかったなぁ。


写真左上が硫黄岳山頂。
雲が多くてわかりにくいですが、中央奥辺りに槍ヶ岳。


赤岳方面には南アルプス。


中岳の背後に鳳凰三山。 阿弥陀岳右方に甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳。


硫黄岳山荘へ下ります。


左方には秩父多摩甲斐の山々。


振り返って硫黄岳。 これ、結構急斜面なんですけどね。w


イワウメ


コイワカガミ


シナノキンバイ?


そして! コマクサの保護地区あたりからウルップソウが見えてきました!
しかし、ロープの向こうに電気柵まで張ってある厳重体制。
これはシカ避け? 人避け?


まだまだこれからが最盛期でしょうが、でも見られて良かった!
コマクサも小さなピンクのツボミが出ていました。 もうすぐ開花かな。


硫黄岳山荘到着。(13:30)
荷物を置かせてもらい、昼食を食べ横岳に向かいます。


チシマアマナがたくさん! 風に吹かれて可憐だ~。


オヤマノエンドウとイワウメのコラボ。 うれしい!





チョウノスケソウもあちこちにたくさん咲いている! 良かった~!


電気柵の無い割と近い所に上まで咲いているウルップソウが!


ほんと、来て良かったわぁ~!





花びらが8枚あるチョウノスケソウ。 16枚のものもあるらしい。
こんなに愛らしいのにチョウノスケって、どうして?
と、思ったら、初めて採集された方が「須川長之助」さんなのだそうだ。


キバナシャクナゲはほぼ終盤でしたが、所々にまだツボミも。


横岳奥ノ院に向かって歩いていると、富士山が見えてきた!



八ヶ岳 ~桜平から~ #1

2018-06-22 00:06:44 | 山登り in 長野県エリア

2018年6月17日(日)
赤岩の頭直下から望む北アルプス

 2016年から毎年この時期に訪れている八ヶ岳。 昨年も今年も「もういいかな。」という気持ちがありながらもやはり行きたくなってしまう。 2016年はとりあえずホテイランとツクモグサを見に日帰りで。 2017年は同じくホテイランとツクモグサ目的でしたが、赤岳展望荘で一泊して更にゆっくりじっくりお花を見るために。 そして今年、2018年は。

 これまでは2回とも美濃戸からの入山だったのですが、理由はホテイランでした。 2年続けて見ることができたホテイランより今年は少し時期の遅いウルップソウに目的を移しました。 本当はもう少し遅い時期の方が適期だったのですが、今後は中学生の期末試験対策などあり、いつ出られるかわかりません。 幸いお花の早い今年は既に少し咲き始めたと聞いたので、天気ももちそうなこの 6/17(日)~18(月)で行くことに決めました。 登山口は初めての桜平。 硫黄岳山荘の情報によると桜平駐車場までの林道は美濃戸までのそれより難易度低そう。 そして最悪登山口に近い駐車場(上)、(中)が満車でも、もうひとつ広い(下)駐車場が整備されたとのこと。 もっとも(下)駐車場から登山口ゲートまでは 3.5kmの道のりですが。(^^;)


photo by トレッキングさん
ということで、久しぶりに車中泊してみました。
(中)駐車場には今年できた新品のトイレもありますので、16日(土)夜こちらに入り一泊。
しかし、桜平Pまでの林道も結構スリリングな道のりでした。 できれば明るいうちに到着することをお勧めします。
朝は5時前には満車でした。


桜平ゲート。(7:21)
同行してくれたのは突然時間ができたトレッキングさん。w
トレッキングさんが車中泊できるのは雲取山の際知っていましたから、お誘いすると快く来てくれました。


今回は桜平より夏沢鉱泉~オーレン小屋~赤岩の頭~硫黄岳。
硫黄岳山荘に一泊の計画なので、小屋で荷物を減らし身軽に横岳へ。
翌日は夏沢峠を経て天狗を回れれば、と思っていました。 また私の具合が悪くなり行けなかったのですが。(^^;)

翌日のことはともかく、天気の良いこの日。 お花を楽しみながら、山頂へ!
そして稜線ではウルップソウ、そしてまだツクモグサが残っているかな、と楽しみに向かいます!


駐車場を出るとすぐにレンゲツツジ、サラサドウダン、ベニサラサドウダンなどが見られましたが、
ハクサンシャクナゲに少し驚き。 桜平登山口はすでに標高 1,900m あるのです。


さらに驚いたことには、オサバグサがたくさん!
昨年、八ヶ岳にオサバグサがあることは確認していましたが、これほどあるとは。


実は、桜平からのアプローチは美濃戸からより歩きやすいのでは、と思っていました。
距離は少し短く、行者小屋から稜線に上がる岸壁のような登山道がなさそうだからです。
ところが、よじ登るような壁はないものの、全般的に急な登山道が多く、なんだかとても体力消耗しました。
夏沢鉱泉まででも「ふぃ~。」という感じ。 さらにオーレン小屋を目指します。


森がさらに深くなってきます。


マイヅルソウはまだ少し。


シロバナヘビイチゴは辺り一面に。


標高が高くなってくるとオサバグサはまだまだ蕾が多い。


八ヶ岳の苔の中で咲いている姿は愛らしい。


ゆっくり進みます。


オーレン小屋到着。 標高 2,330m。 (9:11)
とてもきれいな施設です。 トイレもお借りしましたが、立派な暖房便座付き水洗トイレ。
お風呂もあるそうです。 外にはとうとうと流れる水場もあります。
ベンチに座り居心地がよくて30分くらい過ごしてしまいました。


そろそろ先に進みましょう。


しばらく登ると峰の松目との分岐。 硫黄岳へ向かいます。
ここからさらに急登になってきます。


シラビソに囲まれ雰囲気は良いですが、厳しい登りですよ。


必死に登ってゆくと段々と遠景も開けてきて、北アルプスの山々が見えてきた!
ちょこんと頭を出しているのは蓼科山。 右に高いのは西天狗岳のようだ。


北アルプスにもう少し近寄ってみる。
白馬岳のほうだな~。


現実逃避していますが、急な登りはまだまだ続きます。


乗鞍岳から穂高連峰、槍ヶ岳の方まで見えてきた。


あともう少し。


photo by トレッキングさん
休み休みでようやく。。。


赤岩の頭に到着!(11:06)


ここまで来てようやく中央アルプス、御嶽山も見えてくる。


再度、乗鞍岳から北アルプス。
手前は車山、霧ケ峰。

良い景色の中、ここでも十分に休んで、最後の登りにかかります。


雲は多くなってきましたが、ここまでくれば本当にあと少し。


稜線の岩場に咲くコメバツガザクラ。


イワウメは昨年よりたくさん咲いている!


最後の岩場。


やった~! と~ちゃ~く!! (11:59) 硫黄岳 2,760m

この後、硫黄岳火口壁を見て、周辺の写真を撮り、硫黄岳山荘のベンチとテーブルでお昼ご飯にすることにしました。



庚申山に咲く小さな花を求め ~山頂に至り~

2018-06-11 16:24:46 | 山登り in 栃木県エリア

2018年6月4日(月)
お山巡り 「庚申の岩戸」


コウシンソウ自生地を後にし、お山巡りに進みます。
一人がやっと通れるような細い崖のトラバースやハシゴを上ったり下ったり。
足場は悪いですが、補助の鎖もあるので転んだり踏み外したりしないよう慎重に行きます。


お花を見上げ、


馬の背。


馬の背の先は左の突端に行ってしまいそうですが、ルートは右下橋へ。 


けれど一応突端方向に行って振り返る。 山頂方向の山上部。
木々で見にくいですが、ほぼ切り立った岩。


そんな岩の合間を縫うように進みますが、岩壁にはコウシンコザクラなど。


めがね岩。 と言いますが、実際には穴は三つ。





馬の背もめがね岩もそうですが、浸食されやすい岩なのだろうと思います。
このような岩屋のようにえぐれている部分がたくさんあり、それぞれに名前があったり祠が祀られていたりします。


江戸時代の昔からあるのですからそうそう崩れたりはしないのでしょうが、
ちょっと心配で足早になったりします。





この部分はくぐる自信がなく、左を巻いてゆきました。w





花の着いている壁面も固い岩というよりはモロッと崩れそうな土と岩の中間のような素材で、
その上を細かいコケや植物が覆っており、その中にコウシンソウやコウシンコザクラが生育しています。
たくさん咲いてはいますが、とてもデリケートな環境にいるのでそっと見させてもらいます。





お山巡りを終え、山頂&庚申山荘への分岐到着が 12:15頃。
予定では 11:30頃着きたかったのですが、30分以上押しています。 お昼ご飯も食べていません。
撮りたかったお花は撮ったし、疲れているし、山頂はやめようかな、という気もしたのですが。。。
CTでは山頂はここから35分。 ここでお昼ご飯を食べ少し休憩するとやっぱり山頂に向かいたくなりました。


分岐を 12:40ごろ出発。 もうお花の写真は「あまり」撮らないように。w


30分程急な斜面を登ると、急に平らなコメツガの森になりました。





「山頂付近、もう急登はなさそうだけど。。。ずっとこのままならいいなぁ。」と思いつつ歩いていると、


到着しました~! 感無量!! (13:21)


記念撮影をして、山頂より先の見晴らしの良い所に行ってみる。


鋸山へ続く尾根を経て皇海山。


皇海山のすぐ右側奥は笠ヶ岳、至仏山だそうです。


写真左奥にうっすらと奥白根。 中央より少し右に太郎山、右端に男体山。 男体山左後方が女峰山かな。
男体山手前には社山や黒檜山が見えるようなんだけど、そうなのかな?

座り込むことはなく、ざっと写真を撮り立ち休憩をしたら下山します。
下りは特に慎重に。


分岐まで戻りました。 (14:17)
庚申山荘方面に向かいます。 こちらもまだまだ慎重に。


このようなトレイルもありますから。


大岩の下はウツギなどの花が美しい。


そしてどうにか庚申山荘裏のクリンソウお花畑に。


ここで 15:00少し前。 トイレをお借りして、少し休憩し、残りの長い道のりを歩きます。


旧猿田彦神社跡。(15:09)
CTではあと2時間強。 自転車が功を奏せば5時前に上がれるかな。


一の鳥居に到着したのが 16:04。 脚が棒のようになっていました。


 ここから先、さらに1:10 歩くのであれば辛いなぁ、と思いつつ自転車へ。 ゴロゴロ石、途中登り返しも少しはあるはず。 どの程度座って帰れるだろうか、と自転車にまたがり走り始めると、ゴロゴロ石の道では振動がひどいものの案外乗って走って行けた! 爽快!\(^o^)/
 途中落石の多い部分は押して歩きましたが、登り返しと思っていた部分も自転車をこぎ続けることができ、下りはなんとか大きい石をよけながら軽快に走り続けることができ、結果25分程度で駐車場に到着。 いやぁ~、ちょっと往路の苦労が実った。w

 その後かじか荘で新品のお風呂に入らせていただきました。 午後8時まで入浴OKですので、「美肌の湯」にゆっくり浸かり帰宅しました。

 行くことをためらっていた足尾の地域。 行ってみればとても良い所でした。 庚申山は私にとっては大変なお山で、とても皇海山まで行ってみようとは思えませんが、庚申山だけでもたくさんのシロヤシオ、その他のお花たち、そして思っていた以上にたくさん見ることのできたコウシンソウ、コウシンコザクラに感激ひとしおでした。
 庚申川、水ノ面川にそって深い場所まで山を登ってゆくと現れる険しい岩峰とそこに咲く可憐な花々。 そして山はまだまだ先まで続いていて。 昔の人も修行の厳しさと、ひと時の安らぎを感じたことでしょう。
 また行く機会があるといいな、と思います。 庚申山に登れるかどうかはわかりませんが、袈裟丸山、備前立山、足尾の町、草木湖、前日光、など、きっとまた訪ねたいといます。


庚申山に咲く小さな花を求め ~岩峰を越えお花に会う~

2018-06-10 22:29:29 | 山登り in 栃木県エリア

2018年6月4日(月)
コウシンソウとコウシンコザクラ

ようやくコウシンソウ自生地に入ってきました。
ここまで随分長くかかった気もするし、思っていたほどではなかった、という気もします。
というのも、コースタイムを見ると、それまでの軌道の長さ(距離)に比べ、お山巡りは距離が短そうに見える割には2時間もかかるのです。
それだけアップダウンがあったり、険しいためゆっくり行かなくてはいけないエリアなのでしょう。
ここから先がまだまだ長いのです。

いずれにしても、ここまでの、そしてここから先の距離と時間も忘れ、
この花々との出会いに心躍らせてしまいました!


まずは足元にたわわに咲くコウシンコザクラにくぎ付け。
コウシンコザクラ、と呼ばれているようですが、「ユキワリソウである」という記述を見ました。
また、「庚申山に咲く固有種だろう」というものも読みました。
あまりよくわかりませんので、よく見かけるコウシンコザクラと呼ばせていただきます。


お天気は良いのですが、岩場の陰に咲いているので色がうまく出せません。


切り立った岩場に咲く花たちはこのような状態で咲いています。

奥の方から男性が一人いらして、「あちらの方がたくさん咲いていますよ。」と教えてくれました。
「コウシンソウがなかなか良い所に見られませんね。 上にはたくさんあるのに。」とおっしゃるので上を見上げると、


うわぁ~、本当だ。 たくさん咲いている!
希少なお花で宝探しのようになるかと思っていましたが、たくさん咲いています!
写真では撮りにくいですが、人の手に届かない所に咲いているのは、ある意味良いことでしょう。
そして、人の手に届かない所だけ残っている、ということでなければ良いけれど、という気もしました。


けれどその男性が、「ここと、ここと~、ここにもあるよ。」と撮影しやすいものを教えてくださいました。
なんとこの方、滋賀県からいらしたそうです。 しかもこの花見たさに、既に何度も通われているそうです。
調べるとこの庚申山、そして栃木県、群馬県の特定のお山でしか見られないそうですから、そういう方もいらっしゃるのですね。


コウシンソウは、タヌキモ科 ムシトリスミレ属の食虫植物です。
この唇のような花でパクッと虫を食べそうですが、捕虫部は葉や花茎から分泌した粘液で虫を捕らえ消化吸収するそうです。
秋田駒ケ岳でムシトリスミレを見ましたがそれより一回り小さく、
このように花茎が二股に分かれることがあることもコウシンソウの特徴だそうです。


ちょっと高い所に咲いている物は花が上を向いてしまって撮りにくい。
と思いましたが、コウシンソウは種ができると花を上部に反り返らせ、株より上方の壁面に種を押し付けて植えこむのだそうです。


こちらも花が随分上向きです。 そして茎や葉に黒い虫が捕らえられているのが見えます。


お花正面アップ。


横顔アップ。


ちょっとケムンパスっぽい。w


ここからはコウシンコザクラ。























あっという間に一時間ほどたってしまいました。


お山巡りはまだまだ序盤戦。
ここからは神聖なる庚申山を体験しましょう。