out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

杓子山 ~天空の鐘に願いを込めて~ #2

2018-05-18 22:54:49 | 山登り in 山梨県エリア

2018年5月12日(土)
杓子山山頂から( 1,597.6m)  左の方に見えるのは山中湖


ようやく高座山まで来ました。
雲が張り出し、空は白っぽくなってしまいましたが、南アルプス方面の山々はまだよく見えています。
白く見えるのが、前聖岳、赤石岳、悪沢岳でしょうか。


ここから杓子山へは、先ほどまでとはガラリと変わり木々の中を歩きます。


新緑が美しい尾根道ですが、このような岩場もありました。
杓子山に登るコースはいくつかあり、分岐もありますが道標がしっかりあります。

大権首峠(おおざすとうげ)に来ると、


ハングライダー離陸台がありました。 ちょうど今まさに飛び立とうと風を待っています。
飛び出した映像はこちら。

杓子山 大権首峠 ハングライダー離陸




この後、杓子山への登りはギュンと厳しくなってきます。
高座山登りの疲労がこの辺で応えてくる。w
けれど山頂に向けトウゴクミツバツツジがあちこちに見られるようになりました。


ミズナラの若葉も可愛らしく、そんなものに目を向けながら休み休み登ってゆくと、


とうとう山頂に着きました~!(13:14) いやぁ~、疲れた。(*_*;
こんなことで私は今季標高差 1,000m 以上の山を登れるのでしょうか。。。


13:00を過ぎていましたが、壮大な眺めにまず撮影。
富士山の裾野、広大な敷地は富士北演習場。 あそこが野焼き後は一面真っ黒になるのですからすごいですね。
左に山中湖。 眼下の街は忍野村内野地区あたり。


西の方に目を移せば、農鳥岳、間ノ岳、北岳も見えてきました。
中央に見える湖は西湖になるのかな?


北の方は甲武信岳方面。 左端一番手前は三ツ峠山かな。 真ん中辺に黒岳(小金沢山)


南側、山中湖の西側の方の山ですが、手前の枯れ木の上あたりに見えるピークが石割山。
3月に歩いてきたあたりです。


山頂はこんな感じ。 そう言えば、この日はお天気も良かったし、お花も咲き始めているし、
さぞや混むのかと思っていましたが、ほとんど人に会うことはありませんでした。
広々としたテーブルでお昼ご飯を頂きました。


誰もいなくなったので記念撮影。


食後は鹿留山(ししどめやま)に向かいます。
鹿留山は左のなだらかなほうで、右のとんがっているのは子の神(ねのかみ)なのだそうです。
子の神は下山時に内山へ向かう分岐点です。


杓子山山頂付近から鹿留山あたりまで、
終盤ではありましたが、トウゴクミツバツツジがとてもきれいでした。






ここが子の神(ねのかみ)、内山にむかう分岐点ですが、「二十曲峠」としか書いてありません。
途中で二十曲峠と内山の町への分岐がありますので、下山時はこの方向でOKです。
二十曲峠を越えてゆくと、石割山まで縦走できるのですね。

この辺で 15:00 になっており、忍野に戻るのに二時間と考えると鹿留山へ行くのはどうしようか?、と思ったのですが、
往復30分として行ってみる!


鹿留山へのトレイルはミツバツツジの花盛りで、本当にきれいでした。


山頂には山の神のようなミズナラ。 いや~、来て良かった。


下山は急いで、という気持ちもありましたが、何しろこんな所が続きます。
慎重に行かねば。


しばらく急坂や岩の下降を繰り返すと、あとは林道です。
ズミの向こうに杓子山。 まだまだ町に出るまでは油断しないように。

ここから山で見たお花を少し。




















山のトレイルが林道になり、植林地なども見えてきて、少し歩くとポンッと大きな舗装道路に出ました。
ビックリ仰天するような舗装道路です。 何やら公園整備がされるとか、どこかで読みました。
時折大型のダンプなども走ってきました。
そこを過ぎるとこんな感じの昔ながらの通りになりました。

町に出るとホッとしましたが、忍野八海までの歩きは長いな~、と思っている所へ、


豆乳ソフト~! 本当に美味しかった~!!
ここでソフトにありつけたのが 17:45 くらい。 お店が18:30 に閉まるというので、
急いで車に戻り、18:20頃にはお土産のお豆腐を買うことができました!(*^_^*)
八海とうふさん、お豆腐を買うと発泡スチロールの箱に入れ、氷もいれてくれますよ~。


急登の連続に、17キロを超える歩行距離で思った以上に手ごわいお山でしたが、
色々収穫もあり、楽しい山行となりました。 何より一日中大きな富士山の大展望の中、気持ちよく歩けたのが一番でした。

もう少し多めに花の写真を入れたフォトチャンネル、宜しければご覧ください。

高座山~杓子山 (2018/05)



杓子山 ~天空の鐘に願いを込めて~ #1

2018-05-18 10:13:08 | 山登り in 山梨県エリア

2018年5月12日(土)
高座山山頂(1,304m)からカヤ場越しに望む富士山

 5月も半ばになり、今年はお花が例年より早く開花しているようであちこち見逃した感もあり。。。そろそろこのお山を探索に行った方がいいのかも、と行ってきました。 予報では土曜日のみが良い天気。 中央道の渋滞や駐車場のことを考えると土曜早起きは厳しいけれど必須だろう。
 行ったところでどれだけのお花に巡り合えるかはわかりませんが、行かなきゃ何もわからない。 とりあえず行ってみます。


 高速は渋滞もなく 7:00 ごろに到着。 心配していた駐車場。 杓子山に登る人のレポを見ると鳥居地峠、忍野村役場などに車を停める人をよく見ましたが、鳥居地峠は数台しか停められないようだし、杓子山から立ノ塚峠へ周回しようと思うと不便な位置。 役場は土曜日停められる?、というのがネックだったので、忍野八海周辺の観光駐車場に停めることにしました。 料金一日300円は親切価格だと思うし、何より安心。
 忍野八海周辺にはあちこちに写真のような駐車場がありました。 早朝で係りの人がいなかったのですが、料金ボックスがありました。 自主的に入れてください、という感じです。 ほかにも数件このような駐車場を見ました。 


登山口までは決して近くありません。 山を歩いて駐車場まで戻ると 17キロを超えました。
が、せっかくですから忍野八海周辺を散策しながらいきます。
有料区域には入りませんでしたが、久しぶりにこの風景を眺めました。


こちらも近くにある「菖蒲池」という所です。
公園のようになっていて、もとは農家さんだったようなかやぶき屋根のお土産屋さんや、
カフェなどがありました。 トイレもあります。


畑越しにみるとこのような感じ。 長閑で Japan な感じですね。w
早朝から外国人の方たちが歩いていました。


浅間神社です。 この辺、浅間神社があちこちにあります。
こちらは忍野浅間神社と呼ばれているようです。


神社裏の川沿いを通って鳥居地峠の方へ向かうことにします。





植えられた花のようですが、とてもかわいい。


少し歩くと見えてきました。
手前の、斜面がすっかり草地(カヤ野)になっているのが高座山(たかざすやま)。
草地の一番高い所が山頂で、そこから裏側に回り、右奥の高い頂が杓子山、そこから写真右の方に下ってぐるっと回ってくる感じ。


振り返れば富士山。
家などは結構あるのですが、見えないものですね。
平原の中を一人歩いているようで爽快。
が、この先車の通る大通りを越え、忍野中学校の裏手から山への林道に入ってゆきます。
高座山のカヤ野まで直登の登山道もあるようですが、よくわからなかったので鳥居地峠まで林道歩きです。


林道に入ると家の庭先にオダマキがたくさん。


林道沿いにはたくさんのホウチャクソウや


スミレ、ウマノアシガタ、ヤマエンゴサク?など。

鳥居地峠を通ると最後の2台くらいが駐車に入ってきました。
そこから先、更に舗装なしの林道を30分ほど歩くとカヤ野の入り口です。


途中、視界の中に動くものを見つけ、ドキッとしましたが、リスでした。


カヤ野までやって来ました。
「これがそうか~。」と、思った以上に迫力があります。
かやぶき屋根にするためのカヤを取るためにこのようになっており、春先には野焼きもするのですね。
今年は富士北演習場の野焼きが 4/8、高座山の野焼きが 4/22 に行われたそうで、
野焼き直後は高座山から真っ黒な演習場の原野や高座山の斜面が見られるそうです。


そんな斜面には早くも可憐な花々や山菜が息づいていました。


こんな虫も走り回っていました。 ミドリニワハンミョウでしょうか。


こう見えてもトレイルの傾斜は結構厳しいです。


山頂を目指す人は写真一番左のトレイル、木々と草地の境目のトレイルを上がるようですが、
私は花などを見ていたらこのトレイルに来てしまったので、この後「中」の下のトレイルに向かって
登ってゆきました。 この縦の登りが非常にきつく、更に草地の縁の、山頂まで登るトレイルもすごい急斜面で、
時に足元がズリズリ滑りそうになるほどで、とても苦労しました。 湿ってツルツルでなかったことは幸いでした。

ちなみにこの「中」「上」「大下」の文字の意味は上のリンク先に書いてありますよ。


きついトレイル(作業道?)を登ってゆけばこのご褒美!


しかし奥のトレイルはこういう斜度を直登ですよ。w


お花を見ながらゆっくり行きましょう。


登っては振り返り。


ようやく「大下」の部分まで来ました。
しかし、最後の登りもまたきつかったなぁ~!


ロープの助けなど借りながら、ひぃぃ~、と思ったころ、


高座山山頂と~ちゃ~くっ!
空が白っぽくなってしまいましたが、相変わらず富士山は良く見える。
杓子山へは森歩き。 楽しみ~。