out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

憧れの稜線 白馬大池から白馬岳へ #3

2017-08-10 21:52:32 | 山登り in 長野県エリア

2017年8月4日(金)
三国境から白馬岳へ



白馬大池から小蓮華山山頂まで来ました。 ここまでのタイムは悪くはありません。
が、白馬山荘までこの調子で行けるのか。 疲れも来ていますし、標高も上がるので、不安もあります。
CTはここから先の方が少し短いので、それを信じて一歩一歩登りましょう。


お花を眺めながら。


けれど、こんな風景を見るとなんだか果てしなく歩くような気がします。
まるで天竺まで行ってしまいそうです。
青空の元でみると、また気分も違うのでしょうが。


本来このような景色の中を歩くことこそ北アルプスの真骨頂なのでしょうが、
疲れが出てきたこの頃、
あの雲の中にどれだけ高い峰がそびえているのだろう、あそこに行くんだよね?、
と不安な気持ちがこみあげてきます。

そんな時。。。


あら!
トレイルを横切った。w


行く先にはお母さんもいました。
お母さんライチョウは後から来るこの子と、先に行ってしまったほかの子たちを
交互に見ながら、で大変です。


不安な気持ちが無いわけではないのですが、ライチョウを見つけたり、きれいなお花を見たり、
ひとつひとつの峰を乗り越えて、この北アルプスの稜線を歩いていることが、
やっぱりうれしかったり、楽しかったりするのです。
だって本当に、写真でしか見たことのないような山の上を歩いているのですから。


このあたりに来るとウルップソウが見え始めました。
もしかするとどこかにまだ咲いている花があるかもしれない、と期待もしていたのですが、
ほぼこのような状態でした。
でも、三国境~白馬岳の辺りまで、目を皿のようにしなくてもすぐにわかるほど、
たくさんのウルップソウを確認したので、いずれ咲いているときに来てみたいなぁ、と思いました。


タカネヤハズハハコ


遠景はほぼ雲に隠されてしまいましたが、行く手右側にトレイルが続く稜線と、
その先にどっしりとした山が見えてきました。


トレッキングさんの先が三国境です。
ということで、右手に見えていたのは鉢ヶ岳でしょうか。
その先雪倉岳、朝日岳へと続きます。


photo by トレッキングさん
三国境は長野県、新潟県、富山県の県境です。
三国を股にかけてみました。


この辺の砂礫斜面にはコマクサがたくさん咲いていました。
ここまでも咲いているところはたくさんありましたが、
この辺の群落はとても大きく、印象的でした。


また白馬岳に向けてイワオウギが目立つようになってきました。


残雪、白い砂れき地、お花畑。
とてもきれいなのですが、だんだんと登り斜面もきつくなってきて、
休んだり、お花を撮ったり、立ち止まる時間が増えてきます。





ピンク色が濃いのでミヤマシオガマ?


私が立ち止まる時間が増えてきたので、トレッキングさんがジッと待っていてくれます。
ごめんね~。

けれど。。。


とうとう、到着しました~!! 白馬岳山頂(2,932.2m)  時刻 16:21
4時半より前に到着できた~!!


photo by トレッキングさん
やった~っ!!
山頂到着直前より陽も射して、まるで祝福を受けているかのようでした!

既に周囲は雲で真っ白でしたので、記念撮影をしていると、
おそらく韓国から来た方たちよりやんややんやの喝さいを受けていたみたい。w
「トテモ、キレイデスネ!」と言っていただきました。
汗ビッショリ、顔テカテカ、ヘロヘロでしたが。w
山に外国の方たち、多くなりましたね。


さぁ、5時前には山荘の受付を済ませましょう。
最後の下り、要注意です。


山頂を再び振り返って。
険しい頂の斜面は花でいっぱいでした。


そして、山荘も直前だというこの場所で再び。


ちびっ子たちは動きが速くて、夕方のシャッタースピードに間に合いませんでした。w


あぁ! 白馬山荘です!


 800名収容できるこの施設はホテル並みの人員配備です。 夕食は6時40分から、と言われ部屋に行きました。 朝食は食堂で食べる or お弁当をもらうことを選択できます。 混みあっているようでしたので、お弁当にしました。 夏の時期はおにぎりが痛みやすいので「パン弁当」になります。 その場で袋詰めしていただけました。
 宿泊部屋は大部屋2段で、2畳に3名のスペースだったでしょうか。 ゆっくり寝るには十分です。 トイレ個室もたくさんあり、洗面所では洗顔、歯磨きもできます。

 「夕食時間まで間があるので、少し外でまったりしましょうか。」とトレッキングさんから言われたのですが、残念ながら着替えを終えると私はもう動くことができず、そのまま布団で眠ってしまいました。


夕食時間に呼ばれ食堂に行きました。
夕食はとても美味しそうでしたが、私はほとんど口を付けることができず残してしまいました。
頭痛、吐き気の高山病のような症状はなかったので、おそらく疲労困憊、だったと思います。
無駄にしてしまい、本当にすみません。


外に出るとやや夕焼け。
このテラスでゆったり、まったりしたかったのですが、もう布団に入って眠ることしか頭にありませんでした。
翌日のこともあるので、実際それが一番です。

布団に入るとこの日歩き通せた安ど感でいっぱいでした。
翌朝は晴れるぞ~! 起きるぞ~!、と言い聞かせながら眠りました。