out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

奥白根 from/to 湯元 #1

2015-07-17 01:16:12 | 山登り in 日光エリア

2015年7月12日(日)

 キノコ狩りに誘われ奥日光へ行くことになったこの週末。 どうやら土、日は間違えなく文句なしの良いお天気。 しかも大気不安定と言う事もなさそうで。 「こんな時に山に登らなくてどうする?」と言う気持ちと「一学期末処理があるだろう?」という気持ちの狭間で揺れ動き、金曜の夜とりあえず泊まりの用意だけはしておいた。

 土曜日朝、家を出るころは曇天だったものの日光に近づくにつれ空が晴れ渡ってきて、たまらず常宿のみはしやさんに部屋が空いているかメールを入れた。 返事がないのでどうしようかと思っていたが、中禅寺湖畔のお店の前でみはしやさん開店作業中の現場を発見!w 車を停めて「泊まれる~!?」と聞くと「返事すみません! 大丈夫です!」とおっしゃるではないですか。 もう、これで決まり。w

 「泊まれれば白根沢登山口から登りたい!」という気持ちは固まっていた。 下山はロープウェイ~バスも考えていたのだけど、バスの時間に合わせて下りられるのか、万が一ロープウェイやバスが運休になったら!?、と考えると不安が募り、確実にまずは自分の足で下りてみよう、と考えた。

 湯元スキー場先登山口~前白根~奥白根~五色山~国境平~中ツ曽根登山口のコースタイムは8時間。 自分は10時間で行けるかなぁ。。。と思いつつ、宿出発は5時ちょい前。 


 湯元スキー場先の登山口は数年前から紅葉撮影に来て見ていました。 中ツ曽根登山口もスノーシューで何度か見ています。 両コースとも急登、悪路で有名だけど、日光を代表する登山ルートであることは間違いない。 まずは前白根まででも湯元スキー場からのコースを登ってみよう、と言う気持ちはいつもあったのだけど、地図を見てもあれだけの直登が登りきれるのか~?、と決心が付きませんでした。 
 が、やってみなければ始まらないよねぇ、と言う気持ちと、今回の晴れはなんかすごく気持ちを上に上に揚げてくれました。 前白根どころか、絶対に奥白根まで行きたい!、そんな気持ちを持って進むことができました。


 スキー場から望む五色山の稜線はいつもワクワクさせてくれる。 あの高みの向こうに五色沼が、弥陀ヶ池が、奥白根が隠れていると思うとゾクゾクする。 特にこんな青空の下では。 微妙に長い登山口までのこの道でそんなワクワクがどんどん募る。

      

 そして登山口。 沢にはまだ雪が残っている。 見上げる稜線は幸いそんなに高くない気がする。 「行くどーっ!」と気合を入れて登ってゆく。


 悪路の急登と言われているけれど、普通に悪路と言う感じで、極悪という気はしませんでした。w  もちろん疲れてヒーヒーしてしまうのだけど、まだまだ始まったばかり、これから先が長い、と思えばそれ程辛くも感じない。


 登れど登れど、あの稜線のレベルに達しないのだけど、でもだんだん近づいてきたなぁ、という気もする。


      
途中立派なハリブキやイワカガミなど見て。
とりあえず、ゆっくり一歩ずつ、一歩ずつ。

すると、ようやく外山鞍部にでたーっ!



登山口から約1時間半。 ここはまではコースタイム通り。w
水分補給をしていると、後から来た男性に
「ようやく来ましたー! ここまででバテちゃいますねー!」と言われる。
けど、とっても嬉しそう。w



この先はしばらくなだらかな登りとなり、気付くとたくさんのシャクナゲやベニサラサドウダンが咲いていた。



緑の木々と青い空を仰ぎ見て「うわぁ~!」と思いながら登ってゆく。
足元には少し雪が残っている。 



登りきるとそこは天狗平。 
広場のように平らで、それを取り囲むようにシャクナゲが咲いていて、本当にきれいだった。



その後も登ってゆく斜面にはシャクナゲがそこここに咲いていて、
すごいなぁ~、と思っていると。



ちょっと雰囲気が変わってくる。
空が近づいてきて、「あの切れ目まで登れば頂上?」って、
こういう景色になると期待しますよね?w

そう。 登りきると。



突然来た!
頂上じゃないけどね。w



振り返ると中禅寺湖。
五色山を登って突然開ける景色も良いけど、こちらも相当良い!!

まだ前白根に向かって少し登るのだけど。



コマクサが咲いてた!
今日はその向こうの道へ行くよ!!



そして前白根山到着。 9:30。
ここに 9:30着は案外良いと思っていたのだけど、
既にここでコースタイムより30分以上遅れていたのだな。。。

まぁ、でもこの景色!
うす雲がかかっているものの、遠くの山も見えるし。
さっさと行きましょう!



休憩らしい休憩はしなかったけど、
コマクサの前で充分座り込んだから。w



あの道を進む日が来たな~、ととても感慨深い。



途中にはここでもこんなに満開のシャクナゲ。



こちら側も。



この、深く切れ込んだ谷の下が庵滝かなぁ、などと。


      
避難小屋へ下ってゆく道筋にはカニコウモリ。 まだつぼみでしたね。 そして避難小屋。



ここからの登りはきついだろうな~。 弥陀ヶ池方面からの岩場と比べると、
急斜ではないかもしれないけど、距離が長そうだから。。。 と思っていたのですが、
こちらの斜面も案外急だった。



樹林帯を抜け、ザレた斜面を足を引きずるように登っていた。
もう、そろそろかなり限界。
ふと見るとこんな岩場にもシャクナゲが咲き誇っていて。
すごいなぁ~、と思いつつシャッターを切っていると、背後の屏風のような山の上に動く物が。



これが白根隠山でしょうか?



上の写真をトリミングすると、人が二人歩いているのが見えます。
肉眼ではこれがはっきりと見えていたのですけどね。

実は、私はこの方たちの一人がやまとそばさんではないかと思っていました。
けど、やまとそばさんはこの後、7月14日に行かれましたから、違いましたね。
下見に行った? 違いますよね。w

つづく。

【訂正 7/17】
「白根沢登山口」「白根沢コース」と書いていた部分を
「湯元スキー場先登山口」「湯元スキー場先からのコース」と変更しました。 
白根沢コースは現在は廃道となっているようです。